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第二章 誠忠のホムンクルス
第99話 『管理者』との対峙
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真理の世界の回廊は平坦で、その最深部へ向かう道は曲がりくねってはいるがなだらかな下り坂になっている。だが、その回廊を構成している物質が厄介で、水晶のような鉱石で出来ているにもかかわらず、地に足をつけて歩いているような感覚を与えず、歩くだけで強い不安と嫌悪感を与えるものになっている。
例えるならば、巨大な化け物の腹の中を歩いているかのような感覚だ。見た目とその感覚の矛盾が、本能的な嫌悪感をさらに強め、平衡感覚に異常を生じさせる。それが嘔吐感を呼び、冷や汗で全身が濡れる感覚に僕の身体は震えだした。
「もうすぐです、マスター」
「そうだな……」
気を紛らわせるために、この真理の世界にしかないものに目を配る。回廊を構成している赤紫色の水晶のような鉱石は、奥に向かうにつれ、赤みが強くなっていく。これらは叡智の結晶と呼ばれ、完全素体ホムンクルスの錬成に必要となる素材だ。
グラスだった頃、『器』を錬成するために採取したが、今は絶対に手を出せないな。そもそも僕は――
「――来客とは珍しい。しかも、二人とは」
とりとめもない連想を遮ったのは、『管理者』の声だった。
「着きました、マスター」
ホムが祭壇の手前で僕を降ろし、警戒心を露わにしている。真理の世界の最深部――管理者のいる祭壇の間は、白い手の形をした祭壇があり、『管理者』は手のひらに座したままその指に縛り付けられていた。
「おやおや、君は前にも来たことがあるねぇ」
『管理者』の器たる真っ白な人形には顔がなく、口だけが動いている。愉快そうに嗤うその口の中には、回廊の外側と同じ深い闇が覗いていた。
「……ああ。三百年振りだったが、資格を喪失していなくて助かった」
「もうそんなになるのかい? グラスくん。見た目が随分変わって若返ったようだね」
「その名で呼ぶな。今世の名はリーフだ。この身体に転生した」
馴れ馴れしく話しかけていた管理者は、僕の返答を聞き、金属を引っ掻いたような不快な嗤い声を立てて笑い出した。
「リーフ、リーフ……。ふふふ、その龍樹の葉のような瞳にぴったりじゃないか。私には名前がないから羨ましいよ」
「大昔に滅びた古代アリーシア人の残留思念の集合体に、名はつけられないだろうね」
それが『管理者』の正体だ。目の前のこの人形も仮の器でしかない。
「だが、名前がないとなにかと不便でね。『管理者』が私の名前の代わりだ」
「本題に入らせてくれ。僕の魔導書が見あたらない」
「お探しのものは、これかな?」
問いかけると同時に、目の前の空間が音もなく裂け、中から真なる叡智の書が現れた。
「暇つぶしに読ませてもらっているよ」
「その中にある錬成法が必要だ。返してくれ」
「へぇ……。まあ、キミの持ち物だし、返してもいいけど……。その代わり、また実験に付き合ってくれたら嬉しいんだけどなぁ」
管理者はそう言うと、またあの耳障りな嗤い声を立てた。
古代アリーシア人が使っていた錬金術の知識を保有している管理者は、この場所を訪れた資格ある者に知識を与え、それがどのような結果を引き起こすのかを観察している。管理者の言う『実験』は、遊びと同義だ。だが、無下に断れば、こちらの条件は叶えられない。
「……どういう実験か聞いても?」
僕は慎重に問いかけた。
古代アリーシア人は錬金術を発展させすぎた結果、滅亡した。その思念の集合体である管理者は、実験を繰り返しながら、なにがどこまで女神に容認されるのかを確認しているのだ。それを活かす場所も、その一族も、もうどこにもないというのに。
「キミにも益のあることだよ。その身体の異常、女神の仕業だよね。それにキミは、ずっと子供だと知って困っているはずだ。両親に成長を見せる喜びを見失ってしまったからね」
僕の不安を見透かしたように、管理者が煽ってくる。苛立ちで僕は爪を噛んだ。
「……知ったような口を利くな」
「親切心だよ。その異常を治す方法をキミに教えてあげる。だから、向こうの世界で治療薬を作ってほしいんだ」
「本物の親切心を持ち合わせているなら、この空間で作れば済むことだろう?」
挑発には乗りたくない。あくまで冷静に対応しなければ。
「それでは面白みがない。なにが良くてなにが駄目なのかを見極めながらやらなければ、刺激にならない。だが、見ての通り、私はここから出られない」
「だから、僕に代わりにやれと?」
挑むように訊ねた。外に出られないのに、僕が代わりを務めてなんになるというのか。
「キミのためになるじゃないか」
「そっちのメリットが思い浮かばないな。どうして僕に親切にしようとする?」
「私は、困っている人は放っておけない性分なんだ。人類皆兄弟、人は助け合うものだろう?」
僕が挑発に乗らないことで、管理者の声に焦りが見え始める。やはり、この提案には乗るべきではない。
「……なるほど。では、断った方がよさそうだ」
「どうしてだい? 君にはメリットしかない提案だよ。私の言う通りに作ったら凄い剣が作れたじゃないか。ほら、なんていったかな。あれ、あれだよ。神刀・青銅の蛇。なんでも斬れる凄い剣だっただろう?」
管理者が誇らしげに問いかけてくる。縛られているにもかかわらず、身体を揺らして、身振り手振りで表現しようとしている様子から焦りが募っていることがわかった。
「青銅の蛇は確かに凄い剣だ。僕の最高傑作だよ。その威力も自分自身で実証済だ」
「……ああ、キミはそれで死んだってわけだね」
管理者の頬が引き攣るように動いた。
「そうなることはわかっていただろう?」
「まさか。だってキミはアレのおかげで英雄になれたじゃないか」
管理者はあくまで、真実を知らないと偽っている。その飄々とした態度に、僕も冷静ではいられなくなってきた。それにもう身体の方が限界を迎えつつある。指を噛んでいなければ、意識が今にも遠のきそうだ。
「青銅の蛇がどうして僕に使われたか、わかっていないとは言わせないぞ」
「さて、なんのことかな?」
「グラスは神人に処刑された」
荒く息を吐きながら、僕はなるべくゆっくりとその事実を突きつけた。倒れそうになった僕を、ホムが絶妙なタイミングで支える。
「……お前が教えた完全素体ホムンクルスの錬成法――。あれの完成間近に僕は神人に処刑されたんだ。お前、本当は、ああなるのを知っていたんじゃないのか?」
「いやいや、誤解だよ。その件については本当に済まなかったね。私もまさかあんなことになるとは予想もしていなかった。女神というのは、本当に厄介な存在だ。人の営みをいとも容易く壊してしまう」
すらすらと紡がれる謝罪の言葉にはまるで抑揚がない。下手な芝居を見せられているかのようだ。
「キミをそう誤解させるに到った原因が処刑ならば、謝って済む問題ではないだろうね。でも、本当に親切心以外にないよ。治療薬を渡そうと思ったのは、キミへのお詫びも兼ねているんだから」
「……お前の言葉は、なに一つ信用ならない。本当に親切な人間は、恩を押し売りするような言い方はしない」
僕は知らなかった。
でも、今の僕ならば、それがわかる。
「彼らは皆、何も言わずに手を差し伸べてくれるんだ」
それを、人間は『愛』と呼ぶ。そうして人々は繋がっている。
僕は転生してはじめてそれを知った。
「お前がその治療薬のことを『実験』と呼んだのを聞き逃していないぞ。僕は、もうお前の口車には乗らない! ……ホム!」
僕の叫びと同時に、ホムが高く跳躍する。ホムは宙に浮かぶ真なる叡智の書を奪い返すと、僕を抱えて駆け出した。
例えるならば、巨大な化け物の腹の中を歩いているかのような感覚だ。見た目とその感覚の矛盾が、本能的な嫌悪感をさらに強め、平衡感覚に異常を生じさせる。それが嘔吐感を呼び、冷や汗で全身が濡れる感覚に僕の身体は震えだした。
「もうすぐです、マスター」
「そうだな……」
気を紛らわせるために、この真理の世界にしかないものに目を配る。回廊を構成している赤紫色の水晶のような鉱石は、奥に向かうにつれ、赤みが強くなっていく。これらは叡智の結晶と呼ばれ、完全素体ホムンクルスの錬成に必要となる素材だ。
グラスだった頃、『器』を錬成するために採取したが、今は絶対に手を出せないな。そもそも僕は――
「――来客とは珍しい。しかも、二人とは」
とりとめもない連想を遮ったのは、『管理者』の声だった。
「着きました、マスター」
ホムが祭壇の手前で僕を降ろし、警戒心を露わにしている。真理の世界の最深部――管理者のいる祭壇の間は、白い手の形をした祭壇があり、『管理者』は手のひらに座したままその指に縛り付けられていた。
「おやおや、君は前にも来たことがあるねぇ」
『管理者』の器たる真っ白な人形には顔がなく、口だけが動いている。愉快そうに嗤うその口の中には、回廊の外側と同じ深い闇が覗いていた。
「……ああ。三百年振りだったが、資格を喪失していなくて助かった」
「もうそんなになるのかい? グラスくん。見た目が随分変わって若返ったようだね」
「その名で呼ぶな。今世の名はリーフだ。この身体に転生した」
馴れ馴れしく話しかけていた管理者は、僕の返答を聞き、金属を引っ掻いたような不快な嗤い声を立てて笑い出した。
「リーフ、リーフ……。ふふふ、その龍樹の葉のような瞳にぴったりじゃないか。私には名前がないから羨ましいよ」
「大昔に滅びた古代アリーシア人の残留思念の集合体に、名はつけられないだろうね」
それが『管理者』の正体だ。目の前のこの人形も仮の器でしかない。
「だが、名前がないとなにかと不便でね。『管理者』が私の名前の代わりだ」
「本題に入らせてくれ。僕の魔導書が見あたらない」
「お探しのものは、これかな?」
問いかけると同時に、目の前の空間が音もなく裂け、中から真なる叡智の書が現れた。
「暇つぶしに読ませてもらっているよ」
「その中にある錬成法が必要だ。返してくれ」
「へぇ……。まあ、キミの持ち物だし、返してもいいけど……。その代わり、また実験に付き合ってくれたら嬉しいんだけどなぁ」
管理者はそう言うと、またあの耳障りな嗤い声を立てた。
古代アリーシア人が使っていた錬金術の知識を保有している管理者は、この場所を訪れた資格ある者に知識を与え、それがどのような結果を引き起こすのかを観察している。管理者の言う『実験』は、遊びと同義だ。だが、無下に断れば、こちらの条件は叶えられない。
「……どういう実験か聞いても?」
僕は慎重に問いかけた。
古代アリーシア人は錬金術を発展させすぎた結果、滅亡した。その思念の集合体である管理者は、実験を繰り返しながら、なにがどこまで女神に容認されるのかを確認しているのだ。それを活かす場所も、その一族も、もうどこにもないというのに。
「キミにも益のあることだよ。その身体の異常、女神の仕業だよね。それにキミは、ずっと子供だと知って困っているはずだ。両親に成長を見せる喜びを見失ってしまったからね」
僕の不安を見透かしたように、管理者が煽ってくる。苛立ちで僕は爪を噛んだ。
「……知ったような口を利くな」
「親切心だよ。その異常を治す方法をキミに教えてあげる。だから、向こうの世界で治療薬を作ってほしいんだ」
「本物の親切心を持ち合わせているなら、この空間で作れば済むことだろう?」
挑発には乗りたくない。あくまで冷静に対応しなければ。
「それでは面白みがない。なにが良くてなにが駄目なのかを見極めながらやらなければ、刺激にならない。だが、見ての通り、私はここから出られない」
「だから、僕に代わりにやれと?」
挑むように訊ねた。外に出られないのに、僕が代わりを務めてなんになるというのか。
「キミのためになるじゃないか」
「そっちのメリットが思い浮かばないな。どうして僕に親切にしようとする?」
「私は、困っている人は放っておけない性分なんだ。人類皆兄弟、人は助け合うものだろう?」
僕が挑発に乗らないことで、管理者の声に焦りが見え始める。やはり、この提案には乗るべきではない。
「……なるほど。では、断った方がよさそうだ」
「どうしてだい? 君にはメリットしかない提案だよ。私の言う通りに作ったら凄い剣が作れたじゃないか。ほら、なんていったかな。あれ、あれだよ。神刀・青銅の蛇。なんでも斬れる凄い剣だっただろう?」
管理者が誇らしげに問いかけてくる。縛られているにもかかわらず、身体を揺らして、身振り手振りで表現しようとしている様子から焦りが募っていることがわかった。
「青銅の蛇は確かに凄い剣だ。僕の最高傑作だよ。その威力も自分自身で実証済だ」
「……ああ、キミはそれで死んだってわけだね」
管理者の頬が引き攣るように動いた。
「そうなることはわかっていただろう?」
「まさか。だってキミはアレのおかげで英雄になれたじゃないか」
管理者はあくまで、真実を知らないと偽っている。その飄々とした態度に、僕も冷静ではいられなくなってきた。それにもう身体の方が限界を迎えつつある。指を噛んでいなければ、意識が今にも遠のきそうだ。
「青銅の蛇がどうして僕に使われたか、わかっていないとは言わせないぞ」
「さて、なんのことかな?」
「グラスは神人に処刑された」
荒く息を吐きながら、僕はなるべくゆっくりとその事実を突きつけた。倒れそうになった僕を、ホムが絶妙なタイミングで支える。
「……お前が教えた完全素体ホムンクルスの錬成法――。あれの完成間近に僕は神人に処刑されたんだ。お前、本当は、ああなるのを知っていたんじゃないのか?」
「いやいや、誤解だよ。その件については本当に済まなかったね。私もまさかあんなことになるとは予想もしていなかった。女神というのは、本当に厄介な存在だ。人の営みをいとも容易く壊してしまう」
すらすらと紡がれる謝罪の言葉にはまるで抑揚がない。下手な芝居を見せられているかのようだ。
「キミをそう誤解させるに到った原因が処刑ならば、謝って済む問題ではないだろうね。でも、本当に親切心以外にないよ。治療薬を渡そうと思ったのは、キミへのお詫びも兼ねているんだから」
「……お前の言葉は、なに一つ信用ならない。本当に親切な人間は、恩を押し売りするような言い方はしない」
僕は知らなかった。
でも、今の僕ならば、それがわかる。
「彼らは皆、何も言わずに手を差し伸べてくれるんだ」
それを、人間は『愛』と呼ぶ。そうして人々は繋がっている。
僕は転生してはじめてそれを知った。
「お前がその治療薬のことを『実験』と呼んだのを聞き逃していないぞ。僕は、もうお前の口車には乗らない! ……ホム!」
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