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第2章 破滅円舞曲
47.レオンハルト公爵の野望
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【カイン】
「何故です、父上!
何故、あなたが生きて、
その玉座に座っておられるのですか?」
いや、どうして俺は、気づかなかったんだ!?
「久しいな、カインよ。
逆に何故、そう思ったのだ?
答えは、それが全てだよ。」
そうだ。
何故、俺はそう思い込んでいたのだろう。
玉座の間に辿り着いた時、
父であるレオンハルト公爵が、
その玉座に座っていた。
俺は、その瞬間に全てを悟った。
どうやら俺は、父の手のひらで転がされていたらしい。
時は遡る。
「モンテロー伯爵ら、地方領主に通達しろ。
これよりジャパンは、マリーナ姫の救国要請に従い、フィーナ王都を攻撃する。
救国の意志があるなら、我が軍に合流しろとな!」
俺は、戦った地方領主たちに通達を出した。
国王軍までの道のりで厄介になるのは、
間違いなくドレイクとボロディンとなる。
やっかいな相手だ。
敗戦の会見の際、彼らは最後まで王家に忠誠を誓う気だった。
その彼らは、何故か国王軍には参加していない。
本来は叛乱として彼らは耳を貸さないだろう。
しかし、今回の場合はどうか。
王家からの救国要請である。
明らかに国王は悪で、マリーナ姫は善となる。
このまま国王に仕えることの方が、
彼らにとっては忠義に反することになるのではないだろうか。
国王の蛮行を諫めるのも、
忠義の一つなのだから。
「ジャック、全軍に号令を!
出陣っ!」
ジャパンの軍勢は、フィーナ国へ出陣した。
そして、地方領主軍たちは、ジャパンの軍勢に合流していくこととなる。
嬉しい誤算が起きた
ドレイクとボロディンも合流したのだ。
「お久しぶりです、カイン様。
ドレイクです。
恥を忍んでお願いがあります。
救国のため、我々も軍勢に加えて下さい。」
「お願いがあります。
現国王をお諌めしたいのです。
私も軍勢に加えて下さい。」
俺は心から喜び、握手をした。
「その言や、よしっ!
共にフィーナ国を救国しようぞ!」
この軍勢は、一気に王都まで進軍していく。
そして、他の地方領主達も、どんどん合流していく。
皆、理解しているのだ。
現国王が崩御されれば、世継ぎのいない状況で最も王家の血が濃いのは、マリーナ姫である。
そして、マリーナ姫の次はレオンハルト公爵家の生き残りであるカインだ。
どちらかが次の王となる。
ここで合流すらか否かで、後々の立ち位置が変わるのだ。
「この軍勢の指揮は、
わが国の双剣であるジャックに任せる!
ジャックの指示に徹底して従うように。
私は別働隊として、一気に王都へ強襲をかける。
くれぐれも指揮系統を乱すなよ!」
「カイン様の思うがままに。」
地方領主達は、カインの言いつけに従った。
中央領主達は、貴族軍に参加している。
王国軍までは、阻む敵はいなかった。
「我々は、陽動だ!
本体が決着をつけるまで、王国軍を引き留めればよい。
決して敵の射程に入るなよ。
我々は、王国軍を引き止めることが任務なのただ!」
王国軍が近づいてきても、
一時的に後退し、
射程に入らないようにする。
しかし、王国軍が退くと、
近づいていき、王国軍はまた射程まで近寄ってくる。
今回、ジャックの参謀には、精霊族であるセイルーンが任にあたった。
セイルーンは、血気盛んになる物達へ精霊魔法を使用し、精神を落ち着かせるようにする。
歴戦の将であるドレイクとボロディンの助けもあり、そして、ジャックは苦心しながらも、
この軍を統率しきってみせた。
寄せ集めである軍を統率しきることは難しい。
ジャックがいたからこそ、
この軍は、一切の流血をせずにこの戦いに勝つこととなる。
「ジャック、頼んだぞ。
では、出陣するっ!」
俺とクレアは飛竜に乗って王都の上空から、
一気に王城へ入る。
王城に張り巡らされた結界は、
すでにウィズによって解析されており、
転移はできないものの、結界を破れる。
また、龍人族であるイグニール、天使のミカエルとルシフェル、悪魔のサタナキアは空を飛べるため、共に王城へ行くこととする。
少数精鋭だ。
上空から、王都の様子を見る。
やはり惨状は酷い。
しかし、国王軍はいないため、侵入は容易だろう。
「カイン様、あれを!」
サタナキアは声をかけてきた。
「どうした?
フィーナ城より、火の手があがっている?」
クレアが、声をかけてきた。
「私は獣人族なので、目が良いのですが、
あの旗はレオンハルト公爵家の旗です。」
一体、何が起こっているんだ!?
しかし、ここで引き返すわけにはいかない。
王城の上空より、
結界を壊そうとしたが、既に結界は壊れていた。
簡単に王城へ侵入できる。
争いの声が聞こえる。
しかし、すぐに王城の近衛兵に見つかった。
「新手だ!
ここは通さんぞ!」
新手?
この近衛兵も嫉妬の種を持っている。
容赦するわけにはいかない。
俺たちは、近衛兵たちを倒しながら、
玉座の間へ向かった。
おそらく、そこに王がいるだろう。
途中、争っている兵士を見かける。
そして、城壁にはレオンハルト公爵家の旗を掲げられていた。
いったい、誰がこんなことをしているんだ?
俺は何故か理解できていない。
俺たちは、玉座の間に辿り着いた。
そして、信じられない光景を目にする。
現国王であるフィーナ国第27代国王、
フィリックス・フィーナリオンが、
斬り殺されていた。
そして、その傍らには、
父であるレオンハルト公爵と兄であるグスタフ・レオンハルトがいる。
もう一人は、知らない男だ。
どうやら、フィリックス王はレオンハルト公爵によって、
倒されたらしい。
「何故です、父上!
何故、あなたが生きて、
その玉座に座っておられるのですか?」
いや、どうして俺は、気づかなかったんだ!?
「久しいな、カインよ。
逆に何故、そう思ったのだ?
答えは、それが全てだよ。」
そうだ。
何故、俺はそう思い込んでいたのだろう。
玉座の間に辿り着いた時、
父であるレオンハルト公爵が、
その玉座に座っていた。
俺は、その瞬間に全てを悟った。
どうやら俺は、父の手のひらで転がされていたらしい。
「本日をもって、フィーナ国は滅亡した。
今日より、この国はレオンハルト王国となる。
ようこそ、ジャパン国のカイン首相よ。
私こそ、レオンハルト王国の初代国王、
レオンハルト王である。」
全ての歯車が噛み合う。
俺は、父や兄の亡きがらを見ていない。
俺は、父の傍らに立つ男の能力によって、
いつの間にかそう思い込まされていたのだ。
ミドリーズもだ。
ミドリーズの能力も、
他のクロノスナンバーと能力差がありすぎる。
しかし、その能力であると、思い込まされていたのだろう。
なんとなく分かってしまった。
催眠系の能力なのだろう。
だが、不思議だ。
何故か、ステータスを見ることができない。
しかし、俺はこの男を知っている。
我が家の料理人として、給仕をしていた人だ。
俺は、いつの間にか催眠状態になっていたらしい。
そこに一人の兵士が入ってきた。
「レオンハルト様、
各地へ食糧の輸送準備が整いました。
出発させます。」
貴族軍を装って、各地の村から食糧を持っていく。
そして、悪の国王を倒したレオンハルト公爵の名において、食糧を各地に配る。
いや、各地に食糧を戻す。
国民は歓喜を持って、
レオンハルト公爵を讃えるだろう。
そして、口々にレオンハルト公爵ではなく、レオンハルト王と讃えるに違いない。
レオンハルト公爵の懐は一切合切痛まない。
奪ったものを元に戻すだけなのだから。
きっと、今まで催眠の能力を使って、
王城に潜伏していたのだろう。
そして、時期を見て、国王に強襲をかけた。
「父上。
マリーナはどうされたのですか?」
その時、倒れていたはずの男が立ち上がった。
そして、レオンハルト公爵を剣で刺す。
「ぐふっ。
バ、バカな!
何故、心臓を貫かれて、
立ち上がれる!?」
レオンハルト公爵は崩れ去る。
俺はまだ動揺から立ち直れず、反応できなかった。
「ふふふ。
レオンハルト公爵よ、
余はこの国の王であるぞ。
その程度では、私は死なぬよ。」
俺は国王を見た。
そうか、フィリックス王は、
もはや人すらも辞めてしまったのか…。
俺は、国王の種族を見て分かってしまったのだ。
国王は魔族として、
いや、魔人として蘇ったのだった。
次回、『48.バスティーユ荒野の戦い 』へつづく。
「何故です、父上!
何故、あなたが生きて、
その玉座に座っておられるのですか?」
いや、どうして俺は、気づかなかったんだ!?
「久しいな、カインよ。
逆に何故、そう思ったのだ?
答えは、それが全てだよ。」
そうだ。
何故、俺はそう思い込んでいたのだろう。
玉座の間に辿り着いた時、
父であるレオンハルト公爵が、
その玉座に座っていた。
俺は、その瞬間に全てを悟った。
どうやら俺は、父の手のひらで転がされていたらしい。
時は遡る。
「モンテロー伯爵ら、地方領主に通達しろ。
これよりジャパンは、マリーナ姫の救国要請に従い、フィーナ王都を攻撃する。
救国の意志があるなら、我が軍に合流しろとな!」
俺は、戦った地方領主たちに通達を出した。
国王軍までの道のりで厄介になるのは、
間違いなくドレイクとボロディンとなる。
やっかいな相手だ。
敗戦の会見の際、彼らは最後まで王家に忠誠を誓う気だった。
その彼らは、何故か国王軍には参加していない。
本来は叛乱として彼らは耳を貸さないだろう。
しかし、今回の場合はどうか。
王家からの救国要請である。
明らかに国王は悪で、マリーナ姫は善となる。
このまま国王に仕えることの方が、
彼らにとっては忠義に反することになるのではないだろうか。
国王の蛮行を諫めるのも、
忠義の一つなのだから。
「ジャック、全軍に号令を!
出陣っ!」
ジャパンの軍勢は、フィーナ国へ出陣した。
そして、地方領主軍たちは、ジャパンの軍勢に合流していくこととなる。
嬉しい誤算が起きた
ドレイクとボロディンも合流したのだ。
「お久しぶりです、カイン様。
ドレイクです。
恥を忍んでお願いがあります。
救国のため、我々も軍勢に加えて下さい。」
「お願いがあります。
現国王をお諌めしたいのです。
私も軍勢に加えて下さい。」
俺は心から喜び、握手をした。
「その言や、よしっ!
共にフィーナ国を救国しようぞ!」
この軍勢は、一気に王都まで進軍していく。
そして、他の地方領主達も、どんどん合流していく。
皆、理解しているのだ。
現国王が崩御されれば、世継ぎのいない状況で最も王家の血が濃いのは、マリーナ姫である。
そして、マリーナ姫の次はレオンハルト公爵家の生き残りであるカインだ。
どちらかが次の王となる。
ここで合流すらか否かで、後々の立ち位置が変わるのだ。
「この軍勢の指揮は、
わが国の双剣であるジャックに任せる!
ジャックの指示に徹底して従うように。
私は別働隊として、一気に王都へ強襲をかける。
くれぐれも指揮系統を乱すなよ!」
「カイン様の思うがままに。」
地方領主達は、カインの言いつけに従った。
中央領主達は、貴族軍に参加している。
王国軍までは、阻む敵はいなかった。
「我々は、陽動だ!
本体が決着をつけるまで、王国軍を引き留めればよい。
決して敵の射程に入るなよ。
我々は、王国軍を引き止めることが任務なのただ!」
王国軍が近づいてきても、
一時的に後退し、
射程に入らないようにする。
しかし、王国軍が退くと、
近づいていき、王国軍はまた射程まで近寄ってくる。
今回、ジャックの参謀には、精霊族であるセイルーンが任にあたった。
セイルーンは、血気盛んになる物達へ精霊魔法を使用し、精神を落ち着かせるようにする。
歴戦の将であるドレイクとボロディンの助けもあり、そして、ジャックは苦心しながらも、
この軍を統率しきってみせた。
寄せ集めである軍を統率しきることは難しい。
ジャックがいたからこそ、
この軍は、一切の流血をせずにこの戦いに勝つこととなる。
「ジャック、頼んだぞ。
では、出陣するっ!」
俺とクレアは飛竜に乗って王都の上空から、
一気に王城へ入る。
王城に張り巡らされた結界は、
すでにウィズによって解析されており、
転移はできないものの、結界を破れる。
また、龍人族であるイグニール、天使のミカエルとルシフェル、悪魔のサタナキアは空を飛べるため、共に王城へ行くこととする。
少数精鋭だ。
上空から、王都の様子を見る。
やはり惨状は酷い。
しかし、国王軍はいないため、侵入は容易だろう。
「カイン様、あれを!」
サタナキアは声をかけてきた。
「どうした?
フィーナ城より、火の手があがっている?」
クレアが、声をかけてきた。
「私は獣人族なので、目が良いのですが、
あの旗はレオンハルト公爵家の旗です。」
一体、何が起こっているんだ!?
しかし、ここで引き返すわけにはいかない。
王城の上空より、
結界を壊そうとしたが、既に結界は壊れていた。
簡単に王城へ侵入できる。
争いの声が聞こえる。
しかし、すぐに王城の近衛兵に見つかった。
「新手だ!
ここは通さんぞ!」
新手?
この近衛兵も嫉妬の種を持っている。
容赦するわけにはいかない。
俺たちは、近衛兵たちを倒しながら、
玉座の間へ向かった。
おそらく、そこに王がいるだろう。
途中、争っている兵士を見かける。
そして、城壁にはレオンハルト公爵家の旗を掲げられていた。
いったい、誰がこんなことをしているんだ?
俺は何故か理解できていない。
俺たちは、玉座の間に辿り着いた。
そして、信じられない光景を目にする。
現国王であるフィーナ国第27代国王、
フィリックス・フィーナリオンが、
斬り殺されていた。
そして、その傍らには、
父であるレオンハルト公爵と兄であるグスタフ・レオンハルトがいる。
もう一人は、知らない男だ。
どうやら、フィリックス王はレオンハルト公爵によって、
倒されたらしい。
「何故です、父上!
何故、あなたが生きて、
その玉座に座っておられるのですか?」
いや、どうして俺は、気づかなかったんだ!?
「久しいな、カインよ。
逆に何故、そう思ったのだ?
答えは、それが全てだよ。」
そうだ。
何故、俺はそう思い込んでいたのだろう。
玉座の間に辿り着いた時、
父であるレオンハルト公爵が、
その玉座に座っていた。
俺は、その瞬間に全てを悟った。
どうやら俺は、父の手のひらで転がされていたらしい。
「本日をもって、フィーナ国は滅亡した。
今日より、この国はレオンハルト王国となる。
ようこそ、ジャパン国のカイン首相よ。
私こそ、レオンハルト王国の初代国王、
レオンハルト王である。」
全ての歯車が噛み合う。
俺は、父や兄の亡きがらを見ていない。
俺は、父の傍らに立つ男の能力によって、
いつの間にかそう思い込まされていたのだ。
ミドリーズもだ。
ミドリーズの能力も、
他のクロノスナンバーと能力差がありすぎる。
しかし、その能力であると、思い込まされていたのだろう。
なんとなく分かってしまった。
催眠系の能力なのだろう。
だが、不思議だ。
何故か、ステータスを見ることができない。
しかし、俺はこの男を知っている。
我が家の料理人として、給仕をしていた人だ。
俺は、いつの間にか催眠状態になっていたらしい。
そこに一人の兵士が入ってきた。
「レオンハルト様、
各地へ食糧の輸送準備が整いました。
出発させます。」
貴族軍を装って、各地の村から食糧を持っていく。
そして、悪の国王を倒したレオンハルト公爵の名において、食糧を各地に配る。
いや、各地に食糧を戻す。
国民は歓喜を持って、
レオンハルト公爵を讃えるだろう。
そして、口々にレオンハルト公爵ではなく、レオンハルト王と讃えるに違いない。
レオンハルト公爵の懐は一切合切痛まない。
奪ったものを元に戻すだけなのだから。
きっと、今まで催眠の能力を使って、
王城に潜伏していたのだろう。
そして、時期を見て、国王に強襲をかけた。
「父上。
マリーナはどうされたのですか?」
その時、倒れていたはずの男が立ち上がった。
そして、レオンハルト公爵を剣で刺す。
「ぐふっ。
バ、バカな!
何故、心臓を貫かれて、
立ち上がれる!?」
レオンハルト公爵は崩れ去る。
俺はまだ動揺から立ち直れず、反応できなかった。
「ふふふ。
レオンハルト公爵よ、
余はこの国の王であるぞ。
その程度では、私は死なぬよ。」
俺は国王を見た。
そうか、フィリックス王は、
もはや人すらも辞めてしまったのか…。
俺は、国王の種族を見て分かってしまったのだ。
国王は魔族として、
いや、魔人として蘇ったのだった。
次回、『48.バスティーユ荒野の戦い 』へつづく。
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