6 / 30
第1章 「支援魔法士の本質」
「支援魔法士の本質」
しおりを挟む
次の日、プリシア先生の講義にて。怒られるのを覚悟で正直に状況を説明すると、なぜか呆れたように溜め息を吐かれた。
「おいおい、順番が逆だぞ、少年」
「順番ですか?」
「そうだなぁ、どう言ったものか……。まぁ、私は本来の流れでいかせて貰うとしよう。少年。エンチャントの魔法だが、どういう風に作用すると思っていた?」
「えっと、被術者に属性を覆い被せる感じかと」
「ほらな。全く理解できていない」
違うのだろうか。このコードは、具体的に言えば、対象にマスクか何かを覆い被せるようなイメージのはずだ。
「いいか、エンチャントっていうのは、確かに属性を付与する魔法だ。でも被術者に被せるなんて使い方じゃ、その本領は発揮できない。良くて10%だな」
「10%ですか……」
何も言い返せない。事実、ライフ・エッセンスで調べてみたら、なんと、目標値の5%程度だったし。
本当に魔法というものは厳しい。そういえばヒールの時もそうだった。回復魔法なんだからと、「対象の傷を癒す」って言ったら、それはもう盛大に溜め息を吐かれたっけ。実際には被術者の体の内から回復魔法を湧き上がらせて、全体に染み渡るようにかける必要があった。
「まぁ、とんだ回り道でも自力で辿り着いたんだ。その点に関しては褒めてやる。ほら、後は組み上げてみろ」
「わ……わかりました」
どうしよう。根本的に考え方を変えるべきか。被術者を覆うように展開するのではなく、でも、うーん、「覆う」以外の見方ができない。まさか属性を書き換える訳にはいかないし。
待てよ、書き換える。もしも属性を上書きするのなら何に干渉すればいい。体か、いや違う。情報だ。その人を構成する要素。昨日の夜に発見したあの情報群か。
そうなると魔法式はガラッと変わる。その人が習得した属性をまずは抽出する。属性魔法のコードを参考にして干渉の仕方を変えれば、ライフ・エッセンスと同様に狙った情報を動かせる。吸収して、専用のフィルターを透過させてやれば、あれ、これじゃあ相手の属性を知るだけだ。
そうか、ここで発展させるんだ。抽出した属性に関する情報に、俺の意図した属性を被せてやればいい。そうしてお返しすれば、相手の属性を内から変えてやる事ができるんじゃないか。
「先生、これならどうですか!?」
思わず叩き付けるようにして見せてしまったが、先生は一瞥すると、ニヤリと口角を吊り上げる。
「あぁ、正解だ」
「よしっ!」
情報群への干渉。この考え方はきっと、ライフ・エッセンスやエンチャントに限らず、様々な支援魔法に応用可能だろう。
考えてみればヒールもそうだ。外からではなく内から作用させる事で、本来の性能を100%発揮させられる。つまり、大切なのは外ではなく内側という訳だったのだ。
言い様のない達成感に包まれていると、ふっと、今度は苦笑い気味に溜め息を吐かれた。
「結局、1日でクリアしてしまったな。私の予想では、軽く1月はかかると思ったが」
「先生、期限は1週間って言いましたよね?」
「あぁ、そのくらいの覚悟を見せて貰わんとな。時間は有限なのだよ、少年」
先生は教卓に頬杖を着くと、いつものような見下す姿勢を取った。
「有限故に祝福する。よくぞ至った、歓迎しよう。お前の支援魔法士のとしての道は、今日、この時を持って切り開かれた。これは祝いだ。支援魔法士として最も重要な心構えを教えてやる」
「は、はいっ! よろしくお願いします!」
「良い返事だ。結果を出せるよう、心に刻めよ、少年?」
一呼吸の間が空く。緊張するな。一言一句聞き逃さないようにしないと。
「戦士も魔法士も、戦う相手は敵だ。しかし支援魔法士は違う。何と戦う事になるか、わかるか?」
「敵じゃない……ですよね?」
「当り前だ。お前、敵を屠れる程の魔法を持っているか?」
「いえ。じゃあ、一体何と?」
「戦場だ」
戦場だって。それって、「戦い」そのものっていう事なのだろうか。いや、「戦い」と戦うなんて意味不明だ。何か別の意味があるんだろう。
「分かりやすく、回復魔法に限定してやる。ヒールを使う主目的は味方の回復。ただ、それで終わっては二流だ。その時、戦場を支配する絶対要素、ダメージレースに横やりを入れると知っているか?」
ダメージレース。味方と敵の体力の削り合い。その競い合いの事だったか。なるほど、考えた事がなかったな。
「知りませんでした」
「戦士や魔法士たちは常に、高速戦闘の中でさえ、後どのくらいで敵を倒せるのか予測しながら戦っている。一流になればなるほど、その見極めはより正確になっていくだろう。だが正確になるが故に脆い。回復魔法でダメージレースが大きく狂おうものなら、それだけで再起不能になる事もあるくらいだ」
強い人同士の戦いで想像してみる。戦いは一進一退のせめぎ合い。そして至った最終局面。互いに残り僅かの体力を残すのみ。次か、その次の一撃で勝敗が決する。そんな時、片方が全快してしまったら。感動もドラマも無さそうだけど、確かに決着となるだろう。
「逆に、回復魔法は前衛からすれば生命線。疑似的な体力とも言える。そんな命を握る支援魔法士が動揺したら戦士たちはどうなる? その心の動きはそのまま攻めへと影響する」
先生が何を言いたいのか分かってきた。支援魔法士はただの後衛職じゃない。一挙手一投足、魔法の選択から使い方に至るまで、全てが周囲に影響する。それは言うなれば――
「どんな時でも不敵に笑え。虚勢を張ってでも強く出ろ。敵には最低の絶望を、味方には最高の希望をもたらせ。理解しろ。それが成せた時、お前は――」
――戦場の支配者だ
「わかったか?」
「は……はいっ!」
今の言葉、しっかりとノートに書き留めておこう。なぜなら俺の魔法は、いや戦いは、ネイと共に勝ち抜くためにある。あいつを不安にさせるなど、あってはならない。
よし、と顔を上げると、今度はニヤニヤしながら見られていた。
「まったく、妬けるな。お前、どうしてそんなに好きなんだ?」
「え、好き?」
「惚けるな。お前の力の源……ネイのことだ」
どうして、と聞かれると困るな。好きなものは好きとしか答えられない。そのくらいネイは当り前の存在になっている。
「あぁ、別に真面目な回答は期待していないぞ? ただ気になっただけだ。お前、昔は普通の魔法士で、あのノエルと張り合って強さを求めていたそうじゃないか。なぜ、あの子と付き合う気にならなかった?」
「え、ノエルとですか?」
「お前……まさか朴念仁か? はぁ、聞いた私が馬鹿だったよ」
「それは酷い言い草ですよ」
気付いていたさ、あいつの気持ちには。あの張り合い方は尋常じゃなかった。友達であり、最高のライバルであり、そして、もしかすると恋人になっていたかもしれない。
でも、俺は出会った。出会ってしまったんだ。あの日はいつものように、強さを追い求めるのが楽しくて図書館に篭っていて、また帰りが遅くなってしまった。雨が降っていたっけ。濡れないようにカバンで頭を覆って、急いで駆け出した。その時。
忘れもしない。あいつは俺の横を走り抜けた。死にそうな顔をして。
「まぁ、今一番言いたいのはな、魔法士としての道も思いも投げ打って選んだのだから、最後まで貫き通せ、という事だ」
「はい、わかっています」
見失ったりしない。俺はもう魔法士じゃない。あいつが剣で、俺が盾。2人で1人。一緒に高みを目指していくのだから。
「おいおい、順番が逆だぞ、少年」
「順番ですか?」
「そうだなぁ、どう言ったものか……。まぁ、私は本来の流れでいかせて貰うとしよう。少年。エンチャントの魔法だが、どういう風に作用すると思っていた?」
「えっと、被術者に属性を覆い被せる感じかと」
「ほらな。全く理解できていない」
違うのだろうか。このコードは、具体的に言えば、対象にマスクか何かを覆い被せるようなイメージのはずだ。
「いいか、エンチャントっていうのは、確かに属性を付与する魔法だ。でも被術者に被せるなんて使い方じゃ、その本領は発揮できない。良くて10%だな」
「10%ですか……」
何も言い返せない。事実、ライフ・エッセンスで調べてみたら、なんと、目標値の5%程度だったし。
本当に魔法というものは厳しい。そういえばヒールの時もそうだった。回復魔法なんだからと、「対象の傷を癒す」って言ったら、それはもう盛大に溜め息を吐かれたっけ。実際には被術者の体の内から回復魔法を湧き上がらせて、全体に染み渡るようにかける必要があった。
「まぁ、とんだ回り道でも自力で辿り着いたんだ。その点に関しては褒めてやる。ほら、後は組み上げてみろ」
「わ……わかりました」
どうしよう。根本的に考え方を変えるべきか。被術者を覆うように展開するのではなく、でも、うーん、「覆う」以外の見方ができない。まさか属性を書き換える訳にはいかないし。
待てよ、書き換える。もしも属性を上書きするのなら何に干渉すればいい。体か、いや違う。情報だ。その人を構成する要素。昨日の夜に発見したあの情報群か。
そうなると魔法式はガラッと変わる。その人が習得した属性をまずは抽出する。属性魔法のコードを参考にして干渉の仕方を変えれば、ライフ・エッセンスと同様に狙った情報を動かせる。吸収して、専用のフィルターを透過させてやれば、あれ、これじゃあ相手の属性を知るだけだ。
そうか、ここで発展させるんだ。抽出した属性に関する情報に、俺の意図した属性を被せてやればいい。そうしてお返しすれば、相手の属性を内から変えてやる事ができるんじゃないか。
「先生、これならどうですか!?」
思わず叩き付けるようにして見せてしまったが、先生は一瞥すると、ニヤリと口角を吊り上げる。
「あぁ、正解だ」
「よしっ!」
情報群への干渉。この考え方はきっと、ライフ・エッセンスやエンチャントに限らず、様々な支援魔法に応用可能だろう。
考えてみればヒールもそうだ。外からではなく内から作用させる事で、本来の性能を100%発揮させられる。つまり、大切なのは外ではなく内側という訳だったのだ。
言い様のない達成感に包まれていると、ふっと、今度は苦笑い気味に溜め息を吐かれた。
「結局、1日でクリアしてしまったな。私の予想では、軽く1月はかかると思ったが」
「先生、期限は1週間って言いましたよね?」
「あぁ、そのくらいの覚悟を見せて貰わんとな。時間は有限なのだよ、少年」
先生は教卓に頬杖を着くと、いつものような見下す姿勢を取った。
「有限故に祝福する。よくぞ至った、歓迎しよう。お前の支援魔法士のとしての道は、今日、この時を持って切り開かれた。これは祝いだ。支援魔法士として最も重要な心構えを教えてやる」
「は、はいっ! よろしくお願いします!」
「良い返事だ。結果を出せるよう、心に刻めよ、少年?」
一呼吸の間が空く。緊張するな。一言一句聞き逃さないようにしないと。
「戦士も魔法士も、戦う相手は敵だ。しかし支援魔法士は違う。何と戦う事になるか、わかるか?」
「敵じゃない……ですよね?」
「当り前だ。お前、敵を屠れる程の魔法を持っているか?」
「いえ。じゃあ、一体何と?」
「戦場だ」
戦場だって。それって、「戦い」そのものっていう事なのだろうか。いや、「戦い」と戦うなんて意味不明だ。何か別の意味があるんだろう。
「分かりやすく、回復魔法に限定してやる。ヒールを使う主目的は味方の回復。ただ、それで終わっては二流だ。その時、戦場を支配する絶対要素、ダメージレースに横やりを入れると知っているか?」
ダメージレース。味方と敵の体力の削り合い。その競い合いの事だったか。なるほど、考えた事がなかったな。
「知りませんでした」
「戦士や魔法士たちは常に、高速戦闘の中でさえ、後どのくらいで敵を倒せるのか予測しながら戦っている。一流になればなるほど、その見極めはより正確になっていくだろう。だが正確になるが故に脆い。回復魔法でダメージレースが大きく狂おうものなら、それだけで再起不能になる事もあるくらいだ」
強い人同士の戦いで想像してみる。戦いは一進一退のせめぎ合い。そして至った最終局面。互いに残り僅かの体力を残すのみ。次か、その次の一撃で勝敗が決する。そんな時、片方が全快してしまったら。感動もドラマも無さそうだけど、確かに決着となるだろう。
「逆に、回復魔法は前衛からすれば生命線。疑似的な体力とも言える。そんな命を握る支援魔法士が動揺したら戦士たちはどうなる? その心の動きはそのまま攻めへと影響する」
先生が何を言いたいのか分かってきた。支援魔法士はただの後衛職じゃない。一挙手一投足、魔法の選択から使い方に至るまで、全てが周囲に影響する。それは言うなれば――
「どんな時でも不敵に笑え。虚勢を張ってでも強く出ろ。敵には最低の絶望を、味方には最高の希望をもたらせ。理解しろ。それが成せた時、お前は――」
――戦場の支配者だ
「わかったか?」
「は……はいっ!」
今の言葉、しっかりとノートに書き留めておこう。なぜなら俺の魔法は、いや戦いは、ネイと共に勝ち抜くためにある。あいつを不安にさせるなど、あってはならない。
よし、と顔を上げると、今度はニヤニヤしながら見られていた。
「まったく、妬けるな。お前、どうしてそんなに好きなんだ?」
「え、好き?」
「惚けるな。お前の力の源……ネイのことだ」
どうして、と聞かれると困るな。好きなものは好きとしか答えられない。そのくらいネイは当り前の存在になっている。
「あぁ、別に真面目な回答は期待していないぞ? ただ気になっただけだ。お前、昔は普通の魔法士で、あのノエルと張り合って強さを求めていたそうじゃないか。なぜ、あの子と付き合う気にならなかった?」
「え、ノエルとですか?」
「お前……まさか朴念仁か? はぁ、聞いた私が馬鹿だったよ」
「それは酷い言い草ですよ」
気付いていたさ、あいつの気持ちには。あの張り合い方は尋常じゃなかった。友達であり、最高のライバルであり、そして、もしかすると恋人になっていたかもしれない。
でも、俺は出会った。出会ってしまったんだ。あの日はいつものように、強さを追い求めるのが楽しくて図書館に篭っていて、また帰りが遅くなってしまった。雨が降っていたっけ。濡れないようにカバンで頭を覆って、急いで駆け出した。その時。
忘れもしない。あいつは俺の横を走り抜けた。死にそうな顔をして。
「まぁ、今一番言いたいのはな、魔法士としての道も思いも投げ打って選んだのだから、最後まで貫き通せ、という事だ」
「はい、わかっています」
見失ったりしない。俺はもう魔法士じゃない。あいつが剣で、俺が盾。2人で1人。一緒に高みを目指していくのだから。
0
お気に入りに追加
132
あなたにおすすめの小説
【完結】転生皇女と暗殺執事 〜 二度目の人生を全力で生きる……ってなぜか命を狙われてるんですけどっ!? 〜
宮杜有天
ファンタジー
帝国の第三皇女であるオフィーリア。彼女は体に酷い傷を負い、二度生死を彷徨った。
それでも生き残ったことからついた二つ名は〝死なずの〟オフィーリア。
そんな彼女の元へある日、暗殺者が送り込まれる。
送り込まれたのは〝人形師〟と呼ばれる凄腕の暗殺者。〝人形師〟によって殺されたはずのオフィーリアは、なぜか死んでいなかった。
のみならず彼女は暗殺されたことをきっかけに前世の記憶がよみがえる。
前世はこことは違う世界にいた、病で若くして死んだ少女だった。
前世の記憶がよみがえったオフィーリアは決意する。
今度はおばあちゃんになるまで生きる、と。
転生先が同類ばっかりです!
羽田ソラ
ファンタジー
水元統吾、”元”日本人。
35歳で日本における生涯を閉じた彼を待っていたのは、テンプレ通りの異世界転生。
彼は生産のエキスパートになることを希望し、順風満帆の異世界ライフを送るべく旅立ったのだった。
……でも世の中そううまくはいかない。
この世界、問題がとんでもなく深刻です。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ
高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。
タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。
ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。
本編完結済み。
外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
ドグラマ3
小松菜
ファンタジー
悪の秘密結社『ヤゴス』の三幹部は改造人間である。とある目的の為、冷凍睡眠により荒廃した未来の日本で目覚める事となる。
異世界と化した魔境日本で組織再興の為に活動を再開した三人は、今日もモンスターや勇者様一行と悲願達成の為に戦いを繰り広げるのだった。
*前作ドグラマ2の続編です。
毎日更新を目指しています。
ご指摘やご質問があればお気軽にどうぞ。
拳法使いのVRMMO-鬼コンボで無双冒険-
秋月愁
SF
とあるVRMMOにおいて、主人公の拳法家の神道誠は、その武闘家のアバター「誠」で激ムズコンボを仲間の様々な支援を受けて、その拳法の才でモンスター相手に叩き込む「リアルでは戦えない竜をその手で倒すために…」これは、そんな彼のVRMMOでの無双的冒険の話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる