R18、アブナイ異世界ライフ

くるくる

文字の大きさ
上 下
23 / 113

21.初体験

しおりを挟む
 バスルームからお姫様抱っこで移動する。2人とも全裸なので物凄く恥ずかしい。どうか誰も来ませんように。

  ベッドで組み敷かれるとすぐに噛みつくようなキスをされる。舌で口内を蹂躙されて小さく震える。レドがそれに気が付いて唇を放す。

 「…怖いか?…あの時はお前の唇に夢中になって異変を見逃した」
 「大丈夫。…夢中、だったの?」
 「ああ、自覚したのは気絶させてからだっだが…店で見てた時からお前を傍に置きたかった…抱きたかった」
 「そうだったんだ…あの時は苦しかったけど、そう言われるとちょっと嬉しい」
 「今日は止めない。泣いても最後までやるぞ」
 「ん…でも、優しく、してね?」

  指であれだけの圧迫感、正直怖さもある。初めてじゃないけど・・・ん?ちょっと待って、この身体はここに来てからだから・・・もしかして、私処女?でもでも、さっきは全然痛くなかった。

 「…俺の下で上の空とはな。…ヒドクしてほしいのか?」
  ほんの僅かな間だったが気を逸らせてしまった。すると上から不機嫌そうな声がし、胸をギュッと鷲づかみにされる。
 「ッひぅ!あ、あ…痛…ごめんなさ、い」
  急な痛みにビクン!と背を反らせて謝る。
 「…今は俺だけ見ろ、俺だけ感じろ。全てを俺で満たしてやる。…いいな?」
 「は、い」
 「よし」
  そのまま胸を弄り、首筋に舌を這わせる。

  気持ちイイ、けど、もう1度キスが欲しくてねだる。

 「レド…キスして」
 「…してほしいか?」
 「うん…」
 「さっきは震えてたろ」
 「レドのキス…気持ちイイんだもん」
  素直に答えるとレドは目を瞬かせ、次の瞬間には妖艶な笑みを浮かべた。
 「キス、気持ちイイか?」
 「ん…だから、して?」
 「したら…もう止まらないぞ?」
 「いいよ」

  言った途端、唇が奪われる。舌を絡め、歯列をなぞりながら胸を弄り乳首をギュッと摘んで上へ引っ張る。背を反らせてもそれ以上に引っ張られて身悶える。

 「んン!ッんぅ!」
  唇が塞がれたままグイグイ引っ張られ、高い位置で捻りながら解放された。
 「ンふぅん!」
  重力に従ってぶるん、と戻った乳房に今度は舌が這いまわる。手は身体を撫で回しながら秘所へと辿り着く。乳首を口に含み、舌で転がしながら割れ目をなぞる。バスルームで散々責められて快感を覚えた蜜壺は、すぐに蜜を垂らし始めて淫猥な水音をさせる。さっきとは打って変わった優しい愛撫にきゅん、としながら喘ぐ。
 「あぁん…あ…んふぅ…」
 「キスと乳首だけでこんなに濡らして…感じやすいんだな、ソニア」
 「ぁん…だって…レドの指、も、舌も、気持ちイイ、っん」
  身体が違うからか、それともレドが上手いのか、ふれられたトコが全て熱を持って私を快楽へ引きずり込む。今まで体験したことのない感覚に、戸惑いよりも嬉しさを感じて気持ちが素直に口を衝いて出る。
 「…俺を煽ると…どうなっても知らんぞ?」
  目を眇めてそう言うと、ぐちゅん!と一気に指が挿いって狭い蜜壺を埋め尽くす。そのまま激しく掻き回されて甲高い嬌声を上げる。
 「あはぁ!あ、あッ、ンひ!」
 「どうだ?俺の指は気持ちイイか?」
  耳をねぶるように舐めながら聞かれるが、口から出るのは淫らな声ばかり。
 「答えろ」
  レドの低い声にぞくりと身体を震わせ、何とか言葉を紡ぐ。
 「あぁ…ン、イイ…レド…す、ごく、イイ」
 「ッ!」
  私の答えを聞いて動きを止め、指を引き抜く。
 「あん!…レ、ド?」

  どうしたのかと見上げると、秘所にレドのモノがあてがわれて思わずそれを見る。凶暴的なまでの大きさに僅かな恐怖が込み上げる。

 「…本当ならもっとほぐしておきたいところだが…もう限界だ。挿れるぞ」
 「は、い」

  怖さを心の奥に押しやって答える。

  つぷん、と先が入り、一気に奥へ。

  その瞬間

  ブツン!!と何かが破けたような音と共に強烈な痛みが襲ってくる。

 「ん”あ”あ”あぁぁ!!!」
  私は悲鳴を上げながらガクガクと身体中を痙攣させる。その痛みと痙攣に押さえていた恐怖までが再燃して涙が零れた。
 「ソニア!」
  レドの焦った声。
 「れど…ひ…こ、わい…ン…こわいよ」
  震える手を差し出して助けを求めると、すぐに上半身を倒して抱きしめてくれる。
 「…すまない、ソニア。だが何故初めてだと言わなかった」
 「だって…分からな、かった、んだもん…それに、指は、痛くなかったし」
  泣きながらレドの首にしがみ付く。
 「そうか…痛みが治まるまではこうしててやる」
  そう言いながら私の髪や耳に優しくキスする。それに安心して手を緩める。

 少しの間、ただ抱き合っていた。 

 「ごめん、ね。待たせて」
 「いや、聞いておくべきだったな。だが、お前ほどのイイ女が初めてだなんて思いもしなかったんだ」
 「レド…」
 「それに…俺の指だけでイッたしな?」
  ニヤッと笑うレド。
 「そ、それは…レドの所為なんだから」
 「フッ、人の所為にするのか?」
 「レドにさわられるトコ…全部気持ちイイんだもん」
  そう言うと、ビクン!と膣内のモノが跳ねて内壁を擦る。さっきまで痛かったのに、その中に快感が混じる。
 「っあぁ…」
  小さく喘ぐとレドが囁く。
 「ソニア…分かってると思うが、中で出すぞ?」
 「…うん、分かってる…嬉しい」

  子供ができにくい魔人とのエッチは基本膣内射精。外へ出すのはお前とは結婚しない、という意味とも取れるのだ。魔人は婚前に赤ちゃんが出来ても、相手も周りも喜びこそすれ、困る事などない。

  死ぬまで付いて来い、の言葉通り私との将来を考えてくれている証拠。

 「動くぞ」
 「…うん」

  レドがゆっくりと抽挿を開始する。内壁を擦りながら奥まで入り、先っぽのカサを引っ掛けながら出ていく。残っていた痛みも与えられる享楽に飲み込まれていった。

 「あぁ…ん、んふぅ…」
 「ああ…ソニア…」
  愛おしそうに名を呼ばれてきゅうっ、と蜜壺が締まる。
 「あッ、あ…レドぉ」
 「ッく、締まる…」
  呻きながら腰を打ち付け始めると溢れた蜜がじゅぽっ、じゅぽっ、と音を立てる。
 「んぁ、あ…あ…あぁ…気持ち、イイ」
 「ソニア…もっと激しく突いてお前を滅茶苦茶にしたい」
 「んンっ、いい、よ。もっと、して?」
 「ソニア…!」

  レドは私の腰を抱え、ズドン!と一気に最奥まで貫く。抑え込んでいた欲を開放し、激しく叩き付けるように腰を振る。奥をグリグリと抉られ、肉棒で膣内を掻き回され、彼の動きに私の全てが支配された。突かれるたびに啼くように喘ぎ、深く挿さるたびに擦れる陰核に悶え、乳首を噛まれて背を仰け反らせ、白い肌を強く吸われて付けられた紅い花に悦んだ。何度軽く達してもレドの抽挿は止まらなかった。

 「あぁ!ッあぁ!レド!れどぉ!ああん!」
  いつの間にか自ら腰を振ってレドを求めていた。流れた愛液がシーツまで濡らしている。
 「ソニア!くぅッ、出すぞ!お前の膣内に!その奥に!」
  パアン!パアン!と私の身体がずり上がるほどの勢いで腰を打ち付ける。
 「んはぁ!んっ!きて…!あ、あ、また、イッちゃうぅ…」
 「ソニア…!くっ、うぁ!っあああ!!」
  私をきつく抱きしめながら最奥へ腰を打ち付け、精液を放った。その熱さと勢いに頭が真っ白になり、あの時とは違う痺れが身体を駆け抜けた。
 「イク!イ、ッああああ!!」

  まだ、出てる。…凄い量。絶頂の余韻の中、私を満たし続ける彼の欲を感じて嬉しさが込み上げた。

 「ソニア…お前の中は最高だ」
  レドが恍惚に染まった表情で何度も軽いキスをする。
 「ん…レド…嬉しい」
  ちゅっと音を立てて離れ、至近距離で見つめ合う。レドがモノを引き抜くと精液がこぽっ、と流れ出る。膣内をどろっとしたものが伝う感覚に思わず震え、声が出てしまう。
 「んぁあ…あ…でちゃう…」
  そんな私を見て彼はフッ、と笑う。
 「またすぐ俺で満たしてやる。俺の子種は全てお前のものだからな。…1度で済むと思ったか?」
 「…え」
 「お前がここに来てからヌイてない。いや、もう随分出してない。…その分も全て、お前に注ぎ込む」

  子種って! いや、それより全部なんてムリです!今でも結構きてるんです!でもって、明日動けないと大変!

 「あ、あの…明日、仕事なの」
 「俺もだ」
 「は、早番なの」
 「そうか」
 「起きれないと、困るの」
 「俺が起こしてやる」
 「身体が動かないと困るの」
 「白魔法があるだろ?」

  うぅ・・・こんな事に白魔法使うの?

 「明日に支障がない程度に…お願いします」
 「一応善処する」

  一応ってなんだ!

 「ソニア…」

  レドは再び私に覆いかぶさった。 
しおりを挟む
感想 30

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?

すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。 一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。 「俺とデートしない?」 「僕と一緒にいようよ。」 「俺だけがお前を守れる。」 (なんでそんなことを私にばっかり言うの!?) そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。 「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」 「・・・・へ!?」 『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!? ※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。 ※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。 ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。

こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果

てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。 とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。 「とりあえずブラッシングさせてくれません?」 毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。 そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。 ※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。

悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!

ペトラ
恋愛
   ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。  戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。  前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。  悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。  他サイトに連載中の話の改訂版になります。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

番から逃げる事にしました

みん
恋愛
リュシエンヌには前世の記憶がある。 前世で人間だった彼女は、結婚を目前に控えたある日、熊族の獣人の番だと判明し、そのまま熊族の領地へ連れ去られてしまった。それからの彼女の人生は大変なもので、最期は番だった自分を恨むように生涯を閉じた。 彼女は200年後、今度は自分が豹の獣人として生まれ変わっていた。そして、そんな記憶を持ったリュシエンヌが番と出会ってしまい、そこから、色んな事に巻き込まれる事になる─と、言うお話です。 ❋相変わらずのゆるふわ設定で、メンタルも豆腐並なので、軽い気持ちで読んで下さい。 ❋独自設定有りです。 ❋他視点の話もあります。 ❋誤字脱字は気を付けていますが、あると思います。すみません。

処理中です...