3 / 44
第一章 コードネーム”ゼノス”
第3話
しおりを挟む
「〝自分の役割を全うするために。〟……っと」
手元の原稿用紙に文字を書き込み終えると、確かな満足感が瀬野陽太を襲った。
謀ったように〝キーンコーンカーンコーン〟と午後六時半を知らせるチャイムが鳴り響いた。
下校を知らせるお馴染みな鐘の音は、原稿用紙に書き記していた妄想世界の自分から現実に帰ってくるには充分だった。
「もうそんな時間か……」
部活動を終了し、速やかに帰宅するようにという教師側からの合図でもあるあのチャイム。
野球部やサッカー部などの練習熱心な部活や吹奏楽部などの片付けが必要な部活に所属しているのであれば、今から撤収作業を始めなければならないため更に帰りが遅くなるのだろうが、陽太の所属する〝空想研究会〟は、練習が必要というわけでもなく、何かを用意する必要があるわけでもない。
事実、今陽太の目の前に広がっているのは、一人で理想の自分をモデルにして物語を欲望のままに書き殴った原稿用紙が数枚広がっているだけ。
片付ける手間も、疲労感もない。
強いて言うならば、〝悪者が出てくるためのテレポート〟という設定にした黒い球体からどんな悪役を登場させようか、というごく小さな悩みがあるくらいのものだった。
「先輩達がいたときはもっと楽しい時間だったんだけどなぁ」
誰が聴いているわけでもなく、散乱した紙たちを束ねながら陽太は独り言を呟いた。
元々、この空想研究会は三年生が三人、二年生が陽太一人という歪な構成であり、サークルと呼んだ方が適切なのではないかと勘ぐるほどの弱小部だ。
活動内容は、空想の世界に対する見識を深めること、と銘打っているが、それらしいことはしておらず、ただ毎日ラノベやゲームのことを駄弁るだけ。
特に発表会をするわけでもなく、寒い日は暖房を、今日のように六月の終わりで蒸し暑い日でも、クーラーをガンガンに効かせてぐうたらするだけの毎日。
これまでは、そんなぐうたらな活動内容でも、人数だけはいたため部活としての体裁を保ててはいたが、就職や進学等など各々の道に進むために三年生は梅雨入りと同時に引退し、最早サークルといっても過言ではない状況だ。
一人で部室を占領するのは悪い気分ではないが、そんな楽園の存在を学校側が許してくれるわけがない。
生徒会連中や教師陣にせっつかれるのも時間の問題だ。
――早めに帰ろ。
さながら追っ手から逃げる盗人のような気分で陽太は部室を出た。
温く、湿度のせいで重く感じる夏独特の空気が三時間ぶりに陽太を襲う。
「あっちーな……」
早速額に滲んできた汗を拭いながら、陽太は廊下を見渡した。
部室は校内でも外れの場所。
近くの部屋は物置がほとんどで、ちまたでは〝離れ〟と呼ばれるほど孤独な場所だ。
もちろん、人なんか滅多に来ることは無く、今日も閑古鳥が鳴いている――筈だった。
「やっ、久しぶり」
丁度死角になっていたところから突然声をかけられ、不意を突かれる形になった陽太は「おわっ⁉」と情けない声を漏らしてしまう。
妄想の中の自分とは大違いだな、と自らを皮肉りながら恐る恐る振り返ると、背後に立っていたのは、白い制服に二年生だという証である青いスカーフをした女子生徒だった。
彼女は、クラスメイトでもあり、幼なじみでもあり、さきほどまで書いていた小説の中でヒロインのモデルでもある、現実世界での双葉奏音だ。
久しぶり、と奏音が言った通り、実際にこうして話すのは四年ぶりとなる。
幼いころはよく遊んだものだったが、中学校が別々になったことで疎遠に。
もう会うことはないだろうと思っていた彼女が同じ高校にいると知ったのは、生徒会役員を決める際に立候補していたからだった。
ただ、同じ学校にいるということを知っていたということを悟られたくなかった陽太は「もしかして、双葉?」と臭い芝居を打ってしまった。
そんな陽太の様子を気にすることなく奏音は「やっほ」と屈託のない笑顔を見せた。
幼いころから変わらない彼女の笑顔は幼少のころ、ともに遊んだ記憶を思い返させる。
ゼノスのように、〝奏音ちゃん〟とあの頃のように言えていたらもう少し会話も弾みそうな雰囲気になっていたのかなと思いながら、陽太は「……何の用?」と構えた。
「いやぁ、実はさ、私この間、副会長になって」
知ってるよ、とは言えず。言葉にならない返事をすると「部活の一覧を見てたら、ヨウ……瀬野くんの名前を見つけてさ。もしかしたらと思って」と変わらぬ笑顔で続けた。
名前ではなく名字に言い直したのは、自分だけ下の名前で呼ばない方が良いという彼女なりの配慮だろう。
特に深く聞く必要はないが、どこかちくりと心が痛むのを感じながら「部活一覧?」と陽太は話題を逸らした。
「そっ。生徒が引退する時期が近づくと、人数が少なくなる部活あるだろうな、ってリストがあってさ。それを調べてたら……偶然、ね」
眉間に眉を寄せながら話す。
昔から面倒見が良く、ことある毎にもめ事に顔を突っ込んでいた奏音が、まあまあと喧嘩両成敗を促すときや、逆上している人を落ち着かせるための言葉を探っているときに良く見せていた表情だ。
隣で、凄いなと思いながら見ていた顔が、今は真っ直ぐ自分に向けられている。
その意味を、陽太は言われずとも理解していた。
「……廃部?」
「まだ決まったわけじゃないけどね」
決まったわけじゃない。裏を返せば、もう検討段階には入っているということになる。当然の決断だ。
「……抵抗しないの?」
一人納得していると、奏音が訝しげに顔を覗いてきた。
まつげ、長――などという雑念から逃れるように視線を逸らすと「自分自身がよくわかってるよ」と言葉を吐き捨てた。
「なんで? 活動の内容とか、部員の数が揃えば見直すことだって――」
存続の可能性をほのめかす彼女に、無駄だよ、という意味合いを込めて陽太は大きなため息を溢しながら鞄を弄った。
「今は六月の終わり。部員を増やそうっていってもこの時期じゃみんな何かしらの部活に所属してるし、部活の掛け持ちは禁止だし。それに、来週には期末試験だってあるしで、新しい部活に入る余裕なんてないでしょ? それに、活動内容はこんなんだし」
と鞄から原稿用紙を取り出して、奏音に見せつけた。
「何これ?」
「やることがなさ過ぎて、部活の時間が暇でさ。今、小説書いてるんだ」
「活動してるじゃない」
「こんなの、部活にならないよ。文学部だってやってるけど、僕は賞にも出さないし、紙に刷って配ることもしないし、誰かに見せるわけでもない。完全な趣味。つまるところ、ただの暇つぶししかしてないんだよ」
つらつらと話していると、すっかり呆れた様子で奏音は「……改めて聞くとひっどいね」とため息を溢した。
確かにこの部活がなくなるのは悲しくはあるが、致し方ない――ネガティブさと諦めの早さ、そして久々に会った幼なじみに強がりの一つも言えない情けなさに呆れていると、
「じゃあ、やっぱり無い方がいいのかもしれないな」
唐突に、男の声に遮られた。
誰だ、と尋ねようとする前に、陽太の目に右腕に付けられた腕章が入ってきた。
赤い腕章に、白い文字で〝生徒会〟と書かれていた。
校内でただ一人、生徒会長だけが付けることを許されている腕章だ。
手元の原稿用紙に文字を書き込み終えると、確かな満足感が瀬野陽太を襲った。
謀ったように〝キーンコーンカーンコーン〟と午後六時半を知らせるチャイムが鳴り響いた。
下校を知らせるお馴染みな鐘の音は、原稿用紙に書き記していた妄想世界の自分から現実に帰ってくるには充分だった。
「もうそんな時間か……」
部活動を終了し、速やかに帰宅するようにという教師側からの合図でもあるあのチャイム。
野球部やサッカー部などの練習熱心な部活や吹奏楽部などの片付けが必要な部活に所属しているのであれば、今から撤収作業を始めなければならないため更に帰りが遅くなるのだろうが、陽太の所属する〝空想研究会〟は、練習が必要というわけでもなく、何かを用意する必要があるわけでもない。
事実、今陽太の目の前に広がっているのは、一人で理想の自分をモデルにして物語を欲望のままに書き殴った原稿用紙が数枚広がっているだけ。
片付ける手間も、疲労感もない。
強いて言うならば、〝悪者が出てくるためのテレポート〟という設定にした黒い球体からどんな悪役を登場させようか、というごく小さな悩みがあるくらいのものだった。
「先輩達がいたときはもっと楽しい時間だったんだけどなぁ」
誰が聴いているわけでもなく、散乱した紙たちを束ねながら陽太は独り言を呟いた。
元々、この空想研究会は三年生が三人、二年生が陽太一人という歪な構成であり、サークルと呼んだ方が適切なのではないかと勘ぐるほどの弱小部だ。
活動内容は、空想の世界に対する見識を深めること、と銘打っているが、それらしいことはしておらず、ただ毎日ラノベやゲームのことを駄弁るだけ。
特に発表会をするわけでもなく、寒い日は暖房を、今日のように六月の終わりで蒸し暑い日でも、クーラーをガンガンに効かせてぐうたらするだけの毎日。
これまでは、そんなぐうたらな活動内容でも、人数だけはいたため部活としての体裁を保ててはいたが、就職や進学等など各々の道に進むために三年生は梅雨入りと同時に引退し、最早サークルといっても過言ではない状況だ。
一人で部室を占領するのは悪い気分ではないが、そんな楽園の存在を学校側が許してくれるわけがない。
生徒会連中や教師陣にせっつかれるのも時間の問題だ。
――早めに帰ろ。
さながら追っ手から逃げる盗人のような気分で陽太は部室を出た。
温く、湿度のせいで重く感じる夏独特の空気が三時間ぶりに陽太を襲う。
「あっちーな……」
早速額に滲んできた汗を拭いながら、陽太は廊下を見渡した。
部室は校内でも外れの場所。
近くの部屋は物置がほとんどで、ちまたでは〝離れ〟と呼ばれるほど孤独な場所だ。
もちろん、人なんか滅多に来ることは無く、今日も閑古鳥が鳴いている――筈だった。
「やっ、久しぶり」
丁度死角になっていたところから突然声をかけられ、不意を突かれる形になった陽太は「おわっ⁉」と情けない声を漏らしてしまう。
妄想の中の自分とは大違いだな、と自らを皮肉りながら恐る恐る振り返ると、背後に立っていたのは、白い制服に二年生だという証である青いスカーフをした女子生徒だった。
彼女は、クラスメイトでもあり、幼なじみでもあり、さきほどまで書いていた小説の中でヒロインのモデルでもある、現実世界での双葉奏音だ。
久しぶり、と奏音が言った通り、実際にこうして話すのは四年ぶりとなる。
幼いころはよく遊んだものだったが、中学校が別々になったことで疎遠に。
もう会うことはないだろうと思っていた彼女が同じ高校にいると知ったのは、生徒会役員を決める際に立候補していたからだった。
ただ、同じ学校にいるということを知っていたということを悟られたくなかった陽太は「もしかして、双葉?」と臭い芝居を打ってしまった。
そんな陽太の様子を気にすることなく奏音は「やっほ」と屈託のない笑顔を見せた。
幼いころから変わらない彼女の笑顔は幼少のころ、ともに遊んだ記憶を思い返させる。
ゼノスのように、〝奏音ちゃん〟とあの頃のように言えていたらもう少し会話も弾みそうな雰囲気になっていたのかなと思いながら、陽太は「……何の用?」と構えた。
「いやぁ、実はさ、私この間、副会長になって」
知ってるよ、とは言えず。言葉にならない返事をすると「部活の一覧を見てたら、ヨウ……瀬野くんの名前を見つけてさ。もしかしたらと思って」と変わらぬ笑顔で続けた。
名前ではなく名字に言い直したのは、自分だけ下の名前で呼ばない方が良いという彼女なりの配慮だろう。
特に深く聞く必要はないが、どこかちくりと心が痛むのを感じながら「部活一覧?」と陽太は話題を逸らした。
「そっ。生徒が引退する時期が近づくと、人数が少なくなる部活あるだろうな、ってリストがあってさ。それを調べてたら……偶然、ね」
眉間に眉を寄せながら話す。
昔から面倒見が良く、ことある毎にもめ事に顔を突っ込んでいた奏音が、まあまあと喧嘩両成敗を促すときや、逆上している人を落ち着かせるための言葉を探っているときに良く見せていた表情だ。
隣で、凄いなと思いながら見ていた顔が、今は真っ直ぐ自分に向けられている。
その意味を、陽太は言われずとも理解していた。
「……廃部?」
「まだ決まったわけじゃないけどね」
決まったわけじゃない。裏を返せば、もう検討段階には入っているということになる。当然の決断だ。
「……抵抗しないの?」
一人納得していると、奏音が訝しげに顔を覗いてきた。
まつげ、長――などという雑念から逃れるように視線を逸らすと「自分自身がよくわかってるよ」と言葉を吐き捨てた。
「なんで? 活動の内容とか、部員の数が揃えば見直すことだって――」
存続の可能性をほのめかす彼女に、無駄だよ、という意味合いを込めて陽太は大きなため息を溢しながら鞄を弄った。
「今は六月の終わり。部員を増やそうっていってもこの時期じゃみんな何かしらの部活に所属してるし、部活の掛け持ちは禁止だし。それに、来週には期末試験だってあるしで、新しい部活に入る余裕なんてないでしょ? それに、活動内容はこんなんだし」
と鞄から原稿用紙を取り出して、奏音に見せつけた。
「何これ?」
「やることがなさ過ぎて、部活の時間が暇でさ。今、小説書いてるんだ」
「活動してるじゃない」
「こんなの、部活にならないよ。文学部だってやってるけど、僕は賞にも出さないし、紙に刷って配ることもしないし、誰かに見せるわけでもない。完全な趣味。つまるところ、ただの暇つぶししかしてないんだよ」
つらつらと話していると、すっかり呆れた様子で奏音は「……改めて聞くとひっどいね」とため息を溢した。
確かにこの部活がなくなるのは悲しくはあるが、致し方ない――ネガティブさと諦めの早さ、そして久々に会った幼なじみに強がりの一つも言えない情けなさに呆れていると、
「じゃあ、やっぱり無い方がいいのかもしれないな」
唐突に、男の声に遮られた。
誰だ、と尋ねようとする前に、陽太の目に右腕に付けられた腕章が入ってきた。
赤い腕章に、白い文字で〝生徒会〟と書かれていた。
校内でただ一人、生徒会長だけが付けることを許されている腕章だ。
0
お気に入りに追加
78
あなたにおすすめの小説
全力でおせっかいさせていただきます。―私はツンで美形な先輩の食事係―
入海月子
青春
佐伯優は高校1年生。カメラが趣味。ある日、高校の屋上で出会った超美形の先輩、久住遥斗にモデルになってもらうかわりに、彼の昼食を用意する約束をした。
遥斗はなぜか学校に住みついていて、衣食は女生徒からもらったものでまかなっていた。その報酬とは遥斗に抱いてもらえるというもの。
本当なの?遥斗が気になって仕方ない優は――。
優が薄幸の遥斗を笑顔にしようと頑張る話です。
ヤマネ姫の幸福論
ふくろう
青春
秋の長野行き中央本線、特急あずさの座席に座る一組の男女。
一見、恋人同士に見えるが、これが最初で最後の二人の旅行になるかもしれない。
彼らは霧ヶ峰高原に、「森の妖精」と呼ばれる小動物の棲み家を訪ね、夢のように楽しい二日間を過ごす。
しかし、運命の時は、刻一刻と迫っていた。
主人公達の恋の行方、霧ヶ峰の生き物のお話に添えて、世界中で愛されてきた好編「幸福論」を交え、お読みいただける方に、少しでも清々しく、優しい気持ちになっていただけますよう、精一杯、書いてます!
どうぞ、よろしくお願いいたします!
瞬間、青く燃ゆ
葛城騰成
ライト文芸
ストーカーに刺殺され、最愛の彼女である相場夏南(あいばかなん)を失った春野律(はるのりつ)は、彼女の死を境に、他人の感情が顔の周りに色となって見える病、色視症(しきししょう)を患ってしまう。
時が経ち、夏南の一周忌を二ヶ月後に控えた4月がやって来た。高校三年生に進級した春野の元に、一年生である市川麻友(いちかわまゆ)が訪ねてきた。色視症により、他人の顔が見えないことを悩んでいた春野は、市川の顔が見えることに衝撃を受ける。
どうして? どうして彼女だけ見えるんだ?
狼狽する春野に畳み掛けるように、市川がストーカーの被害に遭っていることを告げる。
春野は、夏南を守れなかったという罪の意識と、市川の顔が見える理由を知りたいという思いから、彼女と関わることを決意する。
やがて、ストーカーの顔色が黒へと至った時、全ての真実が顔を覗かせる。
第5回ライト文芸大賞 青春賞 受賞作
息絶える瞬間の詩のように
有沢真尋
青春
海辺の田舎町で、若手アーティストを招聘した芸術祭が開催されることに。
ある絵を見て以来、うまく「自分の絵」がかけなくなっていた女子高生・香雅里(かがり)は、招聘アーティストの名前に「あの絵のひと」を見つけ、どうしても会いたいと思い詰める。
だけど、現れた日本画家・有島はとてつもなくガラの悪い青年で……
※喫煙描写があります。苦手な方はご注意ください。
表紙イラスト:あっきコタロウさま
(https://note.com/and_dance_waltz/m/mb4b5e1433059)
鷹鷲高校執事科
三石成
青春
経済社会が崩壊した後に、貴族制度が生まれた近未来。
東京都内に広大な敷地を持つ全寮制の鷹鷲高校には、貴族の子息が所属する帝王科と、そんな貴族に仕える、優秀な執事を育成するための執事科が設立されている。
物語の中心となるのは、鷹鷲高校男子部の三年生。
各々に悩みや望みを抱えた彼らは、高校三年生という貴重な一年間で、学校の行事や事件を通して、生涯の主人と執事を見つけていく。
表紙イラスト:燈実 黙(@off_the_lamp)
月並みニジゲン
urada shuro
青春
「僕には、涙の色が見える」
特殊な能力を持っていることを公言しては、同級生から変わり者扱いをされてきた少年、
鈍条崎ルチカ(にびじょうさきるちか)。
高校では、素敵な出会いがあるといいな。
そんな希望を抱え、迎えた入学式。
ルチカには願いどおり、ある少女との出会いが訪れる。
はじめて自分の能力を信じてくれたその少女は、ルチカも知らない、特別な色を持っていた。
※完結しています。読んで下さった皆様、どうもありがとうございました。
※他サイト様にも、同小説を投稿しています。

俺たちの共同学園生活
雪風 セツナ
青春
初めて執筆した作品ですので至らない点が多々あると思いますがよろしくお願いします。
2XXX年、日本では婚姻率の低下による出生率の低下が問題視されていた。そこで政府は、大人による婚姻をしなくなっていく風潮から若者の意識を改革しようとした。そこて、日本本島から離れたところに東京都所有の人工島を作り上げ高校生たちに対して特別な制度を用いた高校生活をおくらせることにした。
しかしその高校は一般的な高校のルールに当てはまることなく数々の難題を生徒たちに仕向けてくる。時には友人と協力し、時には敵対して競い合う。
そんな高校に入学することにした新庄 蒼雪。
蒼雪、相棒・友人は待ち受ける多くの試験を乗り越え、無事に学園生活を送ることができるのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる