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ノ84 限界を超えて
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その凄まじい闘気を目の当たりにした二人の老仙人が意識せずとも息を呑む。
「ほえぇぇ、こりゃぁ、たまげたわい。息子の方も大したもんじゃったが、どう見積もっても比較にもならん」
「じゃな。最初から全力で飛ばさねばあっという間にやられてしまいそうじゃのう。ならばやったるわい!そりゃ喰らっとけい!最大重力百倍じゃぁぁぁぁぁっっ!!!!」
血管がブチ切れて倒れるのではないか!?などと心配になるほど首筋に力を込め血管を浮立たせながら吠える雅綾!
直後、羅賦麻の頭上に直径百メートルもの巨大でドス黒い球体が具現化された!
仙術の源は使い手の生命力、いわゆる魂を燃焼させたエネルギーによって発動させる。これだけの仙術を繰り出すことは当人の限界を遥かに超えており、正に命を削っての大技であって危険極まりない行為と云えよう。
だが雅綾はお構いなしに気合いを入れてもう一つ吠え、掲げた仙器の累重杓を腕が千切れるくらいに激しく振り下ろす!
「つぅえいっっっ!!!!」
「ほえぇぇ、こりゃぁ、たまげたわい。息子の方も大したもんじゃったが、どう見積もっても比較にもならん」
「じゃな。最初から全力で飛ばさねばあっという間にやられてしまいそうじゃのう。ならばやったるわい!そりゃ喰らっとけい!最大重力百倍じゃぁぁぁぁぁっっ!!!!」
血管がブチ切れて倒れるのではないか!?などと心配になるほど首筋に力を込め血管を浮立たせながら吠える雅綾!
直後、羅賦麻の頭上に直径百メートルもの巨大でドス黒い球体が具現化された!
仙術の源は使い手の生命力、いわゆる魂を燃焼させたエネルギーによって発動させる。これだけの仙術を繰り出すことは当人の限界を遥かに超えており、正に命を削っての大技であって危険極まりない行為と云えよう。
だが雅綾はお構いなしに気合いを入れてもう一つ吠え、掲げた仙器の累重杓を腕が千切れるくらいに激しく振り下ろす!
「つぅえいっっっ!!!!」
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