ー ドリームウィーヴ ー 異世界という夢を見た。現実世界人と異世界人がお互いの夢を行き来しながら戦います!

Dr.カワウソ

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第三部 鏡の表

40.アロンゾの中で

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――時間的にさやかさんには、アロンゾの中で処理を行ってもらいます――。

 彼女はケリーに連れられて、駆逐船アロンゾに入った。

 外からアロンゾの外見を見て、彼女は翼の無いツバメを連想した。艦橋にあたる部分が頭で、船体の両サイドから細い手のようなものが飛び出ていたからだ。

 すぐにアキトの乗ったパラムスが、アロンゾのハンガーに入ってくる。

 ケリーが、さやかに説明してくれたアロンゾの全長は28ミルで、おおよそバス三台分の長さ。それと幅が20ミルで、高さが10ミルだ。彼女にはこの世界の単位はわからないが、さやかはざっくり肌感で、1ミルがほぼ1メートルだろうと推測した。

 船体の両サイドは外に開かれており、左右どちらからでも機人を搬入できる。ハンガーのスペースは、余裕をもって機人を寝かせられるくらいはあるだろう。アロンゾの外側、両サイドからはアームが伸びていた。さやかが「細い手のような」と形容した部分だ。

 左右に伸びているアームには、オハジキ2機が係留可能だった。飛行時は連結していたほうが、船の出力が高く出せる。さやかが「なんで?」とケリーに聞いたら、オハジキ2機のバーニアも使えるとの回答......。

 さやかはそれを聞いて「それって合体!」と、目を輝かせる。

 アロンゾからオハジキへの行き来は、アーム上に見える足場をつたって往復する。さやかはそれを見て「空中の外なのに手すりしかない……。足を滑らして落ちたら一巻の終わり」と背筋を寒くした。

 アロンゾの武装は『オーラキャノン』と呼ばれる砲が1門と『ショットボム』が2つ。さやかは格納庫で、砲弾らしきものを見た。火薬の代わりにオーラで飛ばすわけで、威力の程度はわからない。彼女の勝手な想像で、城壁くらいは破壊できそうだと思った。

 彼女はジャマールからも、武装について聞いている。ショットボムはオハジキにも搭載されているもので、まともに当たれば機人でも落とせるくらいの威力があるそうだ。あくまでも、当たればの話だそうだが……。 
 
 アロンゾは、機人やオハジキの乗務員を入れると、30人ほどの人が乗る。そのため内部はかなり狭い。

 さやかはブリッジも見させてもらったが、正直広めのリビングくらいの広さしかなかった。実は、彼女が一番見たかったのは機関室なのだが、アキトのパラムス再コーティングや、レイカーのパラムス素材のコーティングをする必要があったので、大人しくハンガーに戻って作業をはじめる。

 さやかの近くにはケリーがいてくれるので(監視?)、なぜかほかの整備員は寄ってこない……。

 ――まぁ、こんな作業は見られないほうがよいでしょう……。それにしても……。

「(隠れるのに)良さそうな所がないなぁ……」

 思わず、彼女の口から声がでた。

「さやかさん……まだそんなことを考えていたんですか」

 ケリーが呆れたような口調で言う。感が良い彼にはわかるのだろう。

「ははは……」

 さやかは口をあけて、気まずそうな顔をしている。

 実はアキトがパラムスを移動させて外に出たあと、ケリーに上手く潜り込めないか相談したのだ。ケリーは困ったような顔をして、やめるようにさやかをさとした。

「僕がそんなことを勝手に協力したら、アキト隊長に殺されます」

 半分冗談のような顔をして、ケリーはそう言った。

「殺すってそんな物騒な……ははは」
「まぁ、そんなことはないとは思いますけど……僕の家は、アキト隊長のブルハーン家に対して多大な恩があります。万が一、さやかさんに何かあったら、うちの家がとり潰しになる可能性は……ないとは言い切れません」

 さやかはケリーの言いように「えっ……あるの?」と、口走りながら彼を見返した。

 ケリーは、彼女を正面から見据えながら言葉を返す。

「ないと思いますか?」

 ――良かった……ちゃんと生きてる……。

 そう言われてさやかは、朝アキトが言った言葉と、その姿を思い出した。あんなに心配してくれた人をまた悲しませるのは、たいへん忍びない。

「ごめんなさい……。もう言いません」

 彼女は、しおれた感じでそう言った。

「いえ、さやかさんの気持ちはわかります。自分にできることを行おうとしたのですよね。同じ技術者として、それは十分に理解できることですから……」

 ケリーは、首と右腕を同時に振りながら微笑む。さやかはそれを笑顔で返してから質問した。

「そう言えばアーケームって、ケリーさんのお師匠さんが作った機体ですよね?」
「そうです。わが師ゲルマリック・プレイルは、その生涯で多くの機人を設計、製作してきました。その中でも、特に師の代表する機体はゲルマリックシリーズと呼ばれ、単騎6体が存在しています。アーケームはそのうちの1体です」
「もしかして、このパラムスも?」

 さやかはパラムスをゆびさすが、ケリーは首を振る。

「まさか。このパラムスは量産機で、基礎設計は先々代の王国サージア長が行ったものです。ブレイル師がパラムスに行ったのはマイナーチェンジですね。それでもかなりのパワーアップに成功していますが」

 ケリーの説明を聞いてさやかは「あぁ~」と嫌そうな声をあげた。

「ううぅ……わたしもやったことがあるけど、人が設計したものをいじるのって面倒なのよね。自分で設計したものなら、全部頭に入っているから楽なんだけど……」
「ははは……そのとおりですね。僕も苦労しています……。師は、この国に来たときにはすでに高齢でしたから、新規の機人制作は避けていたのですけども」

 さやかはケリーの話を聞きながら、自分の頭のうしろで両手を組んだ。

「そっかー。もしかしたらアーケームに勝てる機体があると思ったのだけど、ないのね~」
「はい……残念ですが……」

 ケリーは下を向いて、さやかにそう答えた。

「ふぅ~……。とりあえず、目の前の課題に打ち込みますか」

 さやかは手にとった素材に対して、オーラコーティングを続ける。

 彼女はやればやるほどコツがわかり、効率も上がるのがわかった。

「そうか……最初は指先の一点にオーラを集中させるやり方がやりやすかったのだけど……試してみようかな?」



 1時間後……。

 「あの……さやかさん……。それは、なにをやっているのですか? なんかとんでもない方法でコーティングを行っているように見えるのですが……」

 ケリーは驚きの声をあげる。

 彼には他の用事があり、さやかからしばらく目を離していたのだ。

「えっ、ははは……面白いでしょ。この方が効率よく作業できるみたい」

 ケリーは自分の右手を閉じたり開いたりしながら、彼女の作業を観察する。その手の動きが、彼の気持ちを表しているようだった。

 さやかはまず、大きい板状の素材全体に対して、薄くオーラを均一になじませた。

 彼女のオーラは簡単には消えない。その素材の上面に、コーティングする素材をスキマなく並べていく。

 さやかの両手は、板状素材の両端に触れている。彼女はオーラを調整しながら、さらに素材に対してオーラを流し込む。両サイドから流し込まれるオーラの色が均一になるように調整しながらだ。

 板状素材の上に並べられている素材は、触れている部分を通してコーティングされるのだ。

 最初に薄くオーラを均一になじませたのは、このほうがあとから思い切りオーラを流した際に、対象素材に対してオーラが定着しやすいのだと、さやかは気づいたからだ。この方法で効率よく素材の強度が上がり、より均一な仕上がりになる。

「もう、さやかさんの常識外れなオーラと行動には、驚くことはないと思っていましたが……」

 ケリーの呆れたような言葉に、さやかは一旦作業が終わると振り向いた。

「えっ、これっていけないこと?」

 彼女の言葉に、ケリーは首を振る。

「いえ、たいへん良い方法だと思います。現時点では、さやかさん以外の人にはできないでしょうが……。オーラの質はともかく、量も桁違いです。僕なら精神力がもちません」
「ふ~ん。現時点ね……」

 さやかはジト目でケリーを見ると、彼は挑戦を受けたような微笑みで答える。

「はい。現時点です」(二コリ♪)

 ケリーは微笑んでいるが、目は笑ってはいない。なにかがケリーの心に火をつけたようだった。



 さらに1時間ほどして、アキトとレイカーが会議から戻ってきた。

「さやか。すまんが出来ている分だけでよいから、レイカーに素材を渡してくれるか」

 アキトがまた申し訳なさそうに彼女に言う。

「はい、ええっと……。どれだっけ?」

 さやかの返事は、戸惑っているようだった。

 彼女の周りには、コーティング処理が完了した素材が、無造作に散らばっていたからだ。それは作業に夢中だったみたいで、散々な光景だった……。

「あれ? どれがレイカーさんの素材だったかしら……」

 さやかの言葉に、アキトとレイカーが「マジか!」というような化け物を見るような表情で彼女を見ている……。

「ごめんなさい! ちゃんと整理していませんでした……」
「いや、そういう意味ではなく……この量を本当にこなしたのかと……」

 アキトが、半分引きながらさやかを見ている……。

「いやぁ……どれくらいの量ができるか不明だったから、相当量を渡したつもりだったのだけれども……」

 金髪イケメンのレイカーさんも引いていると、さやかは困ったような顔をした。

 彼女は、助けを求めるようにケリーに追いすがる。その視線を受けて、彼は大きくため息を吐いたあとに言う。

「大丈夫ですよ。僕が判別つきますから。隊長たちも手伝ってください」
「「あぁ……」」

 隊長二人が、ケリーの指示で素材を集めていく。



「とりあえず、今渡した分がケリー隊長の素材全てです」
「ありがとう。うちの整備員もすぐに来るだろうから、すまないが説明してやってくれ」

 レイカーがそう言ってから、5分くらいで年配の整備員がやってきた。ケリーがその整備員に丁寧に説明する。

「お願いします。極秘な処理を行っていますので内密に。素材の継ぎ目には、必ず緑ロンブリーグリスを均等に縫っておいてください」

 緑ロンブリーグリスと聞いて、さやかは興味津々な眼差しを、ケリーと整備員に向けている。

 ケリーの説明に、年配の整備員は理解したようにうなずいた。

「ありがとうさやかさん。この戦いが終わったら、ぜひ礼をさせてくれ」

 レイカーが、片目をつぶってそう告げる。

「はい、楽しみにしていますね」

 さやかは笑顔で返事をした。素材を持って、レイカーと整備員はアロンゾを出ていく。

 外はすでに薄暗くなっていた。わずかに見えている太陽はかなり薄い。

「さやか、わかっているとは思うが……」

 アキトが気まずそうに言うと、彼女はゆっくりとうなずき口を開いた。

「はい……わかっています。もうすぐ出立時刻なのですね」
「あぁ……アロンゾの外に出よう」
「はい」

 ふたりは外に出て、周りから見えないアロンゾの影に移動した。

「俺たちが飛び立ったら、今日は俺の部屋で休んでくれ」

 アキトはそう言って、部屋の鍵をさやかに渡す。

「すまん……。正直、今の俺にはさやかが、自分の世界で目覚められるかわからない」

 アキトはすまなそうに彼女を見る。彼のせいではないのにと、さやかは思った。

 ――変な責任感があるなこの人は……。

 さやかは、そんなことはどうでも良いように微笑み返す。正直、自分の世界のことはもちろん気になるが、今はこの世界のほうが気になるからだ。

 ピキーン♪

 ――もうそなたの身体に問題はないから、安心して戻るがよい――。

 なにかの効果音のあと、さやかの頭の中で聞いたことがある優しい声がした。

「ん? アキトさん今なにかしゃべりました?」
「いや? どうした?」

 さやかの聞いた声はアキトの声ではなかったが、以前どこかできいたことがあるような気がした。

「ごめんなさい。なんでもありません。でも……大丈夫みたいです」
「ん? なにが大丈夫なんだ?」

 アキトが心配そうに聞いてくる。

「わたしは、自分の世界に戻れるようです」
「…………」
「さやか、それはどういう……」

 アキトは、そこまで言って言葉を切った。

「いや……だったら良かった。今は……さやかの言うことを信じるよ。また向こうであえるなら……」

 アキトの表情が、辛そうに彼女を見ている。

「はい。それよりも、今はアキトさん自身のことを考えてください。戦いは明日なのですから。まずはわたしの世界で会えることを信じていますが、会えなくても帰ってきてくれるのですよね?」
「…………」

 アキトは無言だった。

 さやかは思う。帰るとは何処に帰ってくるのだろうか……。それが彼女の世界なのだとしたら、シャルメチアとの戦いには生き残らなければならない。

「会えますよね?」

 さやかがそう言った瞬間、アキトは彼女を強く抱きしめた。

 これから彼は戦場へいくが、すぐに「さやかの世界」でも会えるだろう。でも……さやかの世界で会えるのと、彼が戦いに生き残れるかはまったく別の問題なのだ。

「あぁ……。俺はこの先も.....その次も、.生きて好きな人のもとへ会いに行く」

 アキトは、さやかにそう告げた。

「はい……。わたしもあきらめません」

 彼女は手に力を込めながら、そう答えた。

「「…………」」
「アキト隊長! どこですか?」

 ジャマールの声が外に響いた。

 さやかは、彼の胸から顔を離す……。

 そして、アキトの首に手を回し、引き寄せながらつま先を上にあげた……。


 
 それからふたりは、なにも言わずに別れた。

 さやかがアロンゾから離れると、ゆっくりと船が浮上する。

 船の側面、ハンガーのスキマから、アキトが下の彼女を見つめていた。

 アロンゾが浮上し方向を変える。そして、スピードを上げてその場から離れていった……。

 上空を見ると、すでに太陽は消えている。基地内に停泊しているほかの船は順に浮上していた。遠くに見える船は、他の機士団基地からだろう。ところどころに、船体が発するオーラの光で夜空が照らされている。

 それらを見てさやかは、以前なにかで見たランタンを空に飛ばす光景を思い出した。光り輝く多くのランタンがかもし出す幻想的な光景が、今彼女の目の前にあったのだ。

 さやかは、隊舎のほうへ身体を向ける。基地内には残りわずかな船や、オハジキが見える。これらもすぐに浮上するのだろう。

 アキトからもらった部屋の鍵を握りしめて、隊舎の入り口へ向かおうとした。

「あなたがさやか?」

 彼女は、突然かけられた声の方向へ振り向いた。

 そこには、どこかで見たことのある女性武官が立っていたのだ……。

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