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再会
第三話
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一頻り笑った所でやっと緊張が解けた。
そこでやっと本来の目的を思い出した。
「ああそうだ、この間のお礼……」
叶芽は持っていたお菓子の入った紙袋を差し出すと、渚は驚いたように眉を上げた。
「え、律儀に持ってきてくれたの?
わざわざいいのに」
「はい。まぁ、こう言うのはちゃんとしないとダメだと思うから、その……」
上手く言葉に出来ない叶芽にありがとうと紙袋を受け取った渚。
そしたら叶芽は嬉しそうに、こちらこそありがとうございましたとお礼を言った。
しかし、こうゆっくりもしていられなかった。
「俺もうバイト行かなきゃ。
これ、ありがとね。
あ、もしよかったらカフェでお茶でも飲んでゆっくりして行ってよ。
奢ってやることは出来ないけど」
そうお誘いを受けた叶芽はじゃあ折角ならとカフェにお邪魔する事にした。
店員さんに席を案内されてメニューを渡された。
ごゆっくりどうぞーと去っていった店員を確認して、メニューに目を通す。
カフェと言うことでスイーツばかりなのかと思ったらランチなんかもあったので、甘いものが苦手な叶芽にとっては有りがたかった。
おすすめだと言うオムライスセットを頼むと、15分程してやって来た。
セットと言うことで、他にアイスとコーヒーも付いていたが、そちらはオムライスを食べ終わった後に運ばれて来るらしい。
早速頂くと、おすすめと言うだけあってふわとろで美味しい。
今まで沢山いいものを食べてきている叶芽だが、正直お手軽なファストフードでも好きなので、このオムライスも気に入った。
オムライスを食べ終わり、アイスとコーヒーを持ってきて貰う。
甘いものが苦手と言ってもアイスは甘くても好きなので、こちらも美味しく頂けた。
アイスとコーヒーでゆっくり寛ぎながら、接客する渚を眺めていた。
カッコいいなぁと思いながら見ていると彼と目が合い、こちらにウインクされた。
そんな姿がまたスマートでカッコいい。
そこでやっと本来の目的を思い出した。
「ああそうだ、この間のお礼……」
叶芽は持っていたお菓子の入った紙袋を差し出すと、渚は驚いたように眉を上げた。
「え、律儀に持ってきてくれたの?
わざわざいいのに」
「はい。まぁ、こう言うのはちゃんとしないとダメだと思うから、その……」
上手く言葉に出来ない叶芽にありがとうと紙袋を受け取った渚。
そしたら叶芽は嬉しそうに、こちらこそありがとうございましたとお礼を言った。
しかし、こうゆっくりもしていられなかった。
「俺もうバイト行かなきゃ。
これ、ありがとね。
あ、もしよかったらカフェでお茶でも飲んでゆっくりして行ってよ。
奢ってやることは出来ないけど」
そうお誘いを受けた叶芽はじゃあ折角ならとカフェにお邪魔する事にした。
店員さんに席を案内されてメニューを渡された。
ごゆっくりどうぞーと去っていった店員を確認して、メニューに目を通す。
カフェと言うことでスイーツばかりなのかと思ったらランチなんかもあったので、甘いものが苦手な叶芽にとっては有りがたかった。
おすすめだと言うオムライスセットを頼むと、15分程してやって来た。
セットと言うことで、他にアイスとコーヒーも付いていたが、そちらはオムライスを食べ終わった後に運ばれて来るらしい。
早速頂くと、おすすめと言うだけあってふわとろで美味しい。
今まで沢山いいものを食べてきている叶芽だが、正直お手軽なファストフードでも好きなので、このオムライスも気に入った。
オムライスを食べ終わり、アイスとコーヒーを持ってきて貰う。
甘いものが苦手と言ってもアイスは甘くても好きなので、こちらも美味しく頂けた。
アイスとコーヒーでゆっくり寛ぎながら、接客する渚を眺めていた。
カッコいいなぁと思いながら見ていると彼と目が合い、こちらにウインクされた。
そんな姿がまたスマートでカッコいい。
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