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38.孵化
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官能に身を任せた私たちはそのまま3Pに突入…はしてません。真っ昼間でしたし。あの後エヴァさんと食事の支度をし、3人で夕食。そして今はベッドルームでお酒を楽しんでいる。
「どうぞ」
「ああ、ありがとう」
「ありがとう、キラ」
ウイスキーをグラスに注いで2人に渡す。私のはエヴァさんが薄めに作ってくれた。
「「「乾杯」」」
もちろん3人での初めての夜に、だ。静かにグラスを鳴らし、ゆっくりとお酒を楽しむ。あぁ、幸せ…。
「…そういや、タマゴはまだ孵らないのか?」
「ああ、神様に貰ったやつか。もう随分魔力を込めてる気がするけど、まだなんだ?」
「はい、まだなんです。そうだ、今日の分の魔力…」
レオンさんの一言で思い出し、サイドテーブルに置いておいたタマゴを持ってきた。いつものように魔力を込めると、タマゴが光り―――ピシッ…とヒビが入る。
「あ…」
「おっ、産まれるかな?」
「やっとか」
三者三様の反応を見せるなか、大きく縦にヒビが入ったタマゴが『パカン』と割れた。
「ぴい!」
産まれたのは小さな小鳥。真っ白でまるっとしてふわっふわ。黒いまんまるの瞳、小さなくちばしとしっぽの先が赤い。体長は10㎝くらいでいつかネットの画像で見たシマエナガに似ている。
か…可愛いッ!超絶可愛い!
小鳥は短い足を精一杯あげて殻をまたいで出てきた。そして私たちの顔を見上げ…
「はじめましてなの!」
と言った…。
「「「…」」」
話した…
私たちは揃ってポカン、としてしまう。
「あるじのまりょくがおいしいからはやくでれたの。…んしょ…あるじ、なまえつけてほしいの」
つぶらな瞳がこちらを見ている。
「…あるじって…私?っていうか…何者?」
「ぼくはげんじゅう(幻獣)のふぇにっくすなの。かみさまからあるじへぷれぜんとなの」
「「なっ…!」」
2人が一斉に驚きの声を上げた。
「幻獣フェニックス!?」
「嘘だろ…」
「むむ、ほんとなの!」
「なんで白いんだよ、白毛のフェニックスなんて聞いたことねえ」
「あしゅだからなの!」
「随分可愛いフェニックスだけど…タマゴは神様に貰ったんだから本当かもよ…?」
「…解析だ。キラ、解析してみろ」
私が呆然としている間にも2人は小鳥と普通に話している。スゴイ適応力…。
「キラ?」
「…え?」
「解析」
「は、はい…」
【ステータス】
【名前】なし
【種族】フェニックス(亜種)
【年齢】0才
【レベル】1
【体力】100
【魔力】200
【攻撃力】60
【防御力】50
【素早さ】100
【スキル】火魔法(B)・風魔法(B)・癒しの涙(C)・真眼(C)
【称号】幻獣・キラの契約獣
3人でステータス画面を確認する。
本当にフェニックスの亜種だ…。
「マジかよ…」
「…本物だ」
“幻獣”
それは大きく括れば魔物の一種なのだが、その強さも知性も桁違いだ。神の使いとも呼ばれ、実際、幻獣の殆どは神が産み出して地上へ送り出している。存在は知っていても目にする確率など万に一つ、彼らが信じられなかったのも当然なのだ。だが天界と地上の狭間で神に会った事のある2人は、目の前の出来事を真実として受け止める事ができた。
「だからほんとだっていったの!」
「ああ、ごめんね」
「…悪い」
「わかってもらえればいいの。あるじ、ぼくなまえほしいの。つけて?」
こてっ、と首をかしげ、まあるい瞳でお願いされる。
可愛い。超可愛い。すぐ付けます。
「…スノウ。スノウはどう?」
白→雪→スノウ。我ながら単純だと思うけどしっくりくる。
「スノウ…いいなまえなの。ぼくはいまからスノウなの!あるじ、よろしくなの」
「よろしく、スノウ。あるじじゃなくキラって呼んでほしいな」
「ん~…あるじがそういうならいいの。きらってよぶの」
「ふふ、ありがとう。じゃあ2人を紹介するね。レオハーヴェンさんと、エヴァントさん。2人は私の…とても大切な人なの」
両隣りの2人を紹介すると、スノウはとんでもない事を言った。
「しってるの。タマゴのなかできいてたの。みんなすきすきどうしだからスノウもなかまにいれてほしいの」
「えっ…」
「「…」」
僅かな沈黙の後、エヴァさんが聞く。
「…スノウ、もしかしてタマゴの中にいた時の事覚えてるの?」
「んん?あたりまえなの。げんじゅうはタマゴにいるとき、かみさまからいろいろおそわるの」
「…」
ということは…こ、告白も、夜のアレもコレも、全部聞かれてた…?
ポカン、とする私をよそに、2人は少し驚いただけでスノウと話す。
「…スノウはとっくにオレたちの仲間だよ。ねえ、レオン?」
「…まあな、キラの契約獣なら当然だ」
「ほんと?なかま?うれしいの!よろしくなの!」
スノウは私の手の上で嬉しそうに羽をパタパタさせる。
「…ああ、よろしくな」
「うん、よろしくスノウ。でさ、契約印はどこにあるの?」
「スノウのはくちばしにあるの」
クイッとくちばしを上げて見せる。
「…小せえな、紋様が見えねえ」
「仕方ないよ、まだ手のひらサイズなんだから」
「うん、しかたないの」
「くくっ、チビのくせに口だけはいっちょまえだな」
「む、ちびちがう!」
「お、威勢もいっちょまえだな」
「フフ…」
カッ!と小さなくちばしを開いて威嚇ポーズをとるスノウを指でつつくレオンさん。その光景を見て笑うエヴァさん。私が呆けているうちに3人(?)はすっかり仲良しになったようです。
スノウの寝床は明日作る事にしたので、取り敢えず今夜はベッドの枕元で布にくるまって眠っていた。可愛い。
そして私たちもそろそろ、という時、重要な事に気が付きました。
…私、パジャマ的なの持ってない。
1人の時はショーツのみ、レオンさんやエヴァさんと眠った時はその…した後だったのでほぼ全裸だったのだ。3人で寝るという事に緊張してそれだけに気を取られ、すっかり忘れていました。
「どうした?」
「心配しなくても今夜はしないよ。スノウの寝床もまだだしね」
ベッド横で服のまま立っていると、上半身裸になった2人が声を掛けてくれる。でも、違うんです…。3Pの心配じゃないんです。…いや、それもあるけど今は違くて…うぅ、言わなきゃどうにもならないよね…。
「あの…私、1人の時はいつもショーツだけで寝てるんです…だから、その…パジャマとか、持ってなくて…」
「「…」」
2人は目をパチクリさせた後、やけに艶っぽい笑みを浮かべた。
「…何の問題もないよ。いつものスタイルで寝て?」
「そうだな…いつもと同じが良い。これからずっと一緒なんだから」
「えぇと、でも、恥ずかしいなぁ、なんて…」
「くくっ、もう全部見たのにか?」
「フフ、慣れだよ、慣れ。ほら、おいで…」
2人に手を引かれてベッドに座ると、左右から服を脱がされてショーツ一枚になる。真ん中に横たえられ、右にレオンさん、左にエヴァさんが来ると交互に唇を奪われた。ねっとりと舌を絡めとられ、同時に耳朶を食まれて忽ち身体が熱くなる。
「…んん…きょ、は、しない…って…ん」
「ッん…ああ、しないぜ」
「おやすみのキスだよ…キラ…ん…」
おやすみのキスというにはいやらしすぎる舌使いと、お腹や太ももを這う手に翻弄されて身を捩る。
「んぁ…だ…めぇ…」
「…何が…ん…駄目なの?」
「気持ちイイだろ…?」
そう、気持ちイイ。恥ずかしいが気持ちイイ。でも枕元にスノウがいると思うと気が気じゃない。そんな私の気持ちを知ってか知らずか、2人の手つきはどんどん大胆になって遂に胸を弄り始めた。片方ずつ違う手で揉みしだかれ、コリコリッ、と乳首を擦られ、摘まれ、情欲が膨らんでゆく。
「んふぅ…ん、ンッ…」
「キラ…スノウなら大丈夫だ。だから…声我慢すんな、もっと喘げよ…」
「そうだよキラ…可愛い声…聞かせて…?」
「あ、ぁん…そ、んなぁ…」
イヤイヤと首を振るも快感を覚えた身体は正直で、絶頂を欲して熱く疼く。それでもイかせてと強請る事は出来ず、どうしたらいいか分からない。
「っふ…も、う…ゆるして…」
そう懇願してぼやけた視界で2人を見上げる。
「「…っ…」」
彼らは一瞬目を見開き、喉を鳴らして唾を飲み込んだ。
「…ごめんね、もうイかせてあげる」
エヴァさんがそう囁くと、私の唇を彼の唇で塞ぐ。あとはどちらがどうしたのか分からない。片方の乳首を捻りあげられ、もう片方も歯を立てられ、ショーツもグイッと引っ張られて紐状になった布が秘所に食い込んだ。その瞬間、溜まっていた欲が一気に溢れて目の前がスパークする。
「ん”ん”ッ!…ッふ、ンんンンッ!」
背を仰け反らせ、ぶるぶると震えながら達した。
「…っふ…は…」
力が抜けてくたっとしているとキスが降ってくる。
「…ん…」
「イイ子だね、キラ…もう眠っていいよ」
「おやすみキラ…」
惚けながら彼らの声を聞き、ああ、眠って良いんだ、と思いながら目を閉じた。
後から思えば、別に素直に言わなくともカットソーか何か着て眠れば良かったのだ。でもその時は緊張やら何やらでテンパっていて思いつかなかった。
変なところが抜けているのもキラの魅力のひとつ…ですよね?
「どうぞ」
「ああ、ありがとう」
「ありがとう、キラ」
ウイスキーをグラスに注いで2人に渡す。私のはエヴァさんが薄めに作ってくれた。
「「「乾杯」」」
もちろん3人での初めての夜に、だ。静かにグラスを鳴らし、ゆっくりとお酒を楽しむ。あぁ、幸せ…。
「…そういや、タマゴはまだ孵らないのか?」
「ああ、神様に貰ったやつか。もう随分魔力を込めてる気がするけど、まだなんだ?」
「はい、まだなんです。そうだ、今日の分の魔力…」
レオンさんの一言で思い出し、サイドテーブルに置いておいたタマゴを持ってきた。いつものように魔力を込めると、タマゴが光り―――ピシッ…とヒビが入る。
「あ…」
「おっ、産まれるかな?」
「やっとか」
三者三様の反応を見せるなか、大きく縦にヒビが入ったタマゴが『パカン』と割れた。
「ぴい!」
産まれたのは小さな小鳥。真っ白でまるっとしてふわっふわ。黒いまんまるの瞳、小さなくちばしとしっぽの先が赤い。体長は10㎝くらいでいつかネットの画像で見たシマエナガに似ている。
か…可愛いッ!超絶可愛い!
小鳥は短い足を精一杯あげて殻をまたいで出てきた。そして私たちの顔を見上げ…
「はじめましてなの!」
と言った…。
「「「…」」」
話した…
私たちは揃ってポカン、としてしまう。
「あるじのまりょくがおいしいからはやくでれたの。…んしょ…あるじ、なまえつけてほしいの」
つぶらな瞳がこちらを見ている。
「…あるじって…私?っていうか…何者?」
「ぼくはげんじゅう(幻獣)のふぇにっくすなの。かみさまからあるじへぷれぜんとなの」
「「なっ…!」」
2人が一斉に驚きの声を上げた。
「幻獣フェニックス!?」
「嘘だろ…」
「むむ、ほんとなの!」
「なんで白いんだよ、白毛のフェニックスなんて聞いたことねえ」
「あしゅだからなの!」
「随分可愛いフェニックスだけど…タマゴは神様に貰ったんだから本当かもよ…?」
「…解析だ。キラ、解析してみろ」
私が呆然としている間にも2人は小鳥と普通に話している。スゴイ適応力…。
「キラ?」
「…え?」
「解析」
「は、はい…」
【ステータス】
【名前】なし
【種族】フェニックス(亜種)
【年齢】0才
【レベル】1
【体力】100
【魔力】200
【攻撃力】60
【防御力】50
【素早さ】100
【スキル】火魔法(B)・風魔法(B)・癒しの涙(C)・真眼(C)
【称号】幻獣・キラの契約獣
3人でステータス画面を確認する。
本当にフェニックスの亜種だ…。
「マジかよ…」
「…本物だ」
“幻獣”
それは大きく括れば魔物の一種なのだが、その強さも知性も桁違いだ。神の使いとも呼ばれ、実際、幻獣の殆どは神が産み出して地上へ送り出している。存在は知っていても目にする確率など万に一つ、彼らが信じられなかったのも当然なのだ。だが天界と地上の狭間で神に会った事のある2人は、目の前の出来事を真実として受け止める事ができた。
「だからほんとだっていったの!」
「ああ、ごめんね」
「…悪い」
「わかってもらえればいいの。あるじ、ぼくなまえほしいの。つけて?」
こてっ、と首をかしげ、まあるい瞳でお願いされる。
可愛い。超可愛い。すぐ付けます。
「…スノウ。スノウはどう?」
白→雪→スノウ。我ながら単純だと思うけどしっくりくる。
「スノウ…いいなまえなの。ぼくはいまからスノウなの!あるじ、よろしくなの」
「よろしく、スノウ。あるじじゃなくキラって呼んでほしいな」
「ん~…あるじがそういうならいいの。きらってよぶの」
「ふふ、ありがとう。じゃあ2人を紹介するね。レオハーヴェンさんと、エヴァントさん。2人は私の…とても大切な人なの」
両隣りの2人を紹介すると、スノウはとんでもない事を言った。
「しってるの。タマゴのなかできいてたの。みんなすきすきどうしだからスノウもなかまにいれてほしいの」
「えっ…」
「「…」」
僅かな沈黙の後、エヴァさんが聞く。
「…スノウ、もしかしてタマゴの中にいた時の事覚えてるの?」
「んん?あたりまえなの。げんじゅうはタマゴにいるとき、かみさまからいろいろおそわるの」
「…」
ということは…こ、告白も、夜のアレもコレも、全部聞かれてた…?
ポカン、とする私をよそに、2人は少し驚いただけでスノウと話す。
「…スノウはとっくにオレたちの仲間だよ。ねえ、レオン?」
「…まあな、キラの契約獣なら当然だ」
「ほんと?なかま?うれしいの!よろしくなの!」
スノウは私の手の上で嬉しそうに羽をパタパタさせる。
「…ああ、よろしくな」
「うん、よろしくスノウ。でさ、契約印はどこにあるの?」
「スノウのはくちばしにあるの」
クイッとくちばしを上げて見せる。
「…小せえな、紋様が見えねえ」
「仕方ないよ、まだ手のひらサイズなんだから」
「うん、しかたないの」
「くくっ、チビのくせに口だけはいっちょまえだな」
「む、ちびちがう!」
「お、威勢もいっちょまえだな」
「フフ…」
カッ!と小さなくちばしを開いて威嚇ポーズをとるスノウを指でつつくレオンさん。その光景を見て笑うエヴァさん。私が呆けているうちに3人(?)はすっかり仲良しになったようです。
スノウの寝床は明日作る事にしたので、取り敢えず今夜はベッドの枕元で布にくるまって眠っていた。可愛い。
そして私たちもそろそろ、という時、重要な事に気が付きました。
…私、パジャマ的なの持ってない。
1人の時はショーツのみ、レオンさんやエヴァさんと眠った時はその…した後だったのでほぼ全裸だったのだ。3人で寝るという事に緊張してそれだけに気を取られ、すっかり忘れていました。
「どうした?」
「心配しなくても今夜はしないよ。スノウの寝床もまだだしね」
ベッド横で服のまま立っていると、上半身裸になった2人が声を掛けてくれる。でも、違うんです…。3Pの心配じゃないんです。…いや、それもあるけど今は違くて…うぅ、言わなきゃどうにもならないよね…。
「あの…私、1人の時はいつもショーツだけで寝てるんです…だから、その…パジャマとか、持ってなくて…」
「「…」」
2人は目をパチクリさせた後、やけに艶っぽい笑みを浮かべた。
「…何の問題もないよ。いつものスタイルで寝て?」
「そうだな…いつもと同じが良い。これからずっと一緒なんだから」
「えぇと、でも、恥ずかしいなぁ、なんて…」
「くくっ、もう全部見たのにか?」
「フフ、慣れだよ、慣れ。ほら、おいで…」
2人に手を引かれてベッドに座ると、左右から服を脱がされてショーツ一枚になる。真ん中に横たえられ、右にレオンさん、左にエヴァさんが来ると交互に唇を奪われた。ねっとりと舌を絡めとられ、同時に耳朶を食まれて忽ち身体が熱くなる。
「…んん…きょ、は、しない…って…ん」
「ッん…ああ、しないぜ」
「おやすみのキスだよ…キラ…ん…」
おやすみのキスというにはいやらしすぎる舌使いと、お腹や太ももを這う手に翻弄されて身を捩る。
「んぁ…だ…めぇ…」
「…何が…ん…駄目なの?」
「気持ちイイだろ…?」
そう、気持ちイイ。恥ずかしいが気持ちイイ。でも枕元にスノウがいると思うと気が気じゃない。そんな私の気持ちを知ってか知らずか、2人の手つきはどんどん大胆になって遂に胸を弄り始めた。片方ずつ違う手で揉みしだかれ、コリコリッ、と乳首を擦られ、摘まれ、情欲が膨らんでゆく。
「んふぅ…ん、ンッ…」
「キラ…スノウなら大丈夫だ。だから…声我慢すんな、もっと喘げよ…」
「そうだよキラ…可愛い声…聞かせて…?」
「あ、ぁん…そ、んなぁ…」
イヤイヤと首を振るも快感を覚えた身体は正直で、絶頂を欲して熱く疼く。それでもイかせてと強請る事は出来ず、どうしたらいいか分からない。
「っふ…も、う…ゆるして…」
そう懇願してぼやけた視界で2人を見上げる。
「「…っ…」」
彼らは一瞬目を見開き、喉を鳴らして唾を飲み込んだ。
「…ごめんね、もうイかせてあげる」
エヴァさんがそう囁くと、私の唇を彼の唇で塞ぐ。あとはどちらがどうしたのか分からない。片方の乳首を捻りあげられ、もう片方も歯を立てられ、ショーツもグイッと引っ張られて紐状になった布が秘所に食い込んだ。その瞬間、溜まっていた欲が一気に溢れて目の前がスパークする。
「ん”ん”ッ!…ッふ、ンんンンッ!」
背を仰け反らせ、ぶるぶると震えながら達した。
「…っふ…は…」
力が抜けてくたっとしているとキスが降ってくる。
「…ん…」
「イイ子だね、キラ…もう眠っていいよ」
「おやすみキラ…」
惚けながら彼らの声を聞き、ああ、眠って良いんだ、と思いながら目を閉じた。
後から思えば、別に素直に言わなくともカットソーか何か着て眠れば良かったのだ。でもその時は緊張やら何やらでテンパっていて思いつかなかった。
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