25 / 68
二人の距離
第二話
しおりを挟む
結局よく分からないのでドリンクバーなどは渚に任せることにした。
「んじゃ、飲み物取りに行こ」
「取りに行く……?」
ドリンクバーの主旨を理解していない叶芽は頭にハテナが浮かぶ。
おいでと渚に連れられて行くと、ようやくドリンクバーの意味を理解した。
「飲み放題なの?」
「そうだよ。
んて、ここにコップ置いて飲みたいものをポチっとすると出てくる」
「お~」
初めて体験するドリンクバーに叶芽は興味津々だ。
「てか、お友達と来たことあるんじゃないの?」
「あるけど、飲み物も友達にお任せでって持ってきて貰ってたからこっちまで来たこと無い」
「マジか、その友達どんだけ世話好きなんだよ」
そう渚は笑う。
確かに佑真はなんでも世話を妬きたがる。
叶芽がやろうとすると、いいよ俺がやると結局彼がやってくれるので、ついそれに甘えてしまい結果知らないことだらけだ。
席に戻り、ドリンクを飲みながら会話をする。
「ねぇそれ、なんで2種類入れたの?」
叶芽は渚がジュースを2種類同じコップに入れていたのを見ていた。
「ん~こう言うの皆結構やってるよ。
これとこれ混ぜたら意外と美味しいとか、これとこれはクッソ不味いとか」
「へぇ……俺もやってみよ」
また1つ新しい事を覚えた。
「カナちゃんは好きな食べ物って何?」
「え~っと、辛い物」
「そうなんだ。
辛い物って例えばどう言う?」
「最近はあんま食べてない。
俺喘息持ちだから激辛は禁止されてて、この間買ったブート・ジョロキア取り上げられた」
取り上げられたって……と渚は笑う。
そのブート・ジョロキアとは何なのかとスマホを取り出し検索してみると、激辛ランキングでも上位で驚いた。
「え、何……
カナちゃんガチの激辛好きなわけ?
ヤバいんだけど。
キレーな顔して意外」
甘いものが好きそうなイメージなのにと渚はまた笑う。
「んじゃ、飲み物取りに行こ」
「取りに行く……?」
ドリンクバーの主旨を理解していない叶芽は頭にハテナが浮かぶ。
おいでと渚に連れられて行くと、ようやくドリンクバーの意味を理解した。
「飲み放題なの?」
「そうだよ。
んて、ここにコップ置いて飲みたいものをポチっとすると出てくる」
「お~」
初めて体験するドリンクバーに叶芽は興味津々だ。
「てか、お友達と来たことあるんじゃないの?」
「あるけど、飲み物も友達にお任せでって持ってきて貰ってたからこっちまで来たこと無い」
「マジか、その友達どんだけ世話好きなんだよ」
そう渚は笑う。
確かに佑真はなんでも世話を妬きたがる。
叶芽がやろうとすると、いいよ俺がやると結局彼がやってくれるので、ついそれに甘えてしまい結果知らないことだらけだ。
席に戻り、ドリンクを飲みながら会話をする。
「ねぇそれ、なんで2種類入れたの?」
叶芽は渚がジュースを2種類同じコップに入れていたのを見ていた。
「ん~こう言うの皆結構やってるよ。
これとこれ混ぜたら意外と美味しいとか、これとこれはクッソ不味いとか」
「へぇ……俺もやってみよ」
また1つ新しい事を覚えた。
「カナちゃんは好きな食べ物って何?」
「え~っと、辛い物」
「そうなんだ。
辛い物って例えばどう言う?」
「最近はあんま食べてない。
俺喘息持ちだから激辛は禁止されてて、この間買ったブート・ジョロキア取り上げられた」
取り上げられたって……と渚は笑う。
そのブート・ジョロキアとは何なのかとスマホを取り出し検索してみると、激辛ランキングでも上位で驚いた。
「え、何……
カナちゃんガチの激辛好きなわけ?
ヤバいんだけど。
キレーな顔して意外」
甘いものが好きそうなイメージなのにと渚はまた笑う。
0
お気に入りに追加
46
あなたにおすすめの小説
【R18】孕まぬΩは皆の玩具【完結】
海林檎
BL
子宮はあるのに卵巣が存在しない。
発情期はあるのに妊娠ができない。
番を作ることさえ叶わない。
そんなΩとして生まれた少年の生活は
荒んだものでした。
親には疎まれ味方なんて居ない。
「子供できないとか発散にはちょうどいいじゃん」
少年達はそう言って玩具にしました。
誰も救えない
誰も救ってくれない
いっそ消えてしまった方が楽だ。
旧校舎の屋上に行った時に出会ったのは
「噂の玩具君だろ?」
陽キャの三年生でした。
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
オトナの玩具
希京
BL
12歳のカオルは塾に行く途中、自転車がパンクしてしまい、立ち往生しているとき車から女に声をかけられる。
塾まで送ると言ってカオルを車に乗せた女は人身売買組織の人間だった。
売られてしまったカオルは薬漬けにされて快楽を与えられているうちに親や教師に怒られるという強迫観念がだんだん消えて自我が無くなっていく。
【完結】聖アベニール学園
野咲
BL
[注意!]エロばっかしです。イマラチオ、陵辱、拘束、スパンキング、射精禁止、鞭打ちなど。設定もエグいので、ダメな人は開かないでください。また、これがエロに特化した創作であり、現実ではあり得ないことが理解できない人は読まないでください。
学校の寄付金集めのために偉いさんの夜のお相手をさせられる特殊奨学生のお話。
俺たちの××
怜悧(サトシ)
BL
美形ドS×最強不良 幼馴染み ヤンキー受 男前受 ※R18
地元じゃ敵なしの幼馴染みコンビ。
ある日、最強と呼ばれている俺が普通に部屋でAV鑑賞をしていたら、殴られ、信頼していた相棒に監禁されるハメになったが……。
18R 高校生、不良受、拘束、監禁、鬼畜、SM、モブレあり
※は18R (注)はスカトロジーあり♡
表紙は藤岡さんより♡
■長谷川 東流(17歳)
182cm 78kg
脱色しすぎで灰色の髪の毛、硬めのツンツンヘア、切れ長のキツイツリ目。
喧嘩は強すぎて敵う相手はなし。進学校の北高に通ってはいるが、万年赤点。思考回路は単純、天然。
子供の頃から美少年だった康史を守るうちにいつの間にか地元の喧嘩王と呼ばれ、北高の鬼のハセガワと周囲では恐れられている。(アダ名はあまり呼ばれてないが鬼平)
■日高康史(18歳)
175cm 69kg
東流の相棒。赤茶色の天然パーマ、タレ目に泣きボクロ。かなりの美形で、東流が一緒にいないときはよくモデル事務所などにスカウトなどされるほど。
小さいころから一途に東流を思ってきたが、ついに爆発。
SM拘束物フェチ。
周りからはイケメン王子と呼ばれているが、脳内変態のため、いろいろかなり残念王子。
■野口誠士(18歳)
185cm 74kg
2人の親友。
角刈りで黒髪。無骨そうだが、基本軽い。
空手の国体選手。スポーツマンだがいろいろ寛容。
【R18】番解消された傷物Ωの愛し方【完結】
海林檎
BL
強姦により無理やりうなじを噛まれ番にされたにもかかわらず勝手に解消されたΩは地獄の苦しみを一生味わうようになる。
誰かと番になる事はできず、フェロモンを出す事も叶わず、発情期も一人で過ごさなければならない。
唯一、番になれるのは運命の番となるαのみだが、見つけられる確率なんてゼロに近い。
それでもその夢物語を信じる者は多いだろう。
そうでなければ
「死んだ方がマシだ····」
そんな事を考えながら歩いていたら突然ある男に話しかけられ····
「これを運命って思ってもいいんじゃない?」
そんな都合のいい事があっていいのだろうかと、少年は男の言葉を素直に受け入れられないでいた。
※すみません長さ的に短編ではなく中編です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる