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相性
第五話
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「最悪だ……」
寝込みを襲われ、結局流されて最後までヤってしまった。
まさかこんなことになるとは……
翌日早朝、再びガビラビ車に乗り城を目指すのだが、凄く不機嫌そうに窓の外を見つめるケイと、苦笑いを浮かべるシルヴァにノイルは気まずそうだ。
「ケイ、何があった?」
ノイルはケイに顔を近づけボソッと聞いた。
「何って、ナニだろ……
このクソ王子、人が寝てる事をいいことに好き勝手しやがって!!」
「……………」
昨夜ケイから不安を吐露されたノイルも少しは責任を感じた。
しかし、ただのしがない軍人が王子に注意を促すなんてマネは出来るわけがない。
しかも王子本人はあまり悪いとは思ってないのか、ご機嫌を損ねちゃったと言うような態度だ。
「ケイ」
今も懲りずにケイの髪に触れ、その手を振り払われクスリと苦笑いだ。
「ケイ、*******」
シルヴァは通訳しろと言うようにノイルに目線をやった。
「……ケイ、悪かった。
もうしないから、キゲンなおして欲しいと仰ってる」
「はあ?どの口が言ってんだ!!
今まで散々やっておいてふざけんな変態王子!!
そう伝えろ」
「それを俺が王子に伝えろと……?」
無理だと訴えると、シルヴァは何と言っているんだと聞いてくる。
『正直に言って構わん。
言え』
そう言われありのままを伝えるとシルヴァはククッと笑った。
それとは逆に、隣の上司は苦い顔をしている。
「はぁ……」
なんで俺がこんなに気を使わなければならないのか……
間に挟まれるノイルは胃が痛い。
寝込みを襲われ、結局流されて最後までヤってしまった。
まさかこんなことになるとは……
翌日早朝、再びガビラビ車に乗り城を目指すのだが、凄く不機嫌そうに窓の外を見つめるケイと、苦笑いを浮かべるシルヴァにノイルは気まずそうだ。
「ケイ、何があった?」
ノイルはケイに顔を近づけボソッと聞いた。
「何って、ナニだろ……
このクソ王子、人が寝てる事をいいことに好き勝手しやがって!!」
「……………」
昨夜ケイから不安を吐露されたノイルも少しは責任を感じた。
しかし、ただのしがない軍人が王子に注意を促すなんてマネは出来るわけがない。
しかも王子本人はあまり悪いとは思ってないのか、ご機嫌を損ねちゃったと言うような態度だ。
「ケイ」
今も懲りずにケイの髪に触れ、その手を振り払われクスリと苦笑いだ。
「ケイ、*******」
シルヴァは通訳しろと言うようにノイルに目線をやった。
「……ケイ、悪かった。
もうしないから、キゲンなおして欲しいと仰ってる」
「はあ?どの口が言ってんだ!!
今まで散々やっておいてふざけんな変態王子!!
そう伝えろ」
「それを俺が王子に伝えろと……?」
無理だと訴えると、シルヴァは何と言っているんだと聞いてくる。
『正直に言って構わん。
言え』
そう言われありのままを伝えるとシルヴァはククッと笑った。
それとは逆に、隣の上司は苦い顔をしている。
「はぁ……」
なんで俺がこんなに気を使わなければならないのか……
間に挟まれるノイルは胃が痛い。
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