R18、アブナイ異世界ライフ

くるくる

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プロローグ

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 柊さと、28歳。今途方に暮れています。

  どうやら異世界っぽい所に来てしまったようです。何故分かるかって?そりゃアナタ、月が2つあるからですよ。夢じゃなきゃ異世界でしょ?

  …落ち着いて状況を整理してみましょう。

  私はさっき仕事を終え、帰宅途中でした。スーパーに寄って買い物をして、いつもの道をいつも通りに歩き、家に…あれ?家に…着く前に…そうだ!交差点で車にぶつかった!

  …私、死んだのかな。ならここは、死後の世界、とか? 

  しばし呆然としていると、ヒラッとどこからか紙が飛んできて目の前に落ちた。周りを見渡すが誰もいない。それに風だって無い。

  …気になる。手を伸ばして拾おうとすると、紙は私の手の上に乗った。

  …今のは見なかった事にしよう。

  紙を見ると、知らない文字。いや、知らないはずの文字だが読めた。そこにはこうあった。


    ひいらぎさと(ソニア) さま

 ちきゅうでのあなたの死は、ほんとはまだ先でした。でもこちらのミスで事故がおきて、あなたが巻き込まれてしまいました。おわびとして、あなたがくりあしたげーむとソックリなこの世界に転生させました。
  私のかごをあげます。ステータスなどは自分でカクニンしてくだい。

  ごめんなさい。がんばってください。


 「…はあ!?」
  夜の草原で、ひとり叫ぶ私だった…。  
 
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