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第19話 空間
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「かかかっ、まぁ良いわぁ寛大な心で許してあげちゃう。それよりもお主の言う通りさっさと下衆な悪魔を縛っちゃおうかなぁっと...ん!?」
雲峡が足下に視線を移すも、そこにあるはずの悪魔の身体が見当たらず絶句した。
「ぬはっ!?無いっ!?悪魔の身体が消えたぞぇっ!?」
慌てる雲峡に亜孔雀の身体を見つけた仙花が叫んで教える。
「バカ仙女!うぬの後ろじゃ!後ろを見ろぉ!」
「何っ!?」
言われるがまま振り返った雲峡であったが視界に悪魔の姿が映らない。
キョロキョロする雲峡を見かねた仙花が付け加える。
「下じゃっ!下ぁっ!」
ハッとした雲峡が視線を落とすと、地面にドス黒い円形の穴というか異次元な空間が現れ、亜孔雀の身体が引き摺り込まれる途中で、もはや地上に残るは足首から下の踵のみという状況であった。
「逃すかぁっ!!!!」
「ボフンッ!!」
「ふぎゃっ!!??」
雲峡が咄嗟に手を伸ばそうとした瞬間、暗黒の空間から黒い煙の塊が飛び出し彼女の顔面に直撃した。
正に面食らってしまった仙人界最強の仙女は、突然降りかかったドス黒い煙幕を振り払うことに必死となってしまう。
その僅かなあいだに亜孔雀の身体は異次元の空間へ完全に引き摺り込まれ、異次元空間そのものも掻き消えてしまった...
雲峡が足下に視線を移すも、そこにあるはずの悪魔の身体が見当たらず絶句した。
「ぬはっ!?無いっ!?悪魔の身体が消えたぞぇっ!?」
慌てる雲峡に亜孔雀の身体を見つけた仙花が叫んで教える。
「バカ仙女!うぬの後ろじゃ!後ろを見ろぉ!」
「何っ!?」
言われるがまま振り返った雲峡であったが視界に悪魔の姿が映らない。
キョロキョロする雲峡を見かねた仙花が付け加える。
「下じゃっ!下ぁっ!」
ハッとした雲峡が視線を落とすと、地面にドス黒い円形の穴というか異次元な空間が現れ、亜孔雀の身体が引き摺り込まれる途中で、もはや地上に残るは足首から下の踵のみという状況であった。
「逃すかぁっ!!!!」
「ボフンッ!!」
「ふぎゃっ!!??」
雲峡が咄嗟に手を伸ばそうとした瞬間、暗黒の空間から黒い煙の塊が飛び出し彼女の顔面に直撃した。
正に面食らってしまった仙人界最強の仙女は、突然降りかかったドス黒い煙幕を振り払うことに必死となってしまう。
その僅かなあいだに亜孔雀の身体は異次元の空間へ完全に引き摺り込まれ、異次元空間そのものも掻き消えてしまった...
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