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046.4人の魔の手
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「――――つまりマティとエクレールは街でずっと俺達をストーカーしてて、ラシェル王女は公務でやってきたついでだと」
日もすっかり沈んだお屋敷。
夕食準備にてんやわんやになっている隣室の騒ぎの中、経緯を聞いた俺は大きなため息を吐いた。
ラシェル王女はまだいい。けれど二人は何をやっているんだと。
「失礼ね。ストーカーなんかじゃないわよ。ちょっとアンタがデートするって聞いてコッソリ影から様子を伺ってたの」
「それをストーカーって言わなかったら何をいうの!?」
「私たちはスタン様とシエル様を野次馬――――ゴホン!護衛しておられたのです!」
「アンタ王女様だよね!?常に護衛される側だよ!?」
王女様が護衛する側に回るなんてことは地球が逆回転するくらいありえないだろう。
思わず俺も素が出かけて不敬罪まっしぐらなツッコミを咳払いをしながらごまかす。
「本当は乱入しようかとも思ったのよ。でもエクレールがダメって聞かなくってね」
「元はといえば私がシエルさまのお誕生日を邪魔したことがきっかけですから。せめて影から見守るに留めようかと」
そう言われれば言い分も通りそうな不思議。
どこからそんな情報がとかも気になったが、もはや父母筆頭に情報は筒抜けだろうと諦めつつ、もうひとりの訪問者へと目を向ける。
「なぁにスタン?そんな情熱的な視線で。もしかして婚約者になる気になった?」
「――――婚約者?何アンタ、また変なの引っ掛けて来たっていうの?」
「――――ご主人さま?」
――――言い逃れようのない修羅場だった。
前方からはマティの鋭い目つきが俺を刺し、後方からはシエルの冷たい視線が向けられる。
「ご、誤解だって!ラシェル王女もお戯れはほどほどに……」
「あら、私は本気よ?堅物エクレールを落とした上にあの情熱的な告白……キュンと来ちゃった。正式な発表はできないけれど、候補筆頭にはいいんじゃないかなって思ってるわ」
「「………………」」
二人の視線が更に鋭いものになる。
アスカリッド王国での一件。角が立つのは目に見えていることからマティは当然のことシエルにも詳細は一切話していなかった。
それがまさかこんな形で爆発するだなんて。
「それでスタン、コーヒーはどうだった?」
「えっ?コーヒー?」
「そ。贈ってあげたでしょ?ウチの特産の中でもとっておきのものを選んだのよ。飲んでくれた?美味しかった?」
「はい。確かに美味しかったですが……その……」
場の空気を知ってか知らずかグイグイくる彼女に押されながら汗がダラダラ流れ落ちる。
後ろからは「コーヒー?なるほど……」などと納得したように言葉を漏らすシエルの声。
チラリを助けを求めるようにエクレールへ視線を送るも、彼女はニコニコしっぱなしで動く気配はない。
少なくとも以前みたいに声を荒らげるようなことがなくて一安心だが、つまりラシェル王女との話は俺が付けなければならないのだと今一度腹をくくる。
「ラシェル王女」
「なぁに?」
「婚約の件、先日も言いましたが私はお受けすることはできません」
「そんなこと知ってるわよ」
「……えっ?」
キッと目を見つめて腹を括り、高鳴る心拍を抑えての断りの一言。
しかし彼女はまるで些事だと言わんばかりにそれを切り捨てた。眼の前の紅茶を舌で転がして見せるラシェル王女。余裕の笑みを浮かびつつなんとことないように言ってのける。
「あの日断られた時点であなたの応えは知ってるもの。そのうえで私は気に入ったの。エクレールからスタンを奪い取って見せるって」
「ラシェル王女……」
強い…………。そんな思いが一番に来た。
答えを知ったうえでの宣戦布告。傷つくのが怖い世の中、否定されてもなお食い下がらんとする姿にひたすら心が強い少女だと思った。
赤い目を揺らすことさえなくまっすぐこちらを射抜きながら伝える少女。彼女は「今じゃない」と言いながら続くように座る訪問者二名へと目を向ける。
「まっ、今日はそのためのアピール兼どういう暮らしをしているか気になっただけよ。それよりもスタン、この二人……何だか面白い計画を立ててるみたいよ」
「計画?」
視線を送ったのはマティとエクレール。ストーカーコンビだ。
その言葉が合図かのようにレイコさんがテーブルに置いたのはA3サイズの幅広の箱。あれは……今日行った洋服屋の?
「"今日の本題"お持ちしました」
「ありがとうレイコ。それではスタン様、本日の本題に入ろうと思います」
「……はい」
ゴクリと。
これまでが前座だったとは"本題"とはどんなものが待ち受けているのだと生唾をのむ。
エクレールの細い腕が箱に伸びる。今日散々運んで見慣れた箱。ただ中身は全く別の、それこそ日本に関係するものなのかも知れない。
全く変わった空気感。真剣な眼差しに俺も背筋を伸ばしながらゆっくりと蓋が開くのを見守っていく。
「本日はスタン様に――――こちらを召していただきたく馳せ参じました!」
「――――はっ?」
ゆっくりと開かれた謎の箱。
パンドラの箱のように正体不明の中身を覗き込むと、予想を遥かに超える物に声が漏れた。
入っていたのは水玉模様の洋服。恐る恐る手にとって持ち上げると 膝丈ほどもありそうなワンピースが眼前いっぱいに広がる。
これは見覚えがある。たしか……そう。これは…………
「メイド長が選んだワンピースじゃないかっ!!」
「はいっ!ストーカー中に見たあのワンピースがとっても可愛くって!コッソリ買って来ていただきたいなと思い持ってきました!!」
もはやストーカーであることを隠しもしなくなったエクレールは鼻息荒く立ち上がった。
広げていたワンピースを受け取って俺の身体に合わせて見せる。
「やはり私たちの目に狂いはありませんでした!とってもお似合いです!」
「二人揃って狂ってるんじゃないですか!?まさかラシェル王女もコレを知って……!?」
「もちろん。二人を見つけて面白そうな会話をしてたから混ぜてもらったわ。婚約者候補のいろんな姿を見たいと思うのは自然なことじゃない?」
完全に彼女もグルのようだ。
堂々と言い放つそれは俺が着ることが確定事項かのよう。
俺が精神年齢まで幼かったらなにも考えず着ていたことだろう。しかし精神は高校生。自立心やプライドがコレを身につけることに対して警鐘を鳴らしている。
「シエル!シエルはどう思う!?反対だよね!?」
「いえっ!私もメイド長が選んだのを見て天才だと思いました!とってもお似合いだと思います!!」
もはや周りに味方なんていなかった。
先程の婚約者云々で発せられた冷ややかな視線はどこにいったのか、4人とも目に水玉しか移っていない。
「っ――――!」
三十六計逃げるに如かず。
誰も頼れないなら逃げればいい。
そう考えた俺は勢いよく席を立って廊下へと続く扉まで全力で駆けていく。
4人全員が呆気にとられた僅かな隙間。全員を振り切って逃げ抜けると確信したその時、眼の前の扉が突然閉じられた。
「どこに行こうというのかね?」
「……レイコさん」
扉を閉めたのはラスボス、レイコさん。
彼女はさながらどこぞの軍人かのように俺の前に立ちはだかり行く手を阻まんとする。
「残念ながら主人の命令ですので。私もスタン様の女装姿を見た――――ゴホン!涙を飲んで命令に従います」
「絶対嘘ですよね!最初のが本音ですよね!?」
「はて、なんのことやら」
完全に嘘丸出しの棒読み具合に俺はハッと、後ろに気配を感じて振り返る。
そこには今か今かとワンピースを手にした少女たちがジリジリと。
「待て、話し合おう。今から夕食だし、それからでも……」
「それもそうですね!汚したらいけませんしお風呂入ってから着替えましょう!全員分用意しましたので、せっかくならみんなワンピース姿で今日はお休みといきましょう!!」
「――――」
話なんてこれっぽっちも聞く面々ではなかった。
レイコさんはどこまで読んでいたのか、ここでようやく同衾の意味を理解する。
もはやノリノリの4人。逃げ場さえも失った俺はその場で立ち尽くし、ただ魔の手が伸びるのを目を閉じて受け入れるのであった。
日もすっかり沈んだお屋敷。
夕食準備にてんやわんやになっている隣室の騒ぎの中、経緯を聞いた俺は大きなため息を吐いた。
ラシェル王女はまだいい。けれど二人は何をやっているんだと。
「失礼ね。ストーカーなんかじゃないわよ。ちょっとアンタがデートするって聞いてコッソリ影から様子を伺ってたの」
「それをストーカーって言わなかったら何をいうの!?」
「私たちはスタン様とシエル様を野次馬――――ゴホン!護衛しておられたのです!」
「アンタ王女様だよね!?常に護衛される側だよ!?」
王女様が護衛する側に回るなんてことは地球が逆回転するくらいありえないだろう。
思わず俺も素が出かけて不敬罪まっしぐらなツッコミを咳払いをしながらごまかす。
「本当は乱入しようかとも思ったのよ。でもエクレールがダメって聞かなくってね」
「元はといえば私がシエルさまのお誕生日を邪魔したことがきっかけですから。せめて影から見守るに留めようかと」
そう言われれば言い分も通りそうな不思議。
どこからそんな情報がとかも気になったが、もはや父母筆頭に情報は筒抜けだろうと諦めつつ、もうひとりの訪問者へと目を向ける。
「なぁにスタン?そんな情熱的な視線で。もしかして婚約者になる気になった?」
「――――婚約者?何アンタ、また変なの引っ掛けて来たっていうの?」
「――――ご主人さま?」
――――言い逃れようのない修羅場だった。
前方からはマティの鋭い目つきが俺を刺し、後方からはシエルの冷たい視線が向けられる。
「ご、誤解だって!ラシェル王女もお戯れはほどほどに……」
「あら、私は本気よ?堅物エクレールを落とした上にあの情熱的な告白……キュンと来ちゃった。正式な発表はできないけれど、候補筆頭にはいいんじゃないかなって思ってるわ」
「「………………」」
二人の視線が更に鋭いものになる。
アスカリッド王国での一件。角が立つのは目に見えていることからマティは当然のことシエルにも詳細は一切話していなかった。
それがまさかこんな形で爆発するだなんて。
「それでスタン、コーヒーはどうだった?」
「えっ?コーヒー?」
「そ。贈ってあげたでしょ?ウチの特産の中でもとっておきのものを選んだのよ。飲んでくれた?美味しかった?」
「はい。確かに美味しかったですが……その……」
場の空気を知ってか知らずかグイグイくる彼女に押されながら汗がダラダラ流れ落ちる。
後ろからは「コーヒー?なるほど……」などと納得したように言葉を漏らすシエルの声。
チラリを助けを求めるようにエクレールへ視線を送るも、彼女はニコニコしっぱなしで動く気配はない。
少なくとも以前みたいに声を荒らげるようなことがなくて一安心だが、つまりラシェル王女との話は俺が付けなければならないのだと今一度腹をくくる。
「ラシェル王女」
「なぁに?」
「婚約の件、先日も言いましたが私はお受けすることはできません」
「そんなこと知ってるわよ」
「……えっ?」
キッと目を見つめて腹を括り、高鳴る心拍を抑えての断りの一言。
しかし彼女はまるで些事だと言わんばかりにそれを切り捨てた。眼の前の紅茶を舌で転がして見せるラシェル王女。余裕の笑みを浮かびつつなんとことないように言ってのける。
「あの日断られた時点であなたの応えは知ってるもの。そのうえで私は気に入ったの。エクレールからスタンを奪い取って見せるって」
「ラシェル王女……」
強い…………。そんな思いが一番に来た。
答えを知ったうえでの宣戦布告。傷つくのが怖い世の中、否定されてもなお食い下がらんとする姿にひたすら心が強い少女だと思った。
赤い目を揺らすことさえなくまっすぐこちらを射抜きながら伝える少女。彼女は「今じゃない」と言いながら続くように座る訪問者二名へと目を向ける。
「まっ、今日はそのためのアピール兼どういう暮らしをしているか気になっただけよ。それよりもスタン、この二人……何だか面白い計画を立ててるみたいよ」
「計画?」
視線を送ったのはマティとエクレール。ストーカーコンビだ。
その言葉が合図かのようにレイコさんがテーブルに置いたのはA3サイズの幅広の箱。あれは……今日行った洋服屋の?
「"今日の本題"お持ちしました」
「ありがとうレイコ。それではスタン様、本日の本題に入ろうと思います」
「……はい」
ゴクリと。
これまでが前座だったとは"本題"とはどんなものが待ち受けているのだと生唾をのむ。
エクレールの細い腕が箱に伸びる。今日散々運んで見慣れた箱。ただ中身は全く別の、それこそ日本に関係するものなのかも知れない。
全く変わった空気感。真剣な眼差しに俺も背筋を伸ばしながらゆっくりと蓋が開くのを見守っていく。
「本日はスタン様に――――こちらを召していただきたく馳せ参じました!」
「――――はっ?」
ゆっくりと開かれた謎の箱。
パンドラの箱のように正体不明の中身を覗き込むと、予想を遥かに超える物に声が漏れた。
入っていたのは水玉模様の洋服。恐る恐る手にとって持ち上げると 膝丈ほどもありそうなワンピースが眼前いっぱいに広がる。
これは見覚えがある。たしか……そう。これは…………
「メイド長が選んだワンピースじゃないかっ!!」
「はいっ!ストーカー中に見たあのワンピースがとっても可愛くって!コッソリ買って来ていただきたいなと思い持ってきました!!」
もはやストーカーであることを隠しもしなくなったエクレールは鼻息荒く立ち上がった。
広げていたワンピースを受け取って俺の身体に合わせて見せる。
「やはり私たちの目に狂いはありませんでした!とってもお似合いです!」
「二人揃って狂ってるんじゃないですか!?まさかラシェル王女もコレを知って……!?」
「もちろん。二人を見つけて面白そうな会話をしてたから混ぜてもらったわ。婚約者候補のいろんな姿を見たいと思うのは自然なことじゃない?」
完全に彼女もグルのようだ。
堂々と言い放つそれは俺が着ることが確定事項かのよう。
俺が精神年齢まで幼かったらなにも考えず着ていたことだろう。しかし精神は高校生。自立心やプライドがコレを身につけることに対して警鐘を鳴らしている。
「シエル!シエルはどう思う!?反対だよね!?」
「いえっ!私もメイド長が選んだのを見て天才だと思いました!とってもお似合いだと思います!!」
もはや周りに味方なんていなかった。
先程の婚約者云々で発せられた冷ややかな視線はどこにいったのか、4人とも目に水玉しか移っていない。
「っ――――!」
三十六計逃げるに如かず。
誰も頼れないなら逃げればいい。
そう考えた俺は勢いよく席を立って廊下へと続く扉まで全力で駆けていく。
4人全員が呆気にとられた僅かな隙間。全員を振り切って逃げ抜けると確信したその時、眼の前の扉が突然閉じられた。
「どこに行こうというのかね?」
「……レイコさん」
扉を閉めたのはラスボス、レイコさん。
彼女はさながらどこぞの軍人かのように俺の前に立ちはだかり行く手を阻まんとする。
「残念ながら主人の命令ですので。私もスタン様の女装姿を見た――――ゴホン!涙を飲んで命令に従います」
「絶対嘘ですよね!最初のが本音ですよね!?」
「はて、なんのことやら」
完全に嘘丸出しの棒読み具合に俺はハッと、後ろに気配を感じて振り返る。
そこには今か今かとワンピースを手にした少女たちがジリジリと。
「待て、話し合おう。今から夕食だし、それからでも……」
「それもそうですね!汚したらいけませんしお風呂入ってから着替えましょう!全員分用意しましたので、せっかくならみんなワンピース姿で今日はお休みといきましょう!!」
「――――」
話なんてこれっぽっちも聞く面々ではなかった。
レイコさんはどこまで読んでいたのか、ここでようやく同衾の意味を理解する。
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