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▽ 三章 ▽ 其々のカルネアDeath
3-6 Obey Me〔P2〕
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side真黎
『『ピィーーーーーーーーーーッ‼︎ 』』
「皆様足下のスライドスロープが破損しますッ‼︎ 順番にっ順番にお願いしますっ」
「早く逃げろぉっ」「おい邪魔だっ」「「キャーーーーーーーっ」」「いやーーーッ」
「うわぁぁあっ」
思い切り笛を吹き鳴らしても、どれだけ必死に叫んでも、溢れ出す恐怖の濁流は止められない。
「どけっ」
「きゃっ⁉︎ 」
「景織子っ大丈夫?」
「すみませんっ大丈夫ですっ。でも… 」
突き飛ばされた後輩に駆け寄ると、膝を折ったまま見上げる彼女の表情は泣き出す一歩手前。
けど無理もない。
「クソっ押すなよてめぇっ」「ヤベェ早くしろよっ」「痛ぇっ」
「うぐっ苦しいっ」「おいっ押すなっ」
「ウルセェっ早く行けやっ」
次は自分かもと言う凄惨な現状に追い立てられた人達は、ぶつかり合い入り乱れ、まるで興奮した蜂の群れが暴れ飛ぶみたいな有様。
でもどうしたら…
「おいまた誰か襲われてるぞっ」
「ならお前が助けに行けよ」
…っ‼︎
ガサガサガサっ
こんな時こそ私がと言う思いに背中を押され、足元のサバイバルキットから必要な物を取り出していく。
そして立ち上がった私はこの混乱の元凶へと視線を動かす…けど
「……~~っ」
何?何なのアレは…
あんな生き物は見たことがない。
初めて目にする怪物の余りの異様さは、恐怖を超えた戦慄の刃で私の決意を切り裂いた。
「ッ⁉︎ 」
車椅子の女の子っ
ブンッーブンッ~
シュッ
『ブシュシュ…ジュゥゥゥゥゥーー… 』
その瞬間躊躇いは蹴飛ばすように脱ぎ捨てたパンプスと地面を転がり、信号炎管のキャップを乱雑に外した私は着火と同時に駆け出した。
ザ
ダ
タ
ッ
タ
ッ
タ
ッ
「ぃヤぁぁあーーーーーーーーーッ」
女の子が叫んだ瞬間に怪物が動き出す。
タ 間
ッ に
タ 合
ッ え
ダ ェ
ッ っ
||
||
『ドッ‼︎ 」
伸ばした右手に返る感触はまるで岩だけど
『ジュォォォォゥーーーッ』
『ブォロォォオッ⁉︎ 』
押し付けた信号炎管の炎は怪物の頭部右側を溶かすように焼く。
『『ドゴッ‼︎ 』』
「キャァッ」~ズザァァー
しかしそれを嫌がって振られた怪物の頭に跳ね飛ばされる。
痛つ…ッ…女の子は?無事っ、良かった。
ズザッ
「ハァハァ、こっちに来なさいッ‼︎ 」
『ジュシュゥゥゥーーーーーーー… 』
何とか信号炎管を離さずに済んだ私はすぐに立ち上がり、女の子を背にする位置へと静かに移動する。
『シュゥゥゥゥーーーーー… 』
何て大きさなの…
吹き出す炎に照らし出され対峙する怪物は、大人2人くらいは一飲みに出来そうなサイズ。
『ゴロロォォロォォ~~… 』
改めて見るその顔はナマズみたいなのに外皮は鰐のようで、そのゴツゴツが作り出す陰影は出来の悪い特撮みたいな気味悪さを醸す。
私は竦み出そうとする心に囚われぬよう足の指に力を入れ、怪物を睨んだまま左手でポケットのナイフを確かめる。
でもそれは余りにも頼りない。
「ハァハァハァ…、ハァハァハァ… 」
ダメ、何とかしてこの女の子だけは守らないと。
けど女の子は1人じゃ動けないし、私が手を貸していたら2人とも襲われる。
かと言って私1人じゃとても止められない。
どうすれ…
と正に蛇に睨まれた蛙の様に固まっていた時
ーーーダタタタダンッ~~「ンッラァッ」
え?
ー『ボゴンッ‼︎ 』
『ッ⁉︎ ブィィョっ 』ズザザっ
突然横から飛び込んで来た人影が怪物の頭目掛けて何かを投げ落とし、その衝撃で壊れた笛の様な鳴き声を上げた怪物が後退る。
石?
~ザザァァダタタタッ
そしてその人はそのまま私の前を走り抜け
「悪いッ借りるッ」ガシャ
「キャ⁉︎ 」
背後の女の子が凭れる車椅子を力任せに掴み取り
「ンゥォオァ」ブンッーー
空の買い物カゴみたくそれを振り回すと
ダタタタッ
「ラァお代わりだボケェェェッ」
叫びながら怪物目掛けて突進した。
嘘っ⁉︎ 危ないっ
『ビョオォォオオッ』ズザッ
すると後退っていた怪物も反射的にガバリと大口を開け
ーー『『ガシャァァァッ‼︎ 』』ーー
負けじと突進し車椅子に喰らい付いた。
『『ガギィギシャッメキメキメキィ‼︎ 』』
スチールと思われる車椅子の骨格は、その見た目にそぐわない猛獣の様な歯によって嘘みたいにひしゃげていく。
『ボブォっ⁉︎ 』ブンブンッ
だけど完全には咀嚼し切れない怪物は、吐き出そうとしているのか嫌がる様に頭を振る。
「ーー~っ、っくゥゥ」ズザッズザザァ
けど腰を落とした男性はそれを前へと押し込んで、踏ん張って吐き出させない。
さっきまで我が物顔で私達を蹂躙していた巨大な捕食者は、たった1人の獲物にその動きを止められた。
ーーダタタタッ「ゥォオオォッ‼︎ 」
ー『ドゴッ』
『ビィっ⁉︎ 』
そこで今度は奥側から人が飛び込んで石を投げつけ、更にそのまま怪物の背に駆け上がり
~~「ー~ッ、…っ、ォアァァァーーーーッ‼︎ 」
叫び声を上げながら振り上げた右腕を一気に振り下ろす。
~~「どっすかァーーーーッ?」ズサァッ
~~「硬いッ、少ししかっ、刺さらっないッ」
噛みつかれた車椅子を押し込む男性も、暴れる怪物の背で腕を振る男性も必死。
「おい男共ォーーーーーーォォッ、ボサッと突っ立ってんなら手伝えェェーーーーーーーッ‼︎‼︎ 」
車椅子を掴む男性は縛られた髪を右に左に振り乱しがなるけど、慄いている人達はその声掛けに応えられない。
「そこのCAェェッ」
私っ⁉︎
「あ、はハイッ」
突如呼ばれた私はビクリとし
「ナイフはァッ?無きゃその発炎筒でも良いから貸せェッ」
「あ、ははハイッ」
ポケットから携帯ナイフを出して彼に走り寄る。
~~「オレのっ」ズザザっ~~「パンツのポケットにぃっ、入れてっっくれ」ズザァ
「ハイッ、ー~っ…ナイフッ入れましたっ」
私は振り回される彼の右後ろのポケットに何とかナイフを入れる。
「信号炎管はっ?」
~~「イイッ、そこの女の子をっ」ズザァ~~「連れて下がれッ」ズザザァ
「……っ、でもっ」
「いいからっ下がれッ、っつか男共誰も加勢する気が無ぇんかァーーーーーーーッ」ズザーー…
「っ…誰かお手つ… 」
ーーダタタタッ
「ウハハハハーーーーっ貸せッ」
『パシッ』
私が振り返ると同時に風が通り抜け、手から奪い取られた信号炎管が
ーダタタザザァァ
「ウラァあぁッ」
暗闇に赤い線を引きながら怪物へと突き込まれた。
『ジュシュォォゥーーーッ』
『『ブっ⁉︎ ビギョォォ~ぉっ』』
再度右目辺りを焼かれた怪物は悲鳴を上げ暴れ
~~「ゥぉっー~ッっ」ズザッズザァァ
~~~「ぅわ⁉︎ ~ッぐゥ」
それにより車椅子を掴む男性は大きく振られ、背に乗っている男性はグラリと落ちかけそうになる。
『『ピィーーーーーーーーーーッ‼︎ 』』
「皆様足下のスライドスロープが破損しますッ‼︎ 順番にっ順番にお願いしますっ」
「早く逃げろぉっ」「おい邪魔だっ」「「キャーーーーーーーっ」」「いやーーーッ」
「うわぁぁあっ」
思い切り笛を吹き鳴らしても、どれだけ必死に叫んでも、溢れ出す恐怖の濁流は止められない。
「どけっ」
「きゃっ⁉︎ 」
「景織子っ大丈夫?」
「すみませんっ大丈夫ですっ。でも… 」
突き飛ばされた後輩に駆け寄ると、膝を折ったまま見上げる彼女の表情は泣き出す一歩手前。
けど無理もない。
「クソっ押すなよてめぇっ」「ヤベェ早くしろよっ」「痛ぇっ」
「うぐっ苦しいっ」「おいっ押すなっ」
「ウルセェっ早く行けやっ」
次は自分かもと言う凄惨な現状に追い立てられた人達は、ぶつかり合い入り乱れ、まるで興奮した蜂の群れが暴れ飛ぶみたいな有様。
でもどうしたら…
「おいまた誰か襲われてるぞっ」
「ならお前が助けに行けよ」
…っ‼︎
ガサガサガサっ
こんな時こそ私がと言う思いに背中を押され、足元のサバイバルキットから必要な物を取り出していく。
そして立ち上がった私はこの混乱の元凶へと視線を動かす…けど
「……~~っ」
何?何なのアレは…
あんな生き物は見たことがない。
初めて目にする怪物の余りの異様さは、恐怖を超えた戦慄の刃で私の決意を切り裂いた。
「ッ⁉︎ 」
車椅子の女の子っ
ブンッーブンッ~
シュッ
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その瞬間躊躇いは蹴飛ばすように脱ぎ捨てたパンプスと地面を転がり、信号炎管のキャップを乱雑に外した私は着火と同時に駆け出した。
ザ
ダ
タ
ッ
タ
ッ
タ
ッ
「ぃヤぁぁあーーーーーーーーーッ」
女の子が叫んだ瞬間に怪物が動き出す。
タ 間
ッ に
タ 合
ッ え
ダ ェ
ッ っ
||
||
『ドッ‼︎ 」
伸ばした右手に返る感触はまるで岩だけど
『ジュォォォォゥーーーッ』
『ブォロォォオッ⁉︎ 』
押し付けた信号炎管の炎は怪物の頭部右側を溶かすように焼く。
『『ドゴッ‼︎ 』』
「キャァッ」~ズザァァー
しかしそれを嫌がって振られた怪物の頭に跳ね飛ばされる。
痛つ…ッ…女の子は?無事っ、良かった。
ズザッ
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『ジュシュゥゥゥーーーーーーー… 』
何とか信号炎管を離さずに済んだ私はすぐに立ち上がり、女の子を背にする位置へと静かに移動する。
『シュゥゥゥゥーーーーー… 』
何て大きさなの…
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『ゴロロォォロォォ~~… 』
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突然横から飛び込んで来た人影が怪物の頭目掛けて何かを投げ落とし、その衝撃で壊れた笛の様な鳴き声を上げた怪物が後退る。
石?
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そしてその人はそのまま私の前を走り抜け
「悪いッ借りるッ」ガシャ
「キャ⁉︎ 」
背後の女の子が凭れる車椅子を力任せに掴み取り
「ンゥォオァ」ブンッーー
空の買い物カゴみたくそれを振り回すと
ダタタタッ
「ラァお代わりだボケェェェッ」
叫びながら怪物目掛けて突進した。
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すると後退っていた怪物も反射的にガバリと大口を開け
ーー『『ガシャァァァッ‼︎ 』』ーー
負けじと突進し車椅子に喰らい付いた。
『『ガギィギシャッメキメキメキィ‼︎ 』』
スチールと思われる車椅子の骨格は、その見た目にそぐわない猛獣の様な歯によって嘘みたいにひしゃげていく。
『ボブォっ⁉︎ 』ブンブンッ
だけど完全には咀嚼し切れない怪物は、吐き出そうとしているのか嫌がる様に頭を振る。
「ーー~っ、っくゥゥ」ズザッズザザァ
けど腰を落とした男性はそれを前へと押し込んで、踏ん張って吐き出させない。
さっきまで我が物顔で私達を蹂躙していた巨大な捕食者は、たった1人の獲物にその動きを止められた。
ーーダタタタッ「ゥォオオォッ‼︎ 」
ー『ドゴッ』
『ビィっ⁉︎ 』
そこで今度は奥側から人が飛び込んで石を投げつけ、更にそのまま怪物の背に駆け上がり
~~「ー~ッ、…っ、ォアァァァーーーーッ‼︎ 」
叫び声を上げながら振り上げた右腕を一気に振り下ろす。
~~「どっすかァーーーーッ?」ズサァッ
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噛みつかれた車椅子を押し込む男性も、暴れる怪物の背で腕を振る男性も必死。
「おい男共ォーーーーーーォォッ、ボサッと突っ立ってんなら手伝えェェーーーーーーーッ‼︎‼︎ 」
車椅子を掴む男性は縛られた髪を右に左に振り乱しがなるけど、慄いている人達はその声掛けに応えられない。
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私っ⁉︎
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「ナイフはァッ?無きゃその発炎筒でも良いから貸せェッ」
「あ、ははハイッ」
ポケットから携帯ナイフを出して彼に走り寄る。
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「信号炎管はっ?」
~~「イイッ、そこの女の子をっ」ズザァ~~「連れて下がれッ」ズザザァ
「……っ、でもっ」
「いいからっ下がれッ、っつか男共誰も加勢する気が無ぇんかァーーーーーーーッ」ズザーー…
「っ…誰かお手つ… 」
ーーダタタタッ
「ウハハハハーーーーっ貸せッ」
『パシッ』
私が振り返ると同時に風が通り抜け、手から奪い取られた信号炎管が
ーダタタザザァァ
「ウラァあぁッ」
暗闇に赤い線を引きながら怪物へと突き込まれた。
『ジュシュォォゥーーーッ』
『『ブっ⁉︎ ビギョォォ~ぉっ』』
再度右目辺りを焼かれた怪物は悲鳴を上げ暴れ
~~「ゥぉっー~ッっ」ズザッズザァァ
~~~「ぅわ⁉︎ ~ッぐゥ」
それにより車椅子を掴む男性は大きく振られ、背に乗っている男性はグラリと落ちかけそうになる。
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