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第10話 調教スーツ再び
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「うっ……」
ディルドを見ていると、どうしてだかそれにむしゃぶりつきたい気分になる。
それどころか考えたくもない場所――股の間の秘孔が、きゅんと甘い期待を芽生えさせていた。
(な、何が……?)
食事のことなどつい先ほどまでは忘れていた。
しかし肉体はディルドを見るなり、忘れかけていた空腹を思い出す。
アルフは調教師の言葉を思い出し、さーっと血の気が引いた。
ディルドの中には、たっぷりと精液が詰まっている。
……自分の体は、性的欲求と精液を欲しているのではないのか。
半身を起こしたアルフは、脚を蹴ってディルドから距離を取った。
(本当に、男のあれでしか栄養を摂れない身体になり始めているのか……? じょ、冗談じゃない……!!)
とても直視しがたい現実に死にたいほどの屈辱を覚えると同時に、そんなふうに変えられていく自分の肉体に、強い恐怖を覚えた。
(早く、何としてでも出来るだけ早くこの監獄を抜け出さなければ……)
とはいえアルフは自然と唾を飲み込んでおり、その極太のディルドから視線が外せなかった。
(な、何を考えているんだ、? 私は……ダメだ、いくら今は少女とはいえ、元は男だ。何より、私のプライドが許さない…… )
頭に過りかけたその選択肢を、アルフは慌てて取り消す。
何より男の矜恃とロタール連邦への誓いが、ディルドを使用することを許さなかった。
「うっ、く……!」
何とかディルドから感じる魅力を振り払い、ひたすら欲望を我慢した。
ディルドに惹かれているということも死にたいほどの恥だと言うのに、生まれた欲求はみるみるうちに膨れていく。
「……耐えろ、私は男だ……っ。あんなものが無くとも、普通の食事で生きていける……! 」
だがその視線は依然としてディルドに向けられたままだ。どうしても、ペニス型のそれから目が離せない。
(やめろ、見るな……見たらだめだっ……こんな浅ましい感情を持つなんて、屈辱だ……! )
必死でディルドから目線を外そうとするも、満たされない身体が苦しみ心臓が激しく脈動する。
「うっ、くぅうっ!」
常人ならばとうに屈服していた状況でも、それでもアルフは尋常ならざる忍耐力で長い時間を耐えていた。
だが切り抜けようと踏ん張るアルフの足掻きを、身体に纏ったスーツは敏感に感じ取る。
「う、あぁああっ!?」
スーツは最悪のタイミングで、再び動き始める。
「何でこんな時にっ……! あっ、ふ……! 」
説明こそされていなかったが、ナノマシンと同じくこのスーツもどんな国も敵わないほど、高い技術を有するアウライ帝国が開発した最新のスーツだった。
抵抗する元男の少女を屈させることに完全特化しており、常にその時に最適な責めを施すとんでもないものだ。
「やめろっ……やめろやめろっ、ぁあうぅ……っ!」
さすさすさす、とスーツは直にアルフの肌を撫でる。
いい様に翻弄されていた先日とは違い、そう簡単には屈しまいと粘る。
二度目ということもあり、ある程度耐性が付いていた。
だが一度覚えさせられた快感というものは、そう簡単には肉体は忘れてはくれない。
何よりもあの調教師に指で腟内とクリトリスを弄ばれて幾度もイかされたことにより、開発も浸蝕もより確実に進んでいた。
アナルからクリトリス、敏感な入口にかけてをぴたりと隙間なく張り付いてきたスーツが揺れる。
「ぁふぅううっ……!! く、は、ぁううっ」
スーツが無理に入ってこないことで腟内への責め苦は免れたが、一度目より格段に感度が上がったクリトリスを、うごめくスーツに巻き込まれて引き絞られるだけで目を見開いてしまう。
くにくにくに、と押し込まれつつ弾かれ、悩ましい声がきつく閉じる唇から押し出される。
「ふーっ、んふぅう……」
スーツは鋭敏にアルフの性感帯を責め込むだけでなく、股座と乳首の周辺だけでなく身体全体を揺すった。
その中には両脇の下も含まれており、以前の調教師のことを想起させてくる。
「ひぃいいっ! ううっ!」
それでも涙目になりながらも、唇を引き結んで快楽に耐える。
しばらく耐え続けていたところでやっと、スーツの振動がピタリと止む。
身体を強ばらせて耐えていたアルフは、たまらず力を抜いてベッドに体を沈ませた。
(お、終わった……のか……)
そっと体を見下ろすが、スーツは動く素振りを見せない。
(耐えた、た、耐えきった……!)
深深と息を吐き出す。前回のようにスーツでイかされるという、屈辱的な絶頂だけは何とか回避した。
それだけでもこのスーツに勝ったのだと、アルフは笑みを浮かべた。
まだ己にも抵抗手段があると、自信がついた気がした。
ディルドを見ていると、どうしてだかそれにむしゃぶりつきたい気分になる。
それどころか考えたくもない場所――股の間の秘孔が、きゅんと甘い期待を芽生えさせていた。
(な、何が……?)
食事のことなどつい先ほどまでは忘れていた。
しかし肉体はディルドを見るなり、忘れかけていた空腹を思い出す。
アルフは調教師の言葉を思い出し、さーっと血の気が引いた。
ディルドの中には、たっぷりと精液が詰まっている。
……自分の体は、性的欲求と精液を欲しているのではないのか。
半身を起こしたアルフは、脚を蹴ってディルドから距離を取った。
(本当に、男のあれでしか栄養を摂れない身体になり始めているのか……? じょ、冗談じゃない……!!)
とても直視しがたい現実に死にたいほどの屈辱を覚えると同時に、そんなふうに変えられていく自分の肉体に、強い恐怖を覚えた。
(早く、何としてでも出来るだけ早くこの監獄を抜け出さなければ……)
とはいえアルフは自然と唾を飲み込んでおり、その極太のディルドから視線が外せなかった。
(な、何を考えているんだ、? 私は……ダメだ、いくら今は少女とはいえ、元は男だ。何より、私のプライドが許さない…… )
頭に過りかけたその選択肢を、アルフは慌てて取り消す。
何より男の矜恃とロタール連邦への誓いが、ディルドを使用することを許さなかった。
「うっ、く……!」
何とかディルドから感じる魅力を振り払い、ひたすら欲望を我慢した。
ディルドに惹かれているということも死にたいほどの恥だと言うのに、生まれた欲求はみるみるうちに膨れていく。
「……耐えろ、私は男だ……っ。あんなものが無くとも、普通の食事で生きていける……! 」
だがその視線は依然としてディルドに向けられたままだ。どうしても、ペニス型のそれから目が離せない。
(やめろ、見るな……見たらだめだっ……こんな浅ましい感情を持つなんて、屈辱だ……! )
必死でディルドから目線を外そうとするも、満たされない身体が苦しみ心臓が激しく脈動する。
「うっ、くぅうっ!」
常人ならばとうに屈服していた状況でも、それでもアルフは尋常ならざる忍耐力で長い時間を耐えていた。
だが切り抜けようと踏ん張るアルフの足掻きを、身体に纏ったスーツは敏感に感じ取る。
「う、あぁああっ!?」
スーツは最悪のタイミングで、再び動き始める。
「何でこんな時にっ……! あっ、ふ……! 」
説明こそされていなかったが、ナノマシンと同じくこのスーツもどんな国も敵わないほど、高い技術を有するアウライ帝国が開発した最新のスーツだった。
抵抗する元男の少女を屈させることに完全特化しており、常にその時に最適な責めを施すとんでもないものだ。
「やめろっ……やめろやめろっ、ぁあうぅ……っ!」
さすさすさす、とスーツは直にアルフの肌を撫でる。
いい様に翻弄されていた先日とは違い、そう簡単には屈しまいと粘る。
二度目ということもあり、ある程度耐性が付いていた。
だが一度覚えさせられた快感というものは、そう簡単には肉体は忘れてはくれない。
何よりもあの調教師に指で腟内とクリトリスを弄ばれて幾度もイかされたことにより、開発も浸蝕もより確実に進んでいた。
アナルからクリトリス、敏感な入口にかけてをぴたりと隙間なく張り付いてきたスーツが揺れる。
「ぁふぅううっ……!! く、は、ぁううっ」
スーツが無理に入ってこないことで腟内への責め苦は免れたが、一度目より格段に感度が上がったクリトリスを、うごめくスーツに巻き込まれて引き絞られるだけで目を見開いてしまう。
くにくにくに、と押し込まれつつ弾かれ、悩ましい声がきつく閉じる唇から押し出される。
「ふーっ、んふぅう……」
スーツは鋭敏にアルフの性感帯を責め込むだけでなく、股座と乳首の周辺だけでなく身体全体を揺すった。
その中には両脇の下も含まれており、以前の調教師のことを想起させてくる。
「ひぃいいっ! ううっ!」
それでも涙目になりながらも、唇を引き結んで快楽に耐える。
しばらく耐え続けていたところでやっと、スーツの振動がピタリと止む。
身体を強ばらせて耐えていたアルフは、たまらず力を抜いてベッドに体を沈ませた。
(お、終わった……のか……)
そっと体を見下ろすが、スーツは動く素振りを見せない。
(耐えた、た、耐えきった……!)
深深と息を吐き出す。前回のようにスーツでイかされるという、屈辱的な絶頂だけは何とか回避した。
それだけでもこのスーツに勝ったのだと、アルフは笑みを浮かべた。
まだ己にも抵抗手段があると、自信がついた気がした。
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