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第2話 ネビリムの使徒
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まばらな照明に照らされる薄暗い廊下に、足音が響く。
硬いヒールが石造りの床面へと憎悪すら感じる勢いで打ちつけられる。
足音の主は、艶やかな金髪を帯びたボンデージ姿の女性――ネビリムの使徒の上位使徒であるネビュラであった。
今日もまたセイントリリィに敗北を喫した彼女は、大人げもなくその苛立ちを吐き出し続ける。
「あぁっ! もうっ! あのクソガキどもっ! 何度も何度も何度も何度も、あたしの邪魔ばっかりしてっ!」
自らの言葉で屈辱の記憶が蘇り、真珠のように白い歯が、ギリリと軋みを上げる。その表情からは、屈辱と憎悪の感情がありありと感じられた。
「このあたしが……ッ! 小娘なんかに手玉に取られるなんて……!」
ネビュラがセイントリリィに敗北を喫したのはこれで二度や三度ではない。
「次こそは絶対にあの小娘たちを快楽の虜にしてやるんだから……!」
「無理だな」
闇の奥底から聞こえた声に、ネビュラはビクリと身体を震わせた。
「ネッ、ネビリム様っ! 申し訳ありませんっ!」
咄嗟にネビュラは、額を床に擦りつけんばかりの勢いでその場に平伏した。
声の主はネビュラたちネビリムの使徒が信奉する存在――淫堕神ネビリム。
かつては複数の世界を支配した偉大なる淫堕神はしかし、魔法界の賢者たちの手によって封印され、今となっては思念体として、自身を崇拝する使徒たちにその意思と、わずかばかりの力を授けることしかできない。そんな状態のネビリムだが、それでも圧倒的な力を有していることは事実だ。
現に、こうして思念体を飛ばして直接会話ができるだけでも、他の淫堕神の追随を許さないほどの影響力を持っているのだ。
「あの小娘たちに負けるのはこれで何度目だ?」
「ッ……も、申し訳っ……」
ネビリムの言葉に、ネビュラの顔色は蒼白になり、身体を小さく縮こませる。女豹のような肉体美も、まるで仔猫になってしまったかのように小さく、震えていた。
ネビュラが恐れているのはネビリムの怒りではない。ネビュラは使徒の中でもひときわネビリムへの忠誠心が厚い。ネビリムのためであれば己の命を捨てることも躊躇いはしない。たとえネビリムに殺されることがあろうとも、それを受け入れる覚悟はある。
本当にネビュラが恐れているのは失望されること。敬愛するネビリムから、期待してもらえなくなることだった。
「お前が誰よりも我に忠実なしもべであることはよくわかっている」
「ネビリム様……」
主人の寛大な言葉に、ネビュラは瞳を潤ませ顔を上げた。
「次こそは必ずやあの小娘どもを犯し尽くし、快楽漬けにしてみせます!」
「無理だと言っているだろう。お前ではどれだけ繰り返そうと奴らには勝てぬ」
「で、では一体どうすれば……」
「簡単な話であろう? 奴らに勝てぬというのならば――」
ネビリムの言葉を最後まで聞いて、ネビュラはつい先ほどまで青ざめさせていた唇を笑みの形へと歪めた。
*
朝。
ホームルームのはじまる数分前の教室は喧騒に包まれていた。
特別何かがあったわけではない。既に時間は遅刻も間近、大部分の生徒は教室に着いている。放課後に何をして遊ぼうか、何時間目の授業が億劫だ、昨晩見たバラエティが面白かった――そんな何気なく、とりとめもない言葉が無秩序に交わされ、学校の教室という場を形作っていた。
ガラガラッ、と。教室前側の扉が勢いよくスライドレールを滑り、ツインテールの少女が駆け込んでくる。
「セーーッフ!」
駆け込んできたのはほむらだ。音がした一瞬こそ思わず視線を向けていたクラスメイトたちも「なんだ神崎か」と毎日恒例の行事を確認だけして各々の会話に戻っていく。
いつでも元気いっぱいのほむらにも弱点はある。そのひとつが朝なのだった。
クラスのほとんどがほむらから興味を失う中でただ一人――雨宮まりなだけは、ほむらのことを見つめていた。ほむらもまた、それに気付くと、にこりと明るい笑みを返す。
「まりなっ!」
ほむらは足早にまりなの隣の自分の座席に着席すると、すぐさままりなに正対する。
「なにか……あったんですか?」
「お願い。まりなの力が必要なの」
その真剣な眼差しを見て、まりなは胸の奥がきゅん、と熱を帯びたのを感じた。
その瞳にもっと見つめられたい。その視線を独り占めにしたい。
そんな内なる欲求を、しかしまりなは首を振って振り払う。
「……ネビリムの使徒ですか?」
周囲の様子を窺って、まわりに聞こえないような小声でまりなは問いかけた。幸いなことにこの時間、ざわついた教室内ではよほど大声で喋らなければ会話が聞かれる心配もない。
二人が魔法少女であることは、当然のように学校の皆にも秘密。もしその秘密が漏れてしまえば、二人だけでなく、周囲の人々にも危害が及ぶ可能性があるのだから。それゆえに声を潜めたまりなだったが、ほむらの反応はまりなの予想とは真逆のものだった。
「えっ? 全然違うけど」
「えっと、それじゃあ一体何が……」
まりなの頭の中を駆け巡るのは、様々な予測だった。
怪我。病気。事故。それもほむら本人とは限らない。兄弟姉妹はいないはずだが、両親や祖父母、近所の人や、学校の友達という可能性もある。
あるいは――告白だろうか。告白されて、どのように返事をすれば良いのかわからないのかもしれない。
(ありえそうですよね……ほむらちゃん、可愛いですから……だけど――)
ほんの一瞬、胸を締めつけるような軋みが生まれたことを無視して、まりなはほむらの手を握る。
「わたしにできることであれば協力します。なんでも言ってください……友達、ですから」
口にするには照れくさい言葉。しかしそれを口にしたことに、まりなは後悔しなかった。じんわりと、胸の中に温かい気持ちが広がってゆく。
「ありがと。私、まりなが友達で良かったぁ」
「それで、お願いとはなんですか?」
「しゅ……」
「しゅ?」
「宿題、見せてください……」
「え……?」
ほむらの口にした言葉の意味が、一瞬まりなにはわからなかった。
あまりに深刻なほむらの表情と、言葉とが結びつかなかったのだ。
「一時間目の英語の宿題あったの、今さっき思い出しまして……」
説明をしながら青ざめてゆくほむらの顔を見ながら、まりなはようやく自体を呑み込むことができた。百面相のようにころころと変わるほむらの表情に、まりなの頬も緩む。
「えっと……見せるのはいいですけど、宿題は英作文ですよ? それなりに長いですし、さすがに写したらすぐにわかっちゃうと思いますけど……」
「えっ……うそぉっ……いやっ、それでも忘れましたって言うよりいいはずっ!」
「いえ……多分、正直に忘れたって言った方がいいと思いますよ?」
二人が話しているうちに、朝のホームルームのはじまりを告げる鐘が鳴る。
魔法少女たちにも日常はある。
遅刻ギリギリで家から走ってこなければならないこともあれば、宿題を忘れて怒られることもある。決して良いことばかりの日常ではないかもしれない。
それでも、掛け替えのない日常であり、二人にとって、魔法少女という危険な役目を負ってでも、守りたいものなのだった。
硬いヒールが石造りの床面へと憎悪すら感じる勢いで打ちつけられる。
足音の主は、艶やかな金髪を帯びたボンデージ姿の女性――ネビリムの使徒の上位使徒であるネビュラであった。
今日もまたセイントリリィに敗北を喫した彼女は、大人げもなくその苛立ちを吐き出し続ける。
「あぁっ! もうっ! あのクソガキどもっ! 何度も何度も何度も何度も、あたしの邪魔ばっかりしてっ!」
自らの言葉で屈辱の記憶が蘇り、真珠のように白い歯が、ギリリと軋みを上げる。その表情からは、屈辱と憎悪の感情がありありと感じられた。
「このあたしが……ッ! 小娘なんかに手玉に取られるなんて……!」
ネビュラがセイントリリィに敗北を喫したのはこれで二度や三度ではない。
「次こそは絶対にあの小娘たちを快楽の虜にしてやるんだから……!」
「無理だな」
闇の奥底から聞こえた声に、ネビュラはビクリと身体を震わせた。
「ネッ、ネビリム様っ! 申し訳ありませんっ!」
咄嗟にネビュラは、額を床に擦りつけんばかりの勢いでその場に平伏した。
声の主はネビュラたちネビリムの使徒が信奉する存在――淫堕神ネビリム。
かつては複数の世界を支配した偉大なる淫堕神はしかし、魔法界の賢者たちの手によって封印され、今となっては思念体として、自身を崇拝する使徒たちにその意思と、わずかばかりの力を授けることしかできない。そんな状態のネビリムだが、それでも圧倒的な力を有していることは事実だ。
現に、こうして思念体を飛ばして直接会話ができるだけでも、他の淫堕神の追随を許さないほどの影響力を持っているのだ。
「あの小娘たちに負けるのはこれで何度目だ?」
「ッ……も、申し訳っ……」
ネビリムの言葉に、ネビュラの顔色は蒼白になり、身体を小さく縮こませる。女豹のような肉体美も、まるで仔猫になってしまったかのように小さく、震えていた。
ネビュラが恐れているのはネビリムの怒りではない。ネビュラは使徒の中でもひときわネビリムへの忠誠心が厚い。ネビリムのためであれば己の命を捨てることも躊躇いはしない。たとえネビリムに殺されることがあろうとも、それを受け入れる覚悟はある。
本当にネビュラが恐れているのは失望されること。敬愛するネビリムから、期待してもらえなくなることだった。
「お前が誰よりも我に忠実なしもべであることはよくわかっている」
「ネビリム様……」
主人の寛大な言葉に、ネビュラは瞳を潤ませ顔を上げた。
「次こそは必ずやあの小娘どもを犯し尽くし、快楽漬けにしてみせます!」
「無理だと言っているだろう。お前ではどれだけ繰り返そうと奴らには勝てぬ」
「で、では一体どうすれば……」
「簡単な話であろう? 奴らに勝てぬというのならば――」
ネビリムの言葉を最後まで聞いて、ネビュラはつい先ほどまで青ざめさせていた唇を笑みの形へと歪めた。
*
朝。
ホームルームのはじまる数分前の教室は喧騒に包まれていた。
特別何かがあったわけではない。既に時間は遅刻も間近、大部分の生徒は教室に着いている。放課後に何をして遊ぼうか、何時間目の授業が億劫だ、昨晩見たバラエティが面白かった――そんな何気なく、とりとめもない言葉が無秩序に交わされ、学校の教室という場を形作っていた。
ガラガラッ、と。教室前側の扉が勢いよくスライドレールを滑り、ツインテールの少女が駆け込んでくる。
「セーーッフ!」
駆け込んできたのはほむらだ。音がした一瞬こそ思わず視線を向けていたクラスメイトたちも「なんだ神崎か」と毎日恒例の行事を確認だけして各々の会話に戻っていく。
いつでも元気いっぱいのほむらにも弱点はある。そのひとつが朝なのだった。
クラスのほとんどがほむらから興味を失う中でただ一人――雨宮まりなだけは、ほむらのことを見つめていた。ほむらもまた、それに気付くと、にこりと明るい笑みを返す。
「まりなっ!」
ほむらは足早にまりなの隣の自分の座席に着席すると、すぐさままりなに正対する。
「なにか……あったんですか?」
「お願い。まりなの力が必要なの」
その真剣な眼差しを見て、まりなは胸の奥がきゅん、と熱を帯びたのを感じた。
その瞳にもっと見つめられたい。その視線を独り占めにしたい。
そんな内なる欲求を、しかしまりなは首を振って振り払う。
「……ネビリムの使徒ですか?」
周囲の様子を窺って、まわりに聞こえないような小声でまりなは問いかけた。幸いなことにこの時間、ざわついた教室内ではよほど大声で喋らなければ会話が聞かれる心配もない。
二人が魔法少女であることは、当然のように学校の皆にも秘密。もしその秘密が漏れてしまえば、二人だけでなく、周囲の人々にも危害が及ぶ可能性があるのだから。それゆえに声を潜めたまりなだったが、ほむらの反応はまりなの予想とは真逆のものだった。
「えっ? 全然違うけど」
「えっと、それじゃあ一体何が……」
まりなの頭の中を駆け巡るのは、様々な予測だった。
怪我。病気。事故。それもほむら本人とは限らない。兄弟姉妹はいないはずだが、両親や祖父母、近所の人や、学校の友達という可能性もある。
あるいは――告白だろうか。告白されて、どのように返事をすれば良いのかわからないのかもしれない。
(ありえそうですよね……ほむらちゃん、可愛いですから……だけど――)
ほんの一瞬、胸を締めつけるような軋みが生まれたことを無視して、まりなはほむらの手を握る。
「わたしにできることであれば協力します。なんでも言ってください……友達、ですから」
口にするには照れくさい言葉。しかしそれを口にしたことに、まりなは後悔しなかった。じんわりと、胸の中に温かい気持ちが広がってゆく。
「ありがと。私、まりなが友達で良かったぁ」
「それで、お願いとはなんですか?」
「しゅ……」
「しゅ?」
「宿題、見せてください……」
「え……?」
ほむらの口にした言葉の意味が、一瞬まりなにはわからなかった。
あまりに深刻なほむらの表情と、言葉とが結びつかなかったのだ。
「一時間目の英語の宿題あったの、今さっき思い出しまして……」
説明をしながら青ざめてゆくほむらの顔を見ながら、まりなはようやく自体を呑み込むことができた。百面相のようにころころと変わるほむらの表情に、まりなの頬も緩む。
「えっと……見せるのはいいですけど、宿題は英作文ですよ? それなりに長いですし、さすがに写したらすぐにわかっちゃうと思いますけど……」
「えっ……うそぉっ……いやっ、それでも忘れましたって言うよりいいはずっ!」
「いえ……多分、正直に忘れたって言った方がいいと思いますよ?」
二人が話しているうちに、朝のホームルームのはじまりを告げる鐘が鳴る。
魔法少女たちにも日常はある。
遅刻ギリギリで家から走ってこなければならないこともあれば、宿題を忘れて怒られることもある。決して良いことばかりの日常ではないかもしれない。
それでも、掛け替えのない日常であり、二人にとって、魔法少女という危険な役目を負ってでも、守りたいものなのだった。
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