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第二章
第2話 金策
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序盤の金策としてオススメなのは、デストロイ・ビーの蜂蜜だ。
ということで俺たちは今、その魔物が生息するという洞窟の手前にやって来ていた。
今、俺がやらなくてはいけないことはアイリス救出のための準備。
帝都までは三週間の道程だ。そのための路銀が必要になる。
「……それにオルトとも決着を付ける必要もあるな」
アジトで一瞬、オルトの姿を見た。
今はもう帝都に戻ったのか、それともエルドリアに残っているのか、そこは分からないが、いずれにせよ俺が元のジークに戻るにはアイツをどうにかしなくてはいけない。
路銀を稼ぐのも当然だが、オルトに勝つために装備を整える必要もある。
仮にも相手は《炎帝》の加護を引き継いだ相手だ。
俺の持つ加護は魔力を吸収することが出来るが、それでもどこまで通じるかは分からない。
念には念を入れるべきだ。
ということで、ここで蜂蜜を狩るのがまず、俺のやるべきことだ。
「おいおい、ガキがこんなところに何の用だよ」
洞窟の前には、三人の先客がいた。
どうやら彼らもまた蜂蜜を狙いにきた冒険者のようだ。
「蜂の巣の採集をしようと思いまして」
「ぷっ……」
そう言うと、冒険者達が一斉に笑い始めた。
「悪いことは言わねえ。ガキは家帰って母ちゃんの乳でも吸ってな」
大斧を持った眼帯のハゲ男が警告した。
「ああ。この洞窟は僕らみたいな熟練の冒険者でないと攻略は無理だからね」
モノクルを付けた理知的なハゲ男が俺らを洞窟から遠ざけようとする。
一応、俺たちを気遣っての言動のようだ。
「そうよそうよ。ここはアタシ達に任せなさい」
ヒーラー風のローブを纏った、ハゲ男が呪文を詠唱した。
「あの洞窟はデストロイ・ビーの毒霧が充満してるのよ。こうして毒耐性を付与しないと一瞬で死んじゃうんだから」
ハゲヒーラーは腰をくねらせながらしっしっと俺たちを追い払った。
「ほら、分かったらとっとと消えな」
そうして三人組が洞窟に突入した。その直後……
「「「ぎやぁああああああああ!!!!!!」」」
三人の絶叫が響き渡った。
俺は三人の健闘を称えて、静かに祈る。
「あの……兄様、本当にやるんですか?」
「ああ」
「で、でも……さっきの人達は一瞬で」
今から挑むのは、多くの冒険者が無残に命を落とした危険な洞窟だ。彼女が不安に思うのも無理はない。
しかし、無一文の俺たちが今日の宿を確保するには、多少の危険は侵さないと厳しい。
俺は心配そうに尋ねるリヴィエラを安心させようと、頭にそっと手を置いた。
「あ……」
「確かにあの毒は危険だ。だが、俺なら簡単に中和できる。むしろ、俺向きだろ?」
俺にはリヴィエラの持っていた加護がある。
それがあれば毒は簡単に無効化できる。他にも対策はしてある。
「リヴィエラは外で待っててくれ。さっさと済ませてくる」
さて、わざわざ彼女を連れてきたのには理由がある。
本当は安全なところで待ってもらいたかったのだが、先ほどの冒険者を見ると、ある程度俺の目の届くところにいてくれた方が逆に安心だと思ったのだ。
我ながら過保護だなと呆れてしまうが、生前一人っ子だったせいか、彼女がまるで妹のように思えて仕方ない。
「俺が洞窟に入ってる間、もし怪しい人を見掛けたらすぐに大声で叫んでくれ」
「はい……その、すぐに帰ってきてくださいね」
先ほどのことがあったからか、リヴィエラも不安に感じているようだ。
こりゃ、セキュリティのしっかりとした高級ホテルを押さえるしかないな。
そのためにもきっちり金を稼ぐとしよう。
さて、デストロイ・ビーは特殊な成長を遂げた蜂の魔物であるが、その巣から採取できる蜂蜜は高値で売れる。
そのため、どの攻略サイトでも蜂狩りが推奨されていた。
終盤になると、より上位の蜂型モンスターと高級蜂蜜が出現するため、ほとんどのプレイヤーは終盤までこの蜂蜜のお世話になる。
そのため蜜を求めて巣に潜る主人公達は、養蜂団など揶揄されたりもするのだ。
「でもあいつら、数は多いし、すばしっこいんだよな」
ゲームでは洞窟内に入って二十匹の蜂を撃破すれば戦闘が終了し、蜂蜜の採集が出来る。
しかし、この世界では、絶え間なく襲いかかる無数の蜂と、彼らが発する毒霧の中で採集を行う必要がある
彼らの生態は現実の蜂のように、女王階級、戦士階級、労働者階級に分かれる。
労働者階級こそ鼠ぐらいの大きさだが、女王階級は体長2mほどもあり、戦士階級は3mほどの高さを誇る。
女王階級は洞窟の奥地に王座を築き産卵を行い、労働者階級は蜂蜜の工場である巣を作り上げ、群れの食事を作る。そして戦士階級は洞窟中を闊歩してそれらを守護するのだ。
「今の俺の敏捷性は500超えだが、労働者階級の敏捷性は軽く1000を超えるんだよな。まずはこれをどうにかしないとな」
厄介なのは労働者階級だ。
彼らはデストロイ・ビーの中でも最下層の生命体だが、それだけに数が膨大だ。
人では捉えられないスピードで獲物に針を刺し強力な毒を流し込む。
その一撃を放つと、彼らは絶命してしまうが、侵入者も毒によって動けなくなり、戦士階級に難なく狩られる。
「ゲームだとバックアタックで先制取れるから楽なんだが、現実はそうもいかないわけで」
ゲームでは背後から魔物に攻撃すると先制を取れるという仕様があり、火が弱点の彼らは序盤で習得できる必中の火属性魔法《スナイプ・ブレイズ》で簡単に撃破できる。
しかし、今いる世界にバックアタックは存在しない。つまり、先制なしで蜂たちを仕留める必要があるのだ。
そのため、養蜂団が蠢く現実とは異なり、蜂蜜の採集に挑む者は多くない。
「とはいえ、問題ないか」
――――――――――――――――――――
【ステータス上昇】
MP上限:730→1025
魔力:0→409
魔法耐性:0→376
【魔法開発】
《ボルケーノ・アーマー》New!!
――――――――――――――――――――
クライドの魔法を吸収したことで、俺は大量の魔力が行使できるようになっていた。
そして、この《ボルケーノ・アーマー》は蜂型モンスター対策に俺が考案したものだ。
レベルアップで魔法が習得できるゲームと違って、この世界では、イメージを頭の中で膨らませて形にする。
そのため、魔法の形は人によって様々だ。
そして、俺は全身に常時、炎の鎧を展開して防御に当てる魔法を生みだした。
常時展開するタイプの魔法は燃費が悪いため、扱える者は極めて少ないが、父とクライドの魔法を吸収したおかげで、その点は心配要らない。
「守護の焔よ、我が身を守れ。《ボルケーノ・アーマー》」
白い炎が俺の全身を覆い始める。
ぶっつけ本番だが、うまくいった。
この炎があれば労働者階級は迂闊に俺に近付けない。
毒霧も治癒の加護があれば容易く浄化できる。
俺は炎の鎧を纏いながら、彼らの巣があるという洞窟へと足を踏み入れた。
「案の定、有効だったな」
全身を覆う炎のおかげで、蜂たちは攻撃を躊躇していた。
始めは強引に突っ込んでくる個体もいたが、彼らがあっさりと火にやられると、他の個体は足踏みし始めた。
「キシャアアアアアア!!!!」
ある程度、火に耐性のある戦士階級達が果敢に挑んでくる。
しかし、強力な火炎魔法に耐えられるわけがなく、あっさりと力尽きていく。
俺は襲いかかる蜂たちを殲滅しながら、労働者階級の住む巣へ向かう。
「……さっきの冒険者達か」
しばらく奥へ向かうと、先ほどの冒険者達が倒れ込んでいた。
「うぅ……痛ぇ、痛えよう……」
「僕の魔法が通じないなんて」
「あいつら速すぎるのよ」
驚いたことに三人ともまだ生きていた。
ずたぼろではあるが、相当な防御力があるのか毒にも戦士達の攻撃にも耐え抜いていた。
「とりあえず、治癒しておこう」
リヴィエラの加護を使って三人を回復させる。
「あ、ありがとうございます、お坊ちゃま……」
恩を感じたのか急に三人がへりくだり始める。
「ここは危険なので、とにかく洞窟から抜け出てください」
そうして、三人を逃がすと、俺は蜂蜜漁りに取りかかろうとする。
ちなみに三人を返したのは、取り分を分ける面倒な事態を避けるためだ。
「さてと、荷台に載せられるだけ載せるとしようか」
俺は手袋で巣を掴むと専用の袋にしまっていく。
うまく火を制御すればこうして巣を傷付けずに持ち帰ることも容易だ。
「キシャアアアアアアアアアアアアア!!!!」
そんな俺の様子を見て、玉座に座る女王階級が怒りの鳴き声を発した。
当然だ。目の前で自分の餌を生み出す巣が奪われているのだから。
しかし、ここで対抗して女王階級を討伐してはいけない。
なぜなら女王階級を生かしておけば、採集した巣もいずれ補充されるからだ。
適度な採集を行うことが、資源を適度に保つ知恵なのだ。
さて、俺は女王が襲いかかる前に事を済ませると、街へ帰還するのであった。
ということで俺たちは今、その魔物が生息するという洞窟の手前にやって来ていた。
今、俺がやらなくてはいけないことはアイリス救出のための準備。
帝都までは三週間の道程だ。そのための路銀が必要になる。
「……それにオルトとも決着を付ける必要もあるな」
アジトで一瞬、オルトの姿を見た。
今はもう帝都に戻ったのか、それともエルドリアに残っているのか、そこは分からないが、いずれにせよ俺が元のジークに戻るにはアイツをどうにかしなくてはいけない。
路銀を稼ぐのも当然だが、オルトに勝つために装備を整える必要もある。
仮にも相手は《炎帝》の加護を引き継いだ相手だ。
俺の持つ加護は魔力を吸収することが出来るが、それでもどこまで通じるかは分からない。
念には念を入れるべきだ。
ということで、ここで蜂蜜を狩るのがまず、俺のやるべきことだ。
「おいおい、ガキがこんなところに何の用だよ」
洞窟の前には、三人の先客がいた。
どうやら彼らもまた蜂蜜を狙いにきた冒険者のようだ。
「蜂の巣の採集をしようと思いまして」
「ぷっ……」
そう言うと、冒険者達が一斉に笑い始めた。
「悪いことは言わねえ。ガキは家帰って母ちゃんの乳でも吸ってな」
大斧を持った眼帯のハゲ男が警告した。
「ああ。この洞窟は僕らみたいな熟練の冒険者でないと攻略は無理だからね」
モノクルを付けた理知的なハゲ男が俺らを洞窟から遠ざけようとする。
一応、俺たちを気遣っての言動のようだ。
「そうよそうよ。ここはアタシ達に任せなさい」
ヒーラー風のローブを纏った、ハゲ男が呪文を詠唱した。
「あの洞窟はデストロイ・ビーの毒霧が充満してるのよ。こうして毒耐性を付与しないと一瞬で死んじゃうんだから」
ハゲヒーラーは腰をくねらせながらしっしっと俺たちを追い払った。
「ほら、分かったらとっとと消えな」
そうして三人組が洞窟に突入した。その直後……
「「「ぎやぁああああああああ!!!!!!」」」
三人の絶叫が響き渡った。
俺は三人の健闘を称えて、静かに祈る。
「あの……兄様、本当にやるんですか?」
「ああ」
「で、でも……さっきの人達は一瞬で」
今から挑むのは、多くの冒険者が無残に命を落とした危険な洞窟だ。彼女が不安に思うのも無理はない。
しかし、無一文の俺たちが今日の宿を確保するには、多少の危険は侵さないと厳しい。
俺は心配そうに尋ねるリヴィエラを安心させようと、頭にそっと手を置いた。
「あ……」
「確かにあの毒は危険だ。だが、俺なら簡単に中和できる。むしろ、俺向きだろ?」
俺にはリヴィエラの持っていた加護がある。
それがあれば毒は簡単に無効化できる。他にも対策はしてある。
「リヴィエラは外で待っててくれ。さっさと済ませてくる」
さて、わざわざ彼女を連れてきたのには理由がある。
本当は安全なところで待ってもらいたかったのだが、先ほどの冒険者を見ると、ある程度俺の目の届くところにいてくれた方が逆に安心だと思ったのだ。
我ながら過保護だなと呆れてしまうが、生前一人っ子だったせいか、彼女がまるで妹のように思えて仕方ない。
「俺が洞窟に入ってる間、もし怪しい人を見掛けたらすぐに大声で叫んでくれ」
「はい……その、すぐに帰ってきてくださいね」
先ほどのことがあったからか、リヴィエラも不安に感じているようだ。
こりゃ、セキュリティのしっかりとした高級ホテルを押さえるしかないな。
そのためにもきっちり金を稼ぐとしよう。
さて、デストロイ・ビーは特殊な成長を遂げた蜂の魔物であるが、その巣から採取できる蜂蜜は高値で売れる。
そのため、どの攻略サイトでも蜂狩りが推奨されていた。
終盤になると、より上位の蜂型モンスターと高級蜂蜜が出現するため、ほとんどのプレイヤーは終盤までこの蜂蜜のお世話になる。
そのため蜜を求めて巣に潜る主人公達は、養蜂団など揶揄されたりもするのだ。
「でもあいつら、数は多いし、すばしっこいんだよな」
ゲームでは洞窟内に入って二十匹の蜂を撃破すれば戦闘が終了し、蜂蜜の採集が出来る。
しかし、この世界では、絶え間なく襲いかかる無数の蜂と、彼らが発する毒霧の中で採集を行う必要がある
彼らの生態は現実の蜂のように、女王階級、戦士階級、労働者階級に分かれる。
労働者階級こそ鼠ぐらいの大きさだが、女王階級は体長2mほどもあり、戦士階級は3mほどの高さを誇る。
女王階級は洞窟の奥地に王座を築き産卵を行い、労働者階級は蜂蜜の工場である巣を作り上げ、群れの食事を作る。そして戦士階級は洞窟中を闊歩してそれらを守護するのだ。
「今の俺の敏捷性は500超えだが、労働者階級の敏捷性は軽く1000を超えるんだよな。まずはこれをどうにかしないとな」
厄介なのは労働者階級だ。
彼らはデストロイ・ビーの中でも最下層の生命体だが、それだけに数が膨大だ。
人では捉えられないスピードで獲物に針を刺し強力な毒を流し込む。
その一撃を放つと、彼らは絶命してしまうが、侵入者も毒によって動けなくなり、戦士階級に難なく狩られる。
「ゲームだとバックアタックで先制取れるから楽なんだが、現実はそうもいかないわけで」
ゲームでは背後から魔物に攻撃すると先制を取れるという仕様があり、火が弱点の彼らは序盤で習得できる必中の火属性魔法《スナイプ・ブレイズ》で簡単に撃破できる。
しかし、今いる世界にバックアタックは存在しない。つまり、先制なしで蜂たちを仕留める必要があるのだ。
そのため、養蜂団が蠢く現実とは異なり、蜂蜜の採集に挑む者は多くない。
「とはいえ、問題ないか」
――――――――――――――――――――
【ステータス上昇】
MP上限:730→1025
魔力:0→409
魔法耐性:0→376
【魔法開発】
《ボルケーノ・アーマー》New!!
――――――――――――――――――――
クライドの魔法を吸収したことで、俺は大量の魔力が行使できるようになっていた。
そして、この《ボルケーノ・アーマー》は蜂型モンスター対策に俺が考案したものだ。
レベルアップで魔法が習得できるゲームと違って、この世界では、イメージを頭の中で膨らませて形にする。
そのため、魔法の形は人によって様々だ。
そして、俺は全身に常時、炎の鎧を展開して防御に当てる魔法を生みだした。
常時展開するタイプの魔法は燃費が悪いため、扱える者は極めて少ないが、父とクライドの魔法を吸収したおかげで、その点は心配要らない。
「守護の焔よ、我が身を守れ。《ボルケーノ・アーマー》」
白い炎が俺の全身を覆い始める。
ぶっつけ本番だが、うまくいった。
この炎があれば労働者階級は迂闊に俺に近付けない。
毒霧も治癒の加護があれば容易く浄化できる。
俺は炎の鎧を纏いながら、彼らの巣があるという洞窟へと足を踏み入れた。
「案の定、有効だったな」
全身を覆う炎のおかげで、蜂たちは攻撃を躊躇していた。
始めは強引に突っ込んでくる個体もいたが、彼らがあっさりと火にやられると、他の個体は足踏みし始めた。
「キシャアアアアアア!!!!」
ある程度、火に耐性のある戦士階級達が果敢に挑んでくる。
しかし、強力な火炎魔法に耐えられるわけがなく、あっさりと力尽きていく。
俺は襲いかかる蜂たちを殲滅しながら、労働者階級の住む巣へ向かう。
「……さっきの冒険者達か」
しばらく奥へ向かうと、先ほどの冒険者達が倒れ込んでいた。
「うぅ……痛ぇ、痛えよう……」
「僕の魔法が通じないなんて」
「あいつら速すぎるのよ」
驚いたことに三人ともまだ生きていた。
ずたぼろではあるが、相当な防御力があるのか毒にも戦士達の攻撃にも耐え抜いていた。
「とりあえず、治癒しておこう」
リヴィエラの加護を使って三人を回復させる。
「あ、ありがとうございます、お坊ちゃま……」
恩を感じたのか急に三人がへりくだり始める。
「ここは危険なので、とにかく洞窟から抜け出てください」
そうして、三人を逃がすと、俺は蜂蜜漁りに取りかかろうとする。
ちなみに三人を返したのは、取り分を分ける面倒な事態を避けるためだ。
「さてと、荷台に載せられるだけ載せるとしようか」
俺は手袋で巣を掴むと専用の袋にしまっていく。
うまく火を制御すればこうして巣を傷付けずに持ち帰ることも容易だ。
「キシャアアアアアアアアアアアアア!!!!」
そんな俺の様子を見て、玉座に座る女王階級が怒りの鳴き声を発した。
当然だ。目の前で自分の餌を生み出す巣が奪われているのだから。
しかし、ここで対抗して女王階級を討伐してはいけない。
なぜなら女王階級を生かしておけば、採集した巣もいずれ補充されるからだ。
適度な採集を行うことが、資源を適度に保つ知恵なのだ。
さて、俺は女王が襲いかかる前に事を済ませると、街へ帰還するのであった。
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