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77.二穴挿し
しおりを挟む「絶対音感?」
リビングでワインを飲みながら、さっき皆をビックリさせたシトロンの能力を話す。やはり聞き慣れない言葉だったのか、レドがグラスを置いてわたしを見る。
「うん、音を聴いただけでその音の音名が分かるの。同じ絶対音感の持ち主でも精度の差はあるんだけど…彼は凄く良い」
「そんな能力があるのですか。だからあんな事が出来たんですね」
ルーカスも感心していた。
「で、どうだ?奴は使えそうか?」
「うん、もちろん。ヴァイオリンの楽譜は書けないからどうしようかと思ってたんだけど、一気に解決した。伴奏が増えれば歌える曲も増えるし、厚みとか…重厚な感じも出るし」
「重厚、ですか…。一曲に伴奏者が2人、という事ですか?」
「そうだよ。全ての曲じゃないし、ピアノのみもヴァイオリンのみもあるけどね」
「ほぉ…それは始めて聞きますね」
驚くのも無理はない。ここでは伴奏といえばひとりで、アカペラの歌い手も少なくないのだ。
「一度やってみたら分かると思う。今までの曲の中でヴァイオリンも入れるのがあるの。まずはそれを3人でやってみない?」
百聞は一見に如かず、っていうしね。
「ええ、ソニアがそう言うのならやってみましょう」
「ありがとう、ルーカス」
左隣にいるルーカスに軽くキスすると、逆隣のレドに引き寄せられた。こういう時、片方だけにするともう片方が拗ねる。引き寄せられるままレドにもキスすると、手が胸を弄りだす。
今夜はもう時間が遅い、今からいつものようにやっていては明日は確実に寝不足だ。それを訴えようとするが口は塞がれたままだし、ルーカスまで後ろからおしりを揉みながら耳の中をねぶる。
「…っん、ふ…んん…」
レドが乳首をきゅぅっ、と捻り、同時にルーカスが耳朶を甘噛みする。こういう時の2人はいつも憎らしいくらいに息ぴったりで、確実にわたしを追い詰めてしまう。出てしまったうさ耳としっぽを撫でられて身悶えると、やっと唇が解放されて話せるようになった。快楽に喘ぎながら何とか要望を口にする。
「あぁ、あ、あ、だめぇ…もう、ぁんっ…じか、んン」
「ダメですか…?」
「だってぇ…ぁふぅ…あさ…おき、れな、いぃ…」
「ならソニア…2人同時に挿れる方法があるんだが…試してみないか…?」
「どう、じ……っ!?」
囁かれた言葉を反芻してみてギョッとする。
「そんなの…っあぁん!」
するんっ、と紐パンが剥ぎ取られてレドの指が挿いった。膣内を掻き回され親指で陰核を捏ねられて嬌声を上げる。身体をひくひくさせながらレドに掴まっていると、ルーカスが溢れた愛液を掬って自分の指を濡らし・・・後ろの窄まりに挿入した。わたしは近頃この快楽にハマってしまっている。前と後ろを同時に愛撫されるともう意味のある言葉など出てこない。
「ん”あぁ!あ、あん、あん、あぁん!」
「…指を挿れるとすぐあんあん啼く…可愛いぞ、ソニア…」
「最近、前後同時がお気に入りですね?びしょびしょですよ?いやらしくて素敵です…ソニア」
2人してうさ耳を舐めながら言葉でまで責めてくる。堪らず背を仰け反らせて絶頂・・・する寸前に双方の指が引き抜かれた。
「っあぁ!あ、あ……な…んでぇ…」
寸止めされて目の前にいるレドを見上げる。彼はニヤッと笑って言う。
「止めて欲しかったんだろ?」
「んん…でも…」
「このまま眠りますか?」
これはきっと懇願させるための彼らの作戦。分かっていてもこのまま寝れる訳がない。わたしはいつものように降参する。
「ベッドに連れてって、続き、して…」
ベッドに移動すると、すぐにレドに押し倒されてそのままの勢いで奥まで突かれた。それだけで達してしまい、声を上げながらシーツを握る。
「ぁぁあああ!」
「ッ…あ…ソニア、シーツなんか握るな。手はこっちだ」
上から優しい声がしてわたしの手を自分の首へ導く。それに従ってしがみつくと、身体がぐるん、と回転して上下逆になった。ルーカスが後ろからのしかかってきて囁く。
「ア○ル、頂きますね?」
「ゆっくり、して…」
「分かってます。大丈夫ですよ」
膝立ちになりってすっかりそそり勃った肉棒にローションを塗ってあてがい、ゆっくり腰を押し進める。今までとは次元の違う圧迫感がわたしを襲うがこれはふたり自身、嫌なわけない。湧き上がるのは恐怖や痛みではなく愛と欲。
「…っは、あ…ソニア…全部、挿いりました…」
「お”…あ”…う”…」
「ソニア、ッく…大丈夫か?」
少し心配そうな声がする。それに頷いて答え、何とか言葉を発する。
「うご、いて、い…よ?」
「「ソニア…」」
2本の逞しいモノがゆっくり抽挿を開始する。ずるぅ~~っと内壁と腸壁が同時に捲れるような感覚に震えながらも喪失感を味わう。そして、また前も後ろも埋め尽くされて幸せになる。2人は緩慢な抜き挿しを繰り返してわたしが慣れるのを待ってくれている。ナカの肉棒はパンパンに怒張して苦しそうなのに。
「ん”ふぅ…あ”ぁ…んん”っ…だいじょぶ、だから…ふたり、も、きもちよく、ふ…なって…?」
「ぅあ…貴女って人は…なら、お言葉に甘えて…始めますよ?」
「ッく!ソニア…途中で落ちるなよ?」
「…ッン、がん、ばる…」
答えた途端、激しい律動が始まった。下からガンガン突き上げたと思ったら子宮の入り口を抉りながら搔き回すレド。わたしをガッチリ抑え込んで腰を打ち付け、腸壁をゴリゴリ擦るルーカス。想像を遥かに上回る猛烈な刺激と絶え間ない享楽にぶるぶると震え、自分のものとは思えないようなはしたない声を漏らす。
「あ”あ”ぁ!あ”ぁ!ん”うぅ!ンお”っ、お”」
「ッく!うぁ、ふッ、あぁ、ソニア」
「あぁソニア、ソニア!あぁっ!」
2人にもいつもの余裕はなく、今にも爆発しそうな精を堪えて欲望のまま腰を振る。レドにしがみついていても互いの体が汗で濡れ滑り、乳首が擦れてここからも快感が生まれる。
ぢゅぼ!ぢゅぼ!ぢゅぼ!ぢゅぼ!
淫猥な音と共に蜜壺からは愛液、おしりからはローションが溢れ、もう3人の局部はぐっしょりと濡れていた。
身も心も全て占領され、わたしはもうふたりでいっぱいなのに更にうさ耳としっぽへの愛撫が加わる。抽挿がシンクロしだし、より一層強烈に貫かれて髪を振り乱しながら激しく喘ぐ。
「い”ひぃぃ!あ”ん”!あ”ぁん”!も、らめぇ!イクぅう”!」
「イけよ!ッく!射精だしてやる!」
「あぁ!私、も、イキます!」
2本の肉棒で両側から膣内の敏感なトコを擦られ、うさ耳としっぽを握られ、全身を雷に打たれたような電流が走り抜ける。その時、子宮とア○ルに熱い精液が打ち込まれた。ふたりの熱く濃厚な愛欲をたっぷり注がれ、頭も視界も全部真っ白に染まり、ガクガクと痙攣して悲鳴のような嬌声を上げて絶頂に達する。
「あぁっ!!出る!っああぁぁぁ!!」
「ッく!うぁ!ぅあああぁぁ!!」
「ッはあ”ぁ!かはッ!ひあ”あ”あ”ぁぁぁッ!!」
ビシャアァ!!
昇りつめた瞬間、わたしは潮を吹いて気を失った。
レドモンドとルーカスは乱れた息を整えながらソニアの身体にキスする。気を失ってもまだ小さく喘いでひくひくしている妖艶さに惹かれるが、これ以上責めるわけにはいかない。互いに自分のモノを引き抜いて彼女を仰向けにする。全身汗だくになり、二穴挿しで初めてイキ落ちした愛しい妻にまたキスを落として微笑んだ。
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