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第四章 絢爛のスクールフェスタ
第290話 イグニスの妨害工作
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生徒会総選挙を来週の月曜日に控え、学園内の至る所に選挙活動のポスターが貼られた。
イグニスのポスターが、全てが自分を全面に押し出しているのに対して、エステアのポスターは「和」を重視した在学中の楽しさを訴えるものだ。それとは別にライブの告知ポスターも用意したので、貼り出してすぐにポスターの周りには人だかりが出来た。
「ライブ楽しみ~~~!」
「賑やかし役なら任せろよ。盛り上げてなんぼの世界だもんな」
ヌメリンとヴァナベルも手放しで楽しみにしてくれているのが心強い。
「「エルフ同盟の一員としてアルフェの人の歌声を、この学園の内外に響かせよう」」
「ライブの応援グッズは、拙者とロメオ殿にお任せでござるよ~!」
1年F組の反応は上々だ。アイザックとロメオの働きかけで、なにかしらの応援グッズを自作してライブを盛り上げようという計画も動き始めた。
「みんなに楽しんでもらえるように、練習頑張るね!」
こうしてライブの日時が発表されたことで、アルフェに直接応援の声が届いたことが僕も嬉しい。大勢の前で歌う緊張もあるだろうけれど、今のアルフェを見ていると大丈夫そうだな。ステージを囲む人は味方ばかり、しかもみんなが笑顔になってくれるなら、アルフェはとびっきりの笑顔と歌声を披露してくれるはずだ。
* * *
その日の夜、いつものように放課後の練習を終えてほとんど明かりの消えた校舎を移動する。食堂が閉まる時間が迫っているということもあり、自主活動や自習で残っている生徒の姿はなく、廊下には僕たちの足音だけが響いている。
「はぁ~、お腹へったぁ~」
「うちも、もうペコペコだよ~。取りあえずパンはおかわり先にしないと!」
ファラとメルアが空腹を訴えるのを微笑ましく聞いていると、前を歩いていたホムが急に立ち止まった。
「どうしたんだい、ホム?」
ホムは応えずに、困惑した表情を浮かべて生徒会立候補者のポスター――つまり、エステアとイグニスのポスターが貼り出されている場所を見つめている。
近づいてみてわかったが、整然と並んでいたポスターは、エステアのポスターとライブの告知のポスターがほとんど剥がされ、イグニスのものに貼り替えられた跡があった。
「え……これって……」
ホムが立ち止まった理由に気がついたアルフェが、絶句している。
「んまぁ~! ポスターを剥がして貼り替えるなんて、なんて姑息なんですの~! こうなったら剥がすのが追いつかないレベルで貼って貼って貼りまくってやりますわぁ~!」
反対にマリーは怒りを露わにして叫んだ。まあ、この程度の妨害はあるだろうなと思ってはいたけれど、いちいち対応するのも練習時間を削られそうで、イグニスの思う壺になりそうなのが微妙なところだ。どうしたものかとエステアの方を見ると、エステアは顎に手を当てて少し考え込んだような顔をしながら口を開いた。
「……いいの、マリー。大丈夫よ」
「いやいや全然大丈夫じゃないって! ポスターなかったら、注目してもらえないじゃん!」
「そうかしら?」
メルアの突っ込みに、エステアが小首を傾げて問い返す。
「だってそーでしょ!」
「にゃはっ!」
鼻息荒く言い切ったメルアの声にファラの笑い声が重なる。
「ファラちゃん、どうしたの?」
この状況で急に笑ったので、アルフェが驚いた顔をして訊ねた。
「いや、さすがエステア先輩だと思ってさ」
「ファラ様、それはどういう意味でしょうか?」
話が読めないといった様子で、ホムが問いかけると、ファラは人差し指を立てて宙にくるくると円を描くような仕草をした。
「ほら、思い出してみてほしいんだけど、三学期がはじまってすぐに、学力テストがあっただろ? あの成績をざっと見てたんだけど、七割以上は復習問題を正確にクリアしてるんだよね。この学校ってやっぱり実力主義なんだなって思ったのを思い出してさ」
「それとこれとがどう繋がりますの? 私にはさっぱりですわ」
マリーがお手上げといった感じで両手を広げる仕草をし、首を捻っている。
「飛躍してるって思うかもしれないけど、そんな優秀な生徒がポスターを剥がされたくらいで、前生徒会長を忘れたりするかなーって? しかも、武侠宴舞・カナルフォード杯のあの激戦をほぼ全員が目の当たりにしてるのにさ」
「そっか、そりゃ忘れないよね!」
一足早くファラの言いたいことを掴めたメルアがぽんと手を叩いた。
「そーだよ! ファラちゃんの言う通りじゃん! ポスターなんて立候補してます~ってわかればいいんだし、エステアの人となりとか活躍とか凄いところって、もうみーんな見てるんじゃん!」
「にゃははっ、そいういうこと」
言われてみれば確かにそうだ。二人しかいない生徒会会長という候補者を、この学園の生徒が覚えていないはずがないのだ。
「なるほどですわ。立候補取り消しの噂は立つかもしれませんけど、まあ、さすがのイグニスもポスターを全部剥がすなんてことをすれば不正がバレて立候補取り消しになりますし、そこまではやりませんものね」
要するにポスターの枚数が減っているだけ、ということになる。ライブは演説に割り当てられた時間内に行われるので、生徒たちが逃す可能性は極端に低い。
「……では、マスター、この件は放置するにしても、エステアのポスターの代わりになるものを用意出来ると、なお良いということになりますか?」
「何かアイディアがあるのかな、ホム」
ホムがなにか思いついた様子だったので、確信を持って訊ねてみる。僕に促されたとわかってくれたのか、ホムはみんなを見回してから口を開いた。
「わたくしたちの練習を、生徒の皆様に見てもらえればよいのではないかと」
「いいアイディアね、ホム」
エステアが顔を綻ばせ、手応えを感じた様子で頷く。
「賛成ですわぁ~! でも、ポスター以外の選挙活動は演説日のみと決まっていますから、あくまで練習って名目に致しましょう」
「そんなことが出来るんですか、マリー先輩」
「造作も無いことですわぁ~。ねぇ、メルア?」
マリーがにんまりと笑ってメルアに同意を求める。
「さりげなーく放送室の放送と混線させちゃうっちゅー手があるよね? ねっ、ししょ~?」
「使う楽器もマイクも魔導器だからね。エーテルを意図的に混線させれば、学校のスピーカーをジャック出来るって理解でいいのかな?」
メルアがあまりに露骨に僕を見つめてきたので、つい首を竦めてしまった。でも、ポスターを剥がされる妨害に比べれば証拠も殆ど残らないし我ながら悪くない案だ。
「そのとおり! せっかくですから練習場所も移動させておきますわ~!」
マリーの理解の早さも驚異的だった。混線させるためには障害は少ない方がいい。距離や隔てるものが少なければ少ないほど、綺麗な音を放送室の集音魔導器に届けることができるはずだ。
* * *
校内放送をジャックする手段については、メルアと相談して、精度の低い混線よりも練習室の増音魔導器から通信魔法を使って、改造した人魚の歌声に音を届け、そこから集音魔導器に流すという方法に変更した。
人魚の歌声は一人一台あるので、僕の分を改造して持参する。
翌日の朝には放送室の近くの空き教室に練習場所が移動され、僕たちは昼休みに集まって練習することになった。
「どうかしらぁ~?」
新しい練習場所は、角部屋にある空き教室で、二方向に窓が設けられている。これなら窓を開けているだけでも音が響くので、僕たちの演奏に興味を持ってくれた生徒がそれとなく集まることも出来るだろう。
「めっちゃいい! これなら放送室をいちいちジャックする必要もないし、最高じゃん」
「それじゃあ、早速はじめましょう」
エステアがギターを手に取ると、ホムも頷いてエステアと背中を合わせた。僕たちは練習用のステージに立ち、ファラのドラムのリズムに合わせて一斉に曲に入っていく。
「目覚めてから探し始めた、ワタシはダレ? ――そんなの誰も、おしえてくれない」
放送室の人魚の歌声が機能し始め、この空き教室にも僕たちの演奏が、アルフェの歌声が響き渡る。昼休みの学園が騒然となったかと思うと、歌に集中するようにざわめきが引き、この場の音を僕たちが満たして行く。
優しくて強くて温かい、そんな音を隣でホムとエステアが奏でている。ファラの力強いドラム、メルアの包み込むようなキーボードの音色、僕もリズムに乗る。アルフェと共に歌う。歌って、響かせて、僕たちの演奏はあっという間にクライマックスを迎えた。
学園のあちこちから響いてくる拍手や歓声の声を浴びながら、僕たちは微笑みあってそれぞれの教室に戻っていく。語り合わなくても、互いに大きな手応えを感じていた。今はそれを語るのが惜しいとさえ思えた。この胸の高揚を、もっと音に乗せて、遠くまで沢山の人に届けたい。
本番まであと三日、僕たちのステージが見えて来た。
イグニスのポスターが、全てが自分を全面に押し出しているのに対して、エステアのポスターは「和」を重視した在学中の楽しさを訴えるものだ。それとは別にライブの告知ポスターも用意したので、貼り出してすぐにポスターの周りには人だかりが出来た。
「ライブ楽しみ~~~!」
「賑やかし役なら任せろよ。盛り上げてなんぼの世界だもんな」
ヌメリンとヴァナベルも手放しで楽しみにしてくれているのが心強い。
「「エルフ同盟の一員としてアルフェの人の歌声を、この学園の内外に響かせよう」」
「ライブの応援グッズは、拙者とロメオ殿にお任せでござるよ~!」
1年F組の反応は上々だ。アイザックとロメオの働きかけで、なにかしらの応援グッズを自作してライブを盛り上げようという計画も動き始めた。
「みんなに楽しんでもらえるように、練習頑張るね!」
こうしてライブの日時が発表されたことで、アルフェに直接応援の声が届いたことが僕も嬉しい。大勢の前で歌う緊張もあるだろうけれど、今のアルフェを見ていると大丈夫そうだな。ステージを囲む人は味方ばかり、しかもみんなが笑顔になってくれるなら、アルフェはとびっきりの笑顔と歌声を披露してくれるはずだ。
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「はぁ~、お腹へったぁ~」
「うちも、もうペコペコだよ~。取りあえずパンはおかわり先にしないと!」
ファラとメルアが空腹を訴えるのを微笑ましく聞いていると、前を歩いていたホムが急に立ち止まった。
「どうしたんだい、ホム?」
ホムは応えずに、困惑した表情を浮かべて生徒会立候補者のポスター――つまり、エステアとイグニスのポスターが貼り出されている場所を見つめている。
近づいてみてわかったが、整然と並んでいたポスターは、エステアのポスターとライブの告知のポスターがほとんど剥がされ、イグニスのものに貼り替えられた跡があった。
「え……これって……」
ホムが立ち止まった理由に気がついたアルフェが、絶句している。
「んまぁ~! ポスターを剥がして貼り替えるなんて、なんて姑息なんですの~! こうなったら剥がすのが追いつかないレベルで貼って貼って貼りまくってやりますわぁ~!」
反対にマリーは怒りを露わにして叫んだ。まあ、この程度の妨害はあるだろうなと思ってはいたけれど、いちいち対応するのも練習時間を削られそうで、イグニスの思う壺になりそうなのが微妙なところだ。どうしたものかとエステアの方を見ると、エステアは顎に手を当てて少し考え込んだような顔をしながら口を開いた。
「……いいの、マリー。大丈夫よ」
「いやいや全然大丈夫じゃないって! ポスターなかったら、注目してもらえないじゃん!」
「そうかしら?」
メルアの突っ込みに、エステアが小首を傾げて問い返す。
「だってそーでしょ!」
「にゃはっ!」
鼻息荒く言い切ったメルアの声にファラの笑い声が重なる。
「ファラちゃん、どうしたの?」
この状況で急に笑ったので、アルフェが驚いた顔をして訊ねた。
「いや、さすがエステア先輩だと思ってさ」
「ファラ様、それはどういう意味でしょうか?」
話が読めないといった様子で、ホムが問いかけると、ファラは人差し指を立てて宙にくるくると円を描くような仕草をした。
「ほら、思い出してみてほしいんだけど、三学期がはじまってすぐに、学力テストがあっただろ? あの成績をざっと見てたんだけど、七割以上は復習問題を正確にクリアしてるんだよね。この学校ってやっぱり実力主義なんだなって思ったのを思い出してさ」
「それとこれとがどう繋がりますの? 私にはさっぱりですわ」
マリーがお手上げといった感じで両手を広げる仕草をし、首を捻っている。
「飛躍してるって思うかもしれないけど、そんな優秀な生徒がポスターを剥がされたくらいで、前生徒会長を忘れたりするかなーって? しかも、武侠宴舞・カナルフォード杯のあの激戦をほぼ全員が目の当たりにしてるのにさ」
「そっか、そりゃ忘れないよね!」
一足早くファラの言いたいことを掴めたメルアがぽんと手を叩いた。
「そーだよ! ファラちゃんの言う通りじゃん! ポスターなんて立候補してます~ってわかればいいんだし、エステアの人となりとか活躍とか凄いところって、もうみーんな見てるんじゃん!」
「にゃははっ、そいういうこと」
言われてみれば確かにそうだ。二人しかいない生徒会会長という候補者を、この学園の生徒が覚えていないはずがないのだ。
「なるほどですわ。立候補取り消しの噂は立つかもしれませんけど、まあ、さすがのイグニスもポスターを全部剥がすなんてことをすれば不正がバレて立候補取り消しになりますし、そこまではやりませんものね」
要するにポスターの枚数が減っているだけ、ということになる。ライブは演説に割り当てられた時間内に行われるので、生徒たちが逃す可能性は極端に低い。
「……では、マスター、この件は放置するにしても、エステアのポスターの代わりになるものを用意出来ると、なお良いということになりますか?」
「何かアイディアがあるのかな、ホム」
ホムがなにか思いついた様子だったので、確信を持って訊ねてみる。僕に促されたとわかってくれたのか、ホムはみんなを見回してから口を開いた。
「わたくしたちの練習を、生徒の皆様に見てもらえればよいのではないかと」
「いいアイディアね、ホム」
エステアが顔を綻ばせ、手応えを感じた様子で頷く。
「賛成ですわぁ~! でも、ポスター以外の選挙活動は演説日のみと決まっていますから、あくまで練習って名目に致しましょう」
「そんなことが出来るんですか、マリー先輩」
「造作も無いことですわぁ~。ねぇ、メルア?」
マリーがにんまりと笑ってメルアに同意を求める。
「さりげなーく放送室の放送と混線させちゃうっちゅー手があるよね? ねっ、ししょ~?」
「使う楽器もマイクも魔導器だからね。エーテルを意図的に混線させれば、学校のスピーカーをジャック出来るって理解でいいのかな?」
メルアがあまりに露骨に僕を見つめてきたので、つい首を竦めてしまった。でも、ポスターを剥がされる妨害に比べれば証拠も殆ど残らないし我ながら悪くない案だ。
「そのとおり! せっかくですから練習場所も移動させておきますわ~!」
マリーの理解の早さも驚異的だった。混線させるためには障害は少ない方がいい。距離や隔てるものが少なければ少ないほど、綺麗な音を放送室の集音魔導器に届けることができるはずだ。
* * *
校内放送をジャックする手段については、メルアと相談して、精度の低い混線よりも練習室の増音魔導器から通信魔法を使って、改造した人魚の歌声に音を届け、そこから集音魔導器に流すという方法に変更した。
人魚の歌声は一人一台あるので、僕の分を改造して持参する。
翌日の朝には放送室の近くの空き教室に練習場所が移動され、僕たちは昼休みに集まって練習することになった。
「どうかしらぁ~?」
新しい練習場所は、角部屋にある空き教室で、二方向に窓が設けられている。これなら窓を開けているだけでも音が響くので、僕たちの演奏に興味を持ってくれた生徒がそれとなく集まることも出来るだろう。
「めっちゃいい! これなら放送室をいちいちジャックする必要もないし、最高じゃん」
「それじゃあ、早速はじめましょう」
エステアがギターを手に取ると、ホムも頷いてエステアと背中を合わせた。僕たちは練習用のステージに立ち、ファラのドラムのリズムに合わせて一斉に曲に入っていく。
「目覚めてから探し始めた、ワタシはダレ? ――そんなの誰も、おしえてくれない」
放送室の人魚の歌声が機能し始め、この空き教室にも僕たちの演奏が、アルフェの歌声が響き渡る。昼休みの学園が騒然となったかと思うと、歌に集中するようにざわめきが引き、この場の音を僕たちが満たして行く。
優しくて強くて温かい、そんな音を隣でホムとエステアが奏でている。ファラの力強いドラム、メルアの包み込むようなキーボードの音色、僕もリズムに乗る。アルフェと共に歌う。歌って、響かせて、僕たちの演奏はあっという間にクライマックスを迎えた。
学園のあちこちから響いてくる拍手や歓声の声を浴びながら、僕たちは微笑みあってそれぞれの教室に戻っていく。語り合わなくても、互いに大きな手応えを感じていた。今はそれを語るのが惜しいとさえ思えた。この胸の高揚を、もっと音に乗せて、遠くまで沢山の人に届けたい。
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