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第1章 出会いと経験

第2話 未知の世界

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惇太「ここは、どこだ?」 

   惇太は、少女を助けようとして崖から落                    下してしまった。そして、気づいたら森の中にいた。因みに、アニメやゲームの知識は殆どない為、ここが異世界であることをまだ知らない。 

惇太「見覚えがないな………そうだ、あの女の子は!?………いない。無事なのか?」 

惇太「それに、俺は崖から落ちて血を流してたはずなのに傷1つないし、ピンピンしてる………」 

   何故ここにいるのか、少女はどこにいるのか、血を流したはずなのに傷がない事、そしてそもそもここはどこなのか?暫く考えてみたが皆目見当もつかない。 

惇太「参ったな………行くあてがない。周りに誰もいないし、助けも呼べない。とりあえず水源を探さないと。」 

   惇太は先程まで山篭りをした経験を活かし、冷静にサバイバルを始めた。まずは水源を求めて周辺を歩き回る。 

惇太「ここが森なら川の近くまで行きたいな 。まあ、たどり着ける保証はないけど。
」 

   歩き始めてから1時間後 

惇太「流石に喉が渇いてきた。何か、木の実でもいい。食べ物からでも多少は水分がとれるはず。」 

   暫くしてあまりにも何もないので早速詰み始めてた。 

惇太「ヤバイ………折角助かった命なのにこれじゃ何の意味もない。せめて食べ物を……
…」 

   この通り既に1度死んでいる事に気づいていない。そうこうしているうちに何かが落ちてきた。 

惇太「いてっ、何だ?」 

   落ちてきたのはリンゴ………ではなく別の何かだった。 

惇太「赤い………」 

   惇太はまじまじとその赤い実を見た。大きさはリンゴと似ているが、触ってみた感じ外側は硬い。石を使えば割れる程度だ。 

惇太「落ちてきたってことは………」 

   上を見てみると、先程落ちてきたのと同じものが大量に実っていた。 

惇太「おお、ラッキー!今日は何とか凌げそうだ。」 

   惇太は木を揺らしまくってたくさんその実を獲得した。そして近くの大木にもたれかかり、一夜を過ごす。 

To be continued
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