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第二章 間に合わせのディルド
白濁液を掻き出して
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「春香っ!春香っ!」
春香を呼ぶ友人の声がして、目隠しのビニール袋が外された。
目の前には結衣が居てくれていた。自分がこんなことになるだなんて思いもしなかったし、当然友人にこんな姿をみられるだなんて尚更のことだった。
友人の顔をみて、心を落ち着かせようとする。春香は息を整えた。
心を守るためにか、彼女の遮断がされていた意識がゆっくりと戻っていく。
違うことを考えて、もう感じないようにしていた、身体の各部からの情報が、波のように彼女を襲っていった。破瓜の痛み、身体内に沁み込んでいく精液の温かさ、男性器で広げられた自身の性器、親指を突っ込まれた肛門、男の太い指で掴まれた首、手首、お尻。
「あ”、あぁぁあー…」
春香は思い出していた。自分に起こったことを。身体中が「今日のことを忘れるな」と叫んでいた。髪を掻きむしり、身体を震わせると、男によって捲り上げられていたスカートが下に落ちた。男の精液で濡れたスカートが太腿に張りついた。それがまた、引き金になる。
「うぅぅぅ、あぁぁ‥」
言葉にならなかった。少し落ち着いた筈の呼吸がまた走り出す。
結衣はしばらく春香の背中をさすっていたが、手持ちのウェットティッシュを持ち出して、彼女の体液に汚れた身体を拭き出した。
春香のスカートを脱がせて、結衣は自分のカバンからジャージを取り出した。
「今日はそんなに汗かいてないから」
「ぁりがどぅ、で、でも、もうちょっと待って‥‥」
春香はやっとのことで、声に出した。春香の膣口からはまだ男の体液が漏れ出していた。
「落ち着くまで、待っているから」
「うん、ありがとぅ‥‥恥ずかしいから、外で待っててくれてもいい?」
「ゆっくりでいいからね」
結衣がトイレの外に出ていく音を確認すると、春香は自身の膣に中指と薬指を突っ込んだ。
男を受け入れていた時にしたように、指に柔肉がまとわりつく。指を立てて精液を掻き出す動きが、自然と春香の敏感な場所を刺激した。
「うぐぅ”っ」
その刺激に声を上げた。快感、だった。
(気持ち悪い‥)
自分の中に入って来る指の感覚も、指を身体の中に引っ張り込もうとする自身の柔肉も、春香の奥底で存在感を誇示するように温かさを伝えてくる男の精液も、それがとろぉりと落ちてくるのも、快感を感じしてしまった春香自身も、全部が気持ち悪かった。
春香は自信を責めるように、精液を掻き出した。ガッガッガッと音がするかのように指を動かす。とろりどろりと精液が零れ落ちる。
(気持ち悪い、きもちわるいきもちわるいぃ‥‥)
その気持ち悪さに春香の底から込み上げてくるものがある。出るっと思った瞬間には、シャ、シャ、チョロロロォと春香の泉から透明な液体が流れでた。本日二回目の潮吹きだった。
「気持ち悪いぃ‥」
春香は呻く。その快感は認められなかった。自身の体液に濡れた床を見て、気持ち悪さが止まらなかった。胃液が込み上げてくる。濁った音とともに、間食に食べていたものが便器にぶちまけられた。
胃液の匂いがする。その匂いの下に男の匂いが底流していた。身体中に精液の匂いが染みついているのだ。自分の身体でないようだった。
あの男を殺さなければ、春香は胸で呟いた。
春香を呼ぶ友人の声がして、目隠しのビニール袋が外された。
目の前には結衣が居てくれていた。自分がこんなことになるだなんて思いもしなかったし、当然友人にこんな姿をみられるだなんて尚更のことだった。
友人の顔をみて、心を落ち着かせようとする。春香は息を整えた。
心を守るためにか、彼女の遮断がされていた意識がゆっくりと戻っていく。
違うことを考えて、もう感じないようにしていた、身体の各部からの情報が、波のように彼女を襲っていった。破瓜の痛み、身体内に沁み込んでいく精液の温かさ、男性器で広げられた自身の性器、親指を突っ込まれた肛門、男の太い指で掴まれた首、手首、お尻。
「あ”、あぁぁあー…」
春香は思い出していた。自分に起こったことを。身体中が「今日のことを忘れるな」と叫んでいた。髪を掻きむしり、身体を震わせると、男によって捲り上げられていたスカートが下に落ちた。男の精液で濡れたスカートが太腿に張りついた。それがまた、引き金になる。
「うぅぅぅ、あぁぁ‥」
言葉にならなかった。少し落ち着いた筈の呼吸がまた走り出す。
結衣はしばらく春香の背中をさすっていたが、手持ちのウェットティッシュを持ち出して、彼女の体液に汚れた身体を拭き出した。
春香のスカートを脱がせて、結衣は自分のカバンからジャージを取り出した。
「今日はそんなに汗かいてないから」
「ぁりがどぅ、で、でも、もうちょっと待って‥‥」
春香はやっとのことで、声に出した。春香の膣口からはまだ男の体液が漏れ出していた。
「落ち着くまで、待っているから」
「うん、ありがとぅ‥‥恥ずかしいから、外で待っててくれてもいい?」
「ゆっくりでいいからね」
結衣がトイレの外に出ていく音を確認すると、春香は自身の膣に中指と薬指を突っ込んだ。
男を受け入れていた時にしたように、指に柔肉がまとわりつく。指を立てて精液を掻き出す動きが、自然と春香の敏感な場所を刺激した。
「うぐぅ”っ」
その刺激に声を上げた。快感、だった。
(気持ち悪い‥)
自分の中に入って来る指の感覚も、指を身体の中に引っ張り込もうとする自身の柔肉も、春香の奥底で存在感を誇示するように温かさを伝えてくる男の精液も、それがとろぉりと落ちてくるのも、快感を感じしてしまった春香自身も、全部が気持ち悪かった。
春香は自信を責めるように、精液を掻き出した。ガッガッガッと音がするかのように指を動かす。とろりどろりと精液が零れ落ちる。
(気持ち悪い、きもちわるいきもちわるいぃ‥‥)
その気持ち悪さに春香の底から込み上げてくるものがある。出るっと思った瞬間には、シャ、シャ、チョロロロォと春香の泉から透明な液体が流れでた。本日二回目の潮吹きだった。
「気持ち悪いぃ‥」
春香は呻く。その快感は認められなかった。自身の体液に濡れた床を見て、気持ち悪さが止まらなかった。胃液が込み上げてくる。濁った音とともに、間食に食べていたものが便器にぶちまけられた。
胃液の匂いがする。その匂いの下に男の匂いが底流していた。身体中に精液の匂いが染みついているのだ。自分の身体でないようだった。
あの男を殺さなければ、春香は胸で呟いた。
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https://novel18.syosetu.com/n1700im/なろうのリンクです。基本的には同じものなんですが、なろうは前書き後書きがかけるので、雑文をこちらで書いたりしています。あとは、修正をたまにするのを両方に反映させるのが面倒くさく感じて、なろうだけが直っていたりします。すみません
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