R18、アブナイ異世界ライフ

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61.ラブラブ新婚夫婦の朝

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 翌朝、目が覚めると両サイドからガッチリホールドされていた。まあ、毎朝なんだけど・・・今朝はいつもより厳重で、首は回るが腕は肘まで、足に至っては足首しか動かない。無駄な努力と知りつつ脱出を試みる。

  ・・・ムン!・・・フッ!・・・ハッ!・・・ふぅ。・・・ホントに寝てる?実は起きてるんじゃないか、と疑いたくなる力の強さですよ。

  でも、わたしも結構力も体力もある方だと思う。起きるのが辛かったのはレドとの初体験の翌朝と、初3Pの翌朝くらい。責められ疲れて眠っても、一晩経つと大抵平気。魔人は魔力と体力が比例してるってルーカスが言ってたっけ。わたしもきっとそうなんだよね?・・・でないと、とてもじゃないが身体が保たない。

  ・・・後ろエッチが初体験なのに気持ち良かったのって・・・魔人関係あるかな?エロゲー仕様の身体なのかな?それともわたしが変わってるだけかな?・・・考えるのはやめよう。ルーカスにも無事に処女をあげられて良かったと思っておこうね。

  レドとルーカスの顔を見る。2人の髪型はいつもオールバックに近いし、エッチする時に邪魔だという理由で寝る直前のシャワーまでそのままだ。だから・・・前髪を垂らした顔が見られるのは朝の短いひと時だけ。雰囲気が変わり、少しだけ幼く見える彼らを眺めるのがわたしの密かな楽しみ。

  こんな事を言ったら顔を顰めるだろうけど・・・可愛い。正確にはカッコいいと可愛い半々。とても他人には見せられないだろうニヤけた表情で観察していると、フッ、と腕が緩んだ。これなら抜けられる。

  そっとベッドに起き上がる。珍しい・・・いつもならこの辺で起きるのに。疲れてるのかな?いや、それはないか。よし、先に起きて支度しよう。まだベビードールのままなんだけど、ゴソゴソしたら起こすかもしれないし仕方がない。わたしはそのまま洗面所へ向かった。

  歩いているとなんか違和感。立ち止まって自分を見下ろすと可愛いピンクのベビードール。アンダーバストの中心からスリットが入っていて、おへそとショーツが丸見え。

  ・・・ショーツがマイクロミニ!な、なにコレ・・・いや、こういう下着があるのは知ってたけど!これじゃクリしか隠れないでしょう!あッ、後ろTバックだし〜。落ち着かないよぅ、いつの間に・・・あぁ・・・昨夜は最後のシャワー前に寝ちゃったんだっけ・・・。仕事の前に着替えよう、うん。

  今は着替えを諦め、洗顔を済ませてキッチンでコーヒーを淹れる。朝食は何にしよう?と考えながら飲み終え、エプロンして支度を始めた。

  ベビードールにフリフリフリルのエプロン・・・なんかエロ・・・コホン。さて、支度支度。




 「…うん、上出来」

  最後にスープの味見をして支度を終えた時、2人が起きてきた。

 「おはよう、2人とも。ちょうど朝食出来たよ」
 「ああ、おはよう。…イイな」
 「おはようソニア。…ええ、イイですね」

  笑顔、なんだけど・・・何か目がイヤラシイです。なんて思っていたらやっぱり。

 「「ソニア…」」

  2人でわたしを挟み、両頬にキス。そして交互に唇を奪う。手が胸やおしりに伸びる寸前で何とか止める。

 「ッん、だめ。朝食冷めちゃう」
 「…しょうがない、食ってからだ」
 「そうですね、先に朝食にしましょう」

  ・・・先にってどういう事でしょうね?

 「…食べた後だってだめだよ?」
 「ああ、分かってる」
 「ええ、今日は仕事ですしね。大丈夫ですよ」
 「…ならイイんだけど…」











 朝食を済ませた後、ベッドルームへ連れてこられた。そしてベッドの上には今日の服が並べられている。

  ・・・服は普通です。パフスリーブのカットソーにミニのフレアスカート。問題は下着ですよ、お察しの通りブラも乳首しか隠れないやつです。

 「さあ、どうぞ」

  いや、どうぞって。

 「いつも自分で着替えたいとゴネるだろう?ほら、着がえろ」

  いや、それゴネるって言わない。

 「…このブラじゃなきゃダメなの?」
 「ダメです」
 「駄目だ」
 「だって、動いたらズレちゃいそう。…Tバック落ち着かないし…普通のがイイ」
 「大丈夫ですよ、きっと凄く似合います。とりあえず着てみてください。ね?」

  ルーカス・・・話が噛み合ってないよぅ。ああ、でもこの感じはだめだ。着替えなきゃ終わらない。・・・仕方ない。エプロンとベビードールを脱いであまり意味のなさそうなブラをつける。

 「…イイな」
 「ええ…イイですね」

  さっきと同じセリフを言い、またわたしを挟む。レドの手が胸を、ルーカスの手がおしりを弄る。

 「あッ…ん、だめだってば。今日仕事…っはん」
 「試してやってるだけだろ?ズレるかどうか」
 「そうですよ。私たちだってソニアの可愛い乳首が…ユニフォームの上から分かってしまうのは許せませんから」
 「ああ、今は乾期だから見えちまうかもな…お前の乳首はすぐに勃つ」

  そう、今はユニフォームも夏仕様でカットソーは薄手だしベストもない。色の濃い下着なら透けて見えそうなくらいなのだ。

 「あ、あ、あ…っん、だか、らふつうの…あぅん!」

  乳首を摘まれ、Tバックをグイッと持ち上げられてうさ耳としっぽが出る。

 「ワガママですねぇ、奥さん。…レド、どうします?」
 「…フフッ、この辺にしといてやるか。店に出る時は普通ので許してやる」

  ・・・やられた。最初からこうするつもりだったんだ。

 「むぅ…」

  精一杯睨むがうさ耳が出た状態じゃ全く効き目がない。

 「ふふ、すみません。Tバックにベビードールとエプロンなんて、可愛すぎて」
 「イイ眺めだった。すぐにでも抱きたいのを我慢したんだ…これくらいイイだろ?」
 「…もう」

  膨れて見せるがうさ耳が機嫌良さそうにピコピコ動く。結局のところ、どっちもどっち。ラブラブ新婚夫婦なのです。お許しください。

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