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石に花咲く
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怖くないから、続けていいよね? と問う、美しい魔物に、シィーファは頷く以外の答えを返せなかった。
毅然とした態度で接することができなかったシィーファが悪いと言えば悪いのだが、どうしてこんなことになっているのかわからなくて、シィーファは両手で顔を覆って敷布の海に沈んだ。
沈んでしまいたかった。
だが、実際のシィーファは、ラディスに向かって脚を広げたまま、寝台に横たわっているだけだ。
言うまでもないと思うが、シィーファの脚の間には、ラディスの指が突き刺さっているのだが、実はそれだけではなかったのだ。
「んんぅ…」
シィーファは顔を覆った両手の隙間から、声を漏らす。
あまりのことに、見ていられなかったのだ。
ラディスは、シィーファの脚の間にある入口に指を差し込んで抜き差ししながら、秘所の先端にある小さな塊を口に含んでいる。
自分の脚の間に、誰かの顔があるなんて、想像すらしたことがなかったというのに。
自慢ではないが、シィーファはそこが弱い。
なかでは気持ちよくなれないシィーファは、当然ながら異性との行為で気持ちよくなれたことはなかった。
男が達して行為を終えた後、自らの燻った体を慰めるために、シィーファはそこに触れてきた。
誰かにそこを口に含まれるのなど初めてなら、舐められるのも、吸われるのも、唇で扱かれるのも初めてだ。
それが、こんなに気持ちのいいことだったなんて。
もう、そこだけで、軽く三回は達している。
それに気づかぬはずもないだろうに、ラディスはシィーファの身体が落ち着いたのを見ると、再び顔を埋めるのだ。
シィーファから抜き差しされるラディスの指が、ちゅくちゅくと音を立てている。
もう、解す必要もないくらいに解れて、蕩けているのは自分でもわかる。
それなのに、ラディスは、シィーファの敏感な部分への刺激を止めない。
「んん…」
唇に含まれたまま、舌先で刺激されて、シィーファが震えると、ラディスはそっと唇を離した。
外部器官への刺激が止んだことにほっとして、シィーファは息を吐き、そろそろと顔を覆っていた手を外す。
ほっとした、はずなのに、おかしい。
ラディスの指を呑み込んでいるところが、きゅうきゅうとするし、刺激の止んだ小さな塊が疼くような感じがする。
どうして、と思った気持ちのままに、シィーファが視線を下げると、ラディスもシィーファを見ていて微笑んだ。
「この、小さい粒も、果実みたいで可愛いなって思ってたんだ…。 ここに触れると、シィーファはもっと可愛くなる」
「ん…」
ラディスの吐息が、先程までラディスの口に含まれていた、秘所の先端の小さな塊を撫でた。
唾液で濡れた小さな塊に吐息が触れると、ひんやりとして、ぞわぞわとして、シィーファは震える。
それを見て、だろう。
ラディスは再び、シィーファのそれを口に含んだ。
「ぅあ…」
柔らかくて、熱い、ラディスの口内の感触に、シィーファはまた震える。
あ、なんか、まずいかもしれない。
また、気持ちよくなってしまうかも。
身体に力を入れたシィーファに、ラディスは気がついたのだろう。
一瞬、ちらと視線を上げて、シィーファの様子を気にした。
そして、ちゅううっとシィーファの秘所の、小さな塊を吸ったのだ。
途端、びりり、としたものが、その塊からお腹に走って声を上げる。
「あ、だめ、ん、ぅっ…!」
お腹に力を入れたけれど、お腹がびくびくと跳ねるのを止めることはできなかった。
ラディスの指を、自分の身体がぎゅうぎゅうと締め付けているのも、わかる。
どういう仕組みになっているのかわからないが、ラディスの指を締めつけると、ラディスの指を呑み込んでいるところも気持ちいいと思うのだ。
「はぁ、ん、ふ」
快感の余韻にぐったりとしながら、息を整えようとしていると、ラディスはようやくシィーファの脚の間から、顔を上げてくれた。
気が済んだのだろうか。
気が済んでくれたなら、いい。
そんなことを考えながら、ぼんやりとシィーファがラディスを見ていると、ラディスは微笑んだ。
「…シィーファ、可愛い」
「ん…」
上げた顔を、ラディスは今度は、シィーファの腹に顔を埋めて、臍の脇のあたりに唇を押し当てた。
なんてことない場所のはずなのに、ぞわわとしたものが、脚の間に伝わる。
その、シィーファの脚の間から、ラディスはくちゅり…とささやかな音を立てながら指を引き抜いた。
「…とろとろ。 もう、よさそうだね」
上体を起こしたラディスは、シィーファを愛撫しながら、いつの間にか下穿きを脱いでいたらしい。
ラディスの下肢の中央に、起ち上がった男の象徴を認めてしまって、シィーファはそっと目を逸らす。
ラディスは、シィーファのそれぞれの膝裏に腕を差し込んで引き寄せつつ、シィーファの太腿の下に膝を進めた。
ぎし…と寝台が軋む音が聞こえて、心臓が跳ねるような感じがする。
それだけではない。
ラディスは、起ち上がった自身を、シィーファの脚の間の窪みに押し付け、腰をゆったりと揺らし始めた。
「こうすると、シィーファの唇が這わされているみたいだ…。 …すごい…」
まるで味わうように、目を閉じて、ラディスは腰を押し出し、引く。
「ん…」
シィーファだって、秘所の上をラディスが行ったり来たりするのが、気持ちいい。
ラディスの腰の動かし方によっては、秘所の先端にある小さな塊を、ラディスのものが掠める。
自分が濡れているからラディスを濡らしているのか、ラディス自身も濡れているのか、わからない。
でも、ラディスが、熱くなって、硬くなっていることはわかる。
シィーファの脚の間で、ラディスのものがどくどくと脈打っているように感じるのも、シィーファの気のせいでは、ないはずだ。
なのに、どうして、ラディスは、それを、いれてくれないのだろう。
いれて、と言っていいのかどうかわからなくて、シィーファはそっと唇に手の甲を当てた。
今夜の行為について、ラディスはシィーファに、初めてのつもりで抱かれて? と言ったのだ。
初めての女――素人の処女が、男に、「いれて」とねだるだろうか。
…わからない。
では、素人の女たちは、どうやって男を誘っているのだろう。
これもわからなくて、シィーファは視線をラディスへと向ける。
シィーファの視線を受けたラディスは、なんだかもったいぶって微笑み、もう一度腰を揺らした。
「これ、いれてもいいかな」
ラディスのものが擦りつけられた脚の間がじんじんとする。
お腹の奥も、うずうずとしてしまって、堪らない。
それなのに、いれてもいいかな、なんて、まるで「私はいれなくてもいいんだけど」と言っているように受け取れないだろうか。
ここまで蕩かされて、気持ちよくさせられて、こんな状態で挿入されるのも怖いと言えば怖い。
今まで、前戯で何度も何度も達した経験など、ないのだ。
けれど、ここで放置されてしまうのも怖い。
あそこまで猛ったラディスが、シィーファではない誰かに、いれられてしまうのも。
だから、シィーファは、小さく頷いた。
「うん、ゆっくりいれるからね」
ラディスは微笑むと、腰を引いて、シィーファの膝裏から一度腕を抜いた。
そして、彼自身を、シィーファの入口にあてがった。
「ん…」
「可愛いね…。 もう、先がはいったよ。 …気持ちいいね…」
ラディスの先端は、くびれの先が嵩高だ。
少し先端を押し込まれただけでも、簡単に抜けない。
浅いところでとどまったラディスに、もっと奥まで来て欲しくて、シィーファは自ら腰を揺らしてしまう。
「ぅん…、きもち、いぃ…」
「よかった…。 もっと奥にいかせて」
そんなシィーファの様子に、ラディスは綺麗な、夜明けを待つような色の瞳を細める。
こうしているときのラディスの瞳が、常よりも少し濃い色に見えるのは、瞳の持つ熱のせいだろうか。
以前にも、そんな色の瞳を見たことがあるような気がしたけれど、く~っと腰を押し進められて、考えていたことなどどこかに飛んで行ってしまった。
自分の身体の内側を、ラディスの身体で押し広げられる感じが気持ちいい。
「っぁ…」
シィーファが声を上げると、ラディスは一度、動きを止めて、そっとシィーファの腹を撫でた。
「ん…」
「もう少しで、全部はいるから、もう少し我慢して?」
偶然なのかもしれないが、ラディスは臍の少し下のあたり…、ラディスが奥まではいると到達するあたりに、触れたのだ。
この先をシィーファが想像して、感じてしまったのも致し方ないことだろう。
ラディスが、シィーファを、もっともっと気持ちよくしてくれるのを、シィーファの身体は知ってしまっているのだ。
毅然とした態度で接することができなかったシィーファが悪いと言えば悪いのだが、どうしてこんなことになっているのかわからなくて、シィーファは両手で顔を覆って敷布の海に沈んだ。
沈んでしまいたかった。
だが、実際のシィーファは、ラディスに向かって脚を広げたまま、寝台に横たわっているだけだ。
言うまでもないと思うが、シィーファの脚の間には、ラディスの指が突き刺さっているのだが、実はそれだけではなかったのだ。
「んんぅ…」
シィーファは顔を覆った両手の隙間から、声を漏らす。
あまりのことに、見ていられなかったのだ。
ラディスは、シィーファの脚の間にある入口に指を差し込んで抜き差ししながら、秘所の先端にある小さな塊を口に含んでいる。
自分の脚の間に、誰かの顔があるなんて、想像すらしたことがなかったというのに。
自慢ではないが、シィーファはそこが弱い。
なかでは気持ちよくなれないシィーファは、当然ながら異性との行為で気持ちよくなれたことはなかった。
男が達して行為を終えた後、自らの燻った体を慰めるために、シィーファはそこに触れてきた。
誰かにそこを口に含まれるのなど初めてなら、舐められるのも、吸われるのも、唇で扱かれるのも初めてだ。
それが、こんなに気持ちのいいことだったなんて。
もう、そこだけで、軽く三回は達している。
それに気づかぬはずもないだろうに、ラディスはシィーファの身体が落ち着いたのを見ると、再び顔を埋めるのだ。
シィーファから抜き差しされるラディスの指が、ちゅくちゅくと音を立てている。
もう、解す必要もないくらいに解れて、蕩けているのは自分でもわかる。
それなのに、ラディスは、シィーファの敏感な部分への刺激を止めない。
「んん…」
唇に含まれたまま、舌先で刺激されて、シィーファが震えると、ラディスはそっと唇を離した。
外部器官への刺激が止んだことにほっとして、シィーファは息を吐き、そろそろと顔を覆っていた手を外す。
ほっとした、はずなのに、おかしい。
ラディスの指を呑み込んでいるところが、きゅうきゅうとするし、刺激の止んだ小さな塊が疼くような感じがする。
どうして、と思った気持ちのままに、シィーファが視線を下げると、ラディスもシィーファを見ていて微笑んだ。
「この、小さい粒も、果実みたいで可愛いなって思ってたんだ…。 ここに触れると、シィーファはもっと可愛くなる」
「ん…」
ラディスの吐息が、先程までラディスの口に含まれていた、秘所の先端の小さな塊を撫でた。
唾液で濡れた小さな塊に吐息が触れると、ひんやりとして、ぞわぞわとして、シィーファは震える。
それを見て、だろう。
ラディスは再び、シィーファのそれを口に含んだ。
「ぅあ…」
柔らかくて、熱い、ラディスの口内の感触に、シィーファはまた震える。
あ、なんか、まずいかもしれない。
また、気持ちよくなってしまうかも。
身体に力を入れたシィーファに、ラディスは気がついたのだろう。
一瞬、ちらと視線を上げて、シィーファの様子を気にした。
そして、ちゅううっとシィーファの秘所の、小さな塊を吸ったのだ。
途端、びりり、としたものが、その塊からお腹に走って声を上げる。
「あ、だめ、ん、ぅっ…!」
お腹に力を入れたけれど、お腹がびくびくと跳ねるのを止めることはできなかった。
ラディスの指を、自分の身体がぎゅうぎゅうと締め付けているのも、わかる。
どういう仕組みになっているのかわからないが、ラディスの指を締めつけると、ラディスの指を呑み込んでいるところも気持ちいいと思うのだ。
「はぁ、ん、ふ」
快感の余韻にぐったりとしながら、息を整えようとしていると、ラディスはようやくシィーファの脚の間から、顔を上げてくれた。
気が済んだのだろうか。
気が済んでくれたなら、いい。
そんなことを考えながら、ぼんやりとシィーファがラディスを見ていると、ラディスは微笑んだ。
「…シィーファ、可愛い」
「ん…」
上げた顔を、ラディスは今度は、シィーファの腹に顔を埋めて、臍の脇のあたりに唇を押し当てた。
なんてことない場所のはずなのに、ぞわわとしたものが、脚の間に伝わる。
その、シィーファの脚の間から、ラディスはくちゅり…とささやかな音を立てながら指を引き抜いた。
「…とろとろ。 もう、よさそうだね」
上体を起こしたラディスは、シィーファを愛撫しながら、いつの間にか下穿きを脱いでいたらしい。
ラディスの下肢の中央に、起ち上がった男の象徴を認めてしまって、シィーファはそっと目を逸らす。
ラディスは、シィーファのそれぞれの膝裏に腕を差し込んで引き寄せつつ、シィーファの太腿の下に膝を進めた。
ぎし…と寝台が軋む音が聞こえて、心臓が跳ねるような感じがする。
それだけではない。
ラディスは、起ち上がった自身を、シィーファの脚の間の窪みに押し付け、腰をゆったりと揺らし始めた。
「こうすると、シィーファの唇が這わされているみたいだ…。 …すごい…」
まるで味わうように、目を閉じて、ラディスは腰を押し出し、引く。
「ん…」
シィーファだって、秘所の上をラディスが行ったり来たりするのが、気持ちいい。
ラディスの腰の動かし方によっては、秘所の先端にある小さな塊を、ラディスのものが掠める。
自分が濡れているからラディスを濡らしているのか、ラディス自身も濡れているのか、わからない。
でも、ラディスが、熱くなって、硬くなっていることはわかる。
シィーファの脚の間で、ラディスのものがどくどくと脈打っているように感じるのも、シィーファの気のせいでは、ないはずだ。
なのに、どうして、ラディスは、それを、いれてくれないのだろう。
いれて、と言っていいのかどうかわからなくて、シィーファはそっと唇に手の甲を当てた。
今夜の行為について、ラディスはシィーファに、初めてのつもりで抱かれて? と言ったのだ。
初めての女――素人の処女が、男に、「いれて」とねだるだろうか。
…わからない。
では、素人の女たちは、どうやって男を誘っているのだろう。
これもわからなくて、シィーファは視線をラディスへと向ける。
シィーファの視線を受けたラディスは、なんだかもったいぶって微笑み、もう一度腰を揺らした。
「これ、いれてもいいかな」
ラディスのものが擦りつけられた脚の間がじんじんとする。
お腹の奥も、うずうずとしてしまって、堪らない。
それなのに、いれてもいいかな、なんて、まるで「私はいれなくてもいいんだけど」と言っているように受け取れないだろうか。
ここまで蕩かされて、気持ちよくさせられて、こんな状態で挿入されるのも怖いと言えば怖い。
今まで、前戯で何度も何度も達した経験など、ないのだ。
けれど、ここで放置されてしまうのも怖い。
あそこまで猛ったラディスが、シィーファではない誰かに、いれられてしまうのも。
だから、シィーファは、小さく頷いた。
「うん、ゆっくりいれるからね」
ラディスは微笑むと、腰を引いて、シィーファの膝裏から一度腕を抜いた。
そして、彼自身を、シィーファの入口にあてがった。
「ん…」
「可愛いね…。 もう、先がはいったよ。 …気持ちいいね…」
ラディスの先端は、くびれの先が嵩高だ。
少し先端を押し込まれただけでも、簡単に抜けない。
浅いところでとどまったラディスに、もっと奥まで来て欲しくて、シィーファは自ら腰を揺らしてしまう。
「ぅん…、きもち、いぃ…」
「よかった…。 もっと奥にいかせて」
そんなシィーファの様子に、ラディスは綺麗な、夜明けを待つような色の瞳を細める。
こうしているときのラディスの瞳が、常よりも少し濃い色に見えるのは、瞳の持つ熱のせいだろうか。
以前にも、そんな色の瞳を見たことがあるような気がしたけれど、く~っと腰を押し進められて、考えていたことなどどこかに飛んで行ってしまった。
自分の身体の内側を、ラディスの身体で押し広げられる感じが気持ちいい。
「っぁ…」
シィーファが声を上げると、ラディスは一度、動きを止めて、そっとシィーファの腹を撫でた。
「ん…」
「もう少しで、全部はいるから、もう少し我慢して?」
偶然なのかもしれないが、ラディスは臍の少し下のあたり…、ラディスが奥まではいると到達するあたりに、触れたのだ。
この先をシィーファが想像して、感じてしまったのも致し方ないことだろう。
ラディスが、シィーファを、もっともっと気持ちよくしてくれるのを、シィーファの身体は知ってしまっているのだ。
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