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第四章 ダイヤの国
アリスの絵本【後編】
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レイスは私の全てだった。
私の唯一の心の拠り所だった。
だから離れてしまうのは嫌で、だから引き留めたくて。
私は彼を縛る為だけの約束をしたんだ。
「ねえレイス、ずっと私の側にいてね?
急にいなくなったりしたらダメよ?」
「はい、約束です」
その直後だった。
レイスが私を庇って轢かれたのは……
レイスは血まみれの体を引きずりながら、私に近づく。
「大………丈夫………ですか?お嬢………様…」
今にも死にそうなのに、レイスは私の心配をしていた。
私よりも、レイスの方が危ない状態なのに……
近くにいた人がお医者様を呼んでいる間に、
レイスの体が氷のように冷たくなってきた。
普通の人間ならあり得ない程の体温だった。
よく見たら冷気も出てて、顔も白くなってる気がする。
私は彼を温める為に、その冷たい体を抱き締める。
「やめて、彼を連れていかないで」
例え人間じゃなくたって良い。
それくらいで私の気持ちは変わらない。
だからどうか、彼をあの世に連れていかないで下さい。
私の願いが届いたのか、彼の怪我は無事に完治した。
でもその代わりに、レイスは執事を辞めることになった。
私を危険な目に遭わせた責任を取ったらしい。
「どうして? レイスは何も悪くないのに」
「これは仕方のないことなのです
お嬢様が気にすることではありませんよ」
「でも……こんな形でレイスと別れるのは嫌よ」
「……………お嬢様、俺はあなたが思うほど、
善良な人間ではありません」
「………どういうこと?」
「詳しくは話せませんが、俺はあなたと似た状況でした
環境こそ違いますが、俺はお嬢様のように両親に
愛されてはいませんでした」
「なら、どうして私に優しくしてくれたの?」
「…………きっと、自分と重ねていたのでしょう
お嬢様に愛情を注ぐことで自分が救われたような
気になっていただけの、ただの自己満足なんです」
「………………」
「俺を嫌ってください、お嬢様
そうすれば、この別れも寂しくは無くなります」
「レイス、私は……」
嫌うわけがない。
レイスはずっと前から私の大切な人なのだから。
例え人では無かったとしても、私なら受け入れられる。
けれどレイスは私の言葉を最後まで言う前に去っていった。
「さようなら、お嬢様
どうか、俺を忘れて幸せになられることを願っております」
あなたがいないと幸せになんてなれるわけがない。
それなのに、レイスは私との約束を破って離れていった。
「………………」
「これで分かったか? お嬢様は俺がいないとダメなんだ」
振り向くと、そこにはレイスと同じ姿の男がいる。
けれど彼もまた、同じレイスであった。
「………お前は、どこの俺だ?」
「…………俺は、お嬢様を守れなかった
あの時ちゃんと間に合っていれば、
お嬢様は轢かれずに済んだのに……」
「…………ああ、お前はお嬢様を守れなかった俺なのか」
「そうだ、俺はお嬢様を亡くした時間軸から来た
住人が消えるように促したのは俺だ」
「なるほど、今回の騒動の一部は、別の俺が関与していたのか」
そうなると、クライスの絵本の出来事や、
ストルムの絵本の出来事は、
別の時間軸の俺が関与していたことになる。
「見た目までそっくりですね
一体どうやってここに来たのでしょうか」
「ジルミアに頼んだんだ。代償と引き換えにな…」
「何故俺らを消そうとした?」
「この時間軸の俺が消えれば、
俺の望みも叶うと思ったのだが……そう上手くはいかないな」
「…………望み?」
「俺はお嬢様を幸せにしたい」
「そこは俺と一緒だな
まあ、同じ俺だから当たり前なんだけど……」
「だから、この絵本の中に閉じ込めて、
永遠にお嬢様に仕えるんだ」
「……………そうすれば、本当にお嬢様が幸せになると?」
「なるに決まっている
別の時間軸とはいえ、同じレイスなんだ
それに自分を愛してくれる両親もいれば、
お嬢様はきっと、ここに留まりたいと思うだろう」
「…………それは幸せじゃない」
「それはあくまでお前の意見だろう?
お嬢様は自分を愛してくれる両親を望んでいた
ここならば、お嬢様が望んだ世界を見せてあげられる」
「だからって、幻の世界に閉じ込めるのか?」
「俺だって必死なんだ
俺は絵本の世界から出ることは出来ない
幻でもお嬢様が笑って下さるのであれば、俺はそれで良い」
「…………それでも、俺は……」
「それなら勝負をしよう
お嬢様に選ばれなかった方が執事を辞める
レイスは二人もいらないからな」
「レイス、ここは乗らない方が得策ですよ」
「過去のレイスか何かは知らないけど、
ここで勝負する必要はないと思う
早くこの場から離れてアリスを探しに行こうよ」
「三月も同意見です
明らかにメリットが無い勝負ですし、
ここはスルーが賢い判断でしょう」
「…………分かった、その勝負受けよう」
「決まりだな、勝負はお嬢様の前で行う
途中で逃げるんじゃないぞ?」
「ああ、受けたからには負けるつもりはない」
別の時間軸のレイスが消えたのを確認すると、
他の三人は驚いた顔でレイスに問い詰めた。
「レイス! どうしてあんな勝負を受けたんだ!」
「俺は、お嬢様がどちらを幸せと思うか分からない
お嬢様がどちらを選んでも従うつもりだ
きっとこれが、最後の仕事に……」
「最後だなんて言ってはいけません
仮にもあなたはまだアリスさんの執事です
それに私は、アリスさんはレイスを選ぶと信じていますから」
「………ふっ、そうか……随分と根拠のない自信だな」
「あなたらしくないですよ、レイス
いつもはバカみたいに楽観的なんですから、
持ち前の明るさを見せて下さいよ」
「…………何か、さりげなく俺を貶してねえか?」
「気のせいです」
「…………でも、ありがとな」
「いえ、当然のことをしたまでです」
アリスの目の前には、二人のレイスが立っている。
アリスは見るからに動揺している。
「レイスが……二人?」
「「お嬢様」」
二人同時に手を差し伸べる。明らかにアリスは戸惑っていた。
「お嬢様は、このままの世界の方が幸せでしょう?
俺とずっと永遠に、この世界にいましょう」
「ここにいては、お嬢様は本当の意味では救われません
俺は、お嬢様に心から笑ってほしいし、幸せになってほしい
どちらを選ぶかはお嬢様にお任せします
でももし……俺を選んでくれるのならば、
あなたに生涯の忠誠を誓いましょう」
お嬢様は少し固まってはいたが、お嬢様は……
俺の手を、取ってくれた。
「私には、幸せとかはまだ良く分からないけれど……」
お嬢様は俺の手を強く握って、幸せそうに笑う。
それは偽物なんかではなく、本物の笑顔だった。
「私は、レイスと一緒に生きたい」
「お嬢様……」
「……………どうしてですか?」
お嬢様に選ばれなかった別の時間軸の俺が悲痛に嘆く。
その手は、もう誰にも握られることはない。
「俺も、レイスなのに……」
「私が愛したのは、あなたじゃないのよレイス」
「…………え?」
「私が愛したのはこの世界のレイスで、あなたではない
例え同じレイスでも、私にとっては別の存在なの」
「…………そうですか
最初から俺は、選ばれるはずなどなかったのですね」
「どうしてここに来たのかは知らないけれど、
管理人さんに頼んで、元の世界に帰してあげる
そして、向こうの世界の私を愛してあげて」
着いてきてと言いたげに、
お嬢様は別の時間軸の俺を出口へと引っ張る。
けれども別の時間軸の俺は浮かない表情だった。
出口前に立つと、別の時間軸の俺が口を開く。
「……………これでやっと、お嬢様の元へ逝ける」
出口へ近づくにつれ、別の時間軸の俺の体が透けていく。
その体は光の粒となって、消えようとしていた。
「おい、ジルミアの代償って何だったんだ?」
「…………肉体の消滅です
この世界には、魂だけの状態で来ました
こうして絵本の外に出れば、俺の魂は消えます」
「消えるのに、やけに嬉しそうな顔だな」
「死ねば、お嬢様に会いに行けますから」
「…………会えると良いな、お嬢様に」
「お嬢様、すぐにそちらに参ります」
別の時間軸の俺は、幸せそうな顔をしながら、
光の粒となって消えていった。
これにてこの騒動は無事に終息した。
ソーキル達も対策をすると言っていたから、
もう二度と同じ事が起きることはないだろう。
俺はあの一件で、ますますお嬢様への忠誠を誓った。
「これからも宜しくね、レイス」
「はい、お嬢様が望まれるのであれば、
俺はあなたの剣にも盾にもなりましょう」
今日も平和な一日が始まる。
もう二度と、あんな出来事が起こらないよう祈りながら日々を過ごす。
ここは不老不死と忘却の国。
心に闇を抱えた人間が集まる場所。
ここは頭がイカれた連中ばかりで、常識は通じない。
それでも興味があるならば、俺達はあなたを歓迎しよう。
さあ、一名様ご案内。
私の唯一の心の拠り所だった。
だから離れてしまうのは嫌で、だから引き留めたくて。
私は彼を縛る為だけの約束をしたんだ。
「ねえレイス、ずっと私の側にいてね?
急にいなくなったりしたらダメよ?」
「はい、約束です」
その直後だった。
レイスが私を庇って轢かれたのは……
レイスは血まみれの体を引きずりながら、私に近づく。
「大………丈夫………ですか?お嬢………様…」
今にも死にそうなのに、レイスは私の心配をしていた。
私よりも、レイスの方が危ない状態なのに……
近くにいた人がお医者様を呼んでいる間に、
レイスの体が氷のように冷たくなってきた。
普通の人間ならあり得ない程の体温だった。
よく見たら冷気も出てて、顔も白くなってる気がする。
私は彼を温める為に、その冷たい体を抱き締める。
「やめて、彼を連れていかないで」
例え人間じゃなくたって良い。
それくらいで私の気持ちは変わらない。
だからどうか、彼をあの世に連れていかないで下さい。
私の願いが届いたのか、彼の怪我は無事に完治した。
でもその代わりに、レイスは執事を辞めることになった。
私を危険な目に遭わせた責任を取ったらしい。
「どうして? レイスは何も悪くないのに」
「これは仕方のないことなのです
お嬢様が気にすることではありませんよ」
「でも……こんな形でレイスと別れるのは嫌よ」
「……………お嬢様、俺はあなたが思うほど、
善良な人間ではありません」
「………どういうこと?」
「詳しくは話せませんが、俺はあなたと似た状況でした
環境こそ違いますが、俺はお嬢様のように両親に
愛されてはいませんでした」
「なら、どうして私に優しくしてくれたの?」
「…………きっと、自分と重ねていたのでしょう
お嬢様に愛情を注ぐことで自分が救われたような
気になっていただけの、ただの自己満足なんです」
「………………」
「俺を嫌ってください、お嬢様
そうすれば、この別れも寂しくは無くなります」
「レイス、私は……」
嫌うわけがない。
レイスはずっと前から私の大切な人なのだから。
例え人では無かったとしても、私なら受け入れられる。
けれどレイスは私の言葉を最後まで言う前に去っていった。
「さようなら、お嬢様
どうか、俺を忘れて幸せになられることを願っております」
あなたがいないと幸せになんてなれるわけがない。
それなのに、レイスは私との約束を破って離れていった。
「………………」
「これで分かったか? お嬢様は俺がいないとダメなんだ」
振り向くと、そこにはレイスと同じ姿の男がいる。
けれど彼もまた、同じレイスであった。
「………お前は、どこの俺だ?」
「…………俺は、お嬢様を守れなかった
あの時ちゃんと間に合っていれば、
お嬢様は轢かれずに済んだのに……」
「…………ああ、お前はお嬢様を守れなかった俺なのか」
「そうだ、俺はお嬢様を亡くした時間軸から来た
住人が消えるように促したのは俺だ」
「なるほど、今回の騒動の一部は、別の俺が関与していたのか」
そうなると、クライスの絵本の出来事や、
ストルムの絵本の出来事は、
別の時間軸の俺が関与していたことになる。
「見た目までそっくりですね
一体どうやってここに来たのでしょうか」
「ジルミアに頼んだんだ。代償と引き換えにな…」
「何故俺らを消そうとした?」
「この時間軸の俺が消えれば、
俺の望みも叶うと思ったのだが……そう上手くはいかないな」
「…………望み?」
「俺はお嬢様を幸せにしたい」
「そこは俺と一緒だな
まあ、同じ俺だから当たり前なんだけど……」
「だから、この絵本の中に閉じ込めて、
永遠にお嬢様に仕えるんだ」
「……………そうすれば、本当にお嬢様が幸せになると?」
「なるに決まっている
別の時間軸とはいえ、同じレイスなんだ
それに自分を愛してくれる両親もいれば、
お嬢様はきっと、ここに留まりたいと思うだろう」
「…………それは幸せじゃない」
「それはあくまでお前の意見だろう?
お嬢様は自分を愛してくれる両親を望んでいた
ここならば、お嬢様が望んだ世界を見せてあげられる」
「だからって、幻の世界に閉じ込めるのか?」
「俺だって必死なんだ
俺は絵本の世界から出ることは出来ない
幻でもお嬢様が笑って下さるのであれば、俺はそれで良い」
「…………それでも、俺は……」
「それなら勝負をしよう
お嬢様に選ばれなかった方が執事を辞める
レイスは二人もいらないからな」
「レイス、ここは乗らない方が得策ですよ」
「過去のレイスか何かは知らないけど、
ここで勝負する必要はないと思う
早くこの場から離れてアリスを探しに行こうよ」
「三月も同意見です
明らかにメリットが無い勝負ですし、
ここはスルーが賢い判断でしょう」
「…………分かった、その勝負受けよう」
「決まりだな、勝負はお嬢様の前で行う
途中で逃げるんじゃないぞ?」
「ああ、受けたからには負けるつもりはない」
別の時間軸のレイスが消えたのを確認すると、
他の三人は驚いた顔でレイスに問い詰めた。
「レイス! どうしてあんな勝負を受けたんだ!」
「俺は、お嬢様がどちらを幸せと思うか分からない
お嬢様がどちらを選んでも従うつもりだ
きっとこれが、最後の仕事に……」
「最後だなんて言ってはいけません
仮にもあなたはまだアリスさんの執事です
それに私は、アリスさんはレイスを選ぶと信じていますから」
「………ふっ、そうか……随分と根拠のない自信だな」
「あなたらしくないですよ、レイス
いつもはバカみたいに楽観的なんですから、
持ち前の明るさを見せて下さいよ」
「…………何か、さりげなく俺を貶してねえか?」
「気のせいです」
「…………でも、ありがとな」
「いえ、当然のことをしたまでです」
アリスの目の前には、二人のレイスが立っている。
アリスは見るからに動揺している。
「レイスが……二人?」
「「お嬢様」」
二人同時に手を差し伸べる。明らかにアリスは戸惑っていた。
「お嬢様は、このままの世界の方が幸せでしょう?
俺とずっと永遠に、この世界にいましょう」
「ここにいては、お嬢様は本当の意味では救われません
俺は、お嬢様に心から笑ってほしいし、幸せになってほしい
どちらを選ぶかはお嬢様にお任せします
でももし……俺を選んでくれるのならば、
あなたに生涯の忠誠を誓いましょう」
お嬢様は少し固まってはいたが、お嬢様は……
俺の手を、取ってくれた。
「私には、幸せとかはまだ良く分からないけれど……」
お嬢様は俺の手を強く握って、幸せそうに笑う。
それは偽物なんかではなく、本物の笑顔だった。
「私は、レイスと一緒に生きたい」
「お嬢様……」
「……………どうしてですか?」
お嬢様に選ばれなかった別の時間軸の俺が悲痛に嘆く。
その手は、もう誰にも握られることはない。
「俺も、レイスなのに……」
「私が愛したのは、あなたじゃないのよレイス」
「…………え?」
「私が愛したのはこの世界のレイスで、あなたではない
例え同じレイスでも、私にとっては別の存在なの」
「…………そうですか
最初から俺は、選ばれるはずなどなかったのですね」
「どうしてここに来たのかは知らないけれど、
管理人さんに頼んで、元の世界に帰してあげる
そして、向こうの世界の私を愛してあげて」
着いてきてと言いたげに、
お嬢様は別の時間軸の俺を出口へと引っ張る。
けれども別の時間軸の俺は浮かない表情だった。
出口前に立つと、別の時間軸の俺が口を開く。
「……………これでやっと、お嬢様の元へ逝ける」
出口へ近づくにつれ、別の時間軸の俺の体が透けていく。
その体は光の粒となって、消えようとしていた。
「おい、ジルミアの代償って何だったんだ?」
「…………肉体の消滅です
この世界には、魂だけの状態で来ました
こうして絵本の外に出れば、俺の魂は消えます」
「消えるのに、やけに嬉しそうな顔だな」
「死ねば、お嬢様に会いに行けますから」
「…………会えると良いな、お嬢様に」
「お嬢様、すぐにそちらに参ります」
別の時間軸の俺は、幸せそうな顔をしながら、
光の粒となって消えていった。
これにてこの騒動は無事に終息した。
ソーキル達も対策をすると言っていたから、
もう二度と同じ事が起きることはないだろう。
俺はあの一件で、ますますお嬢様への忠誠を誓った。
「これからも宜しくね、レイス」
「はい、お嬢様が望まれるのであれば、
俺はあなたの剣にも盾にもなりましょう」
今日も平和な一日が始まる。
もう二度と、あんな出来事が起こらないよう祈りながら日々を過ごす。
ここは不老不死と忘却の国。
心に闇を抱えた人間が集まる場所。
ここは頭がイカれた連中ばかりで、常識は通じない。
それでも興味があるならば、俺達はあなたを歓迎しよう。
さあ、一名様ご案内。
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