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第六話
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大学からの帰り道。空が夜色に染まりつつある。街灯がぱちぱちと点き始めている。
「夕飯どうしようかなぁ……」
冷蔵庫の中身を思い出しながら歩く。今日はバイトもないため早く帰れた。贅沢はできないからできるだけ自炊をしようと頑張ってはいる。あまり凝った物は作れないが、そこそこ料理はできると自負してはいる。
何を作ろうかなぁと考えていたその時、聞き覚えのある足音が近づいてくるのが聞こえて来た。
「うわっ!?」
振り返ろうとした矢先に体に衝撃を受ける。何度も感じたことがあるそれに最早苦笑いしか出て来ない。
起き上がれば案の定、目の前に晴多の顔があった。
「あれ、晴多一人?」
晴多が一人――一匹と言った方が正しいけど――でいるのは珍しいことではない。晴多は比嘉さんが働いている間も自由に図書館内を動き回っているからだ。僕も館内で度々かくれんぼをさせられる時がある。尤も、晴多は隠れているつもりでも尻尾が隠れきれていない時があって、その度に僕は笑いそうになる。だが、遊んでばかりの訳ではない。前にもあった厄介な利用者たちが比嘉さんに接触すればすぐにでも駆けつける。耳か鼻かそれとも第六感でか、晴多はそういう機微を察知するのだ。
いつもはそのままじゃれてくる晴多だけど、今日は違った。顔を舐めてくることもなければ、撫でて欲しいと体を寄せてくることもなかった。
何処か落ち着きがなく、僕の周りをうろうろとしている。視線はきょろきょろとしていて、そうかと思えば、僕のズボンの裾を噛んだ。
こんなことは初めてだったため、僕は戸惑った。
「え、何?どうした?」
ぐいぐいと裾を噛んで来るその姿は、まるで「こっちに来て」と言っているようだった。
こんなに慌てる晴多の姿など見たことがなかった。
僕はあることを思い付いた。
「もしかして、比嘉さんに何かあった……?」
当たって欲しくないことは当たってしまうもので。
晴多が肯定するかのように大きく声を上げた。
早く早くと急かすように、裾をぐいぐいと引っ張られる。
駆け出した晴多を追って、僕も走り出した。
――何があったかはわからないけど、どうか無事でいて……!
そう強く願いながら、僕は足を動かした。
人がいない道端に比嘉さんが蹲っているのが見えた。
僕は慌てて比嘉さんへと駆け寄る。
「比嘉さん……?」
声を掛けたものの、比嘉さんから反応はなかった。いつもは綺麗に整えられた髪が乱れている。顔色が悪く、何やらぶつぶつと呟いている。何よりもその華奢な体からは、比嘉さんとは違う別の存在を感じた。
――悪霊か……!
比嘉さんは悪霊に取り憑かれていた。この状況をどうにかして欲しくて、晴多は僕を探していたんだろう。
霊が憑いているのだとしたら、晴多が体当たりして追い払うはずだ。どうしてそうしないのだろうと一瞬疑問が頭を過った。
だけど、そんなことを考えている余裕はなくて。
僕や晴多が近づいてもその虚ろな瞳には何も映らない。
「うう……」
呻き声を上げて地面へと伏せそうになるその体を支える。
「比嘉さんしっかり!」
僕も経験したことがあるからわかる。悪霊に憑かれた時は意識が持ってかれそうになるのだ。暗い暗い思考に覆い尽くされそうになるのを比嘉さんは必死に耐えている。
「比嘉さん!」
名前を呼ぶ。晴多も大きく吠えている。
苦しみと悲しみと痛みが比嘉さんの中を渦巻いているのだろう。
息は荒く、何とか自我を保とうとしているその姿はとても辛そうで。僕は思い切り叫んでいた。
「この人から離れろ!憑くなら僕に憑け!」
気休めでも何でもいいから少しでも現状が良くなるように、持っていたお守りや清めの塩を比嘉さんの手に握らせる。
それが嫌だったのだろうか。影が色濃くなった。
晴多の吠える声が大きくなる。
影が渦巻き、逃げるようにすぅと比嘉さんの体を離れる。よろついた比嘉さんを僕は支えた。
影が次の狙いを定める。ない目と合った気がした。
「晴多、今だ!」
影が僕の体の中に入ってこようとした。
けれどその前に、低く唸っていた晴多が飛びかかる。前脚で悪霊を捉えて、その鋭い牙を向けた。
悪霊がもがくが晴多は決して離そうとしなかった。
晴多が躊躇うことなく悪霊へと噛み付く。思い切り噛み砕けば、言葉にもなっていない叫び声を上げながら悪霊は霧散していった。
辺りが静まり返る。まるで何事もなかったかのような静かさに僕はほっと息を吐いた。
「ありがとう、晴多。比嘉さんなら気絶しているだけだから大丈夫だよ」
心配そうに比嘉さんを見つめてくる晴多を安心させるように僕は言った。
比嘉さんはすうすうと寝息を立てている。額に手をやると少し熱っぽい気がするが、救急車を呼ぶ程ではないと思う。
「さあ、帰ろうか」
比嘉さんを抱え直してそう言えば、晴多は肯定するように一声吠えた。
「夕飯どうしようかなぁ……」
冷蔵庫の中身を思い出しながら歩く。今日はバイトもないため早く帰れた。贅沢はできないからできるだけ自炊をしようと頑張ってはいる。あまり凝った物は作れないが、そこそこ料理はできると自負してはいる。
何を作ろうかなぁと考えていたその時、聞き覚えのある足音が近づいてくるのが聞こえて来た。
「うわっ!?」
振り返ろうとした矢先に体に衝撃を受ける。何度も感じたことがあるそれに最早苦笑いしか出て来ない。
起き上がれば案の定、目の前に晴多の顔があった。
「あれ、晴多一人?」
晴多が一人――一匹と言った方が正しいけど――でいるのは珍しいことではない。晴多は比嘉さんが働いている間も自由に図書館内を動き回っているからだ。僕も館内で度々かくれんぼをさせられる時がある。尤も、晴多は隠れているつもりでも尻尾が隠れきれていない時があって、その度に僕は笑いそうになる。だが、遊んでばかりの訳ではない。前にもあった厄介な利用者たちが比嘉さんに接触すればすぐにでも駆けつける。耳か鼻かそれとも第六感でか、晴多はそういう機微を察知するのだ。
いつもはそのままじゃれてくる晴多だけど、今日は違った。顔を舐めてくることもなければ、撫でて欲しいと体を寄せてくることもなかった。
何処か落ち着きがなく、僕の周りをうろうろとしている。視線はきょろきょろとしていて、そうかと思えば、僕のズボンの裾を噛んだ。
こんなことは初めてだったため、僕は戸惑った。
「え、何?どうした?」
ぐいぐいと裾を噛んで来るその姿は、まるで「こっちに来て」と言っているようだった。
こんなに慌てる晴多の姿など見たことがなかった。
僕はあることを思い付いた。
「もしかして、比嘉さんに何かあった……?」
当たって欲しくないことは当たってしまうもので。
晴多が肯定するかのように大きく声を上げた。
早く早くと急かすように、裾をぐいぐいと引っ張られる。
駆け出した晴多を追って、僕も走り出した。
――何があったかはわからないけど、どうか無事でいて……!
そう強く願いながら、僕は足を動かした。
人がいない道端に比嘉さんが蹲っているのが見えた。
僕は慌てて比嘉さんへと駆け寄る。
「比嘉さん……?」
声を掛けたものの、比嘉さんから反応はなかった。いつもは綺麗に整えられた髪が乱れている。顔色が悪く、何やらぶつぶつと呟いている。何よりもその華奢な体からは、比嘉さんとは違う別の存在を感じた。
――悪霊か……!
比嘉さんは悪霊に取り憑かれていた。この状況をどうにかして欲しくて、晴多は僕を探していたんだろう。
霊が憑いているのだとしたら、晴多が体当たりして追い払うはずだ。どうしてそうしないのだろうと一瞬疑問が頭を過った。
だけど、そんなことを考えている余裕はなくて。
僕や晴多が近づいてもその虚ろな瞳には何も映らない。
「うう……」
呻き声を上げて地面へと伏せそうになるその体を支える。
「比嘉さんしっかり!」
僕も経験したことがあるからわかる。悪霊に憑かれた時は意識が持ってかれそうになるのだ。暗い暗い思考に覆い尽くされそうになるのを比嘉さんは必死に耐えている。
「比嘉さん!」
名前を呼ぶ。晴多も大きく吠えている。
苦しみと悲しみと痛みが比嘉さんの中を渦巻いているのだろう。
息は荒く、何とか自我を保とうとしているその姿はとても辛そうで。僕は思い切り叫んでいた。
「この人から離れろ!憑くなら僕に憑け!」
気休めでも何でもいいから少しでも現状が良くなるように、持っていたお守りや清めの塩を比嘉さんの手に握らせる。
それが嫌だったのだろうか。影が色濃くなった。
晴多の吠える声が大きくなる。
影が渦巻き、逃げるようにすぅと比嘉さんの体を離れる。よろついた比嘉さんを僕は支えた。
影が次の狙いを定める。ない目と合った気がした。
「晴多、今だ!」
影が僕の体の中に入ってこようとした。
けれどその前に、低く唸っていた晴多が飛びかかる。前脚で悪霊を捉えて、その鋭い牙を向けた。
悪霊がもがくが晴多は決して離そうとしなかった。
晴多が躊躇うことなく悪霊へと噛み付く。思い切り噛み砕けば、言葉にもなっていない叫び声を上げながら悪霊は霧散していった。
辺りが静まり返る。まるで何事もなかったかのような静かさに僕はほっと息を吐いた。
「ありがとう、晴多。比嘉さんなら気絶しているだけだから大丈夫だよ」
心配そうに比嘉さんを見つめてくる晴多を安心させるように僕は言った。
比嘉さんはすうすうと寝息を立てている。額に手をやると少し熱っぽい気がするが、救急車を呼ぶ程ではないと思う。
「さあ、帰ろうか」
比嘉さんを抱え直してそう言えば、晴多は肯定するように一声吠えた。
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