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ケルティマ王国
第七話
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一目惚れした者を連れ帰った……
シルヴァの発言に一同唖然だ。
「シルヴァ、貴方分かってるの?
次期王となる貴方が、何処の誰とも知れない者を娶るなんて………
いくら側室と言えど、相手を選びなさい」
「側室……?
母上、俺は正妻として迎えるつもりですが?」
「なんですって?」
「あ、兄上、それはどう言う……」
まだ詳細は何も知らないが、素性の分からない者を正妻になどあってはならない。
代々ホワイトタイガーの血筋を守ってきた王家。
当然次期王のシルヴァには許嫁が存在する。
「その者との間に長男が生まれたらどうするの?
言っておくけれど、ホワイトタイガー以外の子を王位継承権は渡せませんよ?」
「相手は男です。
子は成せませんし、俺は側室など取る気はありません。
そこはアーシェルにまかせます」
「はあ?」
自由奔放過ぎる言動にアーシェルは唖然とし、口が開きっぱなしだ。
そしてクレヴィアとユフィリタは頭を抱えて呆れていた。
「そう言う事ですので、俺はこの辺で失礼します」
言いたい放題に言い散らかしてシルヴァは去っていった。
「あ、兄上っ!!」
「アーシェル、放っておきなさい」
「母上……」
「あの子はそう言う子。
期待するだけ無駄よ」
諦めたと言うように母、クレヴィアはそう言い残し、侍女を連れ部屋に戻っていった。
そしてずっと黙っていたユフィリタが口を開く。
シルヴァの発言に一同唖然だ。
「シルヴァ、貴方分かってるの?
次期王となる貴方が、何処の誰とも知れない者を娶るなんて………
いくら側室と言えど、相手を選びなさい」
「側室……?
母上、俺は正妻として迎えるつもりですが?」
「なんですって?」
「あ、兄上、それはどう言う……」
まだ詳細は何も知らないが、素性の分からない者を正妻になどあってはならない。
代々ホワイトタイガーの血筋を守ってきた王家。
当然次期王のシルヴァには許嫁が存在する。
「その者との間に長男が生まれたらどうするの?
言っておくけれど、ホワイトタイガー以外の子を王位継承権は渡せませんよ?」
「相手は男です。
子は成せませんし、俺は側室など取る気はありません。
そこはアーシェルにまかせます」
「はあ?」
自由奔放過ぎる言動にアーシェルは唖然とし、口が開きっぱなしだ。
そしてクレヴィアとユフィリタは頭を抱えて呆れていた。
「そう言う事ですので、俺はこの辺で失礼します」
言いたい放題に言い散らかしてシルヴァは去っていった。
「あ、兄上っ!!」
「アーシェル、放っておきなさい」
「母上……」
「あの子はそう言う子。
期待するだけ無駄よ」
諦めたと言うように母、クレヴィアはそう言い残し、侍女を連れ部屋に戻っていった。
そしてずっと黙っていたユフィリタが口を開く。
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