雌汁  ― お股つたうは嬉し涙か はたまた尿か ―

余次元

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第二章 間に合わせのディルド

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 結衣の舌が春香の唇を抉じ開けて入って来る。春香の口のなかを舐めまわした。彼女の舌をみつけると、その上をチロチロと結衣の舌が上を這う。春香が根負けして、それに応えた。絡みつく舌と舌に、春香の身体の芯が勃起する。奥に溜まった精液が溢れ出しそうになる。

 結衣の優しさに応えたい。
 春香は、口づけをしたままに結衣の衣服を脱がせはじめた。

(ブラウスはボタンが多くて脱がせにくい。ジャージだったら楽なのに‥)

 気持ちばかりが焦って、遅々として進まない。

「ん”っ‥」

 突然、ぬぷりっと結衣の指が春香に入る。

「さっきまで致してたんだから、愛撫は無用ね」

「さっきまでしてたから、わたしがしてあげるよ」

「いいわよ、春香のためにやってんだから‥あっ」

 ようやくブラウスを脱がせた春香が、ブラジャーを剥ぎ取ると、結衣の乳首にかぶりついた。そして右手で結衣の陰核に指を這わせた。春香は自身の蜜壺に指をつけて湿らせると、それを結衣の膣口のあわりに塗りつける。それが呼び水になって、結衣の泉にもジュクジュクと湧きだしてきた。

 二人で互いの陰唇を触りあったまま、ベッドに移動した。
 春香の顔に結衣が跨るように座って、春香の陰核を舐めまわす。

(お股が温かい‥)

 お豆の包皮が剥かれていく。春香は心地よい快感に身をゆだねながら、目の前に踊る結衣の花びらを眺めた。蜜が零れそうだ。
 春香は頭を起こして、花びらの中心に走る縦割れに舌を這わせた、
 すこしおしっこの匂いがする。

(きっと、自分もそうなんだろう‥)
 お互い様とは言え、すこし恥ずかしい。
 
 ズプリッ

 そんな恥ずかしさを打ち消すように、音をたてて、春香の中にディルドーが入り込んできた。

「ん”っんんっ‥」

「声、我慢しなくていいのよ」

 そうは言っても恥ずかしい。こんなことをしていて思うことではないと春香もわかっていたのだが。
 対抗心を燃やすように、春香は結衣の陰唇を舐めまわすと、結衣はディルドーの動きを激しくした。同時に春香の陰核を優しく噛んだ。

「んあ”ぁぁっ」
 一瞬で高まった春香は悦びに膣肉を震わせる。結衣はまだ止めてはくれない。ジュポジュポと下品な音をたてて、春香の中を探索すると、しゃ、シャパーっと音がした。泉を掘り当てたのだ。

「ここね、ここが弱いのね」
 もう一度、もう一度と春香にお潮のリクエストするように、結衣はディルドーを挿し入れた。
 ゴギュゴギュと春香の膣が呑み込んで、プシャプシャプシャと三度体液を撒き散らした。

「わたしにもしてくれるんでしょ、春香」

 結衣はヘッドボードにもたれかかると、自分の秘密の場所を両手で広げて、春香を誘う。淡いピンク色の花びらが咲き誇っていた。その中心の雌しべが受粉を待ちわび、濡れていた。
 春香は自身に差し込まれたディルドーをそのまま結衣に、とプレゼントした。

「あぁ、あぁん‥」

(わたしにおち〇ぽがあればいいんだけど)

 そう思いながら、ディルドーを振る。そして、春香は男性器の代わりに自身の陰核を結衣のそれに擦りつけた。強姦のような恐怖はない、安らぐような肌の交錯に、春香は少しずつ溶かされていった。この性交が自身のはじめてであったら幸せだったのにと思わずにはいられなかった。


「結衣、ありがとう。わたし明日からまた学校に行くから」

 ふたりの逢瀬のなか、春香は結衣に囁いた。
  
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https://novel18.syosetu.com/n1700im/なろうのリンクです。基本的には同じものなんですが、なろうは前書き後書きがかけるので、雑文をこちらで書いたりしています。あとは、修正をたまにするのを両方に反映させるのが面倒くさく感じて、なろうだけが直っていたりします。すみません
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