上 下
35 / 654
冒険者になって見ました編

「そうだ、ハクアさんはハクアさんだ」

しおりを挟む
 ギルド長改め魔族グルドとの戦闘が始まった!が・・・。

「タイムちょっとしつもん」

 うわ、皆の視線が痛い‼

「ハァー、何だ?」

 溜息?!でもちゃんと聞いてはくれるんだ?

「あんたたちのもくてきはなに?あんたほどのちからがあればもっとかんたんにこのなむらおとせるでしょ?」

「何だ?そんな事か?簡単だそれは吾が主に楽しんで貰う為だ!」

「あるじをたのしませる?」

「そうだ!強者による一方的な虐殺では無く、安心仕切った依頼に赴き、こんな筈ではと恐怖や絶望と共に死んでいく、そういうショーだ!」

「なっ!そんな事の為に!」

「貴様ら人間が偉大なる魔人の方々の余興に成れるのだ光栄だろう?」

「そう」

「何だ?抵抗する気力も無くなったか?」

 いやいやそんな事無いよ?

「いまだ!」

「何?!そこか!」

 掛け声にグルドは私の視線から相手の位置を読み取り素早く反応するが・・。
 勿論誰も居ないよ?

「ブラストマイン」

 私の声と共に、逃げる途中に仕掛けていた魔法がグルドの足下から炸裂する。
 まぁこの為に、そこの位置で止まる様にストッブ掛けたんだけどね!まぁ止まるとも思わなかったけど!
 あっ、勿論この隙にエレオノも後ろに逃がしたよ!

「ファイアブラスト」「ウインドブラスト」

 私の先制攻撃に素早く反応してボルケーノを放つ二人。

 ドガアアアアアアアアァァァァァア!!!!!

 爆風に耐え、風が収まると同時に走り出す私は、迷わず土煙の中に突っ込み【直感】を頼りに、カマイタチを最大出力にしてグルドへと斬り掛かるが・・・・。

 ガキイィィィィ!

 甲高い音と共に鎌鼬が崩れ去り、私は思いきり吹き飛ばされる。

「ご主人様!」「おねいちゃ!」

 私に駆け寄って来ようとする二人を片手を上げ制止、私はグルドに集中する。

【鑑定士】スキル失敗
グルド
レベル:30
HP:2500/3000
MP:1500/1500
物攻:500
物防:460
魔攻:350
魔防:480

 道理で効かない訳だ!レベルが段違い。

「おい、大丈夫か?」

 レイドが私に駆け寄って来た。

「ほかのぼうけんしゃは?」

「もうすぐ来る筈だが、正直あのレベルはキツイだろうな」

「アレ、ステータスのへいきんよんひゃくこえてるけどいけそう?」

「Cランクに期待するな、今レベル25で一番高いのが300だ」

「それなに?」

「物防だよ!」
 
「なるほどムリだね」

「諦め早いぞルーキー」

「ちなみにいまのこうげきでへったのは、ろくぶんのいちくらい」

「逃げて良いか?」

「できるなら」

 ボヒュ‼

 私達が恐怖を誤魔化すため軽口を叩いていると、土煙の向こうから高速で石が飛んできたのを何とか回避する。
 アレ一回で絶対死ねる!

「躱したか」

 その言葉と共にグルドが土煙の中から出てくる。そして・・。

「死ね」

 いきなり真後ろに現れレイドを狙うが、レイドは持っていた盾で何とか防ぐ、しかしそれでも吹き飛ばされてしまう。

「グア!」

 吹き飛ばされるレイドをみる余裕もなく私は攻撃に移る。

「カマイタチ」

 魔法を発動してグルドに斬り掛かるも、グルドの力任せの腕の一振りで鎌鼬が消え去る。そして攻撃体制から無防備に成った私の腹を軽く叩く、その瞬間・・・。
 私は思いきり血を吐きながら、アリシア達の方へ吹き飛ばされアリシア達にぶち当たる。

「「キァアア!」」

 ミランダは何とか私を避けて一人グルドに攻撃をする。

「はあ!」ガキン!

 しかし戦士である彼女の攻撃も、力を込めただけの腕を切り裂く事も出来ずに表面を削り、僅かなダメージを与えるに留まる。

「効かん!」

 グルドはミランダを横から蹴る。それを何とか反応して剣の腹で受けるミランダ。しかし・・・。

 バキッ!

 その音と共に剣が折れ、ミランダの横腹に容赦の無い一撃が突き刺さる。

「がぶぅっ!」

 折れたろっ骨が何処かに刺さったのか、大漁の血を吐きながら吹き飛んで行く。
 クソ!予想以上だ。

「ウオオォォォ!」

 レイドが叫びながらグルドの背に剣を突き差そうとするも、またグルドはいきなり真後ろに現れ。「邪魔だ!」そのひと事と共にレイドの背を叩き着ける。

 ドゴォ!

 レイドの身体は地面に小さなクレーターを造り沈み混む。

「ファイアアロー」「ゴブ」

 シューティングレイを撃つアクアと威力を上げた魔法を撃つアリシアだが、「はあ」グルドは気合の声と共に片手を突き出し、そこから黒い光を放つ、それは二人の魔法を呑み込みそのまま二人に向かって突き進む。

「よけて!」

 余りの光景に固まる二人に向かって叫ぶと、二人は何とか反応して回避する。だが、その光の余波だけで二人は吹き飛ばされてしまう。
 魔法でも何でもない、ただ魔力を放出しただけであの威力何て強すぎ‼

「きゃああ!」「ゴブ~!」

 グルドは私に向かって歩き出し、私の目の前で立ち止まると、私をサッカーボールの様に蹴り上げ、顔を掴みそのまま持ち上げる。

「ふん、確かに雑魚の中では一番楽しめたが所詮元がミニゴブリンこんな物か」

 あぁ、やっぱりこいつ私の事に気が付いてたか。
 それでも私は生き残る為に【麻痺毒】で、今出来る一番強力な物を精製してグルドに放つ。

「無駄だ、吾が肉体は主の力で鋼鉄に成っている貴様ら人間の脆弱な攻撃は刃も通さんし、毒とてこの肉体はすべて弾くのだ!」

 ミヂッ!その音が私の頭からした音だと脳が認識すると、途端に強烈な痛みが襲ってくる。

「死なん様に手加減するのも難しい程に弱いな」

 ヤバイ死にそうだ。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 ハクアさんに助けて貰った私は、一人物陰に隠れて戦いを見ていた。

「強すぎる・・・・」

 今日私の目の前で冒険者に成ったばかりのハクアさん達は、あんな化け物相手に必死に抗って要るけど、そこには私でさえ分かるほど圧倒的な力の差があった。それでも・・・。

「カマイタチ」

 ハクアさんが造ったらしいオリジナルの魔法も、父に化けていたグルドと名乗る魔族の腕の一振りで崩れ去ってしまう。
 そして崩れ去ってしまった事で無防備に成ったハクアさんは、思いきり殴られ、吹き飛ばされてしまう。

「ハクアさん!」

 ハクアさんは一個の砲弾になり、アクアさんとアリシアさんに当たり皆が吹き飛ばされる。そこから先はもう一方的な展開だった。
 ミランダさん、レイドさん、アクアさんとアリシアさん、そして後に残されたのは、もう立つ力すら残っている様に見えないハクアさんだけ、そしてグルドはそのままハクアさんの事を蹴り上げ、片手で持ち上げると・・・。

「ふん、確かに雑魚の中では一番楽しめたが所詮元がミニゴブリンこんな物か」

 えっ!ハクアさんがゴブリンそんな筈無い!私はグルドの言葉を必死に否定する。その間もハクアさんは抵抗していた。

「無駄だ、吾が肉体は主の力で鋼鉄に成っている貴様ら人間の脆弱な攻撃は刃も通さんし、毒とてこの肉体はすべて弾くのだ!」

 そう言ってグルドはハクアさんの顔を掴む手に力を込める。

「死なん様に手加減するのも難しい程に弱いな」

 私の目には物陰に隠れている冒険者が見える。恐らくはレイドさんが言っていた、応援を頼んだ冒険者だろう、けれど冒険者達は誰もあの化け物に挑み掛かれない、お願い誰か助けて‼そう言葉に出したくてもその言葉すら、私は言えなかった。

 カランッ!

 少しの物音に私は背すじが凍る。しかしそれは私が落としたハクアさんから貰ったナイフだった、それを見た時ハクアさんがゴブリンかどうか何てどうでも良くなった。

「そうだ、ハクアさんはハクアさんだ」

 そう呟いて私の身体は行動し出した。

▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼
 ヤバイ死にそう、そう思っていると。

「あああああああ」

 その叫びと共に、エレオノがグルドの脇腹にナイフを突き立てる。

「小娘が無駄だと言っているだろう‼」

 言葉と共にエレオノを攻撃しようとする。その瞬間、グルドの私を掴む力が弛んだ。私は両手でグルドの腕を掴む。
 熱っつ、ええいままよ!
 そのまま全部の力を振り絞り、顔を引き抜く。そしてグルドの腕を起点に顔面を蹴り飛ばす。

 ガキン!凄い痛い‼

 私の攻撃で体勢を崩したグルドを尻目に、私はエレオノを手を掴んで足の裏に出るように、最小威力のウインドブラストを放つ、瞬間私達は砲弾の様な速度でグルドから離れ、アリシア達と合流する事に成功する。そして私は・・・・。

▶スキル【念話】をスキルポイント150使用して取得しますか?
はい←
いいえ

▶スキルポイントを使い【念話】を取得しました。

″ここに居る全員聞いて、作戦がある″ 

「これ、ご主人様の声?」

「作戦なんて意味があるの?」

 私は頷きミランダに問い掛ける。

「ミランダたしかみずけいの、マホウつかえるよね?」

「でも私程度の魔力じゃ効かないわよ」

「それでもいい」

″ここに居る全員聞いて!今から私達で大型の火魔法使うから、火魔法が使える人間は一番火力のある火魔法を、風魔法しか使えない人間は【爆】属性の風魔法を、私達に合わせて撃ち込んで、水魔法を使える人間は、水魔法優先で私が合図したら撃ち込んで、魔法が使えない人間は最後に全員で直接攻撃する!
どのみちここで倒さなきゃ全員殺される。それなら最後に全員で抵抗して、あいつを倒そう″

「アリシア、アクア、アレやるよ」

「でもあれは、一度も成功していませんよ‼しかも周りの人が強力してくれるとも」

「それでも、やらなきゃしぬだけ」

「わ、私にも手伝いさせてください!」

「なっ!無理です!エレオノさん!」

「ブキは?」

「このお父さんが昔使っていた剣が有ります」

「わかった、最後の攻撃一緒に行こう」

「ご主人様!」

「エレオノがきめたならわたしはてつだうだけ、それにしょうじきすこしでもちからがほしい!」

 そう私がアリシアに言うと。

「貴様ら、もう赦さん生きたまま引き裂いて殺してやる」 

 まずい!

「ウオオォォォ!」

 傷薬を使い多少HPを回復させたレイドが、グルドに斬り掛かる。しかしグルドはその攻撃を腕で弾き、ふたたびレイドを弾き飛ばす。
 ナイスだよレイド!私は心の中でレイドに喝采を送り、アリシアとアクアに、アイコンタクトを送り魔法を放つ。

「「ウインドブラスト!」」「ファイアブラスト‼」

 私達三人の声が重なり魔法が放たれる。

「何度も同じ物が通じるかぁ!」

 グルドはそう叫び、またも先程の黒い光を放つが、その時私達の放った三つの魔法は空中で重なり、混じり合い、火から炎へ、炎から蒼炎へとなり、黒い光をも呑み込みグルドに襲い掛かる。
 これが私達が三人で撃つ、今現在の最高ユニゾン魔法インフェルノだ。

 ドガアアアアアアアアァァァァァア‼

 衝撃、爆炎が鳴り響き少し遅れて。

 ドガアアアアアドガアアアァァァァァア! 

 何人もの火魔法や、ウインドブラストがグルドに当たり、最後の攻撃が当たる瞬間・・・″いまだ!水魔法撃てぇぇぇ!″ 私の【念話】が響いた瞬間、今度はありとあらゆる水魔法が放たれると・・・・。

 ジュアァァァァドガドガドガア!

 熱された鉄に水が掛けられ、小規模な水蒸気爆発が何度も興る。そして・・・。

【鑑定士】スキル失敗
グルド
レベル:30
HP:1000/3000
MP:1000/1500

「ふん、この程度か?」

 水蒸気の煙の中から、ほぼ無キズな状態で現れたグルドに、周囲から落胆と、絶望の空気が流れる。私はそんな事に構わず、グルドが水蒸気から現れた段階で、走って近付く。

「カマイタチ‼」

 私はふたたび魔法を発動してグルドに斬り掛かるが、周囲の反応は、また同じ事の繰返しでやられる。という空気だ。

「同じ事を何度繰り返そうが変わらん!」

 そしてまたグルドは力を込めた腕で弾き返そうとする。バキッッ!!しかし今回の結果は、逆にグルドの腕が切り落とされる結果となった!

「ぐあぁあぁぁぁぉ!」

″全員攻撃!!!″ 

 止まった時間の中私が全員に【念話】で号令を出すと。

「「「ウオオォォォ」」」

 今まで隠れていた冒険者が全員で突撃して来る。

「ぐあぁあ!」

 グルドは今まで効かなかった筈の攻撃に戸惑い、その身に剣を、矢を、槍を食らいHPを削られていくが「舐めるなー‼」グルドは片腕を失い、身体中に武器を刺されながらも、次々に冒険者を弾き飛ばしていく。

【鑑定士】スキル失敗
グルド
レベル:30
HP:400/3000
MP:1000/1500

「ウオオォォォ!」

 レイドがふたたびグルドを斬りつけ、それに続き「ハアアアアア!」エレオノもグルドの心臓目掛け剣を突き立てるが。

「まだだ、貴様ら全員殺してやる‼」

 グルドはそう叫び、身体中から黒い光を漏れ出させながら力を溜めている。「早く離れろ‼」レイドは冒険者としての勘から、素早く引いたがエレオノは「まだ!まだあぁぁ!」突き刺した剣を更に突き出し貫通させる。

「グファッ!」

 グルドが呻き剣を押し戻して行く、それをアリシアとアクアの二人も、エレオノと一緒に支え、押込みながらHPを削って行く。

「グファッ!貴様らごときに負けるかぁ!」

「みんなしっかりささえていて!」

 私はウインドブラストを、最大出力で足に待機状態で展開しながら飛び上がり、オーバーヘッドの様に、突き出した剣の先を思いきり蹴り着ける。その瞬間、私の足の先に絶大な風の爆発が起こり、真上から蹴り着けられた剣は大した抵抗もなくグルドの身体を切り裂く!

「グギァァァァォオァアォオ‼」

 すべての力を使いきり、ウインドブラストの爆風に吹き飛ばされる私達、その私にグルドは切り裂かれた身体で近づいて来る。

「お、おま、えさえグファッ!いなければこんな事には貴様だけはぁぁぁぉ」

「ちがうあんたはいろんなにんげんたちを、じぶんよりしたのれっとうしゅとあなどった。それが、あんたがわたしにまけるりゆうだ」

「ゴブリンふぜいがぁぉあ!?」

「エレオノォォ!」「ハアアアアア!」

 そう、私は只の囮だよ!エレオノだけは戦闘に参加していなかったから、まだ体力が有り爆風からはアリシアが守り、アクアはストログをエレオノに掛けていた。だから私は、あんたの注意を引き付ける事にだけ集中してたんだよ。

 ザシャァ!

「がっぐかぎぁ!」

 その悲鳴を最後にグルドは倒れ動かなくなった。

【鑑定士】スキル失敗
グルド
レベル:30
HP:0/3000
MP:1000/1500
 
〈マスター達の勝利です〉

「やった、やった、やった~‼」「やた~‼ゴブ!」
「本当に私が」

 仲間達の喜びの声を聞きながら私は目を閉じた。

▶ハクアのレベルが4に上がりました・・・・
しおりを挟む
感想 104

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

記憶喪失の転生幼女、ギルドで保護されたら最強冒険者に溺愛される

マー子
ファンタジー
ある日魔の森で異常が見られ、調査に来ていた冒険者ルーク。 そこで木の影で眠る幼女を見つけた。 自分の名前しか記憶がなく、両親やこの国の事も知らないというアイリは、冒険者ギルドで保護されることに。 実はある事情で記憶を失って転生した幼女だけど、異世界で最強冒険者に溺愛されて、第二の人生楽しんでいきます。 ・初のファンタジー物です ・ある程度内容纏まってからの更新になる為、進みは遅めになると思います ・長編予定ですが、最後まで気力が持たない場合は短編になるかもしれません⋯ どうか温かく見守ってください♪ ☆感謝☆ HOTランキング1位になりました。偏にご覧下さる皆様のお陰です。この場を借りて、感謝の気持ちを⋯ そしてなんと、人気ランキングの方にもちゃっかり載っておりました。 本当にありがとうございます!

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~

雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。 他作品の詳細はこちら: 『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】 『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】 『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】伴侶がいるので、溺愛ご遠慮いたします

  *  
BL
3歳のノィユが、カビの生えてないご飯を求めて結ばれることになったのは、北の最果ての領主のおじいちゃん……え、おじいちゃん……!? しあわせの絶頂にいるのを知らない王子たちが吃驚して憐れんで溺愛してくれそうなのですが、結構です! めちゃくちゃかっこよくて可愛い伴侶がいますので! 本編完結しました! 時々おまけを更新しています。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~

伽羅
ファンタジー
 物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

処理中です...