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【2】猫ではないキアラの新生活
15.マタタビを嗅いだキアラのおねだり**
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「にゃあ、あ」
ちゅるちゅると胸の先がご主人様の口の中に引き込まれて、舌で、唇で扱かれ、吸われる感じがする。
ご主人様の顔はキアラの右胸に埋められていて、ご主人様の左手の指先は、キアラの左胸の先を指の股に挟むようにして胸全体を愛撫する。
びくびく身体は跳ねるし、声が漏れて恥ずかしい。
そう思って口元に手を当てる。
ぎゅっと目を閉じて唇を引き結んでいたキアラだが、腰を撫でていたご主人様の手が太腿の方に滑りながら、下着とズボンを引き下ろしていくのに気づいた。
だが、気づいて止めようとしたときにはもう遅く、キアラの下肢は、左足に申し訳程度に下着とズボンが纏わりついているような状態になっていた。
ご主人様は、キアラの胸から顔を上げると、手でキアラの脚を左右に広げて、キアラの脚の間を覗き込んだ。
「!!」
あまりのことにキアラは言葉が出なかったのだが、ご主人様はキアラの脚を割り開いたままで、微笑むのだ。
「キアラは、こっちもピンクで可愛いよね」
キアラは、そんなことはない、とぷるぷると首を横に振る。
自慢ではないが、キアラは身体が柔らかい。 それは、人猫族の特性でもあるらしかった。
その気になれば自分の脚の間なんて覗けてしまうし、ご主人様が可愛いと言うものだから、興味本位で一度覗いてみたことがある。
けれど、キアラは自分のそこの何が可愛いのか全くわからなかったし、二度と自分のそこを覗くまいと思ったものだ。
なのに、ご主人様は目を細めてうっとりとキアラのそこを見つめるのだ。
「キアラが猫のときは、ここに触りたいなんて思わなかったよ」
ご主人様の甘くて低くて優しい声が、今は少し熱っぽい。
またもや、胸の奥とお腹の奥と、今ご主人様に晒している脚の間がきゅんとなった。
それが、ご主人様の目にはどう映ったのだろう。
「ひくついてる、可愛いね」
目を細めたご主人様の指が、キアラの脚の間にそっと触れる。
「にゃ、あ」
そっと触れられただけなのに、ご主人様の指に慣らされたキアラのそこは、気持ちよさに声が上がるほどになってしまった。
ご主人様がキアラの脚の間に熱い視線を注ぎ続けているのも恥ずかしい。
なのに、どうしてか、キアラが恥ずかしいと思えば思うほど、脚の間に触れるご主人様の指がぬるぬるとぬめりを帯びて滑るのだ。
「…すごいね、とろとろ」
「ん」
ご主人様の指先が、キアラの脚の間を縦に行ったり来たりする。
その度に触れられたところから、身体の中心へと、気持ちいい感覚が走るのだ。
びく、びくとキアラが身体を震えさせていると、ご主人様の指がキアラの脚の間、キアラの中へと続くところに触れる。
「にゃ、あ…」
そのままキアラの奥へと進んでくれると思ったご主人様の指は、浅いところで二三度動かされただけで引き抜かれてしまった。
キアラは、どうして、という疑問と、非難がごちゃ混ぜになったような表情をご主人様に向けていたことだろう。
あるいは、物欲しげな、と見られたかもしれない。
キアラの気持ちなんてお見通しのはずなのに、ご主人様は、引き抜いた指をキアラに見せて、微笑み、問うのだ。
「見て。 これ、どうなってる?」
ご主人様がキアラに見せつけた、ご主人様の長くてきれいな指…右手の人差し指からは、透明な、若干粘度のある液体が細く糸を引いていた。
そう思って、キアラは違うと気づく。
キアラの脚の間からとろとろと溢れ出てくる液体を、ご主人様の指が掬って、それが糸を引くようにして滴り落ちているのだ。
細い糸のようなその繋がりの上を、小さな玉状の液体が移動していくのを見て、そう思った。
キアラは、その様子から目が離せない。
そして、意識せぬままに、唇からは言葉が零れるのだ。
「たれてまひゅ…」
キアラの言葉は、ご主人様にとって正解だったのだろう。
ご主人様は満足そうに微笑んで、キアラの唇に軽くキスをくれた。
「うん、そう。 えっちだね。 可愛い」
ちゅ、ちゅ、と角度を変えて優しく啄むようなキスをしながらも、ご主人様はキアラの脚の間を撫でるだけだ。
それが、もどかしい。
ご主人様に、撫でてもらうのは気持ちいいけれど、キアラはもっと気持ちいいことを知ってしまっているのだ。
もどかしくて、我慢できなくなって、キアラはご主人様のパジャマの胸のあたりをぎゅっと握った。
「ごしゅじん、さまぁ」
キスの合間、唇が離れた瞬間を見計らって声を上げる。
ご主人様は、キアラの唇を軽く吸った後で、ぼやけて見えるほど近くで微笑む。
ぼやけて見えるのに、ご主人様が微笑んでくれたことはわかるのだから不思議だと思う。
「何?」
「なか、せつないれひゅ…」
恥ずかしいのを我慢しながらも、キアラは訴えたのだが、ご主人様は緩く首を揺らして、キアラに尋ねるのだ。
「なか?」
キアラのことならなんでもお見通しのご主人様が、わからないはず、ないのに。
そのことももどかしくて、じれったくて、キアラは気がつけば、キアラの脚の間に触れるご主人様の腕を、両手ではしっと掴んでいた。
「ゆび、いれてくらひゃい…」
そんな、恥ずかしいおねだりが口をついて出るほどに、そのときのキアラは必死だったのである。
ちゅるちゅると胸の先がご主人様の口の中に引き込まれて、舌で、唇で扱かれ、吸われる感じがする。
ご主人様の顔はキアラの右胸に埋められていて、ご主人様の左手の指先は、キアラの左胸の先を指の股に挟むようにして胸全体を愛撫する。
びくびく身体は跳ねるし、声が漏れて恥ずかしい。
そう思って口元に手を当てる。
ぎゅっと目を閉じて唇を引き結んでいたキアラだが、腰を撫でていたご主人様の手が太腿の方に滑りながら、下着とズボンを引き下ろしていくのに気づいた。
だが、気づいて止めようとしたときにはもう遅く、キアラの下肢は、左足に申し訳程度に下着とズボンが纏わりついているような状態になっていた。
ご主人様は、キアラの胸から顔を上げると、手でキアラの脚を左右に広げて、キアラの脚の間を覗き込んだ。
「!!」
あまりのことにキアラは言葉が出なかったのだが、ご主人様はキアラの脚を割り開いたままで、微笑むのだ。
「キアラは、こっちもピンクで可愛いよね」
キアラは、そんなことはない、とぷるぷると首を横に振る。
自慢ではないが、キアラは身体が柔らかい。 それは、人猫族の特性でもあるらしかった。
その気になれば自分の脚の間なんて覗けてしまうし、ご主人様が可愛いと言うものだから、興味本位で一度覗いてみたことがある。
けれど、キアラは自分のそこの何が可愛いのか全くわからなかったし、二度と自分のそこを覗くまいと思ったものだ。
なのに、ご主人様は目を細めてうっとりとキアラのそこを見つめるのだ。
「キアラが猫のときは、ここに触りたいなんて思わなかったよ」
ご主人様の甘くて低くて優しい声が、今は少し熱っぽい。
またもや、胸の奥とお腹の奥と、今ご主人様に晒している脚の間がきゅんとなった。
それが、ご主人様の目にはどう映ったのだろう。
「ひくついてる、可愛いね」
目を細めたご主人様の指が、キアラの脚の間にそっと触れる。
「にゃ、あ」
そっと触れられただけなのに、ご主人様の指に慣らされたキアラのそこは、気持ちよさに声が上がるほどになってしまった。
ご主人様がキアラの脚の間に熱い視線を注ぎ続けているのも恥ずかしい。
なのに、どうしてか、キアラが恥ずかしいと思えば思うほど、脚の間に触れるご主人様の指がぬるぬるとぬめりを帯びて滑るのだ。
「…すごいね、とろとろ」
「ん」
ご主人様の指先が、キアラの脚の間を縦に行ったり来たりする。
その度に触れられたところから、身体の中心へと、気持ちいい感覚が走るのだ。
びく、びくとキアラが身体を震えさせていると、ご主人様の指がキアラの脚の間、キアラの中へと続くところに触れる。
「にゃ、あ…」
そのままキアラの奥へと進んでくれると思ったご主人様の指は、浅いところで二三度動かされただけで引き抜かれてしまった。
キアラは、どうして、という疑問と、非難がごちゃ混ぜになったような表情をご主人様に向けていたことだろう。
あるいは、物欲しげな、と見られたかもしれない。
キアラの気持ちなんてお見通しのはずなのに、ご主人様は、引き抜いた指をキアラに見せて、微笑み、問うのだ。
「見て。 これ、どうなってる?」
ご主人様がキアラに見せつけた、ご主人様の長くてきれいな指…右手の人差し指からは、透明な、若干粘度のある液体が細く糸を引いていた。
そう思って、キアラは違うと気づく。
キアラの脚の間からとろとろと溢れ出てくる液体を、ご主人様の指が掬って、それが糸を引くようにして滴り落ちているのだ。
細い糸のようなその繋がりの上を、小さな玉状の液体が移動していくのを見て、そう思った。
キアラは、その様子から目が離せない。
そして、意識せぬままに、唇からは言葉が零れるのだ。
「たれてまひゅ…」
キアラの言葉は、ご主人様にとって正解だったのだろう。
ご主人様は満足そうに微笑んで、キアラの唇に軽くキスをくれた。
「うん、そう。 えっちだね。 可愛い」
ちゅ、ちゅ、と角度を変えて優しく啄むようなキスをしながらも、ご主人様はキアラの脚の間を撫でるだけだ。
それが、もどかしい。
ご主人様に、撫でてもらうのは気持ちいいけれど、キアラはもっと気持ちいいことを知ってしまっているのだ。
もどかしくて、我慢できなくなって、キアラはご主人様のパジャマの胸のあたりをぎゅっと握った。
「ごしゅじん、さまぁ」
キスの合間、唇が離れた瞬間を見計らって声を上げる。
ご主人様は、キアラの唇を軽く吸った後で、ぼやけて見えるほど近くで微笑む。
ぼやけて見えるのに、ご主人様が微笑んでくれたことはわかるのだから不思議だと思う。
「何?」
「なか、せつないれひゅ…」
恥ずかしいのを我慢しながらも、キアラは訴えたのだが、ご主人様は緩く首を揺らして、キアラに尋ねるのだ。
「なか?」
キアラのことならなんでもお見通しのご主人様が、わからないはず、ないのに。
そのことももどかしくて、じれったくて、キアラは気がつけば、キアラの脚の間に触れるご主人様の腕を、両手ではしっと掴んでいた。
「ゆび、いれてくらひゃい…」
そんな、恥ずかしいおねだりが口をついて出るほどに、そのときのキアラは必死だったのである。
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