34 / 119
第1章 伝説の始まり
34.民主主義の祖
しおりを挟む
「カイン・レオンハルトの名において、
ここに宣言する。
イーストランドは、
フィーナ国より独立し、
ここに建国する!」
!?!?!?
その瞬間、目の前の世界が白黒になった。
全員、動かない。
いや、俺以外、時が止まっているのか?
目の前に小学生ぐらいの男の子が現れた。
「初めまして。
僕の名前はウロボロス。
クロノス神の天敵さ。」
不敵な笑みを浮かべる神がそこにはいた。
底が分からない程、力の差を感じる…。
クロノス神やユニコーンと会った時と同じ感覚だ。
つまり、間違いなく相手は神なのだろう。
「いったいこれは、
どういうことなのでしょうか??」
ウロボロスは、
不敵な笑みを浮かべる。
あきらかに敵意を剥き出している。
「それは、こっちのセリフだよ。
魔神である僕の子飼いの魔王を1体、
滅ぼしただろう?
それはまぁいい。
だが、協定違反である神力を使ってまで魔王を滅ぼすとはどういうことだい?
クロノス神の代行者とやら、
答えてみたまえ。」
魔神!?
そういえば、クロノス神が話してたな!
この方が、魔神か…。
クロノス神、
会ったら文句いってやる。
まったく、やっかいごとを押し付けやがって。
ウロボロスは、キョトンとした顔をした。
「ん??
あれっ!?
そういうことか…。」
ウロボロスからの敵意が消えた。
俺は驚く。
「ウロボロス様も、
心を読まれるのですか??」
「そりゃ、まがりなりにも神だからね。
心もだけど、記憶も読めるよ。
まぁ、君が覚えている記憶だけだけど。
それにしても、
君は何も聞かされず、
クロノス神の計画の主要人物にされてるんだね。」
「計画の主要人物?
いえ、うっかり転生させたと話していましたから、
そんな大層な人物ではないと思いますよ。
転生者を呼んだのも、
面白半分の雰囲気で話してましたし。」
「あはは。
そんなわけないだろう。
考えてもみたまえ。
君たちが転生した1789年、
君たちの世界では何があった??」
「1789年…。
たしか、フランス革命?」
「そう。それともうひとつ。
君たちの世界で中心となっている国。
アメリカ合衆国に初代大統領として、ジョージ・ワシントンが就任した年だ。」
「確かに歴史的な年ですね。」
だから、何だと言うのだろう。
さっぱり分からない。
「そう、君たちの世界にとって、
重要となった年と同じ年に、
君たちは転生させられた。」
クロノス神は、上を見上げる。
「そして、転生させた君に、
ウルティアが能力を与えることをきっかけとして、
他の神たちは、神力の使用ができない状況に追い込まれた。」
「…。」
俺は、黙って聞いている。
「たまたま、能力をもらった君は、
その後、クロノスナンバー13となった。
13。
トランプなら、王のことだよ。」
「…。」
たまたまではないだろうか。
「そして、たまたま君は、
この島から独立して建国を宣言し、
王となろうとしている。
本当に全て、たまたまなのかい?
要所要所で、クロノス神は、
君に何かをしてきたのではないかい?」
「…。
正直、俺には何も分かりません。」
「そうだろうね。
そして、君は気づかぬうちに、
聖道を歩まされている。」
「聖道?
いったいなんのことですか??」
「今回、君が行った戦争は、誰も死ななかった。
戦争だよ?
誰も死なない戦争なんて、
そんな、きれい事あるわけないだろう。」
「たしかに、そうですが…。」
「君は、たまたま女神ウルティアを妻にしたことにより、
聖道しか考えられなくなっている。
元女神だろうと、君への影響は、計り知れないものがあるのさ。」
「そんなことはありません。」
「そう信じたいだけさ。
思い起こすといい。
君は、ウルティアを妻にしてから、
少しずつ性格が変わってきているんだよ。」
「この島に来るまで、色々なことがありましたし、さらにただの貴族のお気楽息子から、島の代表となる責任ある立場になりました。
誰でも変わってしまうのではないでしょうか。」
「まぁ、いいさ。
気づかないのは仕方がないのかもしれない。
まぁ、君が巻き込まれているだけなのは、
良く分かったよ。
それより、僕から君へプレゼントをすることにしよう。
君は人間の王となるのだから、
必要なものさ。
受け取りな。」
ウロボロスの、手のひらから黒い塊が出てきた。
そして、黒い塊が俺の中に入ってくる。
『報告:精神が闇に浸食されています。
体からの放出ができません。
浸食された精神を切り離します。』
ウィズ!?
動けたのか?
『疑問:状況が不明です。』
今、動けるようになったのか。
黒い塊のせいなのか?
そして、俺の中から別の何かが話しかけてきた。
『ふふふっ。
主人格よ、俺は生まれたてだから、
しばらく寝るが、覚えておくといい。
お前の中に、闇である俺がいることを。
お前にとっては、2人目の人格となる。
そうだな、ツヴァイとでも呼んでもらおうか。
俺はお前の闇。
光と相反する存在…。』
胸が焼けるような感覚がある。
ツヴァイ…。
ドイツ語で、2という意味か。
「これが、君へのプレゼントさ。
人間の王となるのなら、
清濁を織り交ぜていくがいい。
そして、できればクロノス神の計画を潰して欲しいね。
それでは、またどこかで。
カイン・レオンハルト君」
「カイン!」
「カイン!
大丈夫か??」
気づけば、世界に色が戻っていた。
どうやら、時は動き出したらしい。
インパルスとジャックが心配そうにしている。
どうやら、しばらく放心していたようだ。
「すいません、大丈夫です。」
俺は、飲み物を貰うようにした。
ウロボロスのことは、
しばらく黙っていた方がいいだろう。
「それでは、モンテロー伯爵。
あなたの領地については、
わが国で庇護しましょう。
他にも庇護を希望される方がいれば、
おっしゃって下さい。」
モンテロー伯爵は、安堵したようだ。
他の領主は、悩んでいるようだった。
話しがいったん落ち着いたところで、
教会の枢機卿であるパウロが話しかけてきた。
「ところで、国の建国宣言をされましたが、
国名と王様は何にされますか?」
ジャックが最初に発言する。
「王様は、カインだな。」
インパルスも続けて発言する。
「うん、カイン以外ありえない。」
そして、最後に俺が発言した。
「いえっ、俺は王にはなりません。」
驚くジャックとインパルス。
ジャックは話す。
「カイン?
リーダーは、お前以外にありえないぞ!」
俺は、続けて発言した。
「俺は、首相になります。」
「「???」」
ジャックとインパルスは不思議そうな顔で
俺を見た。
俺は、ずっと思っていた。
このフィーナ国は、絶対君主制だ。
絶対君主主義であり、王が全てだ。
宰相などがいても、
最終的には、王のひと声で全てが決まり、
全ての責任は、王が取る。
では、ルッソーニ宰相の陣営はどうか。
彼らは、貴族主義だ。
高貴な血統が、治めていくことこそ、
最良であると信じている。
血統主義と置き換えてもいいだろう。
今の能力など関係なく、
家柄こそ全てと考えている。
では隣国はどうか。
軍国主義ドルーン国。
これは、軍人が国を支配する。
力あるものが支配することで、
国を守り、国益を守ろうとする。
しかし、一方で弱い国民は意見を言えない。
他にも宗教国家ゾルタクス。
神からの神託を受け、
神の代行者として政治を行う。
だが、おそらくこの国に神はいなく、
一部の中枢たちが政治を取り仕切っている。
神の代行者を語った者が甘い汁を吸い、
吸われるものは、
死後、天国に行けると思って貢ぐのだ。
俺は、これらの政治体制が嫌いだ。
この世界の政治体制では、
どんな人物が国を仕切るか選べない。
全ての国が一部の人の主観で物事が決まる。
誰が仕切るかによって、
善政にも悪政にも転がるだろう。
善政ならいい。
だが、悪政ならどうすればいい?
どんな悪政も泣き寝入りするしかないじゃないか。
俺は、皆で政治を行い、
失敗も皆で責任を取り合う、
民主主義国家にしたいんだ。
クロノス神やウロボロスの思惑は、
俺には分からない。
もしかしたら、俺を王にしたかったのかもしれないが、知ったことではない。
「この国は、民主主義国家を目指します。
これだけは、絶対に譲れません。」
インパルスは、カインに声をかけた。
「そうはいっても…。
おそらく選挙をしても、
全員がカインを王にしたいって結果になると思いますよ。」
カインの治世は、歴代の首相と比べても、
あまり長くはない。
この時のインパルスの発言は、短い在任期間のカインを苦しませることとなる。
インパルスの発言は、裏を返せば、
「もし、民主主義の国民が、絶対君主主義を望んだら?」
ということだ。
民主主義にこだわったカインは、
終生、その矛盾への解答が見出せなかった。
カインは、この後、完全なる民主主義政治を行うことができなかったものの、
民主主義の祖となった。
【クロノス神】
ウロボロス君も、困ったものだね。
この段階で、カイン君に計画の一部をバラしてしまうとは。
本来、彼は王となる予定だったのに、
全く関係のないアメリカ大統領の話しをあえて話し、
『王』の単語を強調することで、
彼自身が王を選択しなくなってしまった。
まぁ、いい。
ウロボロス君も、カイン君も、
僕の計画の全容は分からないはずだ。
今回のことは誤差の範囲内だろう。
カイン君が何か聞いてくるかもしれないが、
しばらくは、しらばっくれよう。
どうせ、分かるはずもない。
今度こそ、失敗はしない。
成功させてみせる。
いつもの、おちょうし者のクロノス神は、
そこにはいない。
神界でただ一人、
現世を見続けているのだった。
次回、『35.民主主義国家『ジャパン』』へつづく。
ここに宣言する。
イーストランドは、
フィーナ国より独立し、
ここに建国する!」
!?!?!?
その瞬間、目の前の世界が白黒になった。
全員、動かない。
いや、俺以外、時が止まっているのか?
目の前に小学生ぐらいの男の子が現れた。
「初めまして。
僕の名前はウロボロス。
クロノス神の天敵さ。」
不敵な笑みを浮かべる神がそこにはいた。
底が分からない程、力の差を感じる…。
クロノス神やユニコーンと会った時と同じ感覚だ。
つまり、間違いなく相手は神なのだろう。
「いったいこれは、
どういうことなのでしょうか??」
ウロボロスは、
不敵な笑みを浮かべる。
あきらかに敵意を剥き出している。
「それは、こっちのセリフだよ。
魔神である僕の子飼いの魔王を1体、
滅ぼしただろう?
それはまぁいい。
だが、協定違反である神力を使ってまで魔王を滅ぼすとはどういうことだい?
クロノス神の代行者とやら、
答えてみたまえ。」
魔神!?
そういえば、クロノス神が話してたな!
この方が、魔神か…。
クロノス神、
会ったら文句いってやる。
まったく、やっかいごとを押し付けやがって。
ウロボロスは、キョトンとした顔をした。
「ん??
あれっ!?
そういうことか…。」
ウロボロスからの敵意が消えた。
俺は驚く。
「ウロボロス様も、
心を読まれるのですか??」
「そりゃ、まがりなりにも神だからね。
心もだけど、記憶も読めるよ。
まぁ、君が覚えている記憶だけだけど。
それにしても、
君は何も聞かされず、
クロノス神の計画の主要人物にされてるんだね。」
「計画の主要人物?
いえ、うっかり転生させたと話していましたから、
そんな大層な人物ではないと思いますよ。
転生者を呼んだのも、
面白半分の雰囲気で話してましたし。」
「あはは。
そんなわけないだろう。
考えてもみたまえ。
君たちが転生した1789年、
君たちの世界では何があった??」
「1789年…。
たしか、フランス革命?」
「そう。それともうひとつ。
君たちの世界で中心となっている国。
アメリカ合衆国に初代大統領として、ジョージ・ワシントンが就任した年だ。」
「確かに歴史的な年ですね。」
だから、何だと言うのだろう。
さっぱり分からない。
「そう、君たちの世界にとって、
重要となった年と同じ年に、
君たちは転生させられた。」
クロノス神は、上を見上げる。
「そして、転生させた君に、
ウルティアが能力を与えることをきっかけとして、
他の神たちは、神力の使用ができない状況に追い込まれた。」
「…。」
俺は、黙って聞いている。
「たまたま、能力をもらった君は、
その後、クロノスナンバー13となった。
13。
トランプなら、王のことだよ。」
「…。」
たまたまではないだろうか。
「そして、たまたま君は、
この島から独立して建国を宣言し、
王となろうとしている。
本当に全て、たまたまなのかい?
要所要所で、クロノス神は、
君に何かをしてきたのではないかい?」
「…。
正直、俺には何も分かりません。」
「そうだろうね。
そして、君は気づかぬうちに、
聖道を歩まされている。」
「聖道?
いったいなんのことですか??」
「今回、君が行った戦争は、誰も死ななかった。
戦争だよ?
誰も死なない戦争なんて、
そんな、きれい事あるわけないだろう。」
「たしかに、そうですが…。」
「君は、たまたま女神ウルティアを妻にしたことにより、
聖道しか考えられなくなっている。
元女神だろうと、君への影響は、計り知れないものがあるのさ。」
「そんなことはありません。」
「そう信じたいだけさ。
思い起こすといい。
君は、ウルティアを妻にしてから、
少しずつ性格が変わってきているんだよ。」
「この島に来るまで、色々なことがありましたし、さらにただの貴族のお気楽息子から、島の代表となる責任ある立場になりました。
誰でも変わってしまうのではないでしょうか。」
「まぁ、いいさ。
気づかないのは仕方がないのかもしれない。
まぁ、君が巻き込まれているだけなのは、
良く分かったよ。
それより、僕から君へプレゼントをすることにしよう。
君は人間の王となるのだから、
必要なものさ。
受け取りな。」
ウロボロスの、手のひらから黒い塊が出てきた。
そして、黒い塊が俺の中に入ってくる。
『報告:精神が闇に浸食されています。
体からの放出ができません。
浸食された精神を切り離します。』
ウィズ!?
動けたのか?
『疑問:状況が不明です。』
今、動けるようになったのか。
黒い塊のせいなのか?
そして、俺の中から別の何かが話しかけてきた。
『ふふふっ。
主人格よ、俺は生まれたてだから、
しばらく寝るが、覚えておくといい。
お前の中に、闇である俺がいることを。
お前にとっては、2人目の人格となる。
そうだな、ツヴァイとでも呼んでもらおうか。
俺はお前の闇。
光と相反する存在…。』
胸が焼けるような感覚がある。
ツヴァイ…。
ドイツ語で、2という意味か。
「これが、君へのプレゼントさ。
人間の王となるのなら、
清濁を織り交ぜていくがいい。
そして、できればクロノス神の計画を潰して欲しいね。
それでは、またどこかで。
カイン・レオンハルト君」
「カイン!」
「カイン!
大丈夫か??」
気づけば、世界に色が戻っていた。
どうやら、時は動き出したらしい。
インパルスとジャックが心配そうにしている。
どうやら、しばらく放心していたようだ。
「すいません、大丈夫です。」
俺は、飲み物を貰うようにした。
ウロボロスのことは、
しばらく黙っていた方がいいだろう。
「それでは、モンテロー伯爵。
あなたの領地については、
わが国で庇護しましょう。
他にも庇護を希望される方がいれば、
おっしゃって下さい。」
モンテロー伯爵は、安堵したようだ。
他の領主は、悩んでいるようだった。
話しがいったん落ち着いたところで、
教会の枢機卿であるパウロが話しかけてきた。
「ところで、国の建国宣言をされましたが、
国名と王様は何にされますか?」
ジャックが最初に発言する。
「王様は、カインだな。」
インパルスも続けて発言する。
「うん、カイン以外ありえない。」
そして、最後に俺が発言した。
「いえっ、俺は王にはなりません。」
驚くジャックとインパルス。
ジャックは話す。
「カイン?
リーダーは、お前以外にありえないぞ!」
俺は、続けて発言した。
「俺は、首相になります。」
「「???」」
ジャックとインパルスは不思議そうな顔で
俺を見た。
俺は、ずっと思っていた。
このフィーナ国は、絶対君主制だ。
絶対君主主義であり、王が全てだ。
宰相などがいても、
最終的には、王のひと声で全てが決まり、
全ての責任は、王が取る。
では、ルッソーニ宰相の陣営はどうか。
彼らは、貴族主義だ。
高貴な血統が、治めていくことこそ、
最良であると信じている。
血統主義と置き換えてもいいだろう。
今の能力など関係なく、
家柄こそ全てと考えている。
では隣国はどうか。
軍国主義ドルーン国。
これは、軍人が国を支配する。
力あるものが支配することで、
国を守り、国益を守ろうとする。
しかし、一方で弱い国民は意見を言えない。
他にも宗教国家ゾルタクス。
神からの神託を受け、
神の代行者として政治を行う。
だが、おそらくこの国に神はいなく、
一部の中枢たちが政治を取り仕切っている。
神の代行者を語った者が甘い汁を吸い、
吸われるものは、
死後、天国に行けると思って貢ぐのだ。
俺は、これらの政治体制が嫌いだ。
この世界の政治体制では、
どんな人物が国を仕切るか選べない。
全ての国が一部の人の主観で物事が決まる。
誰が仕切るかによって、
善政にも悪政にも転がるだろう。
善政ならいい。
だが、悪政ならどうすればいい?
どんな悪政も泣き寝入りするしかないじゃないか。
俺は、皆で政治を行い、
失敗も皆で責任を取り合う、
民主主義国家にしたいんだ。
クロノス神やウロボロスの思惑は、
俺には分からない。
もしかしたら、俺を王にしたかったのかもしれないが、知ったことではない。
「この国は、民主主義国家を目指します。
これだけは、絶対に譲れません。」
インパルスは、カインに声をかけた。
「そうはいっても…。
おそらく選挙をしても、
全員がカインを王にしたいって結果になると思いますよ。」
カインの治世は、歴代の首相と比べても、
あまり長くはない。
この時のインパルスの発言は、短い在任期間のカインを苦しませることとなる。
インパルスの発言は、裏を返せば、
「もし、民主主義の国民が、絶対君主主義を望んだら?」
ということだ。
民主主義にこだわったカインは、
終生、その矛盾への解答が見出せなかった。
カインは、この後、完全なる民主主義政治を行うことができなかったものの、
民主主義の祖となった。
【クロノス神】
ウロボロス君も、困ったものだね。
この段階で、カイン君に計画の一部をバラしてしまうとは。
本来、彼は王となる予定だったのに、
全く関係のないアメリカ大統領の話しをあえて話し、
『王』の単語を強調することで、
彼自身が王を選択しなくなってしまった。
まぁ、いい。
ウロボロス君も、カイン君も、
僕の計画の全容は分からないはずだ。
今回のことは誤差の範囲内だろう。
カイン君が何か聞いてくるかもしれないが、
しばらくは、しらばっくれよう。
どうせ、分かるはずもない。
今度こそ、失敗はしない。
成功させてみせる。
いつもの、おちょうし者のクロノス神は、
そこにはいない。
神界でただ一人、
現世を見続けているのだった。
次回、『35.民主主義国家『ジャパン』』へつづく。
35
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*本作の無断転載、無断翻訳、無断利用を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
称号チートで異世界ハッピーライフ!~お願いしたスキルよりも女神様からもらった称号がチートすぎて無双状態です~
しらかめこう
ファンタジー
「これ、スキルよりも称号の方がチートじゃね?」
病により急死した主人公、突然現れた女神によって異世界へと転生することに?!
女神から様々なスキルを授かったが、それよりも想像以上の効果があったチート称号によって超ハイスピードで強くなっていく。
そして気づいた時にはすでに世界最強になっていた!?
そんな主人公の新しい人生が平穏であるはずもなく、行く先々で様々な面倒ごとに巻き込まれてしまう...?!
しかし、この世界で出会った友や愛するヒロインたちとの幸せで平穏な生活を手に入れるためにどんな無理難題がやってこようと最強の力で無双する!主人公たちが平穏なハッピーエンドに辿り着くまでの壮大な物語。
異世界転生の王道を行く最強無双劇!!!
ときにのんびり!そしてシリアス。楽しい異世界ライフのスタートだ!!
小説家になろう、カクヨム等、各種投稿サイトにて連載中。毎週金・土・日の18時ごろに最新話を投稿予定!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる