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紅の騎士は白き花を癒す
8.…誰にも、気づいてもらえないのに?
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リシェーナは花束を持って、ふらふらと墓地に来ていた。
空を見上げると、晴れ渡っている。
お天気でよかったな、と思って、リシェーナは目を細めた。
どうすべきかわからなくて、考えたくて、話したくなってしまった。
返ってくる言葉も、見つかる答えもないのはわかっている。
けれど、誰かに吐き出したくて。
それに…。
リシェーナはそっと自分の腹部を押さえた。
一応報告は、しておくべきだと、思ったのだ。
父は、馬鹿な娘だと、嘆くだろうか。
それとも、喜んでくれるのだろうか。
ひとつ、溜息をついて前方に視線を戻せば、見慣れた後ろ姿と言うか髪の色に、リシェーナは目を見張った。
父の墓石の前に、静かに佇んでいた、その後ろ姿。
時が止まったような感覚に、陥った。
「…あな、た?」
微かな呼びかけが聞こえたわけでもないだろうに、そのひとはふとリシェーナに横顔をさらす。
無意識のうちに、だったけれど、リシェーナは、今度ははっきりと彼のことを呼んでいた。
「あなた」
そうすれば、ジオークが驚いたように、振り返った。
「…リシェ…?」
リシェーナを認めたジオークは、少し罰が悪そうな顔になるものだから、リシェーナは訳がわからなくて首を揺らす。
どうして、そんな顔をするのだろう。
そう思って、リシェーナはそういえば、と気づく。
「お仕事、は…?」
「…サボった」
もしかして、お仕事を抜けてきたことを見つかって、それでそんな反応をしたのだろうか。
まるで、悪戯を見つかった子どものようだ、と思って、リシェーナは小さく笑いながらジオークに近づく。
そして、リシェーナはジオークが持っている花束を見て、目を見張った。
「…これ…」
ジオークはリシェーナの視線に気づいて、自分の左手に目を落とす。
「ああ。 師の命日だからね。 師の好きな花を、と思って」
「知ってて、くれたの」
リシェーナが驚いていると、ジオークは苦笑した。
「恩師の命日を忘れるわけないよ」
それなら、一緒に行こうって誘っておけばよかった。
一緒に行こうって誘ってくれたらよかったのに、と思って、リシェーナは目を伏せた。
ジオークにだって都合はあるのだから、それはリシェーナの我儘だ。
ジオークが花束を置くので、リシェーナも用意してきた花束をその横に置いた。
似たような色彩と形の、違う花束が、ふたつ並んでいる。
ジオークの用意したものが、父の好んだ花である。
けれど、珍しい花でなかなか手に入らないから、リシェーナはいつも似たような別物を用意していた。
白い麝香撫子や、白い薔薇がいつもリシェーナの用意していた花束だ。
月命日にやって来ると、いつも父の好きなその花が父の墓前に供えてあったことを思い出して、リシェーナはじっとジオークを見上げた。
「…あなた…もしかして、よく、来てくれた?」
その問いに、ジオークは動きを止めた。
「よく、その花」
リシェーナが続けると、ジオークは苦笑して溜息をついた。
いつか問われると思ってた、とでも言うかのように、肩を竦める。
「…こういうのを、気づかれずにやるのが粋な男なのになー…」
ジオークが穏やかな目をリシェーナに向けるから、リシェーナはドキ、とする。
「…リシェには、参る」
照れたような、微苦笑に、目を奪われる。
参ると言いつつも、ジオークはそのことを、特に悪いとは思っていない風である。
けれど、リシェーナは問わずにはおれない。
「どうして、言ってくれなかったの」
「誰にも言わずにこっそりやるからこそいいんだよ」
そんなふうに言って、ジオークは軽やかに笑う。
どうして、そんなふうに笑えるのだろう、とリシェーナは苦しくなる。
「…誰にも、気づいてもらえないのに?」
ようやく、それとだけ口にした。
本当のあなたは、こんなに優しくて素敵なひとなのに?
言外の言葉までもが聞こえたかのように、ジオークはただただ穏やかに笑う。
リシェーナは、胸が締め付けられるみたいにきゅーんとなって、ただただジオークを見つめるしかなかった。
そのリシェーナに、ジオークは手を伸べる。
「リシェ、来て」
「?」
すぐ近くにいるのに、どういうことだろう、と思いつつも、リシェーナはジオークの手に自分の手を重ねた。
そうすれば、ジオークはリシェーナを抱き寄せる。
「あな、た」
抱き寄せられたことで生まれたドキドキが、ジオークに伝わりませんように、とリシェーナは祈るばかりだ。
そんなリシェーナの心中には気づかないようで、ジオークは凛とした眼差しでリシェーナの父の墓石を見つめた。
「師、報告が遅くなりましたけど…。 おれ、お嬢さんと結婚します」
驚いてリシェーナがジオークを見上げると、穏やかな眼差しでリシェーナを見つめるジオークと出会って、心臓が跳ねる。
「…すぐに、お孫さんも見られますよ」
ああ、どうして。
その瞬間に、リシェーナは自分の気持ちの一部を、理解した。
皮肉にも、父の墓の前で、リシェーナは見つけてしまった。
どうして、気づいてしまったのだろう。
リシェーナは、ジオークの傍にいたいのだ。
そう思って、リシェーナがジオークを見つめていると、ジオークはふっと笑った。
「帰ろ」
「え」
ジオークはあっという間に、リシェを抱え上げた。
「大事な体なんだから、大人しくしてなきゃだめじゃん」
そして、どこまでも優しくリシェーナを注意するのだ。
リシェーナの腹の中にいるのが、自分の子でもないのに。
だからこそ、リシェーナは複雑で、ささやかに主張する。
「い、いや…。 自分で、歩く」
「駄目だよ。 転ばれでもしたら、大変だから」
ああ、どうして。
このひとは、こんなにも、優しいの。
リシェーナは、このひとの傍を、こんなにも、心地よいと感じてしまうのだろう。
リシェーナは、ジオークの首に縋りつくように手を回していた。
「んー? 何? リシェ。 ちょっと嬉しい」
ジオークの楽しそうな声が、リシェーナの耳元で揺れる。
甘く、残酷に。
「…顔、赤い。 見られたくない」
それは、嘘ではないけれど、真実でもなかった。
瞳からは、涙が溢れだしていたから。
…ああ。
きっと、これが、後悔、だ。
空を見上げると、晴れ渡っている。
お天気でよかったな、と思って、リシェーナは目を細めた。
どうすべきかわからなくて、考えたくて、話したくなってしまった。
返ってくる言葉も、見つかる答えもないのはわかっている。
けれど、誰かに吐き出したくて。
それに…。
リシェーナはそっと自分の腹部を押さえた。
一応報告は、しておくべきだと、思ったのだ。
父は、馬鹿な娘だと、嘆くだろうか。
それとも、喜んでくれるのだろうか。
ひとつ、溜息をついて前方に視線を戻せば、見慣れた後ろ姿と言うか髪の色に、リシェーナは目を見張った。
父の墓石の前に、静かに佇んでいた、その後ろ姿。
時が止まったような感覚に、陥った。
「…あな、た?」
微かな呼びかけが聞こえたわけでもないだろうに、そのひとはふとリシェーナに横顔をさらす。
無意識のうちに、だったけれど、リシェーナは、今度ははっきりと彼のことを呼んでいた。
「あなた」
そうすれば、ジオークが驚いたように、振り返った。
「…リシェ…?」
リシェーナを認めたジオークは、少し罰が悪そうな顔になるものだから、リシェーナは訳がわからなくて首を揺らす。
どうして、そんな顔をするのだろう。
そう思って、リシェーナはそういえば、と気づく。
「お仕事、は…?」
「…サボった」
もしかして、お仕事を抜けてきたことを見つかって、それでそんな反応をしたのだろうか。
まるで、悪戯を見つかった子どものようだ、と思って、リシェーナは小さく笑いながらジオークに近づく。
そして、リシェーナはジオークが持っている花束を見て、目を見張った。
「…これ…」
ジオークはリシェーナの視線に気づいて、自分の左手に目を落とす。
「ああ。 師の命日だからね。 師の好きな花を、と思って」
「知ってて、くれたの」
リシェーナが驚いていると、ジオークは苦笑した。
「恩師の命日を忘れるわけないよ」
それなら、一緒に行こうって誘っておけばよかった。
一緒に行こうって誘ってくれたらよかったのに、と思って、リシェーナは目を伏せた。
ジオークにだって都合はあるのだから、それはリシェーナの我儘だ。
ジオークが花束を置くので、リシェーナも用意してきた花束をその横に置いた。
似たような色彩と形の、違う花束が、ふたつ並んでいる。
ジオークの用意したものが、父の好んだ花である。
けれど、珍しい花でなかなか手に入らないから、リシェーナはいつも似たような別物を用意していた。
白い麝香撫子や、白い薔薇がいつもリシェーナの用意していた花束だ。
月命日にやって来ると、いつも父の好きなその花が父の墓前に供えてあったことを思い出して、リシェーナはじっとジオークを見上げた。
「…あなた…もしかして、よく、来てくれた?」
その問いに、ジオークは動きを止めた。
「よく、その花」
リシェーナが続けると、ジオークは苦笑して溜息をついた。
いつか問われると思ってた、とでも言うかのように、肩を竦める。
「…こういうのを、気づかれずにやるのが粋な男なのになー…」
ジオークが穏やかな目をリシェーナに向けるから、リシェーナはドキ、とする。
「…リシェには、参る」
照れたような、微苦笑に、目を奪われる。
参ると言いつつも、ジオークはそのことを、特に悪いとは思っていない風である。
けれど、リシェーナは問わずにはおれない。
「どうして、言ってくれなかったの」
「誰にも言わずにこっそりやるからこそいいんだよ」
そんなふうに言って、ジオークは軽やかに笑う。
どうして、そんなふうに笑えるのだろう、とリシェーナは苦しくなる。
「…誰にも、気づいてもらえないのに?」
ようやく、それとだけ口にした。
本当のあなたは、こんなに優しくて素敵なひとなのに?
言外の言葉までもが聞こえたかのように、ジオークはただただ穏やかに笑う。
リシェーナは、胸が締め付けられるみたいにきゅーんとなって、ただただジオークを見つめるしかなかった。
そのリシェーナに、ジオークは手を伸べる。
「リシェ、来て」
「?」
すぐ近くにいるのに、どういうことだろう、と思いつつも、リシェーナはジオークの手に自分の手を重ねた。
そうすれば、ジオークはリシェーナを抱き寄せる。
「あな、た」
抱き寄せられたことで生まれたドキドキが、ジオークに伝わりませんように、とリシェーナは祈るばかりだ。
そんなリシェーナの心中には気づかないようで、ジオークは凛とした眼差しでリシェーナの父の墓石を見つめた。
「師、報告が遅くなりましたけど…。 おれ、お嬢さんと結婚します」
驚いてリシェーナがジオークを見上げると、穏やかな眼差しでリシェーナを見つめるジオークと出会って、心臓が跳ねる。
「…すぐに、お孫さんも見られますよ」
ああ、どうして。
その瞬間に、リシェーナは自分の気持ちの一部を、理解した。
皮肉にも、父の墓の前で、リシェーナは見つけてしまった。
どうして、気づいてしまったのだろう。
リシェーナは、ジオークの傍にいたいのだ。
そう思って、リシェーナがジオークを見つめていると、ジオークはふっと笑った。
「帰ろ」
「え」
ジオークはあっという間に、リシェを抱え上げた。
「大事な体なんだから、大人しくしてなきゃだめじゃん」
そして、どこまでも優しくリシェーナを注意するのだ。
リシェーナの腹の中にいるのが、自分の子でもないのに。
だからこそ、リシェーナは複雑で、ささやかに主張する。
「い、いや…。 自分で、歩く」
「駄目だよ。 転ばれでもしたら、大変だから」
ああ、どうして。
このひとは、こんなにも、優しいの。
リシェーナは、このひとの傍を、こんなにも、心地よいと感じてしまうのだろう。
リシェーナは、ジオークの首に縋りつくように手を回していた。
「んー? 何? リシェ。 ちょっと嬉しい」
ジオークの楽しそうな声が、リシェーナの耳元で揺れる。
甘く、残酷に。
「…顔、赤い。 見られたくない」
それは、嘘ではないけれど、真実でもなかった。
瞳からは、涙が溢れだしていたから。
…ああ。
きっと、これが、後悔、だ。
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