私を化け物と言うのは大いに結構だがその方を馬鹿にしてみろ、獅子の餌にしてくれる

月蛍縁

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Ⅵ 最終章

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かつて化け物と呼ばれていた彼女、無月
そんな無月を従えた瑠衣は
互いを愛し
互いを想った
そんな二人には子供が二人できた
禮と皇
二人の兄弟
そんな家族は
今は
どこにいるかは知らないが
風の噂では
仲睦まじく
幸せに暮らしていて
人を憎んでいた無月は
この世界の平和を願い毎年、光の花を降らしているそうだ
人を嫌っていた禮は
この世界の幸せを願い毎年無月と共に蝋燭を灯した風船を飛ばしているそうだ
そして
毎年それは世界の祈りとなり、幸せとなっている

これは
幸せな物語

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