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イギル

第三話

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 下へ伸ばした手を阻まれたケイはなんでとシルヴァを見る。
 すると彼はクスリと笑って耳元でこう囁いた。

「イッテ、サワッテッテ」

 触ってと言って……
 言わなければずっとこのままだぞと脅すようだ。

 言ってしまうと負けた気分になり言いたくないが、もうそんなプライドなどどうでも良くなるくらいに快楽を欲した。

「触れ……」

 命令するようにシルヴァを睨みつけながら言うと何かこちらの言葉で呟き、ケイのズボンを脱がせるとそこに顔を落とし、先走りが溢れる逸物を咥えた。

「え、ちょっ…」

 まさか口でやられると思っていないケイは止めようとするが、その制止を聞かず舐める。

「あっ、だめっ…それ…」

 猫特有のザラザラした舌で舐められる快感は今までのフェラでは味わったことないもので、たまらなく気持ちがいい。

「も、だめっ……でる…」

 限界に達したケイはシルヴァの口の中へ欲を吐き出した。
 しかもそれをシルヴァはゴクリと飲み込み、ペロリと舌舐りした。

 すると今度はまだ息も整わぬケイの後孔をペロリと舐める。

「あっ……」

 敏感になった身体は大きく跳ねる。
 だがシルヴァは構わず長い指を挿入し、中を抉じ開けていく。

「あ……んん……」

 丁寧に丁寧に広げて行く。

「ケイ、モウ、イイカ?」

 ケイの官能的な吐息に我慢の限界が来てしまったシルヴァは彼の応えを聞かず、逸物を挿入する。

「ああ…あああっ………」

「ケイっ……」

 イギルによって敏感になってしまったケイの身体は挿入されただけでイってしまいそうだった。



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