雌汁  ― お股つたうは嬉し涙か はたまた尿か ―

余次元

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第一章 便房の凶行

さよならと記念撮影

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(どうすればいいんだ)

 目の前には春香が、圭司の方にふくよかな尻を向けて脚を震わせながら立っている。おま〇こ丸出しのお股から、見せつけるようにして白濁液を滴らせていた。

 
 圭司は射精が終わると、冷静になってしまった。今後のことを考えて途方に暮れる。
 認めがたいことだが、この状態を作り出したのは間違いなく圭司だった。とんでもないことをしたという意識はあったが、春香への心配ではなく、自分の今後の身の振り方の方にどうしても考えが言ってしまう。
 逃げるか自首するかくらいしか選択肢はない。とはいえ自首なんて、考えただけでも恐ろしい。親にも申し訳がたたない。選択肢などなかった。

 
 それに、これは完全合意セックスだったのだから、自首など必要ないのだ。やることは一択だ。春香には自分達の逢瀬を黙っていてもらわないといけない。
 圭司は股間を春香のスカートで拭きながら考えた。

 春香のデイパックから財布を取り出して、彼女の学生証を探し当て、無言で写真を撮った。
 パシャリ、と携帯電話のシャッター音が響いた。


 春香のシュークリームのようになったお股と学生証を一緒に移る構図だ。全景、近景、ツーショット、もはや、春香は反応しない。グスグスと泣いているだけだ。


「じゃあ、警察言ったら、この写真流すからね」


 圭司が軽く首に手を回しながら話をしたら、春香はすぐにわかってくれた。そう圭司は思った。
 その様子が愛おしく思えてきて、ムクムクと圭司の獣はまたやる気をだしてくる。折角だし、もう一回いいかもな、そう思った時だった。


「春香ーっ?だいじょーぶ?」


 女子トイレの扉が開くと同時に、春香を呼ぶ声がした。先ほどまで春香と一緒にいた岩崎結衣だろう。春香が遅いので様子をみに来たのだ。


 圭司は素早く性器をしまうと、春香のショーツを顔面にセットし直すと、勢いよく飛び出した。

 倒れた友人を前にして、自分のことを追ってきたりはしないだろう。扉の外の岩崎結衣を肩で突き飛ばし、出口に走った。
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https://novel18.syosetu.com/n1700im/なろうのリンクです。基本的には同じものなんですが、なろうは前書き後書きがかけるので、雑文をこちらで書いたりしています。あとは、修正をたまにするのを両方に反映させるのが面倒くさく感じて、なろうだけが直っていたりします。すみません
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