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一話🥀
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私は木の上で丸くなりながら朝を待つ
真っ白な淡い光が現れ出した
私は顔を上げる
(………朝が来る)
私は背伸びをして朝日を浴びた
暫く木の上でゴロゴロしているとふわりと院長の匂いがする
私は施設で育った
赤子の頃は森で捨てられていたらしい
獣人だからと言う理由と化け物と言う理由でだ
私はそれでもこの施設の人は好きである
特に院長は大好きだ
人嫌いだがそれでも好き
「また此処にいたのかい?これから引き取られると言うのに」
院長は悲しそうに言う
今日、私は知らない学校の人に引き取られる
正確にいえば養子になるのだ
私は木から降りると院長のところへ行く
「………院長は私が立派になるのを見届けるのだろう?」
銀色の耳を動かして、銀の尻尾を揺らす
院長は私を抱き締めると頷いた
「そうだね、その通りだよ」
私は静かに院長の背中を撫でる
私は今日、この施設から飛び立つ
「暫くしたら話をしに来るからね?」
院長はそう言うと離れていった
私は再び木の上に飛び移る
そして木に触れた
「………君ともさよならだな」
長年この木には世話になっている
幼い頃からこの場所が好きだった
日陰でのんびりとできる
虫も寄らず、春には桜が咲いたし、綺麗だった
私はくぁっと欠伸をして目を閉じる
もう何時間経ったのだろうか
院長と別の匂いがした
私は戦闘態勢に入る
「ガルル」
低く唸り、木から相手を睨みつけた
院長はやれやれと困ったように笑っている
「この人だよ、雪兎」
「‥………」
院長の言葉を理解して私は唸るのを止めた
男は私の姿が見えないのかキョロキョロしている
木から降りて、男を見た
男は深海の瞳をしている
「君が………神月雪兎ちゃん?」
男に名を呼ばれ、耳を動かした
院長は私の名を呼ぶと手招く
「この人は天津神蒼さん、君の父になる人だよ」
天津神………蒼
「よろしくね」
にこりと微笑み私に近付く天津神に唸る
「こら、雪兎」
院長に注意され、私は唸るのをやめた
「ごめんなさい、天津神さんこの子は人嫌いなので」
「………」
天津神さんは私をじっと見つめた後微笑んだ
「この子は良い子ですね」
不意にそう言われる
キョトンとした
良い子なのか?
「貴方を守ろうとしている、とても優しい子だ」
天津神は気が付いていた
何故威嚇しているのか
それは先程まで喧嘩していて、血の匂いがしたからだろうと気がついたからだ
だからこの人は危険だと感じて威嚇して院長を守っている
そう勘付いた
「………先程まで喧嘩をしていてね」
「あ、成る程」
私は院長に頭を撫でられて尻尾を揺らす
天津神をチラ見する
天津神はにこっとこちらを見て笑った
………悪い匂いはしないし嘘の匂いもしない
それどころか
ミントの匂いがした
私は院長室で医学書を読む
院長は天津神と手続きをしている
「終わったよ」
院長はそう言うと私を毛布に包む
その毛布は私が眠くなる魔性の毛布
「グルルルッ」
甘えた声で擦り寄る
尻尾が毛布に巻きつく
「さよならだよ、雪兎」
「………グルルルッ」
院長に擦り寄り頬に口付けを落とす
さよならはいつもこうしている
院長は私を優しい目で見ていた
大丈夫だよと言ってくれている
そんな気がした
私は毛布の力に負けて目を閉じる
そして眠りに落ちた
ーーーー天津神
「この子を頼みます」
院長から毛布ごと雪兎を受け取る
「勿論だよ」
私は毛布の中に眠る獣人の子供の雪兎を見た
穏やかに心地よさそうに寝ている
院長は目を伏せて開く
「この子に何かあれば容赦なく潰しますから」
院長は人の姿をした人虎、虎だ
私はクスリと笑うと
「勿論だよ」
再びそう言った
私は車の中に雪兎と共に入る
院長は雪兎に微笑み、そっと頭を撫でて離れた
そして車が動く
振動で唸り、モゾモゾと動き出す雪兎
私は慌てるがなんとすり寄ってきた
寂しいのか
そう思い、そっと頭を撫でる
片目を開いたもののじーっとこちらを見て
「グルルルッ」
甘えたあの時と同じ声で私の手に擦り寄る
どうやら認めた訳ではないが信用はしてくれた
そんな気がした
ーーーー天津神 完
天津神の手は落ち着く
ミントの匂いがしてすっとする
信用はしていると言うために手に擦り寄った
再び毛布の中にくるまり、目を閉じる
けれど眠れず、ただ丸くなった
「眠れないか?」
「………………ん」
天津神が心配そうにしている
私は返事をするとポンと優しく叩かれた
「グルルルッ」
最初は慣れなくて戸惑ったが心地が良くなる
「ふふ、寝て良いよ」
「…」
尻尾を天津神の腕に巻き付け、目を閉じた
微かに震えている天津神に不審に思いつつもまた眠る
「可愛い!!」
車の振動が止まった
私はピクリと片耳を動かすが眠いので放置する
毛布が浮いた
私が運ばれる
「あれ~?何してんの?学園長~」
「その毛布は?」
「おや、嶺緒君と麗音君」
私はモゾモゾと動き出す
「ガルルルッ」
威嚇をすると天津神が慌てて説明した
「この子はうちの学校の生徒だよ、安心してね?」
威嚇を止めて毛布から顔を出す
綺麗な深緑の瞳をしている二人の男と目があった
「わぁ!獣人!」
「美しいね!」
二人は私を見ると近付いて来る
私は毛布から出て威嚇した
「ガルルルッ」
天津神が心配そうにしていると私は何かを察知して二人に飛びつく
二人は後ろに下がる
私も同時に天津神の方へと下がった
二人のさっきいたところに短刀が刺さる
「………」
私は短刀の匂いを嗅いで、走り出した
そしては暫くして私は男を引っ張って来る
「…………ん」
ドサリと目の前に男を投げ捨てた
「この人がやったの?」
天津神の問いに頷いて答える
二人の男達は目の前に投げ出された男を見つめた後私のことを見た
「助けてくれたの~?」
「ありがとう!」
私はフイッと顔を背け唸る
「チッ、死ね!」
そう言う男の顔に膝蹴りをした
吹っ飛んでいく男
「ガルルルッ」
私は不機嫌そうに唸り、獣の姿になり毛繕いをする
純銀の毛並みに三人の男は見惚れた
「グルルルッ」
天津神の方へと歩き、擦り寄る
「よくやったね、偉いよ流石私の娘だ」
「グルルルッ」
私は天津神の後ろに座った
「俺たちも仲良くしたい!」
私の方に来る男達
「ガルルルッ」
私は威嚇する
「人嫌いな子だからね、頑張りたまえよ」
天津神が私の頭を撫でて歩き出す
「えー!」
男達はむすっとしてしたが
「分かった!」
「これは報告だね!」
「あらー、あの四人にも知られるかー」
走り去る二人に私は首を傾げる
天津神は首を横に振り私を部屋へと連れていった
「此処が寝るところだよ」
「………」
部屋に入ると私はソファに丸くなる
「ベットはこっちだけど、雪兎がいたい所にいて良いよ」
「グルルルッ」
私は喉を鳴らして天津神の手を受け入れた
そして天津神が寝ると私はベットの端っこに丸くなりながら一緒に寝る
本当は朝が来るまで木の上にいたいけど、我慢した
「………」
片耳が動く
むくりと起き上がり、窓辺に立つ
朝が来る
その時だと分かったからだ
朝日が登る
私は朝日を浴びて欠伸をした
「…起きろ」
私は人の姿になり、天津神を起こす
天津神は寝ぼけた状態で私を抱き寄せる
「雪兎、おはよう~」
「…………………おはよう?」
私は挨拶を知らない
だから咄嗟に言えない
「朝の挨拶だよ」
「………………ん」
私は天津神に制服を渡されるが拒絶した
すると
私服でいいと言われる
「………クルル」
「良かったよ」
私は天津神の後ろに立つ
そして歩き出した天津神と別れる
私は今日から入学するため入学式に出ないといけないのだ
だから出る
私はつまらない話を聞き流して、天津神の話を聞いた
教室での用事を済まして
入学式を終えたのだった
部屋へ行く途中、何の視線を感じたが
気のせいだと信じたい
真っ白な淡い光が現れ出した
私は顔を上げる
(………朝が来る)
私は背伸びをして朝日を浴びた
暫く木の上でゴロゴロしているとふわりと院長の匂いがする
私は施設で育った
赤子の頃は森で捨てられていたらしい
獣人だからと言う理由と化け物と言う理由でだ
私はそれでもこの施設の人は好きである
特に院長は大好きだ
人嫌いだがそれでも好き
「また此処にいたのかい?これから引き取られると言うのに」
院長は悲しそうに言う
今日、私は知らない学校の人に引き取られる
正確にいえば養子になるのだ
私は木から降りると院長のところへ行く
「………院長は私が立派になるのを見届けるのだろう?」
銀色の耳を動かして、銀の尻尾を揺らす
院長は私を抱き締めると頷いた
「そうだね、その通りだよ」
私は静かに院長の背中を撫でる
私は今日、この施設から飛び立つ
「暫くしたら話をしに来るからね?」
院長はそう言うと離れていった
私は再び木の上に飛び移る
そして木に触れた
「………君ともさよならだな」
長年この木には世話になっている
幼い頃からこの場所が好きだった
日陰でのんびりとできる
虫も寄らず、春には桜が咲いたし、綺麗だった
私はくぁっと欠伸をして目を閉じる
もう何時間経ったのだろうか
院長と別の匂いがした
私は戦闘態勢に入る
「ガルル」
低く唸り、木から相手を睨みつけた
院長はやれやれと困ったように笑っている
「この人だよ、雪兎」
「‥………」
院長の言葉を理解して私は唸るのを止めた
男は私の姿が見えないのかキョロキョロしている
木から降りて、男を見た
男は深海の瞳をしている
「君が………神月雪兎ちゃん?」
男に名を呼ばれ、耳を動かした
院長は私の名を呼ぶと手招く
「この人は天津神蒼さん、君の父になる人だよ」
天津神………蒼
「よろしくね」
にこりと微笑み私に近付く天津神に唸る
「こら、雪兎」
院長に注意され、私は唸るのをやめた
「ごめんなさい、天津神さんこの子は人嫌いなので」
「………」
天津神さんは私をじっと見つめた後微笑んだ
「この子は良い子ですね」
不意にそう言われる
キョトンとした
良い子なのか?
「貴方を守ろうとしている、とても優しい子だ」
天津神は気が付いていた
何故威嚇しているのか
それは先程まで喧嘩していて、血の匂いがしたからだろうと気がついたからだ
だからこの人は危険だと感じて威嚇して院長を守っている
そう勘付いた
「………先程まで喧嘩をしていてね」
「あ、成る程」
私は院長に頭を撫でられて尻尾を揺らす
天津神をチラ見する
天津神はにこっとこちらを見て笑った
………悪い匂いはしないし嘘の匂いもしない
それどころか
ミントの匂いがした
私は院長室で医学書を読む
院長は天津神と手続きをしている
「終わったよ」
院長はそう言うと私を毛布に包む
その毛布は私が眠くなる魔性の毛布
「グルルルッ」
甘えた声で擦り寄る
尻尾が毛布に巻きつく
「さよならだよ、雪兎」
「………グルルルッ」
院長に擦り寄り頬に口付けを落とす
さよならはいつもこうしている
院長は私を優しい目で見ていた
大丈夫だよと言ってくれている
そんな気がした
私は毛布の力に負けて目を閉じる
そして眠りに落ちた
ーーーー天津神
「この子を頼みます」
院長から毛布ごと雪兎を受け取る
「勿論だよ」
私は毛布の中に眠る獣人の子供の雪兎を見た
穏やかに心地よさそうに寝ている
院長は目を伏せて開く
「この子に何かあれば容赦なく潰しますから」
院長は人の姿をした人虎、虎だ
私はクスリと笑うと
「勿論だよ」
再びそう言った
私は車の中に雪兎と共に入る
院長は雪兎に微笑み、そっと頭を撫でて離れた
そして車が動く
振動で唸り、モゾモゾと動き出す雪兎
私は慌てるがなんとすり寄ってきた
寂しいのか
そう思い、そっと頭を撫でる
片目を開いたもののじーっとこちらを見て
「グルルルッ」
甘えたあの時と同じ声で私の手に擦り寄る
どうやら認めた訳ではないが信用はしてくれた
そんな気がした
ーーーー天津神 完
天津神の手は落ち着く
ミントの匂いがしてすっとする
信用はしていると言うために手に擦り寄った
再び毛布の中にくるまり、目を閉じる
けれど眠れず、ただ丸くなった
「眠れないか?」
「………………ん」
天津神が心配そうにしている
私は返事をするとポンと優しく叩かれた
「グルルルッ」
最初は慣れなくて戸惑ったが心地が良くなる
「ふふ、寝て良いよ」
「…」
尻尾を天津神の腕に巻き付け、目を閉じた
微かに震えている天津神に不審に思いつつもまた眠る
「可愛い!!」
車の振動が止まった
私はピクリと片耳を動かすが眠いので放置する
毛布が浮いた
私が運ばれる
「あれ~?何してんの?学園長~」
「その毛布は?」
「おや、嶺緒君と麗音君」
私はモゾモゾと動き出す
「ガルルルッ」
威嚇をすると天津神が慌てて説明した
「この子はうちの学校の生徒だよ、安心してね?」
威嚇を止めて毛布から顔を出す
綺麗な深緑の瞳をしている二人の男と目があった
「わぁ!獣人!」
「美しいね!」
二人は私を見ると近付いて来る
私は毛布から出て威嚇した
「ガルルルッ」
天津神が心配そうにしていると私は何かを察知して二人に飛びつく
二人は後ろに下がる
私も同時に天津神の方へと下がった
二人のさっきいたところに短刀が刺さる
「………」
私は短刀の匂いを嗅いで、走り出した
そしては暫くして私は男を引っ張って来る
「…………ん」
ドサリと目の前に男を投げ捨てた
「この人がやったの?」
天津神の問いに頷いて答える
二人の男達は目の前に投げ出された男を見つめた後私のことを見た
「助けてくれたの~?」
「ありがとう!」
私はフイッと顔を背け唸る
「チッ、死ね!」
そう言う男の顔に膝蹴りをした
吹っ飛んでいく男
「ガルルルッ」
私は不機嫌そうに唸り、獣の姿になり毛繕いをする
純銀の毛並みに三人の男は見惚れた
「グルルルッ」
天津神の方へと歩き、擦り寄る
「よくやったね、偉いよ流石私の娘だ」
「グルルルッ」
私は天津神の後ろに座った
「俺たちも仲良くしたい!」
私の方に来る男達
「ガルルルッ」
私は威嚇する
「人嫌いな子だからね、頑張りたまえよ」
天津神が私の頭を撫でて歩き出す
「えー!」
男達はむすっとしてしたが
「分かった!」
「これは報告だね!」
「あらー、あの四人にも知られるかー」
走り去る二人に私は首を傾げる
天津神は首を横に振り私を部屋へと連れていった
「此処が寝るところだよ」
「………」
部屋に入ると私はソファに丸くなる
「ベットはこっちだけど、雪兎がいたい所にいて良いよ」
「グルルルッ」
私は喉を鳴らして天津神の手を受け入れた
そして天津神が寝ると私はベットの端っこに丸くなりながら一緒に寝る
本当は朝が来るまで木の上にいたいけど、我慢した
「………」
片耳が動く
むくりと起き上がり、窓辺に立つ
朝が来る
その時だと分かったからだ
朝日が登る
私は朝日を浴びて欠伸をした
「…起きろ」
私は人の姿になり、天津神を起こす
天津神は寝ぼけた状態で私を抱き寄せる
「雪兎、おはよう~」
「…………………おはよう?」
私は挨拶を知らない
だから咄嗟に言えない
「朝の挨拶だよ」
「………………ん」
私は天津神に制服を渡されるが拒絶した
すると
私服でいいと言われる
「………クルル」
「良かったよ」
私は天津神の後ろに立つ
そして歩き出した天津神と別れる
私は今日から入学するため入学式に出ないといけないのだ
だから出る
私はつまらない話を聞き流して、天津神の話を聞いた
教室での用事を済まして
入学式を終えたのだった
部屋へ行く途中、何の視線を感じたが
気のせいだと信じたい
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