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【1】猫ではなかったらしい
15.引力
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食事を終えて、キッチンとダイニングとリビングがひとつなぎになった部屋の時計が、八つ小さなベルの音を鳴らす。
食器を洗っていたヒヴェルディアのところに、風呂を終えたらしいキアラが寄ってきた。
ヒヴェルディアは洗い終えたグラスからさっと水滴を飛ばして、水差しのレモン水をグラスに注ぐ。
風呂上がりで喉が渇いたのだろう、と思ったから、キアラにグラスを差し出した。
「喉が渇いた?」
「ありがとうございます、お薬飲みます」
キアラはグラスを受け取りながら、薬ケースをヒヴェルディアに見せてきた。
三種類の薬が入った薬ケース。
それを左手に、グラスを右手に持って、キアラはヒヴェルディアに説明を始める。
「毎日決まった時間に飲むように、くまさんのお医者さんに言われました。 最初は具合が悪くなるかもしれないので、寝る前がいいと言われました」
毎日決まった時間に飲む薬。
何となくだが、避妊薬なのだろうな、と思った。
「…毎日飲む薬はどれ?」
「この、丸いお薬です」
キアラの細く整った指先が、丸い錠剤の入った部分の蓋を開けて、一粒その錠剤を取り出した。
その桜色の爪を見ながら、そういえばそろそろキアラの爪を切らなければと思っていたのだったと思い出す。
キアラはぽいと口にその一錠を入れて、水を口に含んで流し込んだ。
「一日一個?」
「はい、一日一回、一粒飲みます。 キアラが飲み忘れたら教えてください」
ことりとグラスを置いたキアラは、薬のケースを閉める。
白くて丸い小さな錠剤が、一番数が多い。
次に多いのは、白い楕円形の薬。
透明感のある緑色のソフトカプセルが、一番数が少ない。
だから、ヒヴェルディアは当たりをつけて尋ねた。
「この楕円形の薬は?」
「発情期のお薬です。 一日三回です」
キアラは躊躇なく、そう答えてくれる。
ということは、やはり、一番数の少ない緑の薬が、アフターピルなのだろう。
「うん、わかった」
ヒヴェルディアは無意識の動作で、キアラの頭を引き寄せて、キアラの頭に唇を押し当てていた。
キアラの耳がぴくっと反応したのがわかって、ハッとする。
ヒヴェルディアは彼女ができたら甘やかしたいし構いたい派でもある。
既にそのような意識、もしくは認識で、ヒヴェルディアの身体は動いていたらしい。
キアラには、嫌がられなかっただろうか、と見るが、キアラは嬉しそうに耳を立てて尻尾を振ってにこにこしている。
これを見ると、やはりキアラにとって自分は【安全】なのだな、と思う。
洗い物を終えたヒヴェルディアの横からキアラが手を伸ばして、流しでグラスを洗う。
それを見る間にも、キアラの爪がスポンジに引っかからないか心配だ。
というか、あの爪で髪を洗って髪を引っ掛けたり地肌を傷つけたりしないかも心配である。
タオルやスポンジに引っ掛けては、キアラの爪の方が折れたり割れたりするかもしれない。
因みに、タオルやスポンジがどうなろうが知ったことではない。
キアラがグラスを洗い終えて、グラスたてにグラスを置いたところで、ヒヴェルディアはキアラに背を向けて声をかけた。
「爪、伸びてきたな。 おいで、…磨いてあげる」
いつものように、「研いであげる」と言いそうになって、少し考える間が空いた。
だが、いつもなら、即座に聞こえる足音がない。
ヒヴェルディアが足を止めて振り返ると、キアラは驚いた表情をしていた。
「いいの、ですか?」
キアラが何を聞きたいのか、何に驚いているのか、ヒヴェルディアにはわからない。
ヒヴェルディアが真っ直ぐにキアラを見つめていると、キアラは泣きそうでいて、困っているようで、喜んでもいるような、複雑な表情を浮かべる。
「ご主人様は、猫ではないキアラが面倒になったのでは?」
不安そうな響きの声に、ヒヴェルディアは軽く目を見張る。
面倒に、なんて、どうしてそんな思考になったのだろう。
そんなこと言った覚えは、ヒヴェルディアには、な………。
――もうお前、猫じゃないんだ。 俺が一から十まで全部世話してやるわけにいかないだろう
ない、と断言しかけたヒヴェルディアの頭に、自分の台詞が蘇った。
ヒヴェルディアは、片手で顔を覆って、余計なことを言った過去の自分について猛省する。
あれは、自分に対する戒めの意味が強かったのだが、キアラは今キアラが言ったように、ヒヴェルディアがキアラを迷惑に思っていると受け取ったのだ。
言葉には気をつけなくてはいけない。
ヒヴェルディアとしては、恋人でもない女性の着替えやトイレ、風呂の世話をするわけにはいかない。
するのには抵抗がある、という意味で言った。
それから、もうひとつ。
「そうじゃなくて…。 人間の女性たちは、俺が何かをするのを、嫌がるから」
以前、マリンにも「本当あんたって、憎らしいくらいになんでもできるのよね」と言われたが、ヒヴェルディアの周囲の女性というのは、ヒヴェルディアが何でもできるのを嫌がった。
何でもできること、というよりは、ヒヴェルディアがあれこれと手を出すことを嫌がる、と言った方がいいかもしれない。
一人暮らしは長いし、凝り性でもある自覚はある。
掃除も洗濯も、魔法でさっと終えられるし、調理は気分転換にもなるから好きだ。
それを美味しいと食べてくれる誰かがいればなおのこと。
けれど、彼女たちはヒヴェルディアの作った料理を目にした時点で顔を強張らせ、口にして凍り付く。
彼女たちにとって、彼女たちよりも料理が上手いだとか、そういう男というのは引かれるものらしい。
将来結婚することを視野に入れた場合に、夫が姑のようになるのが嫌なのだろうな、という想像はついた。
やれこの味がどうだの、服の畳み方がどうだの、洗い方が違うだの、行動するごとに口を挟まれるのはストレスだと思う。
けれど、ヒヴェルディアは自分がやりたいからやっているのであり、相手が一生懸命してくれたことについていちゃもんをつけるつもりは全くない。
ひねくれた物の見方をすれば、ヒヴェルディアは彼女たちに、小言を口にするような男だと思われているということだ。
それはそれで心外ではある。
だからまあ、付き合って、別れてきた彼女たちとは結局、合わなかったというそれだけなのだろうと思う。
ヒヴェルディアは自然と彼女たちの前ではそういうことをしなくなったし、キアラにとってもその方がよいのだろうと思っていたのだけれど。
キアラはにこっと笑うのだ。
「キアラは、ご主人様にお世話してもらって、いつも、嬉しかったです。 美味しいご飯を作ってもらって、食べさせてもらって、お風呂に入れてもらって、乾かしてもらって、ブラッシングしてもらって、一緒に寝てもらって…。 いつも、ありがとうございます、って思っていました」
やはり、相性というものは存在するらしい。
様々な存在同士の間に介在する引力の存在を、ヒヴェルディアが再び意識した瞬間だった。
恋人のことは甘えさせたいし、何でもかんでもしてあげたい。
ヒヴェルディアがそのようにすることが、恋人にとっては負担だったりストレスだったりするというのが、ヒヴェルディアにとっては納得のいかないことではあった。
ほかの誰かは負担やストレスに感じることを、嬉しいと思ってくれている存在がいたことが、こんなにも嬉しい。
「…同じように、してもいいのか?」
嬉しくて、多少、浮かれていたのかもしれない。
意識するよりも早く、その問いは唇から零れていた。
そもそも、ヒヴェルディアは尽くされるよりも尽くしたい側なのだ。
だから騎士にも志願したし、自分の腕を、剣を、一生を捧げてもいいと思える誰かを探していた。
自分の無力さを思い知った場所で出逢ったキアラを溺愛することになった理由もそういうわけなのだと思う。
自分の中の、自分では埋められない隙間を埋めるための、誰かを探していたような気がしている。
その隙間に、猫のキアラはぴったりと当てはまってくれた。
「お前、猫ではなかったのに。 俺がまた、世話をしてもいいのか?」
問うと、キアラは綺麗なグリーンガーネットの瞳をぱちぱちと数度、瞬かせる。
そして、今度は少しはにかんだような笑みを見せてくれた。
「キアラは、ご主人様の御迷惑にはなりたくなかったはずなのに、ご主人様に甘やかされるのは好きだったようです」
キアラはそのまま、真っ直ぐにヒヴェルディアを見つめて、気持ちを伝えてくれる。
「猫ではなくなったキアラですが、こうしてご主人様に感謝の気持ちを伝えられるのも嬉しいです。 キアラを拾ってくれて、育ててくれて、お世話してくれて、ありがとうございました」
こんな子を、可愛いと思わずに、ほかの誰を可愛いと思えというのだろう。
可愛い子を、可愛いと言って、可愛がって、何が悪い。
そう、吹っ切れたのもこのときだ。
ヒヴェルディアは、目を細めて微笑む。
「…そうだね。 これからは、以前のように全部、俺がしてあげる。 おいで、爪を磨いてあげる」
食器を洗っていたヒヴェルディアのところに、風呂を終えたらしいキアラが寄ってきた。
ヒヴェルディアは洗い終えたグラスからさっと水滴を飛ばして、水差しのレモン水をグラスに注ぐ。
風呂上がりで喉が渇いたのだろう、と思ったから、キアラにグラスを差し出した。
「喉が渇いた?」
「ありがとうございます、お薬飲みます」
キアラはグラスを受け取りながら、薬ケースをヒヴェルディアに見せてきた。
三種類の薬が入った薬ケース。
それを左手に、グラスを右手に持って、キアラはヒヴェルディアに説明を始める。
「毎日決まった時間に飲むように、くまさんのお医者さんに言われました。 最初は具合が悪くなるかもしれないので、寝る前がいいと言われました」
毎日決まった時間に飲む薬。
何となくだが、避妊薬なのだろうな、と思った。
「…毎日飲む薬はどれ?」
「この、丸いお薬です」
キアラの細く整った指先が、丸い錠剤の入った部分の蓋を開けて、一粒その錠剤を取り出した。
その桜色の爪を見ながら、そういえばそろそろキアラの爪を切らなければと思っていたのだったと思い出す。
キアラはぽいと口にその一錠を入れて、水を口に含んで流し込んだ。
「一日一個?」
「はい、一日一回、一粒飲みます。 キアラが飲み忘れたら教えてください」
ことりとグラスを置いたキアラは、薬のケースを閉める。
白くて丸い小さな錠剤が、一番数が多い。
次に多いのは、白い楕円形の薬。
透明感のある緑色のソフトカプセルが、一番数が少ない。
だから、ヒヴェルディアは当たりをつけて尋ねた。
「この楕円形の薬は?」
「発情期のお薬です。 一日三回です」
キアラは躊躇なく、そう答えてくれる。
ということは、やはり、一番数の少ない緑の薬が、アフターピルなのだろう。
「うん、わかった」
ヒヴェルディアは無意識の動作で、キアラの頭を引き寄せて、キアラの頭に唇を押し当てていた。
キアラの耳がぴくっと反応したのがわかって、ハッとする。
ヒヴェルディアは彼女ができたら甘やかしたいし構いたい派でもある。
既にそのような意識、もしくは認識で、ヒヴェルディアの身体は動いていたらしい。
キアラには、嫌がられなかっただろうか、と見るが、キアラは嬉しそうに耳を立てて尻尾を振ってにこにこしている。
これを見ると、やはりキアラにとって自分は【安全】なのだな、と思う。
洗い物を終えたヒヴェルディアの横からキアラが手を伸ばして、流しでグラスを洗う。
それを見る間にも、キアラの爪がスポンジに引っかからないか心配だ。
というか、あの爪で髪を洗って髪を引っ掛けたり地肌を傷つけたりしないかも心配である。
タオルやスポンジに引っ掛けては、キアラの爪の方が折れたり割れたりするかもしれない。
因みに、タオルやスポンジがどうなろうが知ったことではない。
キアラがグラスを洗い終えて、グラスたてにグラスを置いたところで、ヒヴェルディアはキアラに背を向けて声をかけた。
「爪、伸びてきたな。 おいで、…磨いてあげる」
いつものように、「研いであげる」と言いそうになって、少し考える間が空いた。
だが、いつもなら、即座に聞こえる足音がない。
ヒヴェルディアが足を止めて振り返ると、キアラは驚いた表情をしていた。
「いいの、ですか?」
キアラが何を聞きたいのか、何に驚いているのか、ヒヴェルディアにはわからない。
ヒヴェルディアが真っ直ぐにキアラを見つめていると、キアラは泣きそうでいて、困っているようで、喜んでもいるような、複雑な表情を浮かべる。
「ご主人様は、猫ではないキアラが面倒になったのでは?」
不安そうな響きの声に、ヒヴェルディアは軽く目を見張る。
面倒に、なんて、どうしてそんな思考になったのだろう。
そんなこと言った覚えは、ヒヴェルディアには、な………。
――もうお前、猫じゃないんだ。 俺が一から十まで全部世話してやるわけにいかないだろう
ない、と断言しかけたヒヴェルディアの頭に、自分の台詞が蘇った。
ヒヴェルディアは、片手で顔を覆って、余計なことを言った過去の自分について猛省する。
あれは、自分に対する戒めの意味が強かったのだが、キアラは今キアラが言ったように、ヒヴェルディアがキアラを迷惑に思っていると受け取ったのだ。
言葉には気をつけなくてはいけない。
ヒヴェルディアとしては、恋人でもない女性の着替えやトイレ、風呂の世話をするわけにはいかない。
するのには抵抗がある、という意味で言った。
それから、もうひとつ。
「そうじゃなくて…。 人間の女性たちは、俺が何かをするのを、嫌がるから」
以前、マリンにも「本当あんたって、憎らしいくらいになんでもできるのよね」と言われたが、ヒヴェルディアの周囲の女性というのは、ヒヴェルディアが何でもできるのを嫌がった。
何でもできること、というよりは、ヒヴェルディアがあれこれと手を出すことを嫌がる、と言った方がいいかもしれない。
一人暮らしは長いし、凝り性でもある自覚はある。
掃除も洗濯も、魔法でさっと終えられるし、調理は気分転換にもなるから好きだ。
それを美味しいと食べてくれる誰かがいればなおのこと。
けれど、彼女たちはヒヴェルディアの作った料理を目にした時点で顔を強張らせ、口にして凍り付く。
彼女たちにとって、彼女たちよりも料理が上手いだとか、そういう男というのは引かれるものらしい。
将来結婚することを視野に入れた場合に、夫が姑のようになるのが嫌なのだろうな、という想像はついた。
やれこの味がどうだの、服の畳み方がどうだの、洗い方が違うだの、行動するごとに口を挟まれるのはストレスだと思う。
けれど、ヒヴェルディアは自分がやりたいからやっているのであり、相手が一生懸命してくれたことについていちゃもんをつけるつもりは全くない。
ひねくれた物の見方をすれば、ヒヴェルディアは彼女たちに、小言を口にするような男だと思われているということだ。
それはそれで心外ではある。
だからまあ、付き合って、別れてきた彼女たちとは結局、合わなかったというそれだけなのだろうと思う。
ヒヴェルディアは自然と彼女たちの前ではそういうことをしなくなったし、キアラにとってもその方がよいのだろうと思っていたのだけれど。
キアラはにこっと笑うのだ。
「キアラは、ご主人様にお世話してもらって、いつも、嬉しかったです。 美味しいご飯を作ってもらって、食べさせてもらって、お風呂に入れてもらって、乾かしてもらって、ブラッシングしてもらって、一緒に寝てもらって…。 いつも、ありがとうございます、って思っていました」
やはり、相性というものは存在するらしい。
様々な存在同士の間に介在する引力の存在を、ヒヴェルディアが再び意識した瞬間だった。
恋人のことは甘えさせたいし、何でもかんでもしてあげたい。
ヒヴェルディアがそのようにすることが、恋人にとっては負担だったりストレスだったりするというのが、ヒヴェルディアにとっては納得のいかないことではあった。
ほかの誰かは負担やストレスに感じることを、嬉しいと思ってくれている存在がいたことが、こんなにも嬉しい。
「…同じように、してもいいのか?」
嬉しくて、多少、浮かれていたのかもしれない。
意識するよりも早く、その問いは唇から零れていた。
そもそも、ヒヴェルディアは尽くされるよりも尽くしたい側なのだ。
だから騎士にも志願したし、自分の腕を、剣を、一生を捧げてもいいと思える誰かを探していた。
自分の無力さを思い知った場所で出逢ったキアラを溺愛することになった理由もそういうわけなのだと思う。
自分の中の、自分では埋められない隙間を埋めるための、誰かを探していたような気がしている。
その隙間に、猫のキアラはぴったりと当てはまってくれた。
「お前、猫ではなかったのに。 俺がまた、世話をしてもいいのか?」
問うと、キアラは綺麗なグリーンガーネットの瞳をぱちぱちと数度、瞬かせる。
そして、今度は少しはにかんだような笑みを見せてくれた。
「キアラは、ご主人様の御迷惑にはなりたくなかったはずなのに、ご主人様に甘やかされるのは好きだったようです」
キアラはそのまま、真っ直ぐにヒヴェルディアを見つめて、気持ちを伝えてくれる。
「猫ではなくなったキアラですが、こうしてご主人様に感謝の気持ちを伝えられるのも嬉しいです。 キアラを拾ってくれて、育ててくれて、お世話してくれて、ありがとうございました」
こんな子を、可愛いと思わずに、ほかの誰を可愛いと思えというのだろう。
可愛い子を、可愛いと言って、可愛がって、何が悪い。
そう、吹っ切れたのもこのときだ。
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