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気持ち
順番
しおりを挟む今日は聖と放課後会う約束をしている。
わたしの学校近くの駅で待ち合わせしていた。
駅に着くと聖がみえた。わたしから気づくのは恥ずかしくて、携帯を見ながら気付かないふりをした。
聖「小春!」
控えめに手を振った
聖「やっと会ってくれた!行きたいところある?なかったら、適当に飯でも食べながら過ごせるとこ行こうと思うけど。」
小春「とくにない・・・」
目の前に先生が立っているのがみえた
先生「上杉!おーデート?あんまり遅くならないようにな!」
・・・ズキン
男の人といるところなんて見られたくなかった
でも、先生はわたしなんて1人の生徒
なのに意識してしまうと、どうしても気持ちが膨らんでしまう。
聖とは当たり障りない会話をし過ごした
なんだかんだ話でいるとあっという間に時間も過ぎていた
なんだかんだ楽しい。
でも友達として楽しく過ごせた
小春「そろそろ帰ろうかな」
聖「楽しかった?また会ってくれる?」
小春「うん、また時間が会えばねー」
聖「お前さ、本当に中学の時から塩対応だよな!本当にクール!!でもさ、そういうとこが小春のいいとこでもあるんだよね。」
小春「は、やめて!いきなり!気持ち悪い!(笑)」
2人で笑いながら帰る準備をした。
そして聖が家まで送るといった。
ただ、まだ家を教えることにもなんだか抵抗があり
少し離れたところで別れを告げた
小春「ここでいい!すぐそこだし、家族に見られたら気まずい。またバイト先にもきてねー!
売上貢献してくれるんでしょ?(笑)」
突然強い力で抱き寄せられた
力強くわたしを抱きしめる感覚が不思議で
わたしの心臓がドキドキしているのが伝わるんじゃないかって緊張した
聖「小春可愛いよね。好きだったんだよね。」
わたしは返事も出来ず、固まった
小春「な、、何やってんの」
聖「ごめん、いきなり。まじで小春すきだなって思って。考えてよ。」
小春「・・・うん・・・。」
上手く返答出来なかった
聖は抱きしめる時とは反対で優しい力でわたしを離した
そうして頭を撫でてきた。
こんな男経験ゼロのわたしには、刺激が強すぎて心臓が口から飛び出しそうになった。
もし、先生がわたしに触れた時と
聖が抱きしめた時の順番が逆だったら
わたしは聖を好きになってたかな?
わたしって単純で簡単な女だなって思った。
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