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紅の獅子は白き花を抱く
リシェーナの誤算
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どうしてこうなったのだかは、よく覚えていない。
今日はリシェーナがジオークに尽くす日だと設定していたのだが、どうして、なぜ、いつものようにジオークに尽くされてしまっているのだろう。
「ぁ、あ、じぉっ…!」
後ろからゆっくりと揺さぶられながら、もうわけがわからなくなってジオークの名を呼べば、耳を柔らかく食まれる。
「ん? 辛い?」
優しく、甘く問いかけてくれる声。
いつだって、ジオークはリシェーナを案じながら愛してくれる。 だから、辛いなんて思ったことは、一度もない。
リシェーナは小さく首を横に振って、ジオークの頬に、身体に擦り寄るように重心を後ろに傾けた。
「すき、すきぃ…」
「ん、おれも、すき」
耳の下、その付け根の辺りを強く吸われたかと思えば、ジオークがリシェーナを後ろから抱きしめる腕に力が込められた。
ジオークはベッドの上に膝をついていて、リシェーナはその太腿を跨いで膝立ちになるような格好で繋がっている。 後ろから抱きしめてくれるジオークに、完全に身体を預けているような状態だ。
リシェーナは、ジオークのことはもちろん好きだが、ジオークと肌を重ねるのも好きだ。
正確には、ジオークがぴったりとリシェーナに肌を寄り添わせて愛してくれるのが好きなのだと思う。
今日だって、リシェーナの背中にジオークの胸や腹が当たっていて、全身でジオークを感じて、ふわふわするし、ぞわぞわする。
大好きなひとと一つになる、気持ちが良くて、幸せな行為。
なのに、繋がっている場所は身体の一部分だけ、というのが不思議な感じでもある。
それを補うかのように全身を密着させてくれる、ジオークの愛が嬉しい。
きっと、こういう風にくっつかないほうが、ジオークは動きやすいだろうに、いつだってリシェーナの気持ちを優先してくれて、リシェーナの望むようにしてくれる。
「じお、じお、すき、…っだいすきっ…」
「うん、知ってる。 でも、おれのほうが好きだよ、きっと」
この空間を誰かが覗くことはないが、誰かに見られたら「頭悪いなぁ…」と思われるような会話をしている自覚もある。
けれど、好きなものは好きだし、伝えたいのだ。
それから、キスもしたい。
そう思って、揺さぶられながらジオークを振り返ると、間近にジオークの石榴石の目と目が合う。
どうしてだろう。
いつだってジオークはリシェーナの望みを汲み取って、それを与えてくれるのだ。
今も、そっと唇を重ねられた。
もっと深いキスがしたくて、リシェーナがジオークの唇を吸うと、ジオークが小さく笑う感じがした。
唇に当たった呼吸でそのように思ったのだが、もしかすると、ただ単に呼吸をしただけかもしれない。 それでも、ジオークはリシェーナが望むように深いキスを与えてくれる。
「ん、んぅ」
鼻から、声が抜ける。
けれど、キスを止めたくない。 絡み合う舌から、お腹の方へと痺れが走るような感じがする。
お腹というか、ジオークと繋がっているところが、きゅうきゅうし始めて、リシェーナはまた達してしまうような予感がする。
キスをしたままで、ジオークの腰の動きが、僅かにだが速まった気がする。
どうしよう、また、来る。 来てしまう。
それをジオークに告げようとしたのだが、間に合わなかった。
「っん、んんぅ~~っ…」
達してしまって、お腹がびくびくと跳ねる。
ジオークを受け容れているところが、ジオークに吸いつくように動いている。
キスをしたまま達してしまったので、呼吸が上手く出来ずに、しばし酸欠の状態だったのかもしれない。
ゆっくりと唇が離れたのに気づいたときには、身体の中に感じていたジオークもいなくなっていて、ジオークの太腿の上に完全に座り込んでいた。
「…いっちゃった…」
「ん、おれも」
ジオークはリシェーナの頬に軽くキスをしてくれる。
ジオークの上に乗ったままではジオークが辛いだろうと、リシェーナが何とかジオークの上から下りると、ジオークは【男のたしなみ】だという避妊具の処理を始めた。
そこで、リシェーナは思い出す。
何をすると、ジオークが喜ぶと、ジョーが言っていたか。
「お口でしてない!」
リシェーナが思わず声を上げると、ジオークは一瞬固まった。
そして、困ったような笑顔を見せる。
「…うん、それは、また、いつか、ね」
ジオークが【今度】ではなく、【いつか】と言ったのが気になるが、させてもらえて、ジオークが喜んでくれるのならば、いい。
リシェーナは薄手のブランケットをたぐり寄せながらジオークに寄り添う。 処理をする様子を見つめていると、ジオークは笑った。
「あんまり見られると、照れるよ」
照れるよ、と言う声も顔も可愛くて優しかったので、リシェーナはジオークに甘えるようにもたれた。
「うん、照れてるあなたも好き」
処理を終えたジオークは、リシェーナに向き直ってリシェーナの唇にキスをくれる。
ジオークは、終わったらさっさと眠る、ということもなくリシェーナを甘やかしていちゃいちゃしてくれる。
こういうところも好きで、リシェーナがぎゅっとジオークに抱きつくと、ジオークはリシェーナの髪を撫でてくれる。
「…あんなこと、してさ。 浮気しないでよ?」
その感触にリシェーナはうっとりと目を閉じていたのだが、いつもより幾分トーンの低い声が届いて、目を開けた。
何だかすごく、心外な内容が含まれていた気がする。
あんなこと、の意味はわからなかったが、浮気しないで、とリシェーナにジオークが言い聞かせている。
ということは、ジオークはリシェーナが浮気をすると思っているのか。
「しない。 わたし、ジオークの方が心配」
少しむっとしていたリシェーナは、自身の内心を吐露してしまった。
そう。
むしろ、心配なのはジオークだ。
だって、リシェーナはほとんどこの家から出かけない。
出かけたとしても、いつもばあやかジオークが一緒だ。
だが、ジオークはリシェーナの知らないところでお仕事をしている。
リシェーナの知らないところで、リシェーナの知らない誰かと出会う確率なら、圧倒的にジオークの方が高い。
だから、リシェーナは、ジオークに願った。
「…浮気、…してもいいけど、一生、わたしに気づかせないで」
例えば、この先、ジオークがリシェーナよりも好きだと思う存在が、大切だと思う存在ができないとも限らない。
例えばできたとしても、そのことを、リシェーナには気づかせないでいてほしい。
リシェーナのことも大切にして、ずっとジオークの奥さんでいさせてほしい。
そうすれば、リシェーナはずっと、ジオークの一番はリシェーナだと思っていられる。
リシェーナがわずか俯いていると、ぺち、とジオークの手がリシェーナの頬に当てられた。
当てられた、と表現できるくらいで、全然痛くなかった。
けれど、ジオークがどうしてそんな行動に出たのかわからずに、リシェーナはジオークを見つめる。
そして、目を見張った。
ジオークは、少し怒ったような、傷ついたような顔をしていたのだ。
「するわけないじゃん。 信用してよ」
「…うん、ごめんなさい」
ぎゅっとジオークに抱きつけば、ジオークはリシェーナの髪を撫でてくれる。
信じたい。 信じている。
けれど、約束は破られるものだということも、世の中に絶対はないことも、リシェーナは知っている。
キュビスがリシェーナを離縁して、ジオークに預けられたことはリシェーナにとっては幸運だった。
けれど、そうされたことを、リシェーナは学習していたらしい。
信じながらも、諦めようとする。
それは、自分を守るためにだ。
なんて矛盾だろう。
そう思いながらも、リシェーナは今夜も、ジオークの腕の中で眠る。
今日はリシェーナがジオークに尽くす日だと設定していたのだが、どうして、なぜ、いつものようにジオークに尽くされてしまっているのだろう。
「ぁ、あ、じぉっ…!」
後ろからゆっくりと揺さぶられながら、もうわけがわからなくなってジオークの名を呼べば、耳を柔らかく食まれる。
「ん? 辛い?」
優しく、甘く問いかけてくれる声。
いつだって、ジオークはリシェーナを案じながら愛してくれる。 だから、辛いなんて思ったことは、一度もない。
リシェーナは小さく首を横に振って、ジオークの頬に、身体に擦り寄るように重心を後ろに傾けた。
「すき、すきぃ…」
「ん、おれも、すき」
耳の下、その付け根の辺りを強く吸われたかと思えば、ジオークがリシェーナを後ろから抱きしめる腕に力が込められた。
ジオークはベッドの上に膝をついていて、リシェーナはその太腿を跨いで膝立ちになるような格好で繋がっている。 後ろから抱きしめてくれるジオークに、完全に身体を預けているような状態だ。
リシェーナは、ジオークのことはもちろん好きだが、ジオークと肌を重ねるのも好きだ。
正確には、ジオークがぴったりとリシェーナに肌を寄り添わせて愛してくれるのが好きなのだと思う。
今日だって、リシェーナの背中にジオークの胸や腹が当たっていて、全身でジオークを感じて、ふわふわするし、ぞわぞわする。
大好きなひとと一つになる、気持ちが良くて、幸せな行為。
なのに、繋がっている場所は身体の一部分だけ、というのが不思議な感じでもある。
それを補うかのように全身を密着させてくれる、ジオークの愛が嬉しい。
きっと、こういう風にくっつかないほうが、ジオークは動きやすいだろうに、いつだってリシェーナの気持ちを優先してくれて、リシェーナの望むようにしてくれる。
「じお、じお、すき、…っだいすきっ…」
「うん、知ってる。 でも、おれのほうが好きだよ、きっと」
この空間を誰かが覗くことはないが、誰かに見られたら「頭悪いなぁ…」と思われるような会話をしている自覚もある。
けれど、好きなものは好きだし、伝えたいのだ。
それから、キスもしたい。
そう思って、揺さぶられながらジオークを振り返ると、間近にジオークの石榴石の目と目が合う。
どうしてだろう。
いつだってジオークはリシェーナの望みを汲み取って、それを与えてくれるのだ。
今も、そっと唇を重ねられた。
もっと深いキスがしたくて、リシェーナがジオークの唇を吸うと、ジオークが小さく笑う感じがした。
唇に当たった呼吸でそのように思ったのだが、もしかすると、ただ単に呼吸をしただけかもしれない。 それでも、ジオークはリシェーナが望むように深いキスを与えてくれる。
「ん、んぅ」
鼻から、声が抜ける。
けれど、キスを止めたくない。 絡み合う舌から、お腹の方へと痺れが走るような感じがする。
お腹というか、ジオークと繋がっているところが、きゅうきゅうし始めて、リシェーナはまた達してしまうような予感がする。
キスをしたままで、ジオークの腰の動きが、僅かにだが速まった気がする。
どうしよう、また、来る。 来てしまう。
それをジオークに告げようとしたのだが、間に合わなかった。
「っん、んんぅ~~っ…」
達してしまって、お腹がびくびくと跳ねる。
ジオークを受け容れているところが、ジオークに吸いつくように動いている。
キスをしたまま達してしまったので、呼吸が上手く出来ずに、しばし酸欠の状態だったのかもしれない。
ゆっくりと唇が離れたのに気づいたときには、身体の中に感じていたジオークもいなくなっていて、ジオークの太腿の上に完全に座り込んでいた。
「…いっちゃった…」
「ん、おれも」
ジオークはリシェーナの頬に軽くキスをしてくれる。
ジオークの上に乗ったままではジオークが辛いだろうと、リシェーナが何とかジオークの上から下りると、ジオークは【男のたしなみ】だという避妊具の処理を始めた。
そこで、リシェーナは思い出す。
何をすると、ジオークが喜ぶと、ジョーが言っていたか。
「お口でしてない!」
リシェーナが思わず声を上げると、ジオークは一瞬固まった。
そして、困ったような笑顔を見せる。
「…うん、それは、また、いつか、ね」
ジオークが【今度】ではなく、【いつか】と言ったのが気になるが、させてもらえて、ジオークが喜んでくれるのならば、いい。
リシェーナは薄手のブランケットをたぐり寄せながらジオークに寄り添う。 処理をする様子を見つめていると、ジオークは笑った。
「あんまり見られると、照れるよ」
照れるよ、と言う声も顔も可愛くて優しかったので、リシェーナはジオークに甘えるようにもたれた。
「うん、照れてるあなたも好き」
処理を終えたジオークは、リシェーナに向き直ってリシェーナの唇にキスをくれる。
ジオークは、終わったらさっさと眠る、ということもなくリシェーナを甘やかしていちゃいちゃしてくれる。
こういうところも好きで、リシェーナがぎゅっとジオークに抱きつくと、ジオークはリシェーナの髪を撫でてくれる。
「…あんなこと、してさ。 浮気しないでよ?」
その感触にリシェーナはうっとりと目を閉じていたのだが、いつもより幾分トーンの低い声が届いて、目を開けた。
何だかすごく、心外な内容が含まれていた気がする。
あんなこと、の意味はわからなかったが、浮気しないで、とリシェーナにジオークが言い聞かせている。
ということは、ジオークはリシェーナが浮気をすると思っているのか。
「しない。 わたし、ジオークの方が心配」
少しむっとしていたリシェーナは、自身の内心を吐露してしまった。
そう。
むしろ、心配なのはジオークだ。
だって、リシェーナはほとんどこの家から出かけない。
出かけたとしても、いつもばあやかジオークが一緒だ。
だが、ジオークはリシェーナの知らないところでお仕事をしている。
リシェーナの知らないところで、リシェーナの知らない誰かと出会う確率なら、圧倒的にジオークの方が高い。
だから、リシェーナは、ジオークに願った。
「…浮気、…してもいいけど、一生、わたしに気づかせないで」
例えば、この先、ジオークがリシェーナよりも好きだと思う存在が、大切だと思う存在ができないとも限らない。
例えばできたとしても、そのことを、リシェーナには気づかせないでいてほしい。
リシェーナのことも大切にして、ずっとジオークの奥さんでいさせてほしい。
そうすれば、リシェーナはずっと、ジオークの一番はリシェーナだと思っていられる。
リシェーナがわずか俯いていると、ぺち、とジオークの手がリシェーナの頬に当てられた。
当てられた、と表現できるくらいで、全然痛くなかった。
けれど、ジオークがどうしてそんな行動に出たのかわからずに、リシェーナはジオークを見つめる。
そして、目を見張った。
ジオークは、少し怒ったような、傷ついたような顔をしていたのだ。
「するわけないじゃん。 信用してよ」
「…うん、ごめんなさい」
ぎゅっとジオークに抱きつけば、ジオークはリシェーナの髪を撫でてくれる。
信じたい。 信じている。
けれど、約束は破られるものだということも、世の中に絶対はないことも、リシェーナは知っている。
キュビスがリシェーナを離縁して、ジオークに預けられたことはリシェーナにとっては幸運だった。
けれど、そうされたことを、リシェーナは学習していたらしい。
信じながらも、諦めようとする。
それは、自分を守るためにだ。
なんて矛盾だろう。
そう思いながらも、リシェーナは今夜も、ジオークの腕の中で眠る。
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