雌汁  ― お股つたうは嬉し涙か はたまた尿か ―

余次元

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第四章 情愛を抱き合わせて

帰って3秒で挿入

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 電車が終点、角沢駅に到着した。他の乗客が降りるのを待って、結衣と圭司は立ち上がる。

 結衣が車両から降りようとした時だった。圭司の腕が結衣の尻肉を鷲掴みにする。



「んぅっ、はぁ」



 尻からの強い快感が身体に走り、結衣の口から甘い吐息になって出た。左脇を歩く圭司を睨みつけた。調子に乗り過ぎだ。



「ごめんごめん、お尻が結衣ので濡れていたからさ。お漏らししたみたいになってるよ」



 圭司が悪びれもせずに弁解する。実際には500円玉くらいのサイズだったが、少し大げさに伝えていた。彼の思惑通り、結衣の顔が羞恥で真っ赤になっていた。



「あなたも‥人のこと言えないでしょ」



 圭司の股間からも期待汁が布地に滲み出ている。ふたりはお互いを庇うようにして、結衣が前を、圭司が後ろを歩く。時折、圭司が結衣の毛髪の匂いを嗅いだり、股間で彼女のお尻を小突くように接触してきたりとして、駅から15分の距離を歩く最中、結衣はこれからの性行為を意識続けることになってしまった。





 結衣は、隣県の出身だった。2回生までは、すこし無理して実家から通ってはいたが、先輩からのアドバイスを受けて、3回生になるタイミングで、卒業する先輩の部屋を借り受ける形で一人暮らしを始めていた。築20年、6畳のワンルームタイプ、月々4万円、立地から考えればすこし安いくらいではあったが、維持するのも大変だった。それが変なアルバイトに手を出すことになった理由のひとつにもなっていた。



 結衣の住まう木賃アパートの鉄骨階段を二階へと上がる。圭司が戯れに結衣のお尻の匂いを嗅ごうとするので、軽く顎を蹴り上げた。



「掃除なんてしてないんだから、ちょっと待ってて」



 男と性行為をするためにする掃除なんて、もはや前戯と同じだ。既に溢れ出している結衣の泉はきっと、掃除しながら性行為を想像して、えらいことになってるだろう。結衣は、そんな自分も楽しみになってきていた。

 カバンから鍵を出して、カチャリと開けて、ドアノブをまわして扉を引いた。連続した動作で中に入ると、夏の熱気が纏わりついてきた。パタンと音がして、扉が閉まる。圭司が背中に立っていた。

 後ろから、結衣の慎ましい乳房を鷲掴みにされる。ぞくぞくと悪寒が走るように、悦びが背中を走っていく。



「っん、んあっ、す、すこし待っててって言ったじゃないっ」



 振り向けば、圭司の獣がもう準備を完了している。赤黒い凶悪な獣が、ジッパーフライから飛び出して、結衣の蜜壺を舐め尽くそうと睨んでいた。



(男の人のって、こんなに大きかったっけ?)



 結衣が最後にしたのは、高校生の頃だったし、経験人数もひとりだけだった。記憶の中の元彼のものより随分大きい。当然、春香のディルドよりも酷く凶悪なものだ。(あんなの身体に入るのかしら)心の準備が必要だった。



「せ、せめてベッドまで待てないのっ‥あっああ”っ」



 結衣のスカートの下から、ショーツをずらし、圭司の指が蜜壺の入り口を捕まえた。ヌプリっと水の音が響いて、圭司の太い指が彼女の秘密を暴き出していく。その刺激に、結衣はたまらず壁に手をついた。図らずも臀部を圭司に突き出すような姿勢になった。



「準備万端じゃない。おちん〇んほしいーって結衣のおま〇こが泣いてるよ」

 

「ぁ、はぁぁぁ、‥泣いてるのは、あ‥なた‥おちん〇ん、も‥でしょ」



「めっちゃ、絡みついてくる、おちん〇ん入れたらすっごい気持ちいいよ」



 結衣のだらしない下半身を圭司が笑うに囁いた。結衣の身体が彼の指から子種を搾りとろうと収縮を繰り返している。結衣もずっと我慢していたのだ、待ち遠しくないわけがない。それでも、圭司の前でそれを言うのは憚られた。



「っ薬のせいなんだから、わたしそんなエッチな女の子じゃ‥ないんだからっアッ、ぁぁあー」



 圭司の獣が結衣の中に、その媚肉を掻き分けて入り込む。みちみちみちと結衣の頭に音が響くようだった。キツい、大きい、そんな言葉が結衣の頭に浮かんで消える。すぐに結衣の快感が圭司を捕まえようと蠢いた。焦らされた身体が男を求めていた。



「結衣っ、きもちぃぃよ。まだ、奥まで行ける?」



(まだ?)結衣の頭は理解しなかったが、その一瞬後、結衣の身体はわからせられた。



 ズンッ



 圭司が結衣を更に付き上げる、その衝撃に、結衣の身体が悦びに啼いた。



「あっ、あぁぁぁっ!」



 快感より痛みが先に来る。そして痛みより先に、男に守られる悦びを感じてしまいそうだった。衝撃の後から後から、じんわりと気持ちよさが沁みだしてくる。奥へ奥へと圭司が結衣の秘密を暴こうとすると、結衣の身体はそれを身体に取り込むように蜜を出して誘ってしまう。



(結衣はもうエッチな女の子になってしまったんだ‥)

 我慢できずに玄関で自身を求めてくれている圭司が可愛くて、仕方がなくなっていた。理性が飛んだ獣の交尾だ。粘液で繋がって、二人の自我の境界がなくなってしまっているようだった。



 結衣はくちづけを強請るように振り返る。圭司は一瞬戸惑ったように息を飲んだ。おずおずと結衣の唇に彼の舌が入。ってくる、それを彼女の舌が絡め取った。快感が食道をつたって胃へと落ちていき、結衣の秘泉に繋がっていく。

 上からも下からも、結衣の中は圭司でいっぱいだった。



(こんなキスしたら、このひとのこと好きになっちゃいそう…)



 結衣はそれでも、圭司の唾液をむさぼるように吸うのはやめられなかった。彼女の膣が子種をくれよと暴れ出す。抗うように圭司の怒張は身を硬くした。



「もう、ダメだぁ。結衣のなか気持ちよすぎるよ」

「中で出すよ。我慢できないっ」



「あ、ああ”、ああっ、あああぁー」



 突然の圭司の宣言を、結衣の頭は快感の海に溺れ、理解しなかった。

 圭司が三度、結衣の子袋に向かって腰を、強く叩きつけた。圭司の獣が咆哮する。熱いマグマを拭き上げた。結衣の中で踊りまわり、広がっていくその熱さに、彼女も軽く気を遣ってしまっていた。



 強引に迫られてしたアパートの玄関での一回だけの性行為で、結衣の子宮からはスキの気持ちが垂れ流されていた。
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https://novel18.syosetu.com/n1700im/なろうのリンクです。基本的には同じものなんですが、なろうは前書き後書きがかけるので、雑文をこちらで書いたりしています。あとは、修正をたまにするのを両方に反映させるのが面倒くさく感じて、なろうだけが直っていたりします。すみません
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