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ここで来ちゃうの龍の里編
黒紅阿修羅
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「「ハァ!」」
ハクアとミコト、二人が一糸乱れぬ連携でアジ・ダハーカと対峙する。
アジ・ダハーカの攻撃は先程までのファストと違い、野生の獣そのものの凶悪さと凶暴性を前面に押して出したスタイルだ。
ファストとセカンド。
この二つの精神の違いに、セカンドが生み出した赤い異形も合わさった波状攻撃は、ハクア達を以てしても苦戦を強いられていた。
息吐く暇もない高速戦闘に、一瞬でも判断を誤れば、仲間同士で攻撃することになりかねないコンビネーション。
それを暴力で破壊するアジ・ダハーカに異形の怪物達。
それらの攻防が高速で行われる戦闘は、傍から見ればまるで最初から台本が決まっている舞台の一幕のように見えただろう。
だがこれは現実だ。
今も増え続ける異形の怪物は常にハクア達の命を狩り取ろうと襲いかかっている。
そも、暴食の影竜にしてもヌルの眷属にしてもその数は有限だ。
赤い異形を倒す度にノクトとヌルが相手を取り込み新たな力と眷属にしているが、それでも血液から生まれてくる赤い異形相手では、物量で圧倒的な差が出来るのも当然だ。
そしてその溢れた異形達がハクアとミコトに襲い掛かるのも必然。
ただでさえ強敵のアジ・ダハーカが、多種多様な異形と連携して襲って来るのだからたまったものではない。
それでもなんとか戦えているのは、ハクアの召喚した眷属達が必死に大多数の異形を引き付けている事、そして何より戦闘経験の浅いミコトを、常にハクアがフォローしているからに過ぎない。
だが、だからと言ってミコトが足でまといかと言えばそんなん事はない。
ミコトの攻撃力はハクアにはないもの、それを常時出す事が出来るミコトの存在こそ、この局面を乗り切る為の大切な鍵なのだとハクアは思っている。
その為にハクアは、全ての局面をミコトが決める為の土台として組み立てているのだ。
「ラァ!」
アジ・ダハーカの攻撃を避けた直後に飛び掛ってくる虫型の異形相手に、避けた勢いを利用して鬼海が宿る拳を叩き付け絶命させる。
そのまま拳の勢いに逆らわず体を浮かせ、その瞬間を狙って突っ込んで来た人型の異形を蹴り飛ばし、一気に相手から距離を取る。
「ハクア、大……丈夫?」
「それはこっちのセリフ。息乱れてんぞ」
「むしろハクアはなんで平気なの?」
「ピンチの慣れという嫌な実績」
「……なんかごめん」
「謝るのは止めてくれるかな!?」
場を和ませるようにいつもの調子で話す二人だが、やはり言うべきか体力の消耗が激しい。
アジ・ダハーカという強敵、その強敵が生み出す異形も自分達に迫るほどの実力がある。ハクアに至っては完全に同程度の強さという悲しい事実!
加えて長時間全力で力を出し切っている二人の体力が消耗するのは必然だ。
だが同時にアジ・ダハーカもまたハクア達相手に攻めあぐねていた。
セカンドの権能である苦痛。
その苦痛の権能から生まれる赤い異形達だが、実を言えばセカンドの嗜好とは食い違っていた。
セカンドは戦いを楽しみ、自身の力で持って相手を殲滅、屈服させることを至上とする。
だがなんの因果か苦痛の権能が与えた力は、眷属の召喚というつまらない能力だった。
偶に出会えるファストを降した敵も、その後に控える自分を相手取ると、苦痛の権能により生まれる異形と自身の戦闘力という二つの壁に阻まれ、戦う気力がすぐに尽きる。
そう出なかったとしても、戦えば戦うほど増える戦力を前にいずれ力尽きるのが常だ。
これならまだファストの能力の方が楽しめたかもしれない。とも思うが、同時にあんなややこしい能力はいらないとも思うのが難しい所であった。
どちらか一人。
ハクアかミコトだけならこんな事にはなっていないだろう。
ミコトだけなら自分との戦闘すら満足に続けられず、眷属の物量の前にとっくに終わっていたはず。
そしてハクアだけなら、ミコトよりも長く戦えるだろうが、殲滅速度が圧倒的に足らず物量の前に散るだろう。
それを踏まえればハクアとミコトのコンビネーションは悪くない。
ミコトの突破力と、それを活かすためのハクアの戦術とサポートがこの戦況を維持している。
だがそれもそろそろ終わるだろう。
当初拮抗していた戦力も、今では苦痛の眷属の方が勝ってきている。
召喚した眷属だけでは対応しきれずに、自分達の戦闘に乱入して来ているのがいい証拠。そして今も増えた苦痛の眷属はハクア達を取り囲み始めている。
だからこそ、セカンドは久々に熱くなれるこの戦闘を終わらせる事を惜しんだ。
それがこの戦闘が膠着状態になっている理由だろう。
そしてその状況で一番最初に動いたのはやはりハクアだった。
ハクア達を取り囲んでいた異形達が、頃合を見計らったように一斉に襲い掛かるその瞬間───
「如意棒よ! 我が力と望みに応えろ! 黒紅阿修羅!」
ハクアが叫んだ瞬間、ハクアの腕を覆っていた鉤爪の付いた巨大な腕が光を放ち、黒と紅の二双六腕の甲冑篭手ガントレットへと変化する。
「阿修羅解放!」
続けて叫ぶとハクアを淡く紅い光が包む。
そしてその間も止まることなく向かって来ていた異形達へ、黒紅阿修羅がそれぞれ飛び散り異形を屠りだす。
二双六腕のガントレットである黒紅阿修羅は、装備となっていたハクアの力に、如意棒状態の時にしか付いていなかったスキルを付与した特殊な武器。
その力はハクアの動きに連動し、攻撃した場所の周囲を攻撃する自動操作と、ハクアが思考によって操る手動操作の二つがある。
自動操作では余計なことを考えなくてもいい分、余計なリソースを割く事なく行動出来るが、その反面相手にも攻撃が読まれやすくなってしまう。
反面、手動操作ならばその制約はないが、その操作を全て自分が行わなければならず、常に頭の中でフルスピードで思考を巡らせる必要がある。
自分にいきなり六つの腕が生えて、それぞれ別々のことをやれと言われて出来る人間は居ないだろう。
しかしハクアは自身の腕を含めた肉体と、黒紅阿修羅という新たな六腕を、物の見事に全て高い水準で使いこなし相手を屠っていく。
時に自分の攻撃に参加させ、時に自分自身を守り、時にミコトのサポートに回る。
正に八面六臂の活躍と言っても良いほどだ。
そしてセカンドはハクアが自身の眷属を攻撃する度に、淡い光が段々と強くなっていく事に気が付いた。
それはハクアが使った阿修羅解放の効果。
いや、正確に言えば予め設定していた【呪歌】の制約の効果と言うべきか。
阿修羅解放とは、ハクアが獲たスキル【呪歌】による自身を縛る呪いの枷をショートカットしたものだ。
予め設定して、キーワードとなる言葉を唱える事で、緊急時にすぐに発動出来るようにしていた。
その効果は自身の攻撃が当たる度にコンボを獲得し、相手の攻撃が当たらない限りコンボは貯まり続け、コンボ数に応じて最大百コンボまで自身の攻撃力を上げる。
最大まで貯めれば攻撃力は三倍まで跳ね上がり、三十分間効果は続くという、ゲーマーだったハクアらしい……いや、ハクアらし過ぎる能力となっている。
だが【呪歌】は呪いのスキル。
高い効果を得る為に相応の枷となる代償も必要となる。
それが、最大コンボに達するまでに攻撃を食らった場合、一時間全ての能力を半減させるというものだ。
そのハイリスクハイリターンの効果の為、戦況を把握するまで切れなかった手札。
そしてアジ・ダハーカに不意の一撃を食らわせる為に、今まで隠し続けていた如意棒という、二つの手札をここで切った───いや、切らされた事にハクアは歯噛みしつつ、密かにだが確実に相手を仕留める為の牙を研ぎ始めた。
ハクアとミコト、二人が一糸乱れぬ連携でアジ・ダハーカと対峙する。
アジ・ダハーカの攻撃は先程までのファストと違い、野生の獣そのものの凶悪さと凶暴性を前面に押して出したスタイルだ。
ファストとセカンド。
この二つの精神の違いに、セカンドが生み出した赤い異形も合わさった波状攻撃は、ハクア達を以てしても苦戦を強いられていた。
息吐く暇もない高速戦闘に、一瞬でも判断を誤れば、仲間同士で攻撃することになりかねないコンビネーション。
それを暴力で破壊するアジ・ダハーカに異形の怪物達。
それらの攻防が高速で行われる戦闘は、傍から見ればまるで最初から台本が決まっている舞台の一幕のように見えただろう。
だがこれは現実だ。
今も増え続ける異形の怪物は常にハクア達の命を狩り取ろうと襲いかかっている。
そも、暴食の影竜にしてもヌルの眷属にしてもその数は有限だ。
赤い異形を倒す度にノクトとヌルが相手を取り込み新たな力と眷属にしているが、それでも血液から生まれてくる赤い異形相手では、物量で圧倒的な差が出来るのも当然だ。
そしてその溢れた異形達がハクアとミコトに襲い掛かるのも必然。
ただでさえ強敵のアジ・ダハーカが、多種多様な異形と連携して襲って来るのだからたまったものではない。
それでもなんとか戦えているのは、ハクアの召喚した眷属達が必死に大多数の異形を引き付けている事、そして何より戦闘経験の浅いミコトを、常にハクアがフォローしているからに過ぎない。
だが、だからと言ってミコトが足でまといかと言えばそんなん事はない。
ミコトの攻撃力はハクアにはないもの、それを常時出す事が出来るミコトの存在こそ、この局面を乗り切る為の大切な鍵なのだとハクアは思っている。
その為にハクアは、全ての局面をミコトが決める為の土台として組み立てているのだ。
「ラァ!」
アジ・ダハーカの攻撃を避けた直後に飛び掛ってくる虫型の異形相手に、避けた勢いを利用して鬼海が宿る拳を叩き付け絶命させる。
そのまま拳の勢いに逆らわず体を浮かせ、その瞬間を狙って突っ込んで来た人型の異形を蹴り飛ばし、一気に相手から距離を取る。
「ハクア、大……丈夫?」
「それはこっちのセリフ。息乱れてんぞ」
「むしろハクアはなんで平気なの?」
「ピンチの慣れという嫌な実績」
「……なんかごめん」
「謝るのは止めてくれるかな!?」
場を和ませるようにいつもの調子で話す二人だが、やはり言うべきか体力の消耗が激しい。
アジ・ダハーカという強敵、その強敵が生み出す異形も自分達に迫るほどの実力がある。ハクアに至っては完全に同程度の強さという悲しい事実!
加えて長時間全力で力を出し切っている二人の体力が消耗するのは必然だ。
だが同時にアジ・ダハーカもまたハクア達相手に攻めあぐねていた。
セカンドの権能である苦痛。
その苦痛の権能から生まれる赤い異形達だが、実を言えばセカンドの嗜好とは食い違っていた。
セカンドは戦いを楽しみ、自身の力で持って相手を殲滅、屈服させることを至上とする。
だがなんの因果か苦痛の権能が与えた力は、眷属の召喚というつまらない能力だった。
偶に出会えるファストを降した敵も、その後に控える自分を相手取ると、苦痛の権能により生まれる異形と自身の戦闘力という二つの壁に阻まれ、戦う気力がすぐに尽きる。
そう出なかったとしても、戦えば戦うほど増える戦力を前にいずれ力尽きるのが常だ。
これならまだファストの能力の方が楽しめたかもしれない。とも思うが、同時にあんなややこしい能力はいらないとも思うのが難しい所であった。
どちらか一人。
ハクアかミコトだけならこんな事にはなっていないだろう。
ミコトだけなら自分との戦闘すら満足に続けられず、眷属の物量の前にとっくに終わっていたはず。
そしてハクアだけなら、ミコトよりも長く戦えるだろうが、殲滅速度が圧倒的に足らず物量の前に散るだろう。
それを踏まえればハクアとミコトのコンビネーションは悪くない。
ミコトの突破力と、それを活かすためのハクアの戦術とサポートがこの戦況を維持している。
だがそれもそろそろ終わるだろう。
当初拮抗していた戦力も、今では苦痛の眷属の方が勝ってきている。
召喚した眷属だけでは対応しきれずに、自分達の戦闘に乱入して来ているのがいい証拠。そして今も増えた苦痛の眷属はハクア達を取り囲み始めている。
だからこそ、セカンドは久々に熱くなれるこの戦闘を終わらせる事を惜しんだ。
それがこの戦闘が膠着状態になっている理由だろう。
そしてその状況で一番最初に動いたのはやはりハクアだった。
ハクア達を取り囲んでいた異形達が、頃合を見計らったように一斉に襲い掛かるその瞬間───
「如意棒よ! 我が力と望みに応えろ! 黒紅阿修羅!」
ハクアが叫んだ瞬間、ハクアの腕を覆っていた鉤爪の付いた巨大な腕が光を放ち、黒と紅の二双六腕の甲冑篭手ガントレットへと変化する。
「阿修羅解放!」
続けて叫ぶとハクアを淡く紅い光が包む。
そしてその間も止まることなく向かって来ていた異形達へ、黒紅阿修羅がそれぞれ飛び散り異形を屠りだす。
二双六腕のガントレットである黒紅阿修羅は、装備となっていたハクアの力に、如意棒状態の時にしか付いていなかったスキルを付与した特殊な武器。
その力はハクアの動きに連動し、攻撃した場所の周囲を攻撃する自動操作と、ハクアが思考によって操る手動操作の二つがある。
自動操作では余計なことを考えなくてもいい分、余計なリソースを割く事なく行動出来るが、その反面相手にも攻撃が読まれやすくなってしまう。
反面、手動操作ならばその制約はないが、その操作を全て自分が行わなければならず、常に頭の中でフルスピードで思考を巡らせる必要がある。
自分にいきなり六つの腕が生えて、それぞれ別々のことをやれと言われて出来る人間は居ないだろう。
しかしハクアは自身の腕を含めた肉体と、黒紅阿修羅という新たな六腕を、物の見事に全て高い水準で使いこなし相手を屠っていく。
時に自分の攻撃に参加させ、時に自分自身を守り、時にミコトのサポートに回る。
正に八面六臂の活躍と言っても良いほどだ。
そしてセカンドはハクアが自身の眷属を攻撃する度に、淡い光が段々と強くなっていく事に気が付いた。
それはハクアが使った阿修羅解放の効果。
いや、正確に言えば予め設定していた【呪歌】の制約の効果と言うべきか。
阿修羅解放とは、ハクアが獲たスキル【呪歌】による自身を縛る呪いの枷をショートカットしたものだ。
予め設定して、キーワードとなる言葉を唱える事で、緊急時にすぐに発動出来るようにしていた。
その効果は自身の攻撃が当たる度にコンボを獲得し、相手の攻撃が当たらない限りコンボは貯まり続け、コンボ数に応じて最大百コンボまで自身の攻撃力を上げる。
最大まで貯めれば攻撃力は三倍まで跳ね上がり、三十分間効果は続くという、ゲーマーだったハクアらしい……いや、ハクアらし過ぎる能力となっている。
だが【呪歌】は呪いのスキル。
高い効果を得る為に相応の枷となる代償も必要となる。
それが、最大コンボに達するまでに攻撃を食らった場合、一時間全ての能力を半減させるというものだ。
そのハイリスクハイリターンの効果の為、戦況を把握するまで切れなかった手札。
そしてアジ・ダハーカに不意の一撃を食らわせる為に、今まで隠し続けていた如意棒という、二つの手札をここで切った───いや、切らされた事にハクアは歯噛みしつつ、密かにだが確実に相手を仕留める為の牙を研ぎ始めた。
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