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石に咲いた花は
大切なひと**
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寝台に突っ伏した身体に、背後からのしかかる、身体の重み。
身体に絡みつく、腕。
身体の中心を、貫く熱杭。
そのどれもに、歓びを覚える日が来るなんて、シィーファは想像しなかったし、願いもしなかった。
けれど、実際そうなったことを嘆くわけでもない。不思議な感じだ。
「あぁ、ぅ、ん」
後ろからゆっくりと揺さぶられ、シィーファは声を上げ、震える。
ラディスがシィーファの身体を解放したかと思えば、背後から感じる重みがなくなって、少し寂しい感じがする。身体の一部分で繋がっていることに安堵する日が来るなんて、本当に驚きだ。
体位を、変えるのだろうか。
変えるのならば、正面から、ぎゅっと抱きしめてほしい。
そう思っていると、ラディスの右手がシィーファの右上腕部を掴み、腹に左腕を回すようにして、シィーファの上体を後方へ起こさせる。
膝で立てる、と思ったのだが、シィーファはラディスが寝台についた膝の上に座り込む形になってしまった。
拍子に、ぐりぐりっ…と奥を刺激されて、目の前がちかちかとする。
「アっ…」
喉の奥から声が漏れれば、再び身体にラディスの腕が絡みつき、きつく抱きしめてくれる。
けれど、シィーファの身体の最奥を刺激したラディスに絡みつき、包み込むように動いたのは、シィーファの身体のなかの方で…。
「シィーファ…」
緩く腰を揺らしながら、ラディスは甘くシィーファの名を呼ぶ。
名前を呼ばれた、だけなのに。
ぞわぞわとして、腰が重くなる感じがするのだ。
ラディスも、シィーファの身体の変化を感じ取っているのか、そっとシィーファの髪をかき分けると、ちゅうう、とシィーファのうなじに吸いついてきた。
「ぁん、だめ、それ…」
ぶるるっ…とシィーファは震えて、身体の力が抜ける。
ラディスの太腿の上に座り込んでいるので、これ以上沈みようもないのに、腰が沈んで深く、深くラディスが埋まる感じがする。
そうしよう、と思っているわけではないのに、身体が言うことを聞かなくて、深く埋められたラディスを抱きしめるように動くのだ。
「っ、そんな、しめたら、でるよ…?」
後ろから、ラディスの右手がシィーファの胸を揉みしだき、お腹を左手で抱えるようにして押さえる。
そんなふうにされたら、達してしまいそうなのは、シィーファの方だ。
シィーファは、そうしようと思ってしているわけではないが、ラディスがそうしようと思ってしているのは、明白。
それも、シィーファが弱い、奥を、ぐっぐっと刺激しながら、なんて…。
「あ、あ、もっ…」
我慢、できない。
お腹に回されたラディスの腕を、右手で掴む。
左手は、ラディスの左の太腿に置かれ、爪を立てた。
ぎゅうう、と掴んで、爪を立てた瞬間に、身体の中心にも力が入ったのかもしれない。
ラディスの腰を揺らす動きが、わずかに速くなった。
「あ…、だすよ…、だす、からね…?」
耳元で、甘い声で囁いたラディスが、シィーファの奥をぐいぐいと攻めながら、耳朶をちゅうっと吸うものだから、お腹の奥で快感が弾けた。
「あぁんぅ…」
喉の奥から声を漏らして、シィーファは身体を跳ねさせる。
身体が跳ねるのに合わせて、シィーファの体内もラディスを締め上げるのがわかる。
ラディスが、シィーファの体内で、びく、びく、と震えながら、何度か腰を上下させるのも。
「ん…」
ぎゅうう、と後ろからシィーファを抱きしめるラディスに、シィーファはラディスが彼の体液をシィーファのなかに放っているのを感じる。
「シィーファ…」
ラディスは、甘えるようにシィーファの首筋に頬を擦りつけた。
ラディスは、一度達しても、なかなかシィーファのなかから出ていかない。
大抵、こうして繋がったままで、しばらくシィーファのことを抱きしめてくれるのだ。
ラディスの腕が回った自分のお腹に、シィーファはそっと触れた。
ラディスの白濁が、自分のなかに放たれたことを、感じる。
ラディスの白濁は、熱いし、多いし、濃い。
それがそのまま、ラディスのシィーファに対する愛情だと思うと、堪らない気持ちになる。
シィーファがラディスの胸に、背中を預けて身体をもたれると、ラディスは何を勘違いしたのだろう。
そっとシィーファの顔を覗き込んできた。
「どうしたの? シィーファ、お腹痛い? つらくした?」
シィーファは慌てて、ふるふると首を横に振る。
「いいえ、その…」
シィーファは言葉を濁して、頬を染めた。
ラディスを抱きしめるシィーファの腕は、いつでも優しい。
シィーファの些細な変化にも気づいてくれて、気にかけてくれる。
もう、本当に、身に余り過ぎて畏れ多い。
そんなことを考えていたことにすら気づいたのか、ラディスは、背後からシィーファの右耳の下あたりに口づけて、ちゅうと吸う。
「んんぅ…」
「…シィーファ、可愛い。 大好き」
ラディスはいつも、こうしているときに、シィーファに対して、甘くて優しい言葉をくれるのだ。
主には、シィーファのことを褒めるような言葉や、甘やかすような言葉だ。
そうすると、胸の奥がほわほわと温かくなって、嬉しくなって、幸せになる。
ラディスにも、同じ気持ちになってもらえたら嬉しいな、と思って、シィーファはラディスを肩越しに振り返った。
「すき」
「…ありがとう」
ラディスは、軽く目を見張ったが、少し照れくさそうに微笑んでくれた。
だからいつも、伝えてよかったな、という気分になる。
「…抜くね。 お尻、上げられる?」
ラディスに問われて、シィーファは返事の代わりに膝立ちになって、そっとお尻を上げる。
ラディスが放ったものが零れる前に、素早くラディスから離れて脚を閉じようとしたのだが、それはできなかった。
さっと、何か布のようなものが当てられる。
「あ、ラディス…」
「そのままでいて」
とろぉ…と体内をつたって落ちる、彼の体液が、布に吸い込まれていくのがわかる。
ラディスは、事後も、優しいし、甲斐甲斐しい。
もちろん、前戯だって、優しくて丁寧だ。 時々、シィーファが音を上げずには、いられないくらい。
そして、もうひとつ確かなのは、再会した頃よりもずっと、シィーファはラディスが好きだということ。
あの頃、恐れていたように、ラディスがいなくなったら、シィーファはきっと絶望し、泣き暮らすだろう。
それでも、シィーファは、未だに思うのだ。
ラディスには、ラディスとの間に子を成せる、きちんとした女性が必要なのではないか、と。
そんな風に思いはしても、ラディスを放したくないのだから、救えない。
ラディスが、シィーファの股間を拭うようにして布を取り去った後、シィーファのお腹に腕を回して、ぐいとシィーファの腕を引く。
ぽすん、と再びラディスの膝の上に納まる。
かと思いきや、ラディスはいつの間にか胡坐をかいていたらしく、シィーファはその中にお尻を収める形になり、ラディスの器用な誘導によって、横抱きにされた。
「何か、難しいこと、考えてる?」
微笑みを消した顔で、ラディスは静かに尋ねてきた。
唐突な、問いだった。
そして、的を射た問いでも、あった。
図星を指されたシィーファが、ぐっと言葉に詰まったのに、わからぬはずもないのに、ラディスはふっと微笑む。
シィーファの身体をそっと抱きしめると、眉間に唇を押し当ててきた。
「私と愛し合っているときに、ほかのことを考えたら嫌だよ」
拗ねたようなラディスの言葉に、シィーファは、目を瞬かせてしまった。
てっきり、何を考えていたのか追及されると思ったのだが、あまりに可愛い言葉で責められて、シィーファは思わず笑ってしまった。
ああ、愛しい。
そう、心の底から思ったから、ラディスの首に手を回して、伸びをする。
ちゅっ…と軽く唇を重ねて、微笑んだ。
「…はい、旦那様」
ぽかん、とした表情だったラディスの頬に、じわじわと熱が上る。
やることをやっているくせに、といってはあれだが、ラディスはこういうところも可愛い。
聞けば、つい最近二十歳になったばかりだというのだから、無理もないのだろうか。
本当に、よく、六つも年上のシィーファをもらってくれたものだと思う。
シィーファのできる精一杯で、ラディスを大切にしよう。
そう思っていると、太腿のあたりに何か当たっているのに気づいた。
視線を落とそうとしたのだが、それより早く、ラディスの顔が、シィーファの顔を覗き込んでくる。
「シィーファ、…その、…もう一回、してもいい?」
もう、夫婦になって、しばらく経つのに、ラディスはこういうところが可愛い。
自分の欲望を押しつけないところー物理的には押しつけているがーとか。
少し、躊躇いがちになるところとか。
シィーファの同意を得てからしか、絶対に動かないところとか。
ジッとシィーファを待っているラディスに、シィーファは微笑む。
「はい」
身体に絡みつく、腕。
身体の中心を、貫く熱杭。
そのどれもに、歓びを覚える日が来るなんて、シィーファは想像しなかったし、願いもしなかった。
けれど、実際そうなったことを嘆くわけでもない。不思議な感じだ。
「あぁ、ぅ、ん」
後ろからゆっくりと揺さぶられ、シィーファは声を上げ、震える。
ラディスがシィーファの身体を解放したかと思えば、背後から感じる重みがなくなって、少し寂しい感じがする。身体の一部分で繋がっていることに安堵する日が来るなんて、本当に驚きだ。
体位を、変えるのだろうか。
変えるのならば、正面から、ぎゅっと抱きしめてほしい。
そう思っていると、ラディスの右手がシィーファの右上腕部を掴み、腹に左腕を回すようにして、シィーファの上体を後方へ起こさせる。
膝で立てる、と思ったのだが、シィーファはラディスが寝台についた膝の上に座り込む形になってしまった。
拍子に、ぐりぐりっ…と奥を刺激されて、目の前がちかちかとする。
「アっ…」
喉の奥から声が漏れれば、再び身体にラディスの腕が絡みつき、きつく抱きしめてくれる。
けれど、シィーファの身体の最奥を刺激したラディスに絡みつき、包み込むように動いたのは、シィーファの身体のなかの方で…。
「シィーファ…」
緩く腰を揺らしながら、ラディスは甘くシィーファの名を呼ぶ。
名前を呼ばれた、だけなのに。
ぞわぞわとして、腰が重くなる感じがするのだ。
ラディスも、シィーファの身体の変化を感じ取っているのか、そっとシィーファの髪をかき分けると、ちゅうう、とシィーファのうなじに吸いついてきた。
「ぁん、だめ、それ…」
ぶるるっ…とシィーファは震えて、身体の力が抜ける。
ラディスの太腿の上に座り込んでいるので、これ以上沈みようもないのに、腰が沈んで深く、深くラディスが埋まる感じがする。
そうしよう、と思っているわけではないのに、身体が言うことを聞かなくて、深く埋められたラディスを抱きしめるように動くのだ。
「っ、そんな、しめたら、でるよ…?」
後ろから、ラディスの右手がシィーファの胸を揉みしだき、お腹を左手で抱えるようにして押さえる。
そんなふうにされたら、達してしまいそうなのは、シィーファの方だ。
シィーファは、そうしようと思ってしているわけではないが、ラディスがそうしようと思ってしているのは、明白。
それも、シィーファが弱い、奥を、ぐっぐっと刺激しながら、なんて…。
「あ、あ、もっ…」
我慢、できない。
お腹に回されたラディスの腕を、右手で掴む。
左手は、ラディスの左の太腿に置かれ、爪を立てた。
ぎゅうう、と掴んで、爪を立てた瞬間に、身体の中心にも力が入ったのかもしれない。
ラディスの腰を揺らす動きが、わずかに速くなった。
「あ…、だすよ…、だす、からね…?」
耳元で、甘い声で囁いたラディスが、シィーファの奥をぐいぐいと攻めながら、耳朶をちゅうっと吸うものだから、お腹の奥で快感が弾けた。
「あぁんぅ…」
喉の奥から声を漏らして、シィーファは身体を跳ねさせる。
身体が跳ねるのに合わせて、シィーファの体内もラディスを締め上げるのがわかる。
ラディスが、シィーファの体内で、びく、びく、と震えながら、何度か腰を上下させるのも。
「ん…」
ぎゅうう、と後ろからシィーファを抱きしめるラディスに、シィーファはラディスが彼の体液をシィーファのなかに放っているのを感じる。
「シィーファ…」
ラディスは、甘えるようにシィーファの首筋に頬を擦りつけた。
ラディスは、一度達しても、なかなかシィーファのなかから出ていかない。
大抵、こうして繋がったままで、しばらくシィーファのことを抱きしめてくれるのだ。
ラディスの腕が回った自分のお腹に、シィーファはそっと触れた。
ラディスの白濁が、自分のなかに放たれたことを、感じる。
ラディスの白濁は、熱いし、多いし、濃い。
それがそのまま、ラディスのシィーファに対する愛情だと思うと、堪らない気持ちになる。
シィーファがラディスの胸に、背中を預けて身体をもたれると、ラディスは何を勘違いしたのだろう。
そっとシィーファの顔を覗き込んできた。
「どうしたの? シィーファ、お腹痛い? つらくした?」
シィーファは慌てて、ふるふると首を横に振る。
「いいえ、その…」
シィーファは言葉を濁して、頬を染めた。
ラディスを抱きしめるシィーファの腕は、いつでも優しい。
シィーファの些細な変化にも気づいてくれて、気にかけてくれる。
もう、本当に、身に余り過ぎて畏れ多い。
そんなことを考えていたことにすら気づいたのか、ラディスは、背後からシィーファの右耳の下あたりに口づけて、ちゅうと吸う。
「んんぅ…」
「…シィーファ、可愛い。 大好き」
ラディスはいつも、こうしているときに、シィーファに対して、甘くて優しい言葉をくれるのだ。
主には、シィーファのことを褒めるような言葉や、甘やかすような言葉だ。
そうすると、胸の奥がほわほわと温かくなって、嬉しくなって、幸せになる。
ラディスにも、同じ気持ちになってもらえたら嬉しいな、と思って、シィーファはラディスを肩越しに振り返った。
「すき」
「…ありがとう」
ラディスは、軽く目を見張ったが、少し照れくさそうに微笑んでくれた。
だからいつも、伝えてよかったな、という気分になる。
「…抜くね。 お尻、上げられる?」
ラディスに問われて、シィーファは返事の代わりに膝立ちになって、そっとお尻を上げる。
ラディスが放ったものが零れる前に、素早くラディスから離れて脚を閉じようとしたのだが、それはできなかった。
さっと、何か布のようなものが当てられる。
「あ、ラディス…」
「そのままでいて」
とろぉ…と体内をつたって落ちる、彼の体液が、布に吸い込まれていくのがわかる。
ラディスは、事後も、優しいし、甲斐甲斐しい。
もちろん、前戯だって、優しくて丁寧だ。 時々、シィーファが音を上げずには、いられないくらい。
そして、もうひとつ確かなのは、再会した頃よりもずっと、シィーファはラディスが好きだということ。
あの頃、恐れていたように、ラディスがいなくなったら、シィーファはきっと絶望し、泣き暮らすだろう。
それでも、シィーファは、未だに思うのだ。
ラディスには、ラディスとの間に子を成せる、きちんとした女性が必要なのではないか、と。
そんな風に思いはしても、ラディスを放したくないのだから、救えない。
ラディスが、シィーファの股間を拭うようにして布を取り去った後、シィーファのお腹に腕を回して、ぐいとシィーファの腕を引く。
ぽすん、と再びラディスの膝の上に納まる。
かと思いきや、ラディスはいつの間にか胡坐をかいていたらしく、シィーファはその中にお尻を収める形になり、ラディスの器用な誘導によって、横抱きにされた。
「何か、難しいこと、考えてる?」
微笑みを消した顔で、ラディスは静かに尋ねてきた。
唐突な、問いだった。
そして、的を射た問いでも、あった。
図星を指されたシィーファが、ぐっと言葉に詰まったのに、わからぬはずもないのに、ラディスはふっと微笑む。
シィーファの身体をそっと抱きしめると、眉間に唇を押し当ててきた。
「私と愛し合っているときに、ほかのことを考えたら嫌だよ」
拗ねたようなラディスの言葉に、シィーファは、目を瞬かせてしまった。
てっきり、何を考えていたのか追及されると思ったのだが、あまりに可愛い言葉で責められて、シィーファは思わず笑ってしまった。
ああ、愛しい。
そう、心の底から思ったから、ラディスの首に手を回して、伸びをする。
ちゅっ…と軽く唇を重ねて、微笑んだ。
「…はい、旦那様」
ぽかん、とした表情だったラディスの頬に、じわじわと熱が上る。
やることをやっているくせに、といってはあれだが、ラディスはこういうところも可愛い。
聞けば、つい最近二十歳になったばかりだというのだから、無理もないのだろうか。
本当に、よく、六つも年上のシィーファをもらってくれたものだと思う。
シィーファのできる精一杯で、ラディスを大切にしよう。
そう思っていると、太腿のあたりに何か当たっているのに気づいた。
視線を落とそうとしたのだが、それより早く、ラディスの顔が、シィーファの顔を覗き込んでくる。
「シィーファ、…その、…もう一回、してもいい?」
もう、夫婦になって、しばらく経つのに、ラディスはこういうところが可愛い。
自分の欲望を押しつけないところー物理的には押しつけているがーとか。
少し、躊躇いがちになるところとか。
シィーファの同意を得てからしか、絶対に動かないところとか。
ジッとシィーファを待っているラディスに、シィーファは微笑む。
「はい」
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