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第四章 絢爛のスクールフェスタ
第360話 未来を描くための力
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★アルフェ視点
エステアさんの慟哭が起こったばかりの悲劇の重さを物語っている。悲痛な表情のホムちゃんも、動揺を隠せていない。デモンズアイから聞こえた使役者の命令で動いたアークドラゴンの攻撃は、メルア先輩やマリーさんへのダメージ以上のものをワタシたちにもたらしてしまった。
足が震えているのがわかる。本能的な恐怖を理性で抑え込まなければならない。だって、今にもデモンズアイが再び血涙を落としてレッサーデーモンや翼持つ異形を召喚しようとしているのだから。
「おい、マジでやべぇぞ。逃げろ、リーフ!」
ヴァナベルちゃんの掠れた叫び声が繰り返し響いている。ヴァナベルちゃんの耳はもうあの音を捉えている。魔族の群れが押し寄せるまで、もう時間がない。
「マスター!」
ホムちゃんも危険を感じてリーフを促した。ワタシたちは動かなきゃならない。でも、リーフは決して応じようとしなかった。
逃げるなら今だし、きっと今しかない。それでも、リーフは魔法陣を描き続けている。それはきっと、この作戦を成功させなければ、どこにも安全な場所なんてないとわかっているから。
こんな絶望的な状況でも、ワタシには出来ることがある。それは、愛しい人の傍にいて守ること――今のワタシにはその力がある。
「アークドラゴンをお願い、ホムちゃん。ここは任せて」
「アルフェ様、ですが……」
ホムちゃんがここを離れる決断を出せないのも理解出来る。ホムちゃんはリーフの命が一番で、その命令がなければ動けない。それくらい今の状況は絶望的なのだから。
蠢くレッサーデーモンの腕、腕、腕、腕……、そこに紛れる翼持つ異形の翼の皮膜。小さい頃のワタシがこの光景を見たのなら、これが地獄だと信じただろう。
でも、ここは地獄じゃない、希望という光がある。リーフがいる!
「リーフ!」
「アルフェ!」
呼びかけにリーフが顔を上げ、なにかを投げ寄越してくれる。ワタシはそれを受け止め、そっと手のひらを開いた。
メルア先輩が作った魔力増幅器だ。リーフはワタシにこれを託してくれた。ワタシを信じてくれているリーフの心が、ワタシに勇気をくれた。
魔導杖にそれを装着するイメージが突然閃いて、魔導杖に取り付けてみる。誂えたようにぴったりと嵌まった。
メルア先輩ならこうするだろうと思っていた。リーフも多分気づいていたんだと思うと嬉しかった。
ワタシには、魔力切れの不安が迫っている。だけど、この魔力増幅器があれば、まだ戦える。
「おい! 聞いてんのか、アルフェ!!」
血涙の中から這い出るように顔を出すレッサーデーモンに、ヴァナベルちゃんが苛立った声を上げる。ワタシも声を張り上げて応じた。
「逃げない!!」
驚いた顔のヴァナベルちゃんたちに、ワタシは微笑み掛けた。
「ワタシはリーフを守るって決めたの。どんなことがあっても。リーフはこの光魔法を絶対成功させてくれる。だからそれまで時間を稼ぐ!」
「「これが天啓か――」」
リリルルちゃんが声を揃えている。
ああ、そう言えば教えてくれたよね。
『時に過酷な運命の波に呑まれることもあるだろう。だが、アルフェの人とリーフの人に於いては悲観する必要はひとつもない。何が起きようとも、二人の愛は不滅だ。必ず愛の力で乗り越えることが出来る』
ワタシ、覚えてるよ。今日がその過酷な運命の波の日なんだろうって思った。だけど、リリルルちゃんはその先の未来を予言してくれた。だから、ワタシたちは絶対に負けない。
前を見据えれば、ワタシのエーテルにつられて飛びかかってくるレッサーデーモンが視界に入った。
「……天雷よ。紫電の槍となり、敵を穿て。ライトニング・ファランクス!」
ワタシは跳躍するレッサーデーモンを迎撃し、雷魔法で貫いた。でも、血涙から生み出されたレッサーデーモンを全て倒せた訳じゃない。
頭の中に幾重にも魔法のビジョンを構築する。多層術式を繰り返すワタシの思考は、複雑に絡み合う。鼻の奥がツンと痛んで、鉄錆の味が喉の奥に落ちる。
「風よ。幾重にも重ね束ね、破鎚となれ。エアロ・ブラスト!」
風魔法エアロ・ブラストで翼持つ異形を撃ち落とす。再飛翔しないように、畳みかけるように氷魔法を浴びせて動きを止める。
休んでいる暇はない。追撃の詠唱に入ったワタシは、彼方のヴェネア湖の水のイメージから騎士の姿を生み出した。
「湖の精霊に魅入られし、銀槍の主よ。その鋭き切っ先にて、我が敵を祓え。フィンブルナイト!」
武侠宴舞・カナルフォード杯でのメルア先輩との戦いを思い出す。無数の敵をなぎ払える力が欲しい。だから、あの時、メルア先輩の磁力騎士団を薙ぎ払った魔法を繋げ、氷で出来た馬に乗った巨大な騎士団を出現させる。
「突撃!」
突進していく氷の騎士団の背を追う視界が黒く染まり、意識が一瞬飛びかけた。魔力切れが近いかもしれないけれど、まだ大丈夫だ。魔力増幅器が、きっとワタシの力を最後まで絞り出してくれるはずだから。
記憶の片隅からリーフの火炎魔法を引っ張り出す。ワタシの大好きな、愛しい人。リーフがワタシをずっと守ってきてくれたように、今度はワタシがリーフを守る番だ。
「灼熱の炎よ。爆炎となり、猛り荒れ狂え。イクスプロージョン!」
炸裂する炎が血涙の上を薙ぎ、蠢くレッサーデーモンを薙ぎ払う。
頭が割れそうに痛いけれど、まだ立ってられる。
やっと準備が出来た。
「アルフェ、もう無理だ! 逃げるぞ!!」
「「アルフェの人を信じろ!! リリルルはここから動かない!!」」
さすがエルフ同盟を結んだだけあるよね、リリルルちゃんにはもう伝わってる。はちきれそうになっている頭の中の詠唱に集中出来る。
魔力増幅器のスイッチをオンにすると、周りの音がぷつりと途切れた。
ああ、この感覚をワタシは知っている。だから成功するイメージも、構築出来る。
杖を高く掲げ、その先を見据えると、ワタシの中のイメージ通りに杖の先端に炎が宿った。
――準備は調った。
「三色の魔力もて、我が敵を討ち果たさん。氷炎雷撃!」
雷撃が降り注ぎ翼持つ異形たちを焼き尽くす。周辺の血涙の広がりは氷結して、氷の世界に塗り替えられる。
「みんな、このままここでリーフを守って! ワタシたちは勝てる! 必ず!!」
振り返ったワタシを、リーフが眩しそうに見つめた。それはほんの一瞬のことで、リーフの視線はすぐに魔法陣へと戻ってしまったけれど、それでいい。魔法陣の完成を急いでくれているリーフの金色のエーテルは、アムレートの成功を示唆するようにいつもよりも眩く煌めいている。エーテル遮断ローブを着ていても、ワタシにははっきりと視える。
リーフがワタシたちの希望の光。いつだってリーフはワタシに新しい世界を見せてくれる、ワタシの太陽だから。
エステアさんの慟哭が起こったばかりの悲劇の重さを物語っている。悲痛な表情のホムちゃんも、動揺を隠せていない。デモンズアイから聞こえた使役者の命令で動いたアークドラゴンの攻撃は、メルア先輩やマリーさんへのダメージ以上のものをワタシたちにもたらしてしまった。
足が震えているのがわかる。本能的な恐怖を理性で抑え込まなければならない。だって、今にもデモンズアイが再び血涙を落としてレッサーデーモンや翼持つ異形を召喚しようとしているのだから。
「おい、マジでやべぇぞ。逃げろ、リーフ!」
ヴァナベルちゃんの掠れた叫び声が繰り返し響いている。ヴァナベルちゃんの耳はもうあの音を捉えている。魔族の群れが押し寄せるまで、もう時間がない。
「マスター!」
ホムちゃんも危険を感じてリーフを促した。ワタシたちは動かなきゃならない。でも、リーフは決して応じようとしなかった。
逃げるなら今だし、きっと今しかない。それでも、リーフは魔法陣を描き続けている。それはきっと、この作戦を成功させなければ、どこにも安全な場所なんてないとわかっているから。
こんな絶望的な状況でも、ワタシには出来ることがある。それは、愛しい人の傍にいて守ること――今のワタシにはその力がある。
「アークドラゴンをお願い、ホムちゃん。ここは任せて」
「アルフェ様、ですが……」
ホムちゃんがここを離れる決断を出せないのも理解出来る。ホムちゃんはリーフの命が一番で、その命令がなければ動けない。それくらい今の状況は絶望的なのだから。
蠢くレッサーデーモンの腕、腕、腕、腕……、そこに紛れる翼持つ異形の翼の皮膜。小さい頃のワタシがこの光景を見たのなら、これが地獄だと信じただろう。
でも、ここは地獄じゃない、希望という光がある。リーフがいる!
「リーフ!」
「アルフェ!」
呼びかけにリーフが顔を上げ、なにかを投げ寄越してくれる。ワタシはそれを受け止め、そっと手のひらを開いた。
メルア先輩が作った魔力増幅器だ。リーフはワタシにこれを託してくれた。ワタシを信じてくれているリーフの心が、ワタシに勇気をくれた。
魔導杖にそれを装着するイメージが突然閃いて、魔導杖に取り付けてみる。誂えたようにぴったりと嵌まった。
メルア先輩ならこうするだろうと思っていた。リーフも多分気づいていたんだと思うと嬉しかった。
ワタシには、魔力切れの不安が迫っている。だけど、この魔力増幅器があれば、まだ戦える。
「おい! 聞いてんのか、アルフェ!!」
血涙の中から這い出るように顔を出すレッサーデーモンに、ヴァナベルちゃんが苛立った声を上げる。ワタシも声を張り上げて応じた。
「逃げない!!」
驚いた顔のヴァナベルちゃんたちに、ワタシは微笑み掛けた。
「ワタシはリーフを守るって決めたの。どんなことがあっても。リーフはこの光魔法を絶対成功させてくれる。だからそれまで時間を稼ぐ!」
「「これが天啓か――」」
リリルルちゃんが声を揃えている。
ああ、そう言えば教えてくれたよね。
『時に過酷な運命の波に呑まれることもあるだろう。だが、アルフェの人とリーフの人に於いては悲観する必要はひとつもない。何が起きようとも、二人の愛は不滅だ。必ず愛の力で乗り越えることが出来る』
ワタシ、覚えてるよ。今日がその過酷な運命の波の日なんだろうって思った。だけど、リリルルちゃんはその先の未来を予言してくれた。だから、ワタシたちは絶対に負けない。
前を見据えれば、ワタシのエーテルにつられて飛びかかってくるレッサーデーモンが視界に入った。
「……天雷よ。紫電の槍となり、敵を穿て。ライトニング・ファランクス!」
ワタシは跳躍するレッサーデーモンを迎撃し、雷魔法で貫いた。でも、血涙から生み出されたレッサーデーモンを全て倒せた訳じゃない。
頭の中に幾重にも魔法のビジョンを構築する。多層術式を繰り返すワタシの思考は、複雑に絡み合う。鼻の奥がツンと痛んで、鉄錆の味が喉の奥に落ちる。
「風よ。幾重にも重ね束ね、破鎚となれ。エアロ・ブラスト!」
風魔法エアロ・ブラストで翼持つ異形を撃ち落とす。再飛翔しないように、畳みかけるように氷魔法を浴びせて動きを止める。
休んでいる暇はない。追撃の詠唱に入ったワタシは、彼方のヴェネア湖の水のイメージから騎士の姿を生み出した。
「湖の精霊に魅入られし、銀槍の主よ。その鋭き切っ先にて、我が敵を祓え。フィンブルナイト!」
武侠宴舞・カナルフォード杯でのメルア先輩との戦いを思い出す。無数の敵をなぎ払える力が欲しい。だから、あの時、メルア先輩の磁力騎士団を薙ぎ払った魔法を繋げ、氷で出来た馬に乗った巨大な騎士団を出現させる。
「突撃!」
突進していく氷の騎士団の背を追う視界が黒く染まり、意識が一瞬飛びかけた。魔力切れが近いかもしれないけれど、まだ大丈夫だ。魔力増幅器が、きっとワタシの力を最後まで絞り出してくれるはずだから。
記憶の片隅からリーフの火炎魔法を引っ張り出す。ワタシの大好きな、愛しい人。リーフがワタシをずっと守ってきてくれたように、今度はワタシがリーフを守る番だ。
「灼熱の炎よ。爆炎となり、猛り荒れ狂え。イクスプロージョン!」
炸裂する炎が血涙の上を薙ぎ、蠢くレッサーデーモンを薙ぎ払う。
頭が割れそうに痛いけれど、まだ立ってられる。
やっと準備が出来た。
「アルフェ、もう無理だ! 逃げるぞ!!」
「「アルフェの人を信じろ!! リリルルはここから動かない!!」」
さすがエルフ同盟を結んだだけあるよね、リリルルちゃんにはもう伝わってる。はちきれそうになっている頭の中の詠唱に集中出来る。
魔力増幅器のスイッチをオンにすると、周りの音がぷつりと途切れた。
ああ、この感覚をワタシは知っている。だから成功するイメージも、構築出来る。
杖を高く掲げ、その先を見据えると、ワタシの中のイメージ通りに杖の先端に炎が宿った。
――準備は調った。
「三色の魔力もて、我が敵を討ち果たさん。氷炎雷撃!」
雷撃が降り注ぎ翼持つ異形たちを焼き尽くす。周辺の血涙の広がりは氷結して、氷の世界に塗り替えられる。
「みんな、このままここでリーフを守って! ワタシたちは勝てる! 必ず!!」
振り返ったワタシを、リーフが眩しそうに見つめた。それはほんの一瞬のことで、リーフの視線はすぐに魔法陣へと戻ってしまったけれど、それでいい。魔法陣の完成を急いでくれているリーフの金色のエーテルは、アムレートの成功を示唆するようにいつもよりも眩く煌めいている。エーテル遮断ローブを着ていても、ワタシにははっきりと視える。
リーフがワタシたちの希望の光。いつだってリーフはワタシに新しい世界を見せてくれる、ワタシの太陽だから。
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