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ダンジョン&アリスベル修行編
(チッ!駄女神共、後で話しつけるからな)
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「ははっ!マジかよ!誰かと思ったら瑠璃ちゃんに白亜ちゃんじゃん」
「馴れ馴れしく人の名前何ぞ呼ばないでくれる?」
「・・・私も貴方には名前呼ばれたく無いです」
名前を呼びながら二人の身体を、舐めるように見回す政人に、そう言って拒絶を示す二人。
だがそれにもかかわらず、更に露骨に二人の身体を見て下品に嗤う。
「つれないな~二人共。こんな異世界で運命的に再会したのにさ~。こっちに来なよ。俺、これでも勇者様だからさモンスターから守ってあげるよ。まあその代わり、チョットは良い思いさせて貰うけど、それはほらお互い様だし?命に比べれば軽いものでしょ?そっちのお友達も一緒にさぁ」
「ははっ!気持ちの悪い口を閉じろよ下衆!」
「ああ!何だと、クソアマ!人が優しく言ってやりゃぁ、調子に乗りやがって!もういい、テメエら全員俺の奴隷にして、好きな時に好きなだけヤってやるよ!ああ、そうだよ。それが良い」
そう叫びながら狂ったように嗤う政人に、結衣は震えを強くする。それを感じたハクアは結衣を強く抱き締め、「大丈夫」と、一言耳元で囁き結衣をヘルに預けながら、政人を睨み付ける。
(はぁ、一人で来るべきだったかな?)
と、少し前の事を思いながら考えるのだった。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
カーラに結衣達が、依頼をこなす為に街を出たとの、報せを受けたハクア達は、東西南北に別れているアリスベルの北門に向かっていた。
(クソ!まさかここまで早く動くなんて。完全に油断した)
「ご主人様やっぱり疑っているんですか?」
「絶対。とは言え無いけど限り無く疑ってる」
「なら私が空から先行して場所を割り出します」
「分かったお願いヘルさん」
ハクアがヘルに頼むと、フリーウィングを呼出しかなりのスピードで飛んで行く。ハクア達がそれを追って北門に着いた時、ちょうどのタイミングでヘルが帰って来たので、走りながら報告を聞く。
「ヘルさん!どうだった?!」
「結衣は発見しました。が、もう一ヶ所別の所でも戦闘が発生している様です」
「もう一ヶ所?」
「はい。片方が結衣なのは確認しましたが、流石にもう片方迄確認は出来ませんでした。どうしますかマスター」
ヘルの言葉に少し考え。
「二手に別れる。私、ヘルさん、瑠璃、アリシアで、結衣ちゃんを助けに。クー、エレオノ、コロ、アクアはもう片方の戦闘場所に行って。第一が偵察、救援に入るなら各自の判断に任せる。ただ、見ず知らずの誰かの命より皆の方が大事だから、引き際は見極めて!最悪援護に入った相手は見捨てても良い」
「ハクア!」
「何と言われてもソコは譲らない」
「分かった」
「クーそっちの指揮は頼んだ」
「うむ、任せるのじゃ!伊達に長年ふんぞり返って居た訳では無い所を見せるのじゃ!」
こうして、結衣と合流する前にハクア達は二手に別れ、クー達は結衣とは別の場所で戦闘が起こっている所へ、ハクア達は結衣の救援に向かった。
▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
「えっ?なになにもしかして白亜ちゃん一人で俺とやる気?無理無理、ああそれとも「私を好きにして良いから皆はダメ」的な?そんなん赦す訳ねーじゃん!お前ら全員俺の奴隷になるんだからさー!ああそっか!奴隷だと人聞き悪いよな!じゃあアレだ!ペットだペット!ペットの躾もご褒美あげるのもご主人様の役目だもんな!」
(よく喋る奴だな?それより)
名前:柏木 政人
レベル:15/40
位階:1
性別:男
種族:人間
クラス:盗賊
HP:900
MP:500
物攻:450
物防:300
魔攻:350
魔防:250
敏捷:600
知恵:250
器用:590
魔法:
火魔法LV.6、暴風魔法LV.3
称号:
異界からの勇者、快楽者
スキル:戦闘系スキル
【闘気LV.5】【結界LV.2】
技能系スキル
【集中LV.3】【野生LV.1】
補助、その他スキル
【魔力操作】【MP自動回復LV.2】
【女性特攻】
ギフト
【??????】
スキルポイント4000
(スキルは育って無いけどステータスが高いな。【女性特攻】は女へのダメージupって所か?ヘルさんギフトって?)
〈スキルはご想像の通りです。ギフトとは勇者が女神様から授かる、自分の特性に合った特別な能力です。一度使えばどんな物なのかもわかるのですが〉
(チッ!駄女神共、後で話しつけるからな)
『全員:・・・はい』
(ここは卑怯だ何だ何て言わずに、全員でボコるか)
ハクアは未だに何事かを喋っている、政人の言葉を聞き流し、冷静に考えを纏める。しかし・・・・。
「とは言え、流石の俺でもこの人数は骨が折れるし、大サービスでここは俺の取って置きを見せて上げるよ」
(何か不味い)
「全員防御!ヘルさん結衣を連れて逃げ・・・」
「させるかよ!【愚者の領域】」
政人が叫んだ瞬間、辺りがドーム状の黒い壁に囲まれ、ハクアは急激に力が抜けていくのを感じる。仲間を見ると皆が同じ様に、力が抜け地面に膝を着いている。
(これは・・・・何だ?)
「くはっ、あはははははははは!」
力が抜け地面に膝を着くハクア達を、政人の狂気に満ちた嗤いが包んで居た。
「馴れ馴れしく人の名前何ぞ呼ばないでくれる?」
「・・・私も貴方には名前呼ばれたく無いです」
名前を呼びながら二人の身体を、舐めるように見回す政人に、そう言って拒絶を示す二人。
だがそれにもかかわらず、更に露骨に二人の身体を見て下品に嗤う。
「つれないな~二人共。こんな異世界で運命的に再会したのにさ~。こっちに来なよ。俺、これでも勇者様だからさモンスターから守ってあげるよ。まあその代わり、チョットは良い思いさせて貰うけど、それはほらお互い様だし?命に比べれば軽いものでしょ?そっちのお友達も一緒にさぁ」
「ははっ!気持ちの悪い口を閉じろよ下衆!」
「ああ!何だと、クソアマ!人が優しく言ってやりゃぁ、調子に乗りやがって!もういい、テメエら全員俺の奴隷にして、好きな時に好きなだけヤってやるよ!ああ、そうだよ。それが良い」
そう叫びながら狂ったように嗤う政人に、結衣は震えを強くする。それを感じたハクアは結衣を強く抱き締め、「大丈夫」と、一言耳元で囁き結衣をヘルに預けながら、政人を睨み付ける。
(はぁ、一人で来るべきだったかな?)
と、少し前の事を思いながら考えるのだった。
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カーラに結衣達が、依頼をこなす為に街を出たとの、報せを受けたハクア達は、東西南北に別れているアリスベルの北門に向かっていた。
(クソ!まさかここまで早く動くなんて。完全に油断した)
「ご主人様やっぱり疑っているんですか?」
「絶対。とは言え無いけど限り無く疑ってる」
「なら私が空から先行して場所を割り出します」
「分かったお願いヘルさん」
ハクアがヘルに頼むと、フリーウィングを呼出しかなりのスピードで飛んで行く。ハクア達がそれを追って北門に着いた時、ちょうどのタイミングでヘルが帰って来たので、走りながら報告を聞く。
「ヘルさん!どうだった?!」
「結衣は発見しました。が、もう一ヶ所別の所でも戦闘が発生している様です」
「もう一ヶ所?」
「はい。片方が結衣なのは確認しましたが、流石にもう片方迄確認は出来ませんでした。どうしますかマスター」
ヘルの言葉に少し考え。
「二手に別れる。私、ヘルさん、瑠璃、アリシアで、結衣ちゃんを助けに。クー、エレオノ、コロ、アクアはもう片方の戦闘場所に行って。第一が偵察、救援に入るなら各自の判断に任せる。ただ、見ず知らずの誰かの命より皆の方が大事だから、引き際は見極めて!最悪援護に入った相手は見捨てても良い」
「ハクア!」
「何と言われてもソコは譲らない」
「分かった」
「クーそっちの指揮は頼んだ」
「うむ、任せるのじゃ!伊達に長年ふんぞり返って居た訳では無い所を見せるのじゃ!」
こうして、結衣と合流する前にハクア達は二手に別れ、クー達は結衣とは別の場所で戦闘が起こっている所へ、ハクア達は結衣の救援に向かった。
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「えっ?なになにもしかして白亜ちゃん一人で俺とやる気?無理無理、ああそれとも「私を好きにして良いから皆はダメ」的な?そんなん赦す訳ねーじゃん!お前ら全員俺の奴隷になるんだからさー!ああそっか!奴隷だと人聞き悪いよな!じゃあアレだ!ペットだペット!ペットの躾もご褒美あげるのもご主人様の役目だもんな!」
(よく喋る奴だな?それより)
名前:柏木 政人
レベル:15/40
位階:1
性別:男
種族:人間
クラス:盗賊
HP:900
MP:500
物攻:450
物防:300
魔攻:350
魔防:250
敏捷:600
知恵:250
器用:590
魔法:
火魔法LV.6、暴風魔法LV.3
称号:
異界からの勇者、快楽者
スキル:戦闘系スキル
【闘気LV.5】【結界LV.2】
技能系スキル
【集中LV.3】【野生LV.1】
補助、その他スキル
【魔力操作】【MP自動回復LV.2】
【女性特攻】
ギフト
【??????】
スキルポイント4000
(スキルは育って無いけどステータスが高いな。【女性特攻】は女へのダメージupって所か?ヘルさんギフトって?)
〈スキルはご想像の通りです。ギフトとは勇者が女神様から授かる、自分の特性に合った特別な能力です。一度使えばどんな物なのかもわかるのですが〉
(チッ!駄女神共、後で話しつけるからな)
『全員:・・・はい』
(ここは卑怯だ何だ何て言わずに、全員でボコるか)
ハクアは未だに何事かを喋っている、政人の言葉を聞き流し、冷静に考えを纏める。しかし・・・・。
「とは言え、流石の俺でもこの人数は骨が折れるし、大サービスでここは俺の取って置きを見せて上げるよ」
(何か不味い)
「全員防御!ヘルさん結衣を連れて逃げ・・・」
「させるかよ!【愚者の領域】」
政人が叫んだ瞬間、辺りがドーム状の黒い壁に囲まれ、ハクアは急激に力が抜けていくのを感じる。仲間を見ると皆が同じ様に、力が抜け地面に膝を着いている。
(これは・・・・何だ?)
「くはっ、あはははははははは!」
力が抜け地面に膝を着くハクア達を、政人の狂気に満ちた嗤いが包んで居た。
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