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ここで来ちゃうの龍の里編
納得いかねーーー!!
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地獄の特訓が幕を開ける。
などと言ってみたが現在私が行っているのは、机に座って鉛筆片手に座学だったりする。
どんなものでもいきなり実践なんて実は効率が悪い。ある程度わかっているなら別だが、独自のルール、考え方が必要な物には知識が必要なのだ。
そして今回の修行は正しくその系統なのだろう。
因みに目の前にはホワイトボードもキッカリ用意されている。
でも消しゴムも欲しいの……。
さて、そんな私の目の前には紙も用意されているが、しばらく見ない間に、最新の紙はコピー用紙レベルまで進化していた。
異世界の技術吸収力すげーわ。
これ実は異世界モノで一番すげーのって、転移者や転生者とかじゃなくて、その技術をすぐにモノに出来る現地人の適応力だよね。閑話休題。
そしてホワイトボードの前には眼鏡を完備したテアとソウが立っている。
ソウは教鞭まで用意して女教師風のコスプレだ。しかもじっと見てたらウインクまでついてきた。
しかしテアはここまでお膳立てしたにも拘わらず、女教師風ではなくあくまでもメイド服である。
ここまで貫けばいっそ見事なり。
因みにおばあちゃんはとても良い顔して何処かへ行きました。
帰ってきたら死んじゃうかも。
そして私の隣には同じく鉛筆を持ったユエが居る。
もしかしてユエも同じ修行なのだろうか? ドキドキ。
「いえ、違いますよ。ユエが同じ事をしたら流石に死んでしまいますからね」
「心を読まれてあっさり否定するまではいつもの事だけど、その後の一言は聞き捨てならないんですが!? 私にも優しさが必要なのですよ!?」
「大丈夫ですよ。白亜さんならまあ、なんとかなりますよ」
「根拠無さすぎませんか、その自信!? いやもうすでに自信かどうかも分からない言い方だったよね!?」
「さて、準備も調いましたし始めましょうか」
「心の声を聞くくらいなら、口から出てる言葉も聞いてくださいませんの!?」
「白亜さんは正しく、気と魔力というものを把握してますか?」
「華麗なスルー決めやがった!? えーと、気が肉体的なエネルギー、魔力が精神的なエネルギーじゃねえの?」
私の言葉に頷いたテアはホワイトボードに気、魔力と書き込む。
そして
「違いますね」
「違うんかい! 頷いたから正解じゃねえのその場合」
「半分正解なので頷きました」
分かりにくいってばよ……。
「まず半分正解だと言ったのは気の認識ですね。これは正しく肉体と言うか生命エネルギーの総称です。対して魔力ですが、これは世界に満ちるあるエネルギーを体内で変換したモノです」
「あるエネルギーね。それは流れ的にこの後に説明入るから聞かないけど、じゃあ魔力って言い方変だけど人工的なもんなの」
「話が早くて助かります。そうですね。その認識でも間違いは無いですね」
その割には無機物とかにも魔力が宿ってるのがあるが、その辺はどうなのだろうか?
「無機物にも魔力が宿っているのは簡単な理由です。先程言ったあるエネルギー、それは人であれ物であれ何かに宿ると魔力へと変化するんですよ」
「……それはつまり、そのあるエネルギーってのは魔力に変化しないと物質に宿れずに霧散するって事か?」
私の答えを聞いたテアは今度こそ満足そうに頷き、ホワイトボードへと書き込んでいく。
「そして今回、修行の前段階として白亜さんに覚えて貰うのは仙力とマナです」
「仙力ってのはあれか? 仙人的な力って事か。んで、マナって魔力の事じゃねぇの?」
「この二つはそれぞれ気と魔力の強化版という認識で大丈夫です。そして仙力とは仙人的な力ではなく境地の名称だと考えてください。更にマナとは先程話したあるエネルギーの事で、魔力の一種と言うよりも大元の力、もっと言えば星に満ちるエネルギーですね」
星のエネルギー。
そう聞いて最初に思い浮かぶのは地球人が異世界に送られる理由のエネルギー。そして勇者召喚に使われるエネルギーの事だ。
その事を考えていると横からテアに、それとは別のエネルギーです。と、言われた。
例えるなら地球から送られるモノは栄養。そしてマナとは栄養とは別の不要なエネルギーらしい。
そう、つまりはウン──
「言わせませんよ」
「ギャース!?」
「人がせっかくぼかした言葉を何簡潔に表そうとしているんですか。それとそういう言葉を使わないようにお嬢様や澪さんに言われているでしょう」
「でも今の説明だと明らかにウン──」
「しつこいですよ」
「ギャース!?」
本当の事言っただけでそのまま説教に移行するとか解せぬ。
それから暫くして、おばあちゃんが戻ってきたので説教は強制終了して説明が再開した。
「では続けます。まず白亜さんには仙力の方から覚えて貰います」
「いや、覚えて貰いますも何もそんな簡単じゃないだろ」
「いえ、白亜さんは既に仙力については教えればすぐ使える筈です。マナについてもキッカケさえこちらで用意すれば、ハクアさんなら会得出来るでしょう」
いやいや流石に無理でしょ。聞いただけでも難しそうだし。
「そうでもありませんよ。何故なら鬼力は仙力の先にあるモノですから」
「ほう……」
それはつまり流れから言うと……。
「竜の力はマナの先にあるモノって事か」
「その通りです。不完全とはいえ、どちらの力も扱った事のある白亜さんならここまでなら簡単ですよ」
うふふと笑うテア。
しかし私には見える。テアの後ろにこれくらいは軽く出来ますよね? 出来ないとは言わせませんよ。と、無言の圧力が! 何故だろう。もう、文字として見える気がするの。
「さあそれでは最初に仙力の方から行きましょうか。仙力とは簡単に言えば気力、生命エネルギーに精神エネルギーを複合したモノの総称です。白亜さんの鬼の力が安定しなかったのはこれが原因ですね」
「なるほど……って!? 安定しないの知ってて、その原因もわかってるなら教えてくれても良くなね!?」
「いえ、どちらにせよ白亜さんの身体では鬼の力に耐え切れないので、不完全状態の方がまだ扱えていました」
えー、何それ。
「もしもこの事を教えていれば、白亜さんは扱えないといくら言ってもどうせ試して自滅しますからね」
い、いやいやいや、そ、そんな事ないんだよ? 自分でも真っ赤に染まってる自分の姿が想像出来るけど気の所為なんだよ?
「まあハクちゃんはなまじその手の才能だけはある分、危険性を考慮した上で強敵との戦いで使っちゃうだろうからね」
「うぐ……」
くそう。何も否定出来ない。ピンチになったらどんなに危なくても死ぬよりマシって思って使うわ。
「でもそれが理由なら結局使えなくね? なんで今になって教えてくれる気になったの」
「それはハクアちゃんが竜の力に目覚めたからよ」
力に目覚めても身体自体が強くなった訳じゃないから結局駄目じゃね? 汚ねえ花火だぜ案件じゃね?
おばあちゃんの言葉に疑問を感じる私。しかしそんな私を見たおばあちゃんはあらあらと困ったように笑う。
「あら、気が付いていなかったのね」
「え? 何が?」
「ハクちゃんステータスの称号欄見てみな」
「称号とな?」
ソウの言葉に従って自分のステータスをチェックしてみる。
「えっ!? 何コレ?」
するとそこには【未熟な幼竜体】という文字が書いてあった。
「いつの間に……」
「ええ、これで間違いなくハクアちゃんも私達の眷族よ」
「てか、未熟なうえに幼竜体なのね」
「まだ身体が出来ていませんからね」
「ほう、これから変わるの?」
「うん。変わっていくよ。と、言っても姿形が変わる訳じゃないけどね。それでハクちゃんに一つだけ言っときたいんだけど」
「なんぞ?」
「これからはオーガキラーだけじゃなくて、ドラゴンキラーとかにも気を付けてね? 属性に鬼だけじゃなくて竜も増えてるから、本当にハクちゃんじゃ受け切れないから、いやマジで」
「なんか強くなる前に弱点だけ増えるーーー!?」
結局私は強くなってるの弱くなってるの!? ってか、どっちにしても納得いかねーーー!!
などと言ってみたが現在私が行っているのは、机に座って鉛筆片手に座学だったりする。
どんなものでもいきなり実践なんて実は効率が悪い。ある程度わかっているなら別だが、独自のルール、考え方が必要な物には知識が必要なのだ。
そして今回の修行は正しくその系統なのだろう。
因みに目の前にはホワイトボードもキッカリ用意されている。
でも消しゴムも欲しいの……。
さて、そんな私の目の前には紙も用意されているが、しばらく見ない間に、最新の紙はコピー用紙レベルまで進化していた。
異世界の技術吸収力すげーわ。
これ実は異世界モノで一番すげーのって、転移者や転生者とかじゃなくて、その技術をすぐにモノに出来る現地人の適応力だよね。閑話休題。
そしてホワイトボードの前には眼鏡を完備したテアとソウが立っている。
ソウは教鞭まで用意して女教師風のコスプレだ。しかもじっと見てたらウインクまでついてきた。
しかしテアはここまでお膳立てしたにも拘わらず、女教師風ではなくあくまでもメイド服である。
ここまで貫けばいっそ見事なり。
因みにおばあちゃんはとても良い顔して何処かへ行きました。
帰ってきたら死んじゃうかも。
そして私の隣には同じく鉛筆を持ったユエが居る。
もしかしてユエも同じ修行なのだろうか? ドキドキ。
「いえ、違いますよ。ユエが同じ事をしたら流石に死んでしまいますからね」
「心を読まれてあっさり否定するまではいつもの事だけど、その後の一言は聞き捨てならないんですが!? 私にも優しさが必要なのですよ!?」
「大丈夫ですよ。白亜さんならまあ、なんとかなりますよ」
「根拠無さすぎませんか、その自信!? いやもうすでに自信かどうかも分からない言い方だったよね!?」
「さて、準備も調いましたし始めましょうか」
「心の声を聞くくらいなら、口から出てる言葉も聞いてくださいませんの!?」
「白亜さんは正しく、気と魔力というものを把握してますか?」
「華麗なスルー決めやがった!? えーと、気が肉体的なエネルギー、魔力が精神的なエネルギーじゃねえの?」
私の言葉に頷いたテアはホワイトボードに気、魔力と書き込む。
そして
「違いますね」
「違うんかい! 頷いたから正解じゃねえのその場合」
「半分正解なので頷きました」
分かりにくいってばよ……。
「まず半分正解だと言ったのは気の認識ですね。これは正しく肉体と言うか生命エネルギーの総称です。対して魔力ですが、これは世界に満ちるあるエネルギーを体内で変換したモノです」
「あるエネルギーね。それは流れ的にこの後に説明入るから聞かないけど、じゃあ魔力って言い方変だけど人工的なもんなの」
「話が早くて助かります。そうですね。その認識でも間違いは無いですね」
その割には無機物とかにも魔力が宿ってるのがあるが、その辺はどうなのだろうか?
「無機物にも魔力が宿っているのは簡単な理由です。先程言ったあるエネルギー、それは人であれ物であれ何かに宿ると魔力へと変化するんですよ」
「……それはつまり、そのあるエネルギーってのは魔力に変化しないと物質に宿れずに霧散するって事か?」
私の答えを聞いたテアは今度こそ満足そうに頷き、ホワイトボードへと書き込んでいく。
「そして今回、修行の前段階として白亜さんに覚えて貰うのは仙力とマナです」
「仙力ってのはあれか? 仙人的な力って事か。んで、マナって魔力の事じゃねぇの?」
「この二つはそれぞれ気と魔力の強化版という認識で大丈夫です。そして仙力とは仙人的な力ではなく境地の名称だと考えてください。更にマナとは先程話したあるエネルギーの事で、魔力の一種と言うよりも大元の力、もっと言えば星に満ちるエネルギーですね」
星のエネルギー。
そう聞いて最初に思い浮かぶのは地球人が異世界に送られる理由のエネルギー。そして勇者召喚に使われるエネルギーの事だ。
その事を考えていると横からテアに、それとは別のエネルギーです。と、言われた。
例えるなら地球から送られるモノは栄養。そしてマナとは栄養とは別の不要なエネルギーらしい。
そう、つまりはウン──
「言わせませんよ」
「ギャース!?」
「人がせっかくぼかした言葉を何簡潔に表そうとしているんですか。それとそういう言葉を使わないようにお嬢様や澪さんに言われているでしょう」
「でも今の説明だと明らかにウン──」
「しつこいですよ」
「ギャース!?」
本当の事言っただけでそのまま説教に移行するとか解せぬ。
それから暫くして、おばあちゃんが戻ってきたので説教は強制終了して説明が再開した。
「では続けます。まず白亜さんには仙力の方から覚えて貰います」
「いや、覚えて貰いますも何もそんな簡単じゃないだろ」
「いえ、白亜さんは既に仙力については教えればすぐ使える筈です。マナについてもキッカケさえこちらで用意すれば、ハクアさんなら会得出来るでしょう」
いやいや流石に無理でしょ。聞いただけでも難しそうだし。
「そうでもありませんよ。何故なら鬼力は仙力の先にあるモノですから」
「ほう……」
それはつまり流れから言うと……。
「竜の力はマナの先にあるモノって事か」
「その通りです。不完全とはいえ、どちらの力も扱った事のある白亜さんならここまでなら簡単ですよ」
うふふと笑うテア。
しかし私には見える。テアの後ろにこれくらいは軽く出来ますよね? 出来ないとは言わせませんよ。と、無言の圧力が! 何故だろう。もう、文字として見える気がするの。
「さあそれでは最初に仙力の方から行きましょうか。仙力とは簡単に言えば気力、生命エネルギーに精神エネルギーを複合したモノの総称です。白亜さんの鬼の力が安定しなかったのはこれが原因ですね」
「なるほど……って!? 安定しないの知ってて、その原因もわかってるなら教えてくれても良くなね!?」
「いえ、どちらにせよ白亜さんの身体では鬼の力に耐え切れないので、不完全状態の方がまだ扱えていました」
えー、何それ。
「もしもこの事を教えていれば、白亜さんは扱えないといくら言ってもどうせ試して自滅しますからね」
い、いやいやいや、そ、そんな事ないんだよ? 自分でも真っ赤に染まってる自分の姿が想像出来るけど気の所為なんだよ?
「まあハクちゃんはなまじその手の才能だけはある分、危険性を考慮した上で強敵との戦いで使っちゃうだろうからね」
「うぐ……」
くそう。何も否定出来ない。ピンチになったらどんなに危なくても死ぬよりマシって思って使うわ。
「でもそれが理由なら結局使えなくね? なんで今になって教えてくれる気になったの」
「それはハクアちゃんが竜の力に目覚めたからよ」
力に目覚めても身体自体が強くなった訳じゃないから結局駄目じゃね? 汚ねえ花火だぜ案件じゃね?
おばあちゃんの言葉に疑問を感じる私。しかしそんな私を見たおばあちゃんはあらあらと困ったように笑う。
「あら、気が付いていなかったのね」
「え? 何が?」
「ハクちゃんステータスの称号欄見てみな」
「称号とな?」
ソウの言葉に従って自分のステータスをチェックしてみる。
「えっ!? 何コレ?」
するとそこには【未熟な幼竜体】という文字が書いてあった。
「いつの間に……」
「ええ、これで間違いなくハクアちゃんも私達の眷族よ」
「てか、未熟なうえに幼竜体なのね」
「まだ身体が出来ていませんからね」
「ほう、これから変わるの?」
「うん。変わっていくよ。と、言っても姿形が変わる訳じゃないけどね。それでハクちゃんに一つだけ言っときたいんだけど」
「なんぞ?」
「これからはオーガキラーだけじゃなくて、ドラゴンキラーとかにも気を付けてね? 属性に鬼だけじゃなくて竜も増えてるから、本当にハクちゃんじゃ受け切れないから、いやマジで」
「なんか強くなる前に弱点だけ増えるーーー!?」
結局私は強くなってるの弱くなってるの!? ってか、どっちにしても納得いかねーーー!!
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