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第四部 鏡面の裏
61.エピローグ あの子は……
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あれから15年以上が過ぎた……。
わたしはあれ以来、ムーカイラムラーヴァリーの天空世界へ行くことは無かった。
だが、戻ってきてから10か月後にわたしは男の子を生んだ。
誰の子かは言うまでもない。
親戚を含め、周りにあれこれと騒がれなかったのは、察してくれた兄が庇ってくれたせいだろう。
シングルマザーとなりながらも、研究所では子育てをしながら、なんとか働くことができた。
研究所では、新しい素材と理論を発表できたので、それなりの地位に出世することもできたが、なるべく子どもと一緒にいたいこともあり、以前のようにバリバリと仕事をすることはしなかった。
(まぁ、やりたい研究に関してだけは頑張ったけどね……)
兄は、あれから父の地盤を受け継ぎ政治家になったが、その性格のせいで苦労している。
徹叔父さんは、警視庁を退官。今はもっぱら兄の「世話」をしている。徹叔父さんの能力は何かと便利らしく、兄からの頼み事は年々増えているらしい。
(何を頼んでいるかは、あえて聞かないことにしている……)
二人には節目節目に会うけど、兄は相変わらず不機嫌そうで、たまにテレビで見ても変わらない。顔の作りは良いのだから、愛想を振りまけばいいと思う。でも、そうはいかないらしい。
徹叔父さんも見た目は変わらない。わたしの息子は、兄よりも徹叔父さんに懐いており、たまに遊びに連れてってくれる。
そう言えば、光のバシュタ教団の人たちだが、それほど大きな罪には問われなかった。
なんでと思われるかもしれないが、肝心の教祖であるトモーラこと鞆浦ヒカルが行方不明。父への殺人罪も証拠がない。なによりも、世間を騒がせた教団本部の原子炉だが、放射能が存在した証拠がない。原子炉設備は存在したが、放射性物質も無ければ放射能も検出されない。稼働した証拠がないので、罪を立証することができなかったからだ。
それは、代田さんのお陰なのか……本当のところは不明だが、わたしは代田さんのお陰なのだと信じている。
それでも、暴力行為や税制上の問題などで実刑になった人たちもいた。数年で出てきているはずだが……。
原子炉がらみで大きな出来事と言えば、2011年に起った震災だ。東北を中心とした大地震では、津波で大きな被害を出した。福島県にあった原発でも津波で外部電源が喪失。冷却装置を稼働することができずにメルトダウンが起ったとされていた。
そのときの映像は、テレビ画面を通じて見たが、突然原子炉建屋が爆発する。
だが、そのとき大きな光が溢れ出て、福島原発全域を覆い隠す。
そのときの光は、以前バシュタ教団本部周辺を包んだ光。代田さんが出してくれた光と同じものだった。
光が消え去ったあと、福島原発の原子炉は完全に停止しており、原子炉は無事だったそうだ。風の噂では、核燃料棒自体が消えたと言われているが、本当の所は定かではない。
そう言えば、震災前に一度代田さんのお墓参りに行った。その際に、お墓の前で長身の外国人らしき人とすれ違った。その人はとても綺麗な人で、わたしを見るなり立ち去っていった。
それから、代田さんと似た人が夢に出てきた。なぜか、代田さんは若くなっており、わたしの息子らしき青年と戦っているのか、戯れているのか不明だったが、楽しそうにじゃれあっている姿が見えた。
息子はわたしに似たのか、機械系に興味を持った。身体つきは父親とは違い、それほどガッチリしているわけではない。顔つきも身体も、わたしに似て華奢な感じがする。
正確はいくぶんナイーブで神経質なのかもしれない。そこは、両方には似ていなかったようだ。
息子は15歳になり、なにかと反抗するようになった。
「反抗期か? バシ来いこらぁ!」と言ったら引かれたけどね……。
息子を育てた間、何かと言い寄ってくる男性は何人かいたが『あの人』くらい好きになれる人には出会わなかった。なんだろうね。ほんと、わたしはまだピチピチなのでもったいない......。
息子が行方不明になった。
最初は慌てて兄や徹叔父さんに連絡したが、息子は見つからない。
悲しみにくれながら一年以上が経過したが、なんの進展もない。
だが……今ではなんとなく想像がついている。
あの子は『あの世界』へ渡ったのだ。
なぜ、そう思ったのかというと、息子が夢に出てきたからだ。
見たことのある天空世界。空を飛ぶ機人と、遠くに浮かぶ島々。
機人が地上へ降りて、胸部のハッチが開くと出てきたのが息子だった。なんとなく成長した感じがするから何年後かはわからない。
息子と思われる人。その近くにいた青年は、またもや代田さんによく似ていた。
これってなんだろうね。
ん? なんか遠くから息子を見ている人がいる。
えい! ズーム~。
その人にどんどん近づいていく。
あれ? あの人ってケリーさんじゃない? なんか大人びてカッコよくなったねぇ。
わたしは、さらに周囲に対してズームするが『あの人』はいない……。
そこで目が覚める。
違う日にまた、同じ夢を見た。見えているのは、どこかのお城だろうか。
どうせなら意識だけじゃなく、身体ごと連れて行ってくれれば良いのに……。
部屋の中が映ると、座っている女性が見えた。
『あの赤い人』だった。
でも、昔とは印象が異なり、柔らかくなったように感じる。
懐に赤子を抱えており、赤子の髪は母親と同じような紅蓮の赤髪。
その赤子と眼が合った。その眼はまるで人間の眼というより『龍の眼』。
彼女がどうやってこの赤子を生み、育てるのだろう……。
別の日の夢ではレイカーさんが出てきた。近くにナギザさんとジャマールさんもいる。レイカーさんは、以前にもましてイケメンになり、良い感じの中年で貫禄が出ていた。服装からも偉くなった感じがする。
ナギザさんとジャマールさんも機士の鎧を身に付けていた。ほんとこれって向こうの時間で何年くらい経ったあとなのだろう。
レイカーさんが機人に搭乗する。
ん? パラムスじゃない! 新型だ! いいな~。どうなっているのだろう。フレームが違うから設計概念が違う感じがするね~。
……やるな、ケリーさん。
周囲を良く観察するが、やはり『あの人』は何処にもいない……。
ベットの上で目が覚めた。
手を顔にあてる。
……なんで泣いているのだろう。あの子はちゃんと巣立ったと言うのに……。
喜んで良いはずなのに……。
起きてから鏡を見る。顔が涙で腫れていた。
「あーーーっ!!!」
声に出して叫んでみた。心の中の悲しい気持ちを体外へ排出するように……。オーラを外に排出するように……。
会いたくなった。
息子はずるいかもしれない……。
向こうで、あの人に会っているかもしれない。
ほんと、ずるい。
また、泣きそうになる……。
こんちくしょう……。
コンコン♪
ドアをノックする音がした。
ん? オートロックなのにどうして?
わたしは玄関に行って、のぞき穴を覗き込む。
向こうにいたのは……。
知っている人。
会いたい人。
わたしは、急いでドアを開ける。
無精ひげの人が立っていた。
その人は、わたしを見るなり手を差し伸べてわたしを抱きしめる。
「帰って来たよ」
懐かしい声。わたしは自分の手のひらで、彼の顔を包み込みながら、あらためて仰ぎ見る。
お互いに年をとった感じはするが、それすらも愛おしい。
「グぅ~♪」
彼のお腹が鳴った。
「いやだ、お腹が減ってるの?」
「あぁ、ペコペコだ」
「何が食べたい? 作ってあげる」
「かつ丼か、ラーメンか......。カレーも食べたい」
「はははっ。なんだか変わらなくて安心しました」
「変わったさ、昔よりも辛抱強くなった……。さやかも強くなったように感じる」
「それはそうよ。あなたも『あの世界』で色々なことがあったのね」
「あぁ、そうだな......あったかもしれない……」
「それじゃ、先にカレーを作ってあげる」
「あぁ」
アキトさんが家に上がる。
「俺の寝る場所はあるかな? ずっとこの世界にいることになるだろうから……」
アキトさんが、申し訳なさそうにわたしに告げる。
わたしは微笑みながら言い返す。
「大丈夫よ。あの子がいない分、スペースは開いているから」
アキトさんが、首を縦に振る。
「あの子に会えたの?」
わたしは聞いた。
アキトさんの表情が緩む。
「あぁ。ちゃんと見たさ。俺たちの子どもは、あの世界でちゃんと成長して行くだろう」
アキトさんがわたしに近づき、再び抱きしめてくれる。
「そうね……。ところであの子のこと……気づいてくれた?」
わたしは、アキトさんに聞く。
「あぁ、気づいたさ。これからあいつは、色んな試練に立ち向かうだろう……」
「そうね」
わたしたちは、お互いに見つめ合う。
「だってあの子は……」
夢の中で見た『あの子』を思い出す。
「あの子は……光は『トモーラ』なのだから……」
完
わたしはあれ以来、ムーカイラムラーヴァリーの天空世界へ行くことは無かった。
だが、戻ってきてから10か月後にわたしは男の子を生んだ。
誰の子かは言うまでもない。
親戚を含め、周りにあれこれと騒がれなかったのは、察してくれた兄が庇ってくれたせいだろう。
シングルマザーとなりながらも、研究所では子育てをしながら、なんとか働くことができた。
研究所では、新しい素材と理論を発表できたので、それなりの地位に出世することもできたが、なるべく子どもと一緒にいたいこともあり、以前のようにバリバリと仕事をすることはしなかった。
(まぁ、やりたい研究に関してだけは頑張ったけどね……)
兄は、あれから父の地盤を受け継ぎ政治家になったが、その性格のせいで苦労している。
徹叔父さんは、警視庁を退官。今はもっぱら兄の「世話」をしている。徹叔父さんの能力は何かと便利らしく、兄からの頼み事は年々増えているらしい。
(何を頼んでいるかは、あえて聞かないことにしている……)
二人には節目節目に会うけど、兄は相変わらず不機嫌そうで、たまにテレビで見ても変わらない。顔の作りは良いのだから、愛想を振りまけばいいと思う。でも、そうはいかないらしい。
徹叔父さんも見た目は変わらない。わたしの息子は、兄よりも徹叔父さんに懐いており、たまに遊びに連れてってくれる。
そう言えば、光のバシュタ教団の人たちだが、それほど大きな罪には問われなかった。
なんでと思われるかもしれないが、肝心の教祖であるトモーラこと鞆浦ヒカルが行方不明。父への殺人罪も証拠がない。なによりも、世間を騒がせた教団本部の原子炉だが、放射能が存在した証拠がない。原子炉設備は存在したが、放射性物質も無ければ放射能も検出されない。稼働した証拠がないので、罪を立証することができなかったからだ。
それは、代田さんのお陰なのか……本当のところは不明だが、わたしは代田さんのお陰なのだと信じている。
それでも、暴力行為や税制上の問題などで実刑になった人たちもいた。数年で出てきているはずだが……。
原子炉がらみで大きな出来事と言えば、2011年に起った震災だ。東北を中心とした大地震では、津波で大きな被害を出した。福島県にあった原発でも津波で外部電源が喪失。冷却装置を稼働することができずにメルトダウンが起ったとされていた。
そのときの映像は、テレビ画面を通じて見たが、突然原子炉建屋が爆発する。
だが、そのとき大きな光が溢れ出て、福島原発全域を覆い隠す。
そのときの光は、以前バシュタ教団本部周辺を包んだ光。代田さんが出してくれた光と同じものだった。
光が消え去ったあと、福島原発の原子炉は完全に停止しており、原子炉は無事だったそうだ。風の噂では、核燃料棒自体が消えたと言われているが、本当の所は定かではない。
そう言えば、震災前に一度代田さんのお墓参りに行った。その際に、お墓の前で長身の外国人らしき人とすれ違った。その人はとても綺麗な人で、わたしを見るなり立ち去っていった。
それから、代田さんと似た人が夢に出てきた。なぜか、代田さんは若くなっており、わたしの息子らしき青年と戦っているのか、戯れているのか不明だったが、楽しそうにじゃれあっている姿が見えた。
息子はわたしに似たのか、機械系に興味を持った。身体つきは父親とは違い、それほどガッチリしているわけではない。顔つきも身体も、わたしに似て華奢な感じがする。
正確はいくぶんナイーブで神経質なのかもしれない。そこは、両方には似ていなかったようだ。
息子は15歳になり、なにかと反抗するようになった。
「反抗期か? バシ来いこらぁ!」と言ったら引かれたけどね……。
息子を育てた間、何かと言い寄ってくる男性は何人かいたが『あの人』くらい好きになれる人には出会わなかった。なんだろうね。ほんと、わたしはまだピチピチなのでもったいない......。
息子が行方不明になった。
最初は慌てて兄や徹叔父さんに連絡したが、息子は見つからない。
悲しみにくれながら一年以上が経過したが、なんの進展もない。
だが……今ではなんとなく想像がついている。
あの子は『あの世界』へ渡ったのだ。
なぜ、そう思ったのかというと、息子が夢に出てきたからだ。
見たことのある天空世界。空を飛ぶ機人と、遠くに浮かぶ島々。
機人が地上へ降りて、胸部のハッチが開くと出てきたのが息子だった。なんとなく成長した感じがするから何年後かはわからない。
息子と思われる人。その近くにいた青年は、またもや代田さんによく似ていた。
これってなんだろうね。
ん? なんか遠くから息子を見ている人がいる。
えい! ズーム~。
その人にどんどん近づいていく。
あれ? あの人ってケリーさんじゃない? なんか大人びてカッコよくなったねぇ。
わたしは、さらに周囲に対してズームするが『あの人』はいない……。
そこで目が覚める。
違う日にまた、同じ夢を見た。見えているのは、どこかのお城だろうか。
どうせなら意識だけじゃなく、身体ごと連れて行ってくれれば良いのに……。
部屋の中が映ると、座っている女性が見えた。
『あの赤い人』だった。
でも、昔とは印象が異なり、柔らかくなったように感じる。
懐に赤子を抱えており、赤子の髪は母親と同じような紅蓮の赤髪。
その赤子と眼が合った。その眼はまるで人間の眼というより『龍の眼』。
彼女がどうやってこの赤子を生み、育てるのだろう……。
別の日の夢ではレイカーさんが出てきた。近くにナギザさんとジャマールさんもいる。レイカーさんは、以前にもましてイケメンになり、良い感じの中年で貫禄が出ていた。服装からも偉くなった感じがする。
ナギザさんとジャマールさんも機士の鎧を身に付けていた。ほんとこれって向こうの時間で何年くらい経ったあとなのだろう。
レイカーさんが機人に搭乗する。
ん? パラムスじゃない! 新型だ! いいな~。どうなっているのだろう。フレームが違うから設計概念が違う感じがするね~。
……やるな、ケリーさん。
周囲を良く観察するが、やはり『あの人』は何処にもいない……。
ベットの上で目が覚めた。
手を顔にあてる。
……なんで泣いているのだろう。あの子はちゃんと巣立ったと言うのに……。
喜んで良いはずなのに……。
起きてから鏡を見る。顔が涙で腫れていた。
「あーーーっ!!!」
声に出して叫んでみた。心の中の悲しい気持ちを体外へ排出するように……。オーラを外に排出するように……。
会いたくなった。
息子はずるいかもしれない……。
向こうで、あの人に会っているかもしれない。
ほんと、ずるい。
また、泣きそうになる……。
こんちくしょう……。
コンコン♪
ドアをノックする音がした。
ん? オートロックなのにどうして?
わたしは玄関に行って、のぞき穴を覗き込む。
向こうにいたのは……。
知っている人。
会いたい人。
わたしは、急いでドアを開ける。
無精ひげの人が立っていた。
その人は、わたしを見るなり手を差し伸べてわたしを抱きしめる。
「帰って来たよ」
懐かしい声。わたしは自分の手のひらで、彼の顔を包み込みながら、あらためて仰ぎ見る。
お互いに年をとった感じはするが、それすらも愛おしい。
「グぅ~♪」
彼のお腹が鳴った。
「いやだ、お腹が減ってるの?」
「あぁ、ペコペコだ」
「何が食べたい? 作ってあげる」
「かつ丼か、ラーメンか......。カレーも食べたい」
「はははっ。なんだか変わらなくて安心しました」
「変わったさ、昔よりも辛抱強くなった……。さやかも強くなったように感じる」
「それはそうよ。あなたも『あの世界』で色々なことがあったのね」
「あぁ、そうだな......あったかもしれない……」
「それじゃ、先にカレーを作ってあげる」
「あぁ」
アキトさんが家に上がる。
「俺の寝る場所はあるかな? ずっとこの世界にいることになるだろうから……」
アキトさんが、申し訳なさそうにわたしに告げる。
わたしは微笑みながら言い返す。
「大丈夫よ。あの子がいない分、スペースは開いているから」
アキトさんが、首を縦に振る。
「あの子に会えたの?」
わたしは聞いた。
アキトさんの表情が緩む。
「あぁ。ちゃんと見たさ。俺たちの子どもは、あの世界でちゃんと成長して行くだろう」
アキトさんがわたしに近づき、再び抱きしめてくれる。
「そうね……。ところであの子のこと……気づいてくれた?」
わたしは、アキトさんに聞く。
「あぁ、気づいたさ。これからあいつは、色んな試練に立ち向かうだろう……」
「そうね」
わたしたちは、お互いに見つめ合う。
「だってあの子は……」
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