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第二章
第7話 思わぬ再会(2)
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「ミ、ミレイユ様!? その、これは……」
ミレイユが広場に現れたことで、金髪の冒険者が酷く狼狽し始めた。
「まさか、こんなところでミレイユと遭遇するなんてな。いや、エルドリアにいる以上おかしくはないが……」
ミレイユはクライドの婚約者で、このエルドリアを治めるラフィリア伯爵家の娘だ。
この街にいれば遭遇する可能性もあったが、まさか今そうなるとは思わなかった。
「ど、どどど、どうかお許しください。ほんの出来心でして」
先ほどまでの威勢はどこに行ったのか、金髪の冒険者はミレイユの威光に気圧されて、へこへこと頭を下げる。
「……〝加護なし〟への暴力は、ラフィリア伯爵の定めた令によって禁じられているはずですが?」
「も、もももちろん存じております」
「知っていながら、暴力を振るったというのですか?」
「ち、違いますぅ!! 本当はなにも知らなかったんです!!」
冒険者の言い分が二転三転とする。
どうやら権力にめっぽう弱い性格のようだ。
「加えて彼はラフィリア家の使用人でもあります。我が家の使用人に暴行を加えたということは理解していますか?」
「えっ……えぇええええええええええええ!?!?!?」
金髪の冒険者はなにも知らずに、この街を治める貴族家の使用人に殴る蹴るなどしていたらしい。
その残念な頭に俺は呆れてしまう。
「即刻、彼に非礼と暴力を詫び、適切な保障をした上で、二度と彼に近付かないことを誓ってください」
「っ……こ、この僕が〝加護なし〟に頭を下げろと……?」
「そうでなければ騎士団に引き渡し、法の下に適切な処罰を与えるだけです」
ミレイユは毅然と答える。
彼女は俺たちの二つ上ではあるが、それでもまだ十四だ。
しかし、その年にして貴族としての風格がしっかりと備わっていた。
「そ、その……も、申し訳なかった」
金髪の冒険者は渋々頭を下げ、金品を置いていくと、そそくさとその場を去っていった。
ミレイユは軽くため息をつくと、少年の方へと向かう。
「ライ、本当にごめんなさいね」
「い、いえ……ミレイユ様のせいではないです……から。助けてくれてありがとうございます」
ライと呼ばれた少年が深々と頭を下げると、その場を後にした。
俺は事の顛末を見送ると、ミレイユと顔を合わせないようにその場を後にしようとする。
「待ってください、ジーク様。どうして、そうコソコソと姿を消そうとするのですか?」
とっくに気付かれていたようで、ミレイユが俺を呼び止めた。
少しややこしいことになってしまった。
「バレてたか」
「ええ。あなたの容姿は目立ちますから」
そうだろうか?
確かに顔立ちは整っているが、人混みにいるのを一瞬で見分けるほどだろうか?
「それにしても、意外でした。今朝、叔父上に会うと言っていましたのに、いつの間にか街の方に来ていたのですね」
「あ、ああ。色々と用事があってな」
オルトと俺の見分けが付かないように、俺とオルトの見分けも、他人には付かないようだ。
そのおかげで、彼女に入れ替わりがバレる心配はないが、この様なタイミングで遭遇するのは実にやりづらい。
「今の騒ぎ、ご覧になりましたか?」
「ああ。馬鹿げた騒ぎだよな。かつて王家が隣国の侵攻を退けた時には〝加護なし〟の助力もあった。それが今ではすっかり差別意識の塊みたいな連中ばかりになってる」
「この街では、昔から〝加護なし〟の居住や婚姻を制限したり、奴隷として売買していましたから。お祖父様によってそれらは禁じられましたが、今でも裏で奴隷の売買が行われていると聞きます」
その辺りは原作でも語られた。
直接の描写は少ないが、この街では〝加護なし〟への差別が極まっていき、重大な事件が起きる。
それを解決したことで、ミレイユとクライドの仲が進展するという流れだ。
「私としたことが、不確かな噂を口にしてしまいました。それよりもジーク様、先ほどからそわそわしてどうしたのですか?」
やはり、見抜かれてしまった。
記憶を取り戻してから、ミレイユとこうして話すのは初めてだが、取り戻した記憶のせいで色々と気まずい。
なにせ本来の歴史では、口にするのもはばかれる酷いことを彼女にしてしまった。
いや、俺がやったわけではないのだが、どこか罪悪感めいたものを抱いていた。
「まあ、良いでしょう。これから、アイリス様と一緒に過ごされるのでしょう? 確かこの時間は、図書館に入り浸っているはずですが」
「え……?」
待ってくれ。アイリスがこの街にいる……のか?
「どうしたのですか、ジーク様? 随分と驚いた様子ですが」
「い、いや、相変わらず、あいつは本の虫だなと思って」
「そうですね。とても羨ましいです」
「羨ましい?」
本の虫だって事がか?
「お二人は仲が良さそうで良いなと。私はクライド様のことがよく分かりませんから」
「何かあったのか?」
「はい。教団との戦いで何かあったのか、ずっと塞ぎ込んでいるのです。最近、この街での〝加護なし〟への迫害が酷くなってきたので、なんとなしに相談してみたら『興味がない』と一蹴されてしまいました。クライド様はあの様な方だったのでしょうか」
「いや……そんなはずは……」
おかしい。クライドは元々〝加護なし〟だ。
だからこそ、彼らの悲惨な境遇に同情し、何とかしようと心を砕いていた。
それが、興味ない……?
「……ただ、疲れているだけかもしれませんよね。では、そろそろ私は行きますね。話の続きは、また夕食の時にでも」
「ああ」
立ち去っていくミレイユを俺は見送る。
「……まさか、アイリスがいるなんてな」
落ち着いて状況を整理する。
どうやらオルトだけでなく、アイリスもこの街にいるようだ。
そして、ミレイユの口ぶりから、彼らは夕食を共にする機会も多い。
恐らくは、ラフィリア家の屋敷に身を寄せているのだろう。
「同時に、原作とも少し違った展開を見せているな……」
ミレイユが言うにはクライドは塞ぎ込んでいるらしい。
おまけにミレイユの相談を素っ気なく突き返すなど、お人好しな彼からすると信じられない行動だ。
原作では、このタイミングでミレイユの相談に乗ったことで、クライドは彼女と意気投合して、共に〝加護なし〟が迫害される世界を変えようと誓い合う。
しかし、あの様子だと、二人の仲は冷え込んでいるように思える。
「やはり俺の行動で何かが変わり始めてる……か」
当然、なんの影響もないとは思っていなかったが、クライドとミレイユの関係性まで変わるというのは、かなり大きな変化だ。
「あの二人が本来の仲を取り戻せるように考えた方がいいな」
あの二人は、世界を良い方向に導くために必要な二人だ。
俺のラスボス化を回避しても、この世界には〝加護なし〟への差別やヨトゥン教団のように、様々な火種が燻っている。
「それに……オルトは何を企んでいるんだ?」
一方で気になるのは、オルトの方だ。
ミレイユの叔父と言えば〝加護なし〟への差別感に凝り固まった人物である。
その一方で好色家でもあり、何人もの〝加護なし〟の奴隷を囲っている。
そんな人物に、オルトが接触していることに不穏な気配を感じる。
「それにアイリスがこの街に……」
どうすればいい。今ならアイリスに会いにいける。
彼女を信じて、全てを打ち明けるべきか?
しかし、不審に思われれば、取り返しのつかない事態にもなり得るが。
「兄様!! 兄様!!」
あれこれと思い悩んでいると、リヴィエラが俺の服の裾を引っ張った。
「どうかされたのですか? 酷く考え込んでいますけど」
「……色々と分からないことが多くてな。今夜、頭の整理がてら相談しても良いか?」
「!! も、もちろんです!! 兄様が頼ってくださるなんて、とても嬉しいです!!」
リヴィエラが顔を輝かせた。
彼女は昨日からずっと、俺の力になりたいと言ってきた。
そのため、実際に頼られてかなり喜んでいるようだ。
本当に出来た妹を持ったものだ。
ミレイユが広場に現れたことで、金髪の冒険者が酷く狼狽し始めた。
「まさか、こんなところでミレイユと遭遇するなんてな。いや、エルドリアにいる以上おかしくはないが……」
ミレイユはクライドの婚約者で、このエルドリアを治めるラフィリア伯爵家の娘だ。
この街にいれば遭遇する可能性もあったが、まさか今そうなるとは思わなかった。
「ど、どどど、どうかお許しください。ほんの出来心でして」
先ほどまでの威勢はどこに行ったのか、金髪の冒険者はミレイユの威光に気圧されて、へこへこと頭を下げる。
「……〝加護なし〟への暴力は、ラフィリア伯爵の定めた令によって禁じられているはずですが?」
「も、もももちろん存じております」
「知っていながら、暴力を振るったというのですか?」
「ち、違いますぅ!! 本当はなにも知らなかったんです!!」
冒険者の言い分が二転三転とする。
どうやら権力にめっぽう弱い性格のようだ。
「加えて彼はラフィリア家の使用人でもあります。我が家の使用人に暴行を加えたということは理解していますか?」
「えっ……えぇええええええええええええ!?!?!?」
金髪の冒険者はなにも知らずに、この街を治める貴族家の使用人に殴る蹴るなどしていたらしい。
その残念な頭に俺は呆れてしまう。
「即刻、彼に非礼と暴力を詫び、適切な保障をした上で、二度と彼に近付かないことを誓ってください」
「っ……こ、この僕が〝加護なし〟に頭を下げろと……?」
「そうでなければ騎士団に引き渡し、法の下に適切な処罰を与えるだけです」
ミレイユは毅然と答える。
彼女は俺たちの二つ上ではあるが、それでもまだ十四だ。
しかし、その年にして貴族としての風格がしっかりと備わっていた。
「そ、その……も、申し訳なかった」
金髪の冒険者は渋々頭を下げ、金品を置いていくと、そそくさとその場を去っていった。
ミレイユは軽くため息をつくと、少年の方へと向かう。
「ライ、本当にごめんなさいね」
「い、いえ……ミレイユ様のせいではないです……から。助けてくれてありがとうございます」
ライと呼ばれた少年が深々と頭を下げると、その場を後にした。
俺は事の顛末を見送ると、ミレイユと顔を合わせないようにその場を後にしようとする。
「待ってください、ジーク様。どうして、そうコソコソと姿を消そうとするのですか?」
とっくに気付かれていたようで、ミレイユが俺を呼び止めた。
少しややこしいことになってしまった。
「バレてたか」
「ええ。あなたの容姿は目立ちますから」
そうだろうか?
確かに顔立ちは整っているが、人混みにいるのを一瞬で見分けるほどだろうか?
「それにしても、意外でした。今朝、叔父上に会うと言っていましたのに、いつの間にか街の方に来ていたのですね」
「あ、ああ。色々と用事があってな」
オルトと俺の見分けが付かないように、俺とオルトの見分けも、他人には付かないようだ。
そのおかげで、彼女に入れ替わりがバレる心配はないが、この様なタイミングで遭遇するのは実にやりづらい。
「今の騒ぎ、ご覧になりましたか?」
「ああ。馬鹿げた騒ぎだよな。かつて王家が隣国の侵攻を退けた時には〝加護なし〟の助力もあった。それが今ではすっかり差別意識の塊みたいな連中ばかりになってる」
「この街では、昔から〝加護なし〟の居住や婚姻を制限したり、奴隷として売買していましたから。お祖父様によってそれらは禁じられましたが、今でも裏で奴隷の売買が行われていると聞きます」
その辺りは原作でも語られた。
直接の描写は少ないが、この街では〝加護なし〟への差別が極まっていき、重大な事件が起きる。
それを解決したことで、ミレイユとクライドの仲が進展するという流れだ。
「私としたことが、不確かな噂を口にしてしまいました。それよりもジーク様、先ほどからそわそわしてどうしたのですか?」
やはり、見抜かれてしまった。
記憶を取り戻してから、ミレイユとこうして話すのは初めてだが、取り戻した記憶のせいで色々と気まずい。
なにせ本来の歴史では、口にするのもはばかれる酷いことを彼女にしてしまった。
いや、俺がやったわけではないのだが、どこか罪悪感めいたものを抱いていた。
「まあ、良いでしょう。これから、アイリス様と一緒に過ごされるのでしょう? 確かこの時間は、図書館に入り浸っているはずですが」
「え……?」
待ってくれ。アイリスがこの街にいる……のか?
「どうしたのですか、ジーク様? 随分と驚いた様子ですが」
「い、いや、相変わらず、あいつは本の虫だなと思って」
「そうですね。とても羨ましいです」
「羨ましい?」
本の虫だって事がか?
「お二人は仲が良さそうで良いなと。私はクライド様のことがよく分かりませんから」
「何かあったのか?」
「はい。教団との戦いで何かあったのか、ずっと塞ぎ込んでいるのです。最近、この街での〝加護なし〟への迫害が酷くなってきたので、なんとなしに相談してみたら『興味がない』と一蹴されてしまいました。クライド様はあの様な方だったのでしょうか」
「いや……そんなはずは……」
おかしい。クライドは元々〝加護なし〟だ。
だからこそ、彼らの悲惨な境遇に同情し、何とかしようと心を砕いていた。
それが、興味ない……?
「……ただ、疲れているだけかもしれませんよね。では、そろそろ私は行きますね。話の続きは、また夕食の時にでも」
「ああ」
立ち去っていくミレイユを俺は見送る。
「……まさか、アイリスがいるなんてな」
落ち着いて状況を整理する。
どうやらオルトだけでなく、アイリスもこの街にいるようだ。
そして、ミレイユの口ぶりから、彼らは夕食を共にする機会も多い。
恐らくは、ラフィリア家の屋敷に身を寄せているのだろう。
「同時に、原作とも少し違った展開を見せているな……」
ミレイユが言うにはクライドは塞ぎ込んでいるらしい。
おまけにミレイユの相談を素っ気なく突き返すなど、お人好しな彼からすると信じられない行動だ。
原作では、このタイミングでミレイユの相談に乗ったことで、クライドは彼女と意気投合して、共に〝加護なし〟が迫害される世界を変えようと誓い合う。
しかし、あの様子だと、二人の仲は冷え込んでいるように思える。
「やはり俺の行動で何かが変わり始めてる……か」
当然、なんの影響もないとは思っていなかったが、クライドとミレイユの関係性まで変わるというのは、かなり大きな変化だ。
「あの二人が本来の仲を取り戻せるように考えた方がいいな」
あの二人は、世界を良い方向に導くために必要な二人だ。
俺のラスボス化を回避しても、この世界には〝加護なし〟への差別やヨトゥン教団のように、様々な火種が燻っている。
「それに……オルトは何を企んでいるんだ?」
一方で気になるのは、オルトの方だ。
ミレイユの叔父と言えば〝加護なし〟への差別感に凝り固まった人物である。
その一方で好色家でもあり、何人もの〝加護なし〟の奴隷を囲っている。
そんな人物に、オルトが接触していることに不穏な気配を感じる。
「それにアイリスがこの街に……」
どうすればいい。今ならアイリスに会いにいける。
彼女を信じて、全てを打ち明けるべきか?
しかし、不審に思われれば、取り返しのつかない事態にもなり得るが。
「兄様!! 兄様!!」
あれこれと思い悩んでいると、リヴィエラが俺の服の裾を引っ張った。
「どうかされたのですか? 酷く考え込んでいますけど」
「……色々と分からないことが多くてな。今夜、頭の整理がてら相談しても良いか?」
「!! も、もちろんです!! 兄様が頼ってくださるなんて、とても嬉しいです!!」
リヴィエラが顔を輝かせた。
彼女は昨日からずっと、俺の力になりたいと言ってきた。
そのため、実際に頼られてかなり喜んでいるようだ。
本当に出来た妹を持ったものだ。
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