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第五話 管狐(二)
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ぴんととんがった三角耳。ふわりと揺れるふさふさの尻尾。触り心地の良さそうな純白の体毛。特徴的な細長い口元をくわっとあけて、そいつは大きな大きな欠伸を一つした。
「ふわぁー、よく寝たー」
筒から飛び出してきたそれ――狐は間の抜けた声を発した。
唖然とするぼくを気にすることなく、小さな体躯の狐はぐぐっと前脚を伸ばす。そして、きょろきょろと辺りを見回した。
「あれ、ここは何処?……ああ、まつなの家か!」
くんくんと鼻を鳴らして臭いを嗅いだ狐は、一人もとい一匹で合点したようだ。
「あーあー、ボク置いて行かれちゃったのかー」
狐は耳と尻尾をしゅんと垂らして、もの悲しそうに項垂れる。
そうかと思えば、次の瞬間には耳を立てて長い尻尾をぶんぶんと振り始めた。
「つゆりめー!酷いな酷いな酷いなー!ボクを置いて行くなんて!」
……酷くご立腹のようだ。
子どもが駄々をこねるように狐がゴロゴロと床を転げまわる。埃が舞うからやめてもらいたいのだが、騒いでいて聞く耳を持ってくれなさそうだ。
「……おーい」
取り敢えず、駄目元で声を掛けてみる。すると、予想に反して狐はピタリと動きを止めてこちらを見た。
「ねーねー、キミも酷いと思わない?」
「う、うん?そう、だね?」
突然同意を求められたが何が何だか勿論理解できるはずもなく。
訳がわからないものの大人しく頷いてみた。すると、賛同を得られたためか狐は「だよねー」と嬉しそうに尻尾を振った。
「あれ、そういえばキミはだれ?」
狐が首を傾げて訊ねてきた。
今更な質問だなと突っ込んでやりたかった。だけど、こいつが何ものなのかも訊きたかったからぼくは素直に答えた。
「ぼくの名前はにき」
「にき?ここはまつなの家でしょ?」
「そうだよ。ぼくはまつなばあちゃんの孫なんだ」
「ふーん」
「ふーん、て……」
自分から訊いておいて、興味なんてありませんというようなこの反応は酷い。
気を取り直して、今度はぼくが狐に訊く。
「それで、君は?」
「え、わからないの?何処からどう見ても狐でしょ」
「いやそれはわかるけどさ……」
体の色が純白なのは珍しいが、見た目は普通の狐と何ら変わりはない。狐が喋る云々に驚きは隠せないが、こんな小さな筒の中に収まっていたことの方が衝撃的である。きっと、こいつもあやかしなのだろう。
そう予想しつつも疑問があるからこうして訊いている訳で。
「ぼくが知りたいのは、君がどんなあやかしで、何で筒の中にいたのかってことだよ」
こんな見た目でこんな子どもっぽい言動でも、もしかしたらこいつは危険なあやかしで筒の中に封印されていたのかもしれない。
と、若干不安になっているぼくである。
どきどきしながらも、狐の返答を待つ。
「ああ、そっち?それはだね、ボクが管狐だからだよ」
これでわかったでしょ、と言わんばかりに狐が胸を張った。対して、ぼくは首を傾げた。
「くだぎつね?」
「えっ、知らないの?有名なあやかしだよ?」
「うーん……」
そんなにメジャーなのか。でも、知らないものを思い出せるはずもなく。
頭の上によじ登ってきたが管狐が「何で知らないんだよー」と不服そうに言ってきたが、そこまであやかしに詳しい訳ではないし仕方がないじゃないか。
あやかしだからなのか、それともこいつだからかはわからないが、頭の上に登られてはいるがあまり重さは感じられない。
管狐を頭の上に乗せた状態で傍においてあった携帯端末を手に取る。インターネットを開いて『くだぎつね』と打てば、直ぐに画面に情報が映し出された。
今のご時世、こうやって大抵の情報を得ることなど容易い。実に便利な世の中になったものだ。……いやまあ、ぼくは十数年しか生きていないんだけど。
「何してるの?」
「お前のこと調べてるの」
「ふーん……それで、ボクのことわかった?」
「ちょっと待って今読んでるところだから」
画面をスクロールして項目を順番に読んでいく。
管狐。日本の伝承上における狐の姿をした憑き物の一種。
名前の通り、管――竹筒の中に入ってしまう程の大きさで、竹筒の中で飼われている。
別名は飯綱、飯縄権現。術者に使役され、その問いに応答したり、予言をしたりする種々の神通力を持つ。
「……管狐は竹筒の中に入ってしまう程の大きさってここには書いてあるんだけど?」
頭の上にいる管狐は、確かに小さいがその大きさは小型犬程だ。見るからに筒の中に収まる程の大きさではない。
でも、こいつが筒の中に入っていたのは事実で。
そんなぼくの思考を吹き飛ばすかのように、ぴょんと頭の上から飛び降りてぼくの目の前であっけからんと本人は言う。
「うーん、確かに筒の中に入るぐらいの手乗りサイズ奴もいるけど絶対にそうって決まっているわけじゃないよ」
「そうなのか?」
「そうそう。蛇みたいにひょろっとした姿をしている奴もいるし、ボクみたいに普通の狐とあまり変わらない姿をしている奴もいるしね。ほら、狐それぞれって言うでしょ?」
「いや言わないよ」
とまあ、突っ込んでみたものの、この管狐の言う通りかもしれない。
画面を見てみれば狐のあやかしでも色々種類があるようだし、何より人間という類の自分たちにもそれぞれ違いがあるのだ。例え同じあやかしでもあっても違いがあるのは当然と言えば当然のことなのかもしれない。
ふむふむ、と一人納得しながら続きを読み進める。そして、ある一点の記述を見てぼくは固まった。
「なお、他家から品物を調達することでその術者の家は栄えるが、七十五匹にも増えるため、やがては食い潰されて家が没落する……」
……マジか。
チラリと管狐を見遣る。
顔を顰めるぼくに気づいた管狐がむすっと膨れっ面になった。
「ちょっと、ボクはそんなことしないよ」
「そうなのか?」
「そうだよ。雌雄一対にして子どもが増えるとそうなるの。欲深い奴がもっと裕福になりたいと願って狐を増やすからそうなるだけ。そもそも、つゆりはそんなこと願わないし。それに、ボクはまだ独り身を謳歌したいし。つがいがいなくても全然問題ないし。というか逆に困る。女房の尻に敷かれるなんて絶対に嫌。まあ、あれだよ。人間でいう『悟り世代』って奴だよ」
「……そうなのか」
あやかしにも悟り世代なんてものがあるのか。
腕を組んで考えていると管狐が「そう言えばさ」と口を開いた。
「キミ、ボクのことが視えるんだね」
「今更な質問だな」
今まで普通に話をしていたのに何言ってんだこいつ。
ぼくの心の声など露知らずの管狐は見定めるようにぼくを足元から頭まで見て目を細めた。
「……何だよ」
「いや別にー。ただ、視える人間なんて珍しいなぁって」
「そうなのか」
「うん。ここら辺じゃ、まつなとつゆりぐらいしかいないから」
「……お前はつゆりさんとどういう関係なの?」
先程から度々管狐の口から出てくる彼女の名前。それがさっきから気になって仕方がなかった。
漸くそれについて訊けると思ったら、管狐はニヤリと口元を歪ませた。
「知りたい?」
「知りたくなかったらそもそも訊いてない」
「そうだよねー。うーん、どうしよっかなー」
何故だか勿体ぶってなかなか話そうとしない管狐が腹立たしい。
ぼくは傍らに置いてあった筒を持ってすっくと立ち上がった。
「何?急にどうしたの?」
不思議そうに首を傾げる管狐を無視し、数歩歩いて庭へと続く戸を開ける。
「三秒以内に言わないと窓からこれ投げるぞ」
「えっ!?」
「さーん、にー、いーち、」
「わー!教える!教えるからそれだけはやめて!」
投げる真似をしてみせれば管狐は必死にぼくの腕に縋り付いてきた。
本当に投げるつもりなどなく、ただの脅しで形だけやってみただけだったんだけど……案外チョロいなこいつ。
「何しようとしてくれるのさ、この人でなし!」
「あやかしが何をいう」
「優しくない男はモテないぞ!」
「よしわかった投げる」
「やめてー!」
再び筒を投げようとするぼくとそれを止める管狐。
ぼくらのじゃれあいもとい攻防戦は暫く続いたのだった。
「ふわぁー、よく寝たー」
筒から飛び出してきたそれ――狐は間の抜けた声を発した。
唖然とするぼくを気にすることなく、小さな体躯の狐はぐぐっと前脚を伸ばす。そして、きょろきょろと辺りを見回した。
「あれ、ここは何処?……ああ、まつなの家か!」
くんくんと鼻を鳴らして臭いを嗅いだ狐は、一人もとい一匹で合点したようだ。
「あーあー、ボク置いて行かれちゃったのかー」
狐は耳と尻尾をしゅんと垂らして、もの悲しそうに項垂れる。
そうかと思えば、次の瞬間には耳を立てて長い尻尾をぶんぶんと振り始めた。
「つゆりめー!酷いな酷いな酷いなー!ボクを置いて行くなんて!」
……酷くご立腹のようだ。
子どもが駄々をこねるように狐がゴロゴロと床を転げまわる。埃が舞うからやめてもらいたいのだが、騒いでいて聞く耳を持ってくれなさそうだ。
「……おーい」
取り敢えず、駄目元で声を掛けてみる。すると、予想に反して狐はピタリと動きを止めてこちらを見た。
「ねーねー、キミも酷いと思わない?」
「う、うん?そう、だね?」
突然同意を求められたが何が何だか勿論理解できるはずもなく。
訳がわからないものの大人しく頷いてみた。すると、賛同を得られたためか狐は「だよねー」と嬉しそうに尻尾を振った。
「あれ、そういえばキミはだれ?」
狐が首を傾げて訊ねてきた。
今更な質問だなと突っ込んでやりたかった。だけど、こいつが何ものなのかも訊きたかったからぼくは素直に答えた。
「ぼくの名前はにき」
「にき?ここはまつなの家でしょ?」
「そうだよ。ぼくはまつなばあちゃんの孫なんだ」
「ふーん」
「ふーん、て……」
自分から訊いておいて、興味なんてありませんというようなこの反応は酷い。
気を取り直して、今度はぼくが狐に訊く。
「それで、君は?」
「え、わからないの?何処からどう見ても狐でしょ」
「いやそれはわかるけどさ……」
体の色が純白なのは珍しいが、見た目は普通の狐と何ら変わりはない。狐が喋る云々に驚きは隠せないが、こんな小さな筒の中に収まっていたことの方が衝撃的である。きっと、こいつもあやかしなのだろう。
そう予想しつつも疑問があるからこうして訊いている訳で。
「ぼくが知りたいのは、君がどんなあやかしで、何で筒の中にいたのかってことだよ」
こんな見た目でこんな子どもっぽい言動でも、もしかしたらこいつは危険なあやかしで筒の中に封印されていたのかもしれない。
と、若干不安になっているぼくである。
どきどきしながらも、狐の返答を待つ。
「ああ、そっち?それはだね、ボクが管狐だからだよ」
これでわかったでしょ、と言わんばかりに狐が胸を張った。対して、ぼくは首を傾げた。
「くだぎつね?」
「えっ、知らないの?有名なあやかしだよ?」
「うーん……」
そんなにメジャーなのか。でも、知らないものを思い出せるはずもなく。
頭の上によじ登ってきたが管狐が「何で知らないんだよー」と不服そうに言ってきたが、そこまであやかしに詳しい訳ではないし仕方がないじゃないか。
あやかしだからなのか、それともこいつだからかはわからないが、頭の上に登られてはいるがあまり重さは感じられない。
管狐を頭の上に乗せた状態で傍においてあった携帯端末を手に取る。インターネットを開いて『くだぎつね』と打てば、直ぐに画面に情報が映し出された。
今のご時世、こうやって大抵の情報を得ることなど容易い。実に便利な世の中になったものだ。……いやまあ、ぼくは十数年しか生きていないんだけど。
「何してるの?」
「お前のこと調べてるの」
「ふーん……それで、ボクのことわかった?」
「ちょっと待って今読んでるところだから」
画面をスクロールして項目を順番に読んでいく。
管狐。日本の伝承上における狐の姿をした憑き物の一種。
名前の通り、管――竹筒の中に入ってしまう程の大きさで、竹筒の中で飼われている。
別名は飯綱、飯縄権現。術者に使役され、その問いに応答したり、予言をしたりする種々の神通力を持つ。
「……管狐は竹筒の中に入ってしまう程の大きさってここには書いてあるんだけど?」
頭の上にいる管狐は、確かに小さいがその大きさは小型犬程だ。見るからに筒の中に収まる程の大きさではない。
でも、こいつが筒の中に入っていたのは事実で。
そんなぼくの思考を吹き飛ばすかのように、ぴょんと頭の上から飛び降りてぼくの目の前であっけからんと本人は言う。
「うーん、確かに筒の中に入るぐらいの手乗りサイズ奴もいるけど絶対にそうって決まっているわけじゃないよ」
「そうなのか?」
「そうそう。蛇みたいにひょろっとした姿をしている奴もいるし、ボクみたいに普通の狐とあまり変わらない姿をしている奴もいるしね。ほら、狐それぞれって言うでしょ?」
「いや言わないよ」
とまあ、突っ込んでみたものの、この管狐の言う通りかもしれない。
画面を見てみれば狐のあやかしでも色々種類があるようだし、何より人間という類の自分たちにもそれぞれ違いがあるのだ。例え同じあやかしでもあっても違いがあるのは当然と言えば当然のことなのかもしれない。
ふむふむ、と一人納得しながら続きを読み進める。そして、ある一点の記述を見てぼくは固まった。
「なお、他家から品物を調達することでその術者の家は栄えるが、七十五匹にも増えるため、やがては食い潰されて家が没落する……」
……マジか。
チラリと管狐を見遣る。
顔を顰めるぼくに気づいた管狐がむすっと膨れっ面になった。
「ちょっと、ボクはそんなことしないよ」
「そうなのか?」
「そうだよ。雌雄一対にして子どもが増えるとそうなるの。欲深い奴がもっと裕福になりたいと願って狐を増やすからそうなるだけ。そもそも、つゆりはそんなこと願わないし。それに、ボクはまだ独り身を謳歌したいし。つがいがいなくても全然問題ないし。というか逆に困る。女房の尻に敷かれるなんて絶対に嫌。まあ、あれだよ。人間でいう『悟り世代』って奴だよ」
「……そうなのか」
あやかしにも悟り世代なんてものがあるのか。
腕を組んで考えていると管狐が「そう言えばさ」と口を開いた。
「キミ、ボクのことが視えるんだね」
「今更な質問だな」
今まで普通に話をしていたのに何言ってんだこいつ。
ぼくの心の声など露知らずの管狐は見定めるようにぼくを足元から頭まで見て目を細めた。
「……何だよ」
「いや別にー。ただ、視える人間なんて珍しいなぁって」
「そうなのか」
「うん。ここら辺じゃ、まつなとつゆりぐらいしかいないから」
「……お前はつゆりさんとどういう関係なの?」
先程から度々管狐の口から出てくる彼女の名前。それがさっきから気になって仕方がなかった。
漸くそれについて訊けると思ったら、管狐はニヤリと口元を歪ませた。
「知りたい?」
「知りたくなかったらそもそも訊いてない」
「そうだよねー。うーん、どうしよっかなー」
何故だか勿体ぶってなかなか話そうとしない管狐が腹立たしい。
ぼくは傍らに置いてあった筒を持ってすっくと立ち上がった。
「何?急にどうしたの?」
不思議そうに首を傾げる管狐を無視し、数歩歩いて庭へと続く戸を開ける。
「三秒以内に言わないと窓からこれ投げるぞ」
「えっ!?」
「さーん、にー、いーち、」
「わー!教える!教えるからそれだけはやめて!」
投げる真似をしてみせれば管狐は必死にぼくの腕に縋り付いてきた。
本当に投げるつもりなどなく、ただの脅しで形だけやってみただけだったんだけど……案外チョロいなこいつ。
「何しようとしてくれるのさ、この人でなし!」
「あやかしが何をいう」
「優しくない男はモテないぞ!」
「よしわかった投げる」
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