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64.監禁
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クズ基地注意報発令中です!あと、話の最初のほうで軽くですが、少し無理矢理っぽい場面もあります。
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一晩中ぎゅうぎゅうと抱き締めるエドワードの腕のせいでステファニーは眠るどころではなく、朝まで目が冴えて仕方なかった。朝日がカーテン越しに寝室をほのかに明るくし始めた頃、後ろからステファニーに抱き着いていたエドワードがもぞもぞし始めた。
「ああっ!へ、陛下っ!お止め下さい!」
エドワードがステファニーの双丘を揉みしだき、頂を布越しに指でこねると、すぐにツンと尖った。
「ああっ、だめっ!お止めっ・・・く、下さいっ!」
「んん、でもココ、反応してるよ。気持ちいいでしょう?」
エドワードはステファニーの制止に構わずに彼女の耳の後ろやうなじをちゅうちゅうと吸い、熱い吐息をかけた。お尻に熱くて硬いものが当たり、ステファニーは危機を覚えた。
「へ、陛下っ!止めて下さいっ!何もしない約束だったはずです!」
「呼び方が違うよ」
「エ、エド、それより約束が違います!」
「最後までしないから、ステフィーを満喫させて?」
「止めてっ!お願い!嫌っ!こんな無理矢理・・・もうたくさんっ!」
ステファニーが涙声で訴えると、エドワードはやっと手を止めた。ステファニーが震えているのを見てエドワードは真っ青になった。
「ステフィー、ごめんなさい・・・僕を嫌わないで!お願い!君があまりにも愛おしくてつい・・・君に嫌われたら僕は生きていけない!」
「・・・もう二度としないでいただけますか?」
「ああ、君が望まないことはもうしないよ」
「それなら私が陛下を嫌うことなどありません。陛下は私の大事な幼馴染ですから」
ステファニーは、涙ぐむエドワードの目を慈愛を込めてじっと見たが、エドワードの目は不満を訴えていた。
「そんな呼び方は止めて。僕は只の幼馴染じゃ嫌なんだ。君の恋人になりたい」
「それは無理です」
エドワードは不満顔でじっと無言でステファニーを見た後、ふーっとため息をついた。
「・・・いいよ、今のところはそうしておこう。説得する時間はまだたっぷりあるからね」
そうこうするうちにエドワードの謁見の時間が迫ってきた。エドワードは、ステファニーを隣に準備してある部屋に行かせ、湯浴みのために侍女を呼び、部屋を立ち去った。そうなって初めてステファニーは自分に用意された部屋がエドワードの私室と繋がっていることに気付いて驚愕し、なんとも言いようのない気味悪さを覚えた。
入浴後、侍女が髪を結い上げようとしなかったので、ステファニーは声をかけた。既婚女性が人前に出る時は通常、髪を結い上げているのが普通だからだ。
「私は既婚者だから、髪を結い上げてもらえる?」
「よろしいのですか?その・・・お痕が見えてしまいますが・・・」
「えっ?!痕?!」
侍女に合わせ鏡をしてもらってうなじを見ると、赤く点々と痕がついていた。
「そ、それじゃ、ハーフアップにしてもらえる?」
ステファニーは、既婚女性らしくない髪型で王宮に滞在するのは気が進まなかった。しかも今日は『王妃の話し相手』6人全員が招待されて初めてのお茶会が開かれるのだ。でも赤い点々は、襟足まで続いていて首の詰まったドレスでも隠しようがなく、髪を垂らすしかなかった。初日からこんな風では他の『王妃の話し相手』にどんな目で見られるか不安になった。
ステファニーは、時間に余裕を持ってお茶会の開かれるサロンへ行こうとし、扉を開こうとして初めて自分が閉じ込められているのに気付いた。鍵がかけられているのが信じられなくてドアノブをガチャガチャと回したが、いくらやっても扉が開くことはなかった。
侍女を呼ぶベルを鳴らしたが、誰も来ない。何度も鳴らすと、ようやく誰かが扉をノックした。ステファニーは扉に駆け寄ったが、扉は開けられなかった。仕方なくステファニーは扉越しに大声で話しかけた。
「鍵がかけられているの。早く開けて!王妃陛下のお茶会に呼ばれているのに遅刻できないわ!」
「王妃陛下には欠席の連絡が行っています。国王陛下が執務後に戻られるまで部屋でお待ちください」
「そ、そんな!そんなはずはありません!」
「とにかくここでお待ち下さい!」
侍女は扉越しに大声でそう言うとすぐに去っていき、ステファニーはへなへなと床にへたり込んでしまった。
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一晩中ぎゅうぎゅうと抱き締めるエドワードの腕のせいでステファニーは眠るどころではなく、朝まで目が冴えて仕方なかった。朝日がカーテン越しに寝室をほのかに明るくし始めた頃、後ろからステファニーに抱き着いていたエドワードがもぞもぞし始めた。
「ああっ!へ、陛下っ!お止め下さい!」
エドワードがステファニーの双丘を揉みしだき、頂を布越しに指でこねると、すぐにツンと尖った。
「ああっ、だめっ!お止めっ・・・く、下さいっ!」
「んん、でもココ、反応してるよ。気持ちいいでしょう?」
エドワードはステファニーの制止に構わずに彼女の耳の後ろやうなじをちゅうちゅうと吸い、熱い吐息をかけた。お尻に熱くて硬いものが当たり、ステファニーは危機を覚えた。
「へ、陛下っ!止めて下さいっ!何もしない約束だったはずです!」
「呼び方が違うよ」
「エ、エド、それより約束が違います!」
「最後までしないから、ステフィーを満喫させて?」
「止めてっ!お願い!嫌っ!こんな無理矢理・・・もうたくさんっ!」
ステファニーが涙声で訴えると、エドワードはやっと手を止めた。ステファニーが震えているのを見てエドワードは真っ青になった。
「ステフィー、ごめんなさい・・・僕を嫌わないで!お願い!君があまりにも愛おしくてつい・・・君に嫌われたら僕は生きていけない!」
「・・・もう二度としないでいただけますか?」
「ああ、君が望まないことはもうしないよ」
「それなら私が陛下を嫌うことなどありません。陛下は私の大事な幼馴染ですから」
ステファニーは、涙ぐむエドワードの目を慈愛を込めてじっと見たが、エドワードの目は不満を訴えていた。
「そんな呼び方は止めて。僕は只の幼馴染じゃ嫌なんだ。君の恋人になりたい」
「それは無理です」
エドワードは不満顔でじっと無言でステファニーを見た後、ふーっとため息をついた。
「・・・いいよ、今のところはそうしておこう。説得する時間はまだたっぷりあるからね」
そうこうするうちにエドワードの謁見の時間が迫ってきた。エドワードは、ステファニーを隣に準備してある部屋に行かせ、湯浴みのために侍女を呼び、部屋を立ち去った。そうなって初めてステファニーは自分に用意された部屋がエドワードの私室と繋がっていることに気付いて驚愕し、なんとも言いようのない気味悪さを覚えた。
入浴後、侍女が髪を結い上げようとしなかったので、ステファニーは声をかけた。既婚女性が人前に出る時は通常、髪を結い上げているのが普通だからだ。
「私は既婚者だから、髪を結い上げてもらえる?」
「よろしいのですか?その・・・お痕が見えてしまいますが・・・」
「えっ?!痕?!」
侍女に合わせ鏡をしてもらってうなじを見ると、赤く点々と痕がついていた。
「そ、それじゃ、ハーフアップにしてもらえる?」
ステファニーは、既婚女性らしくない髪型で王宮に滞在するのは気が進まなかった。しかも今日は『王妃の話し相手』6人全員が招待されて初めてのお茶会が開かれるのだ。でも赤い点々は、襟足まで続いていて首の詰まったドレスでも隠しようがなく、髪を垂らすしかなかった。初日からこんな風では他の『王妃の話し相手』にどんな目で見られるか不安になった。
ステファニーは、時間に余裕を持ってお茶会の開かれるサロンへ行こうとし、扉を開こうとして初めて自分が閉じ込められているのに気付いた。鍵がかけられているのが信じられなくてドアノブをガチャガチャと回したが、いくらやっても扉が開くことはなかった。
侍女を呼ぶベルを鳴らしたが、誰も来ない。何度も鳴らすと、ようやく誰かが扉をノックした。ステファニーは扉に駆け寄ったが、扉は開けられなかった。仕方なくステファニーは扉越しに大声で話しかけた。
「鍵がかけられているの。早く開けて!王妃陛下のお茶会に呼ばれているのに遅刻できないわ!」
「王妃陛下には欠席の連絡が行っています。国王陛下が執務後に戻られるまで部屋でお待ちください」
「そ、そんな!そんなはずはありません!」
「とにかくここでお待ち下さい!」
侍女は扉越しに大声でそう言うとすぐに去っていき、ステファニーはへなへなと床にへたり込んでしまった。
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