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ここで来ちゃうの龍の里編
嫌な予感が的中したようだ
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「戻ったどぉー!!」
ちくしょう。まさかあれから更に三日もかかるだなんて聞いてないんだよ。
しかもその間、ネコミミ→うさ耳→タヌキ耳→ビーバー耳→ネズミ耳とかバリエーションが豊か過ぎる。
タヌキまでは良いけどビーバーは、テアに言われるまで自分でも分からなかったくらい奇をてらいすぎてる。
しかも出てきたからにはこの世界にも、獣人種族かモンスターのどっちかが居るのかと思ったら、ビーバーなんて居ないとか言われるし……どうなってるんだってばよ。
そして一番の問題はネズミ耳だ。
さしもの私も、黒い丸が三つあるだけでクレームが入る、あの重鎮に目をつけられるのではないかと震え上がった。
とりあえずどこからもクレーム来なかったから良かったが、今後は絶対にネズミ耳だけは引き当てないようにしなければ!
「何やってるのハクアちゃん?」
「なんかやっと戻れたから朝からテンション上がってるみたいです」
「なるほどね。あの姿も可愛かったのだけどおばあちゃんちょっと寂しいわ」
「私もそう思います!」
「シャラップギャラリー!」
いつまでもマスコットしている私ではないのだよ。
「はぁ……それにしてもやっぱり難しいなぁ。ハクアはなんでそんな風に騒いだり出来るの?」
「その言い方はなんか違うと思うの」
ミコトが言ってるのは私が騒がしいという意味ではない……違うよね?
ミコトが言っているのはこの間教えてもらった星神の事についてだ。
まあ……その……なんだ?
端的に一言で分かりやすく言うなら───なんか普通に出来ました。
いや、私だって予想外だよ? 最初から出来るの隠してたとかじゃないんだよ?
当然、神の技術という事でおばあちゃんも初見の技術。
ミコト達は当たり前に、おばあちゃんも苦労していたが、なんか知らないけど私はそれこそ息をするように自然に出来たのだ。
いや、本当にびっくりよ?
おばあちゃんですら私が普通に出来たからちょっと引き気味だった。
あれ地味に精神に来た。
何せ皆からの視線は慣れて来たけど、おばあちゃんからの視線は初めてだったからなぁ……って、皆からの視線も慣れてねぇよ! 慣れてたまるか!?
ちなみにテア達は私が最初から出来ると確信していたのか、何故か納得した顔でうんうんと頷いていた。
「あらあら、相変わらず情緒不安定な子ね。おばあちゃん、本当にハクアちゃんは見てて飽きないわ」
「珍獣扱いはよしてもろて!?」
「でも本当にどうやるの? 私、未だにコツ掴めないんだけど?」
どうやってかぁ。
「吸い込んだ力と自分の中の力を混ぜ合わせて、そこに想いというか、願望混ぜ合わせる。それでそのまま体の中に満たして終わり?」
「うん。全く分からない」
もう何度目かの説明を終えるがやはり理解が得られない。
しかし本当にこの説明通りなのだ。
星神の話を聞いてから自分の中の力をより深く探ると、自身の感情と力がリンクしている事が理解出来た。
霊力の時もそうだったが、やはり魂の力が物を言う世界なだけあって、感情とそれに繋がる欲望は密接な関係にあるようだ。
体を動かす時に脳から電気信号を送り、手や足を動かすように、感情や欲望が力や行動に密接に関わってくる。
それを意識すれば自身の中にある欲望の力にアクセスするのは簡単だ。
「それは少しわかってきたけど、力を全部混ぜてから動くのが大変なんだよね。なんかハクアと違ってすぐに霧散しちゃって、体に留める事が出来ないんだよ」
「うーん。テア達も言ってたけど、その辺は私もよくわかんないんだよね。私の場合は、満たしたら霧散するようなことなかったし」
むしろ私の場合は欲望が溢れ出るのを制御する方が大変で、少し散らした方が動きやすいくらいなのだ。
その辺が皆と全く違うらしい。
そしてテア達曰く、私はこの欲望の力を最初から無意識のうちに扱っていたのだそうだ。
一番顕著なのが、あのミノタウロス亜種こと、黒毛和牛君との戦い。
本来格下の私だが、食欲として欲望の力が溢れ出し、それを完全に力として発揮した事で勝てたらしい。
その他にも感情が昂った時に戦った戦闘は、軒並み普段の実力以上の力が出ていたのだとか?
そう言われると確かに思い当たる節は幾つもある。
実際、私の戦闘力では逆立ちしても敵わない戦闘は幾つもあったのだから。
「と、もうすぐ着くから練習はこのくらいにしなくちゃ」
「もうかぁ」
「本当に嫌そうだねハクア」
「だって面倒臭い」
現在、私とミコト、おばあちゃんの三人は、いつもの面々と別行動をしている。
それというのも龍神から私達に呼び出しがあったせいだ。
どうやらこの間の試練についてらしい。
私が居ない間にさっさとやっといてくれて良かったのだが、私が回復するまで待って呼び出されてしまった。
報告だけなら私の回復を待つ必要はないのに、私が回復を待った所に嫌な予感がする。
「二人とも話はここまでで、着いたわよ」
おばあちゃんの空気が変わる。
私としてはもう既に逃げ出したい。
だって扉の向こうからもの凄い殺気が放たれているのだ。しかもそれを隠そうともしていないのがなんともまた……。
扉を開けて中に入ると、そこには龍神の他におばあちゃん以外の龍王達が揃い踏み、更には元老院とおぼしき面々に何故かアカルフェルまで居る。
そう、扉の向こう側から殺気を放っていたのはアカルフェルだったのだー。だー。だー。
うん。わかりきってて意外性もなかったわ。
まあ、そんな事よりシフィーはさっきまで一緒にご飯食べてたよね? なんで一緒に来なかったの? あっ、まだ口モゴモゴしとる。あやつめ、ギリギリまで食ってやがったな。
私の視線に気が付いたのかシフィーが顔を背け、口の中の物を飲み込んでから澄ました顔でキリッとする。
ダメだあの龍王。
横を見るとミコトとおばあちゃんも呆れていた。
「よく来た。ミコト、成果を報告せよ」
「はい」
おばあちゃんが私達から離れ席に着くと、龍神がミコトに試練について報告を促す。
それに応えたミコトは試練の内容を話していく。
しかし何故か私の攻略法は言明を避けている。
何故だろうか?
理由は分からないが、理由があるのだろうと納得して黙って聞いていると、話しは進んで行きアジ・ダハーカの事に及んだ。
アジ・ダハーカ。
その言葉にアカルフェル以外の全員が反応し、龍神ですらピクリと眉を動かし私に視線を向ける。
そんな視線を気が付かないふりしながら、昼飯の事に思いを馳せる私。
「そうか」
ミコトの報告を聴き終わった龍神が静かに言葉を放つ。
「よくぞあのアジ・ダハーカを相手して生き残ったものだ。ミコト、ハクア。良くやった」
「あ、ありがとうございます」
「あざす?」
お褒めの言葉よりなんか欲しいのだが、それを言ったら流石に怒られそうなので自重する。私は空気の読める出来る子なのだ。
しかし、そんな私に龍神の視線が突き刺さりニヤリと口が歪んだ。
嫌な予感が的中したようだ。
「ハクア。此度はよくぞミコト共に試練を突破した。と、言いたい所だが、どうやらそこの者達はお前の実力を疑っているようだぞ」
龍神の視線の先に居るのはやはりアカルフェル、そして元老院達だ。
どうやらアカルフェルのバックはやはり元老院のようだ。
道理で龍王相手でも態度がでかい訳だ。
「それで私にどうしろと? そもそも、この試練はミコトのもので私はただのオマケ。最初から私の実力なんざ大して意味ないだろ?」
「貴様! 龍神様に向かってなんたる口の聞き方を!」
「よい。ハクアよ。ハッキリと言おう、こやつらはお前とアカルフェルの戦いを望んでいる。そこで勝てばお前を認めるそうだ」
「私に利益がない」
「だろうな。だからこれをやろう」
そう言って龍神が投げて寄越したのは一つの指輪だった。
ふむ。
龍玉の指輪
物理防御2000
魔法防御2000
【魔核生成】【ダメージ減少】
龍の力が込められた指輪、所持者の余剰魔力を吸い魔核を生成する。セット装備。
「おお!?」
「それは今回の報酬だ。そしてお前がアカルフェルに勝ったあかつきには……この残りもやろう」
「乗った!」
龍神の指にはキラリと光る二つの指輪。
恐らくあれが残りのセット装備。セット装備を手に入れたからには残りも手に入れなければゲーマーではない。
元々避けられない戦い。
そろそろ私もアカルフェルとは決着を着けなければいけないと思っていたから丁度いい。
そんな本心は隠しながら私は龍神の提案を受け入れた。
ちくしょう。まさかあれから更に三日もかかるだなんて聞いてないんだよ。
しかもその間、ネコミミ→うさ耳→タヌキ耳→ビーバー耳→ネズミ耳とかバリエーションが豊か過ぎる。
タヌキまでは良いけどビーバーは、テアに言われるまで自分でも分からなかったくらい奇をてらいすぎてる。
しかも出てきたからにはこの世界にも、獣人種族かモンスターのどっちかが居るのかと思ったら、ビーバーなんて居ないとか言われるし……どうなってるんだってばよ。
そして一番の問題はネズミ耳だ。
さしもの私も、黒い丸が三つあるだけでクレームが入る、あの重鎮に目をつけられるのではないかと震え上がった。
とりあえずどこからもクレーム来なかったから良かったが、今後は絶対にネズミ耳だけは引き当てないようにしなければ!
「何やってるのハクアちゃん?」
「なんかやっと戻れたから朝からテンション上がってるみたいです」
「なるほどね。あの姿も可愛かったのだけどおばあちゃんちょっと寂しいわ」
「私もそう思います!」
「シャラップギャラリー!」
いつまでもマスコットしている私ではないのだよ。
「はぁ……それにしてもやっぱり難しいなぁ。ハクアはなんでそんな風に騒いだり出来るの?」
「その言い方はなんか違うと思うの」
ミコトが言ってるのは私が騒がしいという意味ではない……違うよね?
ミコトが言っているのはこの間教えてもらった星神の事についてだ。
まあ……その……なんだ?
端的に一言で分かりやすく言うなら───なんか普通に出来ました。
いや、私だって予想外だよ? 最初から出来るの隠してたとかじゃないんだよ?
当然、神の技術という事でおばあちゃんも初見の技術。
ミコト達は当たり前に、おばあちゃんも苦労していたが、なんか知らないけど私はそれこそ息をするように自然に出来たのだ。
いや、本当にびっくりよ?
おばあちゃんですら私が普通に出来たからちょっと引き気味だった。
あれ地味に精神に来た。
何せ皆からの視線は慣れて来たけど、おばあちゃんからの視線は初めてだったからなぁ……って、皆からの視線も慣れてねぇよ! 慣れてたまるか!?
ちなみにテア達は私が最初から出来ると確信していたのか、何故か納得した顔でうんうんと頷いていた。
「あらあら、相変わらず情緒不安定な子ね。おばあちゃん、本当にハクアちゃんは見てて飽きないわ」
「珍獣扱いはよしてもろて!?」
「でも本当にどうやるの? 私、未だにコツ掴めないんだけど?」
どうやってかぁ。
「吸い込んだ力と自分の中の力を混ぜ合わせて、そこに想いというか、願望混ぜ合わせる。それでそのまま体の中に満たして終わり?」
「うん。全く分からない」
もう何度目かの説明を終えるがやはり理解が得られない。
しかし本当にこの説明通りなのだ。
星神の話を聞いてから自分の中の力をより深く探ると、自身の感情と力がリンクしている事が理解出来た。
霊力の時もそうだったが、やはり魂の力が物を言う世界なだけあって、感情とそれに繋がる欲望は密接な関係にあるようだ。
体を動かす時に脳から電気信号を送り、手や足を動かすように、感情や欲望が力や行動に密接に関わってくる。
それを意識すれば自身の中にある欲望の力にアクセスするのは簡単だ。
「それは少しわかってきたけど、力を全部混ぜてから動くのが大変なんだよね。なんかハクアと違ってすぐに霧散しちゃって、体に留める事が出来ないんだよ」
「うーん。テア達も言ってたけど、その辺は私もよくわかんないんだよね。私の場合は、満たしたら霧散するようなことなかったし」
むしろ私の場合は欲望が溢れ出るのを制御する方が大変で、少し散らした方が動きやすいくらいなのだ。
その辺が皆と全く違うらしい。
そしてテア達曰く、私はこの欲望の力を最初から無意識のうちに扱っていたのだそうだ。
一番顕著なのが、あのミノタウロス亜種こと、黒毛和牛君との戦い。
本来格下の私だが、食欲として欲望の力が溢れ出し、それを完全に力として発揮した事で勝てたらしい。
その他にも感情が昂った時に戦った戦闘は、軒並み普段の実力以上の力が出ていたのだとか?
そう言われると確かに思い当たる節は幾つもある。
実際、私の戦闘力では逆立ちしても敵わない戦闘は幾つもあったのだから。
「と、もうすぐ着くから練習はこのくらいにしなくちゃ」
「もうかぁ」
「本当に嫌そうだねハクア」
「だって面倒臭い」
現在、私とミコト、おばあちゃんの三人は、いつもの面々と別行動をしている。
それというのも龍神から私達に呼び出しがあったせいだ。
どうやらこの間の試練についてらしい。
私が居ない間にさっさとやっといてくれて良かったのだが、私が回復するまで待って呼び出されてしまった。
報告だけなら私の回復を待つ必要はないのに、私が回復を待った所に嫌な予感がする。
「二人とも話はここまでで、着いたわよ」
おばあちゃんの空気が変わる。
私としてはもう既に逃げ出したい。
だって扉の向こうからもの凄い殺気が放たれているのだ。しかもそれを隠そうともしていないのがなんともまた……。
扉を開けて中に入ると、そこには龍神の他におばあちゃん以外の龍王達が揃い踏み、更には元老院とおぼしき面々に何故かアカルフェルまで居る。
そう、扉の向こう側から殺気を放っていたのはアカルフェルだったのだー。だー。だー。
うん。わかりきってて意外性もなかったわ。
まあ、そんな事よりシフィーはさっきまで一緒にご飯食べてたよね? なんで一緒に来なかったの? あっ、まだ口モゴモゴしとる。あやつめ、ギリギリまで食ってやがったな。
私の視線に気が付いたのかシフィーが顔を背け、口の中の物を飲み込んでから澄ました顔でキリッとする。
ダメだあの龍王。
横を見るとミコトとおばあちゃんも呆れていた。
「よく来た。ミコト、成果を報告せよ」
「はい」
おばあちゃんが私達から離れ席に着くと、龍神がミコトに試練について報告を促す。
それに応えたミコトは試練の内容を話していく。
しかし何故か私の攻略法は言明を避けている。
何故だろうか?
理由は分からないが、理由があるのだろうと納得して黙って聞いていると、話しは進んで行きアジ・ダハーカの事に及んだ。
アジ・ダハーカ。
その言葉にアカルフェル以外の全員が反応し、龍神ですらピクリと眉を動かし私に視線を向ける。
そんな視線を気が付かないふりしながら、昼飯の事に思いを馳せる私。
「そうか」
ミコトの報告を聴き終わった龍神が静かに言葉を放つ。
「よくぞあのアジ・ダハーカを相手して生き残ったものだ。ミコト、ハクア。良くやった」
「あ、ありがとうございます」
「あざす?」
お褒めの言葉よりなんか欲しいのだが、それを言ったら流石に怒られそうなので自重する。私は空気の読める出来る子なのだ。
しかし、そんな私に龍神の視線が突き刺さりニヤリと口が歪んだ。
嫌な予感が的中したようだ。
「ハクア。此度はよくぞミコト共に試練を突破した。と、言いたい所だが、どうやらそこの者達はお前の実力を疑っているようだぞ」
龍神の視線の先に居るのはやはりアカルフェル、そして元老院達だ。
どうやらアカルフェルのバックはやはり元老院のようだ。
道理で龍王相手でも態度がでかい訳だ。
「それで私にどうしろと? そもそも、この試練はミコトのもので私はただのオマケ。最初から私の実力なんざ大して意味ないだろ?」
「貴様! 龍神様に向かってなんたる口の聞き方を!」
「よい。ハクアよ。ハッキリと言おう、こやつらはお前とアカルフェルの戦いを望んでいる。そこで勝てばお前を認めるそうだ」
「私に利益がない」
「だろうな。だからこれをやろう」
そう言って龍神が投げて寄越したのは一つの指輪だった。
ふむ。
龍玉の指輪
物理防御2000
魔法防御2000
【魔核生成】【ダメージ減少】
龍の力が込められた指輪、所持者の余剰魔力を吸い魔核を生成する。セット装備。
「おお!?」
「それは今回の報酬だ。そしてお前がアカルフェルに勝ったあかつきには……この残りもやろう」
「乗った!」
龍神の指にはキラリと光る二つの指輪。
恐らくあれが残りのセット装備。セット装備を手に入れたからには残りも手に入れなければゲーマーではない。
元々避けられない戦い。
そろそろ私もアカルフェルとは決着を着けなければいけないと思っていたから丁度いい。
そんな本心は隠しながら私は龍神の提案を受け入れた。
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注意
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